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81先生のJ庭58新刊、『朝が来たら、ふたりは』『夜をこえて、ふたりで』の
番外編同人誌です。
私は前作は未読なのですが、
前作は甲斐くん(悠介・受)フォーカスのもの、
そして今作が攻め・藤井にフォーカスしたものとなっています。
読み終えて、タイトルの「REGRET into LIGHT」の意味を
しみじみと噛み締めてしまう…
シリーズ本編でも言及されていましたが、
高校時代、ゲイバレしいじめを受けた親友で想い人を守れなかったことが、
深い傷・トラウマとなっている藤井。
そんな彼の視点で、高校時代の思い出と悠介との出会い、
気持ちがどう動いていったかー
が語られています。
もう一生恋なんて自分にはできない、と思っていた藤井の
心の中に、悠介が確かに”光”となって入ってきてくれたんだなあ...( ; ; )
悠介からの「脅し」で体の関係を持った時には
”変な奴に捕まった”と思っていた藤井が、
自分が恋に落ちたことに気付いた後の独白が、静かに沁みました。
”あいつにも誰かに隣にいてほしいと思う瞬間があるなら”
”オレがその誰かになりたい”
そんな藤井の回想の後、初めて彼が悠介と一緒に実家に帰り、
藤井姉・その夫である義兄・娘のさや香ちゃんと食卓を囲むエピソードが。
ませてるさや香ちゃんの、さらっと言う一言がかっこいい。男前( ̄∀ ̄)
藤井と二人、買い出しに行くため夜道を歩きながら
悠介の言う「藤井家の雰囲気が大好き」「みんな優しくてあったかい」
「こうやって仲間に入れてもらえてるのが嬉しい」という言葉。
もう、もう、こっちの心が幸福感でぽかぽか、
温かくなる...!
それを聞いて工場を返すのではなく、道端で思わずキスしちゃう藤井!
二人の後ろ姿のコマに、しばらくじっと見入ってしまいました。
その後帰宅した二人は、R18大人の時間が…
(直接的な描写はありません)
ムキムキの彼氏が来るのか...!?と戦々恐々としていた(笑)義兄が
悠介を見て安心し、そんな義兄に可愛がられた悠介。
帰ってから嫉妬心をむき出しにする藤井と、
真面目な顔で「藤井さん一筋!!」を熱弁する悠介が可愛くて仕方ありませんでした(*´◒`*)
斜め上から、嬉しそうに悠介の言葉を聞いてる藤井ったら〜w
切なく苦い恋の思い出が、光あるものへと塗り替えられていくー
その過程と藤井の気持ちの変遷。
じっくりとその変遷を追うことができ、温かなもので心満たされる一冊でした。
★修正:なし(必要なし、直接的な濡れ場はありません)紙同人誌

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