「行こうか、この世で一番価値のあるものを探しに」

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表題作ヘヴンズプルーフ

グリード
賞金稼ぎ、29~30歳
ラスト
グリードと行動を共にする元高級男娼、22歳

同時収録作品ヘヴンズプルーフ

名前無し
ラスト
高級娼婦

その他の収録作品

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あらすじ

高級男娼として働いていた青年は、情事の最中、殺しの現場に巻き込まれるが、殺しの犯人である男・グリードに見初められ、”ラスト”という名を与えられる。
裏社会の指名手配犯を始末する「賞金稼ぎ」というグリードの生業に興味を持ったラストは、そのまま行動を共にすることにして――。

《収録内容》
◆『ヘヴンズプルーフ』1~5話
◆描き下ろし9P

作品情報

作品名
ヘヴンズプルーフ
著者
七七七 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758089562
4.2

(13)

(6)

萌々

(5)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
54
評価数
13
平均
4.2 / 5
神率
46.2%

レビュー投稿数4

最後まで、ハラハラドキドキが止まらない映画のような一冊!れ

なかなか特殊設定なお話だったのですが、古い時代の映画を観ているようで、気付いたら惹き込まれていた作品でした。

シーモアで購入したのですが、のちにメイトで紙コミックスとして並んでる今作を見たら、
めちゃお表紙がカッコよくて、なぜ紙で買わなかった、、、と後悔したまりあげは、、、泣


そんなこちらの作品は、
高級娼婦として働いていた青年が、裏社会の指名手配犯を始末しながら賞金稼ぎする
「グリード」に、金になるからと「ラスト」という名をつけられ、相棒となるお話です。

このラストの生い立ちが、なかなかに不憫で、女装していたきっかけもそれですが、なにしろ美人すぎて違和感ないです。

で、グリードはとにかく飄々として掴みどころがなく、「この世で一番価値あるもの」を探して行動しているのですが、こちらもまた生い立ちは、、
というか、家族愛というものにトラウマがあり、見た目では分からないものを抱えていました。

そんなふたりが出逢ったことで、今のこのふたりが一緒にいる時間に価値を見出すことができる。
途中で、ラストはグリードにそんなセリフを言うのですが、
このときにはどことなく切なくて、、、
泡沫の幸せとしか思えなくて、、、


けれど、最後には心から、一番の価値とはなんなのか。
グリードがようやく気付いたときには、ふたりの立場的に危うい展開が迫っており、思わず祈ってしまった結末でした。


ストーリーだけでなく、えちもほどよく堪能できた一冊だったと思います!

0

緻密で美しい作画と白黒映画のような世界観に惹きつけられました♡

初読み作家様。先日作家インタビューを拝見して気になり、試し読みしたら美しい作画と、古いアメリカ映画のような世界観に惹かれたので読んでみました。全168ページ。以下少々ネタバレあります。

まずはトーンを多用した繊細、緻密で雰囲気のある作画が大変美しいです!昔の欧米の白黒映画を思わせる雰囲気にグッと心を掴まれました。おそらく舞台も1900年代半ばのアメリカではないかな?

キャラクターは、受けのラストが中性的でほっそり、女装もスーツもどちらも似合う、とても好みの美人さんです。
攻めのグリードは男前でラストより7cm背が高いんですが、結構細身なので、もうちょっとがっしりしてる方が好みでした。(というか絵によって肩幅が変化して、ちょっと安定してなかったかも…)

ラストは男娼、グリードは殺し屋のような仕事をしている賞金稼ぎ。ラストの客がグリードの標的となり二人は知り合い、バディとして一緒に行動を共にするように。また体も重ねるようになる。

作画や世界観はとても惹きつけられたのですが、二人の関係性やストーリー展開は、ちょっと自分にはそこまでハマらなくて、あまり没入感は得られませんでした。

なぜだろうと考えてみたんですが、二人が出会って、グリードがラストを気に入り連れ去って、一緒に(汚れ)仕事したり、時にはセッしたり、買い物したり食事したり…
バディとなって結構楽しそうに行動を共にするんですが、どうもそんな二人にあまり萌えを感じられませんでした。
恋人じゃなくてバディだけど、セッだけでなくキスもして、まるで恋人みたいな、どっちつかずな関係が好みでないのかもしれません。

例えば片方が片想いしているとか、実は両片想いとか、そんな恋愛要素がもっとあれば萌えたのかな…と思います。

とはいえ、一見ヘラヘラしたチャラ男に見えるグリードにも実は…というような過去があって、二人のキャラは結構好きでした。
二人の関係性には萌えられなかったってことかな〜…

終盤には二人の関係も変化してきて、グリードが嫉妬するシーンはとても可愛かったです。
あとステンドグラスの前でキスするシーンは、とってもロマンチックな描写でキュンとしました♡

終盤ハラハラした展開になるんですが、結構呆気ない感じで収まってしまったので、もうちょっとドキドキ感が欲しかったかも。
ステンドグラスが割れるシーンは素敵でした。

ちょっとストーリーにはあまりハマれなくて残念でしたが、作画は本当に好みで、眺めているだけでも楽しいです。各話の扉絵もすごく素敵です。
ぜひまたこの作画にマッチした、外国もの作品を描いてほしいな〜と思いました。

シーモア 濡れ場は数回、修正不要な描き方

1

最高にイカしたバディ

ページ数はそこまで多くはないけれど、
ストーリーがとても綺麗にまとまっているように感じられました。

その中でグリードとラストが出会いから徐々に信頼関係を築いてゆき、
お互いに対して変化してゆく心理描写もとても上手で読み心地もよかったです。
著者様独自の雰囲気を漂わせた作中の世界観も魅力的でした。

ただ、全体の雰囲気としてはコメディ調ではありますが、
前提としてグリードも彼の相棒として仕事を手伝うラストも“悪人”ではあります。
彼らには彼らなりの言い分はあれど、やっていることは悪行なので、
その辺が気になってしまう方はあまり嵌らないかも。


高級男娼として客をとっていた青年は目の前で
突然現れた闖入者が客の頭を銃で撃ち抜く現場を目撃してしまいます。

それが彼と彼の出会い。

人を殺しても少しも顔色を変えることのないその男は“グリード”と名乗り、
高級男娼の青年を“ラスト”と名付けました。

そして、その日から自称「賞金稼ぎ」のグリードとラストは
唯一無二のバディとなるのでした。

初登場が初登場なだけにはじめは血も涙もないサイコ男に思えていた
グリードでしたが、意外にもラストに対しては“レディー”と呼んで
紳士的に振舞ったり、彼の機嫌が悪くなれば欲しいものを買い与えたりと
彼を相棒として大切にしているのが伝わってきました。

後半になるとターゲットと親密になる想像をしてヤキモキするなど
恋愛感情的なものまで湧いていて、冷酷極まりない職業に反して、
意外にも人間らしい部分があるんだな~と印象が変わってゆきました。

一方のラストも幼い頃から身体を売るような過酷な環境にあったためか
グリードのようなイカレた男を前にしても動じることもなく、
それどころか目の前で人が殺されても叫びもしない感情の乏しさでしたが、
グリードと行動を共にするようになってからは彼に我儘をいって甘えたり、
危険を冒してまで彼の“仕事”の役に立とうとするなど、
言動にグリードへの好意が滲み出ていて読み進める程に可愛らしさが
増してゆきました。

“仕事”のときはいつも女性ものドレスを身につけているラストですが、
その美しい顔面と華奢な体格もあって、違和感はほぼありません。
スーツ姿のグリードと並ぶと尚絵になっていて、お似合いすぎる…!
服を選ぶときも割と積極的なので、彼自身の趣味でもあるのかな…?

簡単に人は殺すし、死体の隣で血に染まりながら情事に勤しんだり、
正義感も倫理観も皆無なイカレた二人だったはずなのに、
最後の方は互いを唯一無二のバディとして尊い感じになっていました。

基本物騒なお仕事なので危険とは常に隣り合わせなはずなのですが、
大体余裕のままに依頼を完遂してきた二人。
けれど最終話ではさすがにそれまでの依頼とは異なりピンチに陥ります。
ラストの正体がターゲットにバレて殺されかけたり、
グリードがラストを庇って銃で撃たれたり、手に汗握る展開に。

天井が割れて二人にステンドグラスの破片が降り注ぐシーンは
緊迫している状況にもかかわらず
「だってこの世は天国なんだぜ 俺にはお前がいて お前には俺がいた」と
ラストの涙を笑顔で拭うグリードが心から幸せそうで
不覚にもぐっときてしまいました。

敵に囲まれ、グリードは銃撃によって負傷し…
この世界観ならこのまま二人で心中エンドもあり得るか?と
覚悟を決めたものの、無事ハピエンでした。
まさに彼ららしい結末です。
この感じで続編とかも出てくれたら嬉しいなぁ。

0

ボニー&クライドのような刹那的疾走感

前作「RED-LIGHT D」を既読済みで、世界観をお持ちの作家さま✧とお見受けしてチェックしておりました♪
今作もあらすじを読み興味を持ちました!
前巻は中華でアジアンなアングラ
今回は、、、
車や調度品、また会話のセリフが示すシアターの女優がM.モンローかな?って考えると1950~60年代のアメリカで、出て来る街の名前や背景からニューヨークが舞台だと分かります(※時代に関しては追記を後半に…)
この時代のアメリカは動乱の時代と言われかなり暴力的でもあったので、今回も刺激的な世界観が敷かれていますネ(好き…✧)

…なんでレビューゼロ???
勿体ない٩(>ω<)و
ちゃんと魅力が伝わるようにレビューを書けるか、、、自信がないので、、、先に大声で言っておきます‼

とても雰囲気のあるカッコイイ作品です‼
”ボニクラ”と聞いて食指が動いた読者さまならきっと刺さりますので是非ーー‼(伝われ…‼頼む…ッ!!!!!)


賞金稼ぎのグリードと元高級娼婦で、グリードの直感で殺されずに相棒となったラスト
尚、ラストと言う名もグリードが名付けてます
カタカナ表記なので最初は生き残りの”Last”かと思ったのですが、ラストのセリフで「罰当たりな名前だね」と言ってるのできっと”GreedとLust”でしょうね
Greed:貪欲
Lust:欲望

グリードとラスト…まるでボニー&クライドのような
疾走感のある2人の相棒劇となっています✧*:.。.(o'д')从('д'o).。:*✧

グリードは金の為、そして何よりも自分の信じた道を進む為に善悪の判断基準には常人の倫理観は持ち合わせていません
自分の殺したマフィアの横で金をばら撒きラストを抱く
悪趣味でちょっと俺様だけど味方で居てくれたらこれ以上ない最強な相棒

そんなグリードと行動を共にしながら絆されるミューズのようなラスト
スーツにヒールを合わせたり、普通に女装もお手の物
彼もグリードに会う迄は借り物の人生のように実感が無い日々を過ごしてました
なのでグリードと行動を共にし、彼から感じる溢れる生命力に感化されていきます

2人が一緒に居る事で自分の求める「生きてる価値」を知って行く2人
明日の命の保証がない生活だからこそ「今」「この時」を大事にしています
教会の廃墟をアジトにし、稼いだ賞金でまた次の依頼に備える日々

根無し草だった2人が徐々に互いを通し自分の拠り所となっていく過程や変化に惹き込まれます
そして、そんな日が長くは続かないだろう…と思わせる刹那の描写に落ち着かなさを覚えて目が離せません

近付いて重なっていく2人に舞い込んだ次の仕事、、、
この仕事がもたらした先には……?
と、続いていきます

読み終わってページ数確認してちょっと驚きました…!
電子で全168ページとは思えぬ読み心地‼

事細かに説明するタイプではありません
だけど意図する事が伝わるので読み手としてはすごく「あ、こういう事だな‼」とか「ここで繋がるのか…‼」という理解していく楽しみ方にハマってしまいます☺︎

レビュー冒頭にも書いた通り時代の事や名前の事などを自分なりに読みながら面白いな‼って思う事がとても多い
今回は特にアメリカのカルチャーとか特に東海岸事情に親しみがある人が読むと”おッ‼”って思う所も多そうです♪
レビュー序盤で(※)とした時代に関しても、読み進めた中盤のクライドの会話で「27年前の株価の大暴落~」と出て来ますので明らかに1929年アメリカの大恐慌を指してます
ターゲットを尾けてる時の遊園地はきっとコニーアイランドだし、マフィアを殺したシーンでドラッグ(大麻)の事を”ジョイント”と言ってたりするのも知ってる人ならピクってセンサーが反応しちゃう描き方が刺さります(ΦωΦ)フフフ…w

作品タイトルも読み終わってみるとすごく逆説的なアイロニックを突いてくるような深さもあって凄くしっくり来ます(o→ܫ←o)‼

退廃的でありながら生命力のある2人の物語!
カッコイイので是非読んでみて欲しいですヾ(●’∀’●)ノ
複雑過ぎず、でも分かり易いチートさの無い読み心地!
映像化しそうな独特な雰囲気も凄く好き٩(⁎≻ᴗ≺⁎)۶
あと!背景とかもそうですが、各話の中表紙もめちゃくちゃお洒落です‼
描き込みのコスパが読者に取っては最高に高い仕上がり…!先生、お疲れ様です‼
次回作も要チェックしたい作家さまです.。:*✲

濡れ場と修正|ガッツリ修正が必要な絡み方はしません(濡れ場はあるよ♪)チラッと見えた感じは白抜きです
濡れ場も映像美って感じがします
全体的にショートフィルムとかでありそうな雰囲気が終始ありますが、濡れ場も独特な昂ぶりを感じてクールだと思います✧
⚠注意点としては、、、ラストが体を使って罠を張ったりしますので攻め以外と絡みっぽい雰囲気があります
2人が出会う前の挿入アリシーンもございます
後は、レビュー内にも書きましたが女装ありますよ←そう言えば‼ショーウィンドウのドレスは折角なら回収して欲しかったなーーー‼

あ!お仕事をしていく上で結構安易に銃をぶっ放しますので、、、流血も殺人もゴザイマス<(_ _)>

4

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