電子限定描き下ろし付き
実は、大正七十二年という設定。
同性婚も認められているが、いまはめずらしいとされた時代背景。
攻めは、小説家志望の青年、陸九(九番目の息子だから)。
受けは、陸九の下宿先の家主で旦那を亡くし、メンタルが弱っている如月。
この如月さんは、年齢不詳で美人な方ですが、愛する人を亡くし性に奔放になるなど、、、
大正が七十二年ということもあり、どこか現代風なところもあるのかと思ったら、普通に時代モノでした。
なにごとにも一生懸命で、まっすぐな陸九が眩しく、旦那を亡くしてから生きる希望を失っていたどころか、早くタヒにたいとさえ願っていた如月にとって、
煩わしさ半分、希望半分といった存在となっていく過程が瑞々しく青臭く描かれ、
時代モノ特有の胸がギュッとする切なさ(まりあげはだけかもしれない、、、)がとても良かったです。
しかも、あれだけ遊びで他人と寝るような如月が、最後まで致すことなく物語が描かれているのもエモくて、ふたりの関係性に尊さを覚えました。
また、タイトルの「如月」にもダブルミーニング的なアレがあって、なんとも言えない尊さにそっと瞼を閉じて、唇の端がニヤリと持ち上がった一冊でした✧
時代物、大好きでございます。
あらすじや作者で好きなタイプかなと店頭で購入です。(新刊コーナー楽しいですよね)
大正文化延長の世界線に同性婚ありの未亡人!
魅力的なシチュエーションがたっぷりです。
未亡人なので夫を亡くしているのですが、どんな夫っだったかでまた物語の雰囲気も変わってくると思いますが…良い夫だった…船の難破で、自分の元に何も残らない死は辛い。亡き夫が魅力的(個人的には主人公の攻めより好み)に感じられてそれは忘れられないよなぁと。
作品全体から、いとだ先生が昔の映画や文豪の世界の雰囲気を意識されて尚且つ楽しまれているような雰囲気が感じられて、読後感も良かったです。
ねぇ あたし今月いとださん2冊買ってるんだけど どぉしよ もッだいすきじゃんw
気がつきゃ いとださん作品全部持ってるし コワ
なのに中立ばっかなの ナンデ? ですよね
コレばっかりはしょうがない あたしは好きでもおすすめに悩めば中立つけちゃうし
皆さまお好きだろうな と思ってもあたしはそうでも だと中立つけちゃう 本人悪い意味でつけてる訳じゃないんだけど
いやでも どんなにクズものでも「誰がなんと言おうと!」があれば神つけてるし
あっ 言い訳ながいっすか?w
時は大正 戦国時代から続いた衆道思想が同性婚と名を変え古きよき文化として残る世
軍人の父を黙らせるため 未亡人宅に間借りすることになったのは物書き志望の19歳
最早だいすき作家さま買いの域には達してるんですが お話への理解度がおぼつかず毎度難儀しております
しかも今回若干苦手な時代物 いつも以上に役立たずにならなきゃいいのですが バンバレオレ
あの 若造の一目惚れではじまるお話ではあるんですが 未亡人がやんちゃすぎて
セフレはいるわ病気もらった過去はあるわ
若造曰く「悪辣」だわ
正直 お話云々より言い回しというか 言葉のチョイスに足踏みしちゃいました
主人公の彼が物書きを目指しているからなのか 世が世だからなのか 普段使いの言葉をあえて使わないくせにどこか近代っぽい
これをノリとして楽しめたのならよかったんですが いちいち言葉の意味を思いだそうとマゴマゴしちゃって
あたしの中で 読みたいところが分散して同時進行する作家さまなので いちいちやらされるストップ&ゴーに ちょっとね ほんのちょっと イラッ と
って これはあたしの語想起力の問題なんでしょうね
だって最近いろいろ スッ とでてこないんだもん ほんとに
今回も個人的に読みたいところは分散しておりましたが 陰惨さはなかったし読ませたいのが ふたつの一目惚れと恋 に定まっていたので言い回しでのもたつきはあれど お話自体は読みやすかったな
特に後半 恋に置いていかれた如月に燃え残る怒りが自堕落に繋がり 悔しさと虚しさで厚意に悪態ついて
死にたがりの独りよがりなんだけれど 彼の孤独に容易には踏み込めないもどかしさにちゃんと繋がって 陸九のままならない恋の根幹を知る って流れが
壊れていくものを魅せるのがお上手な作家さまではあるんだけど
いくら言葉を重ねても伝えきれないであろう 虚無感 ってのを魅せきってたな と
真っ直ぐに向けられる眼差しに傾きかけるものはあるのに如月がどこまでも頑なで ぶっちゃけ 如月の雪解け部分までしかないのがどうでるか
一応 攻めとはなっていますがエッチはないし 恋が成就したかと言えばそれもないので
個人的には 性病うつされて生死さまよった話が気になりすぎて続編希望を強く願いましたけれども
お話の内容一切触れませんでしたけど ふたりの距離がわかりやすく近づくことはないのでもの足りなさは否めません
が いとださん作品が気になっていて 尚且 なにかを失い死んでいた時間が誰かとの出会いで動き始める その瞬間 を読むのがお好きなら 読まないのは損なのかな
なにせ あなただけ見つめてる 出会った日から今でもずっと! がすべてなので
