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元カレ殿下の胃袋を掴むために転生した俺の話も聞いてよ

Motokare Denka no Ibukuro o Tsukamu Tame ni Tensei shita Ore no Hanashi mo Kiite yo

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表題作元カレ殿下の胃袋を掴むために転生した俺の話も聞いてよ

アルベルト
クシャナ王国の王弟、クロエの元カレ、29歳
クロエ・アッシュフォード(名波黒江)
没落貴族の一人息子→奴隷、25歳(定食屋の跡継ぎ)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ


傲慢だったおまえが何を企んでいる!?

人生詰んで性悪な美青年に転生!?
元カレの心を掴まなければ人生また破滅しそう!?

人生詰んだ定食屋の黒江は、絶世の美青年クロエに転生。クロエは社交界の華だが性悪で、王弟アルベルトさえ弄び、実家の没落後は元カレ・アルベルトの奴隷になっているという。当然アルベルトの眼差しは氷より冷やややか。だけど保身のため殊勝な態度で珍しい料理を振る舞ううち、クロエは彼に美味しい料理を食べさせたいと心から願うように。アルベルトもまた戸惑いつつもクロエを可愛がってくれて。ところが王にクロエの料理の腕が見込まれ!?

作品情報

作品名
元カレ殿下の胃袋を掴むために転生した俺の話も聞いてよ
著者
秀香穂里 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576260037

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3.1

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(1)

萌々

(0)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

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レビュー数
4
得点
18
評価数
6
平均
3.1 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数4

気づいたら元貴族の奴隷でした

今回は妾腹の王弟と死に損なった没落貴族のお話です。

奴隷に落ちた貴族令息に転生した受様が
元カレの攻様の隣に居場所を見つけるまで。

早くに両親を亡くした受様は
定食屋を営む祖父に育てられて
祖父亡き後は店を継ぐことにしますが

受様が店種になると赤字に転落
立ち退きを迫られて働生き続けた寝不足で
車に跳ねられてしまいます。

死を覚悟した受様ですが
次に目を開けたのは見知らぬ部屋で
心配そうに見つめる少年と目が合います。

なんと受様は異世界の奴隷に転生していて
奴隷仲間だという少年に
甲斐甲斐しく世話をされる事となります。

この国の王は美麗な者達を集めて
様々な教育を施して貴族や裕福な商人に
高給奴隷として売りつける奴隷制度を
始めようとしていました。

今世の受様は名門貴族の1人息子でしたが
生家が傾いて借金返済のために奴隷商人に売られ
一家心中を図った両親は亡くなったものの

受様は3日前に死体置き場で息を吹き返し
受様に哀れな最後を気にかけて
死体置き場を訪れた攻様に発見され
奴隷部屋へと連れられてきたのです。

攻様は前王の側妃が産んだ子で
正妃の子である兄王の側近として侍りますが
人として尊厳の無い奴隷制度には反対です。

受様は堅物の攻様に金目的で近寄られたため
借金を断ると振られていたため

良い感情は持っておらず
受様の処遇事態には無関心なようです。

果たして
奴隷となった受様に明るい明日はあるのか!?

事故死したら奴隷に転生していた受様と
受様にこっぴどく振られた過去を持つ攻様の
異世界転生ファンタジーなります♪

タイトルイメージで
受様が振られて攻様に再アタックする
コミカルなお話かと思ったのですが

実際は攻様のほうが振られたほうで
攻様は受様を敬遠しつつも気になる状況下で
奴隷である受様と王弟の攻様の身分違いの恋に
奴隷制度と権力争いが絡む
シリアスよりなお話でした。

受様に今世の記憶はなく
前世の定食屋の料理人としての意識が強いので
奴隷として扱われ状況にあまり抵抗はありません。

攻様の兄王は
選民意識の強く気性の荒い王太后に逆らえない
日和見主義で王の資質はないと評され

攻様はそんな兄よりもずっと賢いことが
更に王太后の癇に障っているようで
感情を表に出さない質ですが

無関心を装いつつも受様の様子に気を配り
衣食住を改善してくれ
受様は自分ができる料理で恩を返そうとし
それが攻様の"胃袋を掴む"事になるのです。

攻様の過去の恋よりも身分差のある2度目の恋と
奴隷制度が撤廃できるのかという事が
進展の鍵かと思っていたら

受様を買った奴隷商人の思惑は
兄王の奴隷制度推進に隠された横領事件や
攻様の暗殺未遂事件へと発展していき

思った維以上にハラハラ&ドキドキでしたが
終幕の大団円はかなり強引な展開だったので
今回は萌評価とさせて頂きます。

2

料理を通じて伝わる愛と優しさ!

定食屋を営んでいた黒江が性悪美青年クロエに転生。奴隷という立場にあり元カレは王弟アルベルト。身分差あるだけではなく弄びその挙句振るというマイナスからのスタート。そこからどう逆転していくのか!
お店を維持することで精一杯だった転生前。アルベルトと出会い共に過ごす時間がクロエの料理に対する思いを変えさせたように感じました。美味しいものを食べると心が満たされ豊かになる。料理をするのがほんとに好きで振る舞いたい、美味しいものを食べさせたいという気持ちが伝わって来ました。奈良千春先生の挿絵がクロエの料理する表情がとても楽しそう!すっごく素敵。アルベルトは一見冷たいようだけどその実、優しく弱き者に手を差し伸べる魅力的な人。立場や奴隷制度を乗り越えていく二人。美味しい料理を囲みながら家族で笑顔いっぱいで過ごす様子が思い浮かびました。

2

No Title

奈良先生追っかけで購入。申し訳ありません、なんだかキャラがハマんなかったです、くやしいー…シンクロできずに読み終わってしまったので中立にしました。うーん……本編260頁弱+あとがき。

祖父から継いだ店を繁盛させることもできず、車にはね飛ばされて…と思ったら、見たこともないところにいることに気づいた黒江。どうやら全く違う世界の元貴族クロエ(超美人さん)の体に魂が入ったようで…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻め異母兄(国王)、攻め継母、攻め父(先王)、マルセナ(奴隷、受けを助けてくれた)、ちびっこ、悪党ぐらいかな。攻め兄のキャラがもう少し…うーん、むずい。

+++攻め受けについて

攻めさんは「ちょっと気弱?こわいオカンの顔色伺うことがある国王」の優秀異母弟。そして受けに一度振られていて、未練ありそうな方。まじめそうで浮気しなさそうなイケメンなので、超お買い得物件なんだと思うのだけど、なぜか惚れられず。受けを好きだと思う気持ちにいまひとつシンクロできなかったからかなあ?1回フラれたんだからもっと文句言っててもいいように思うのに、そんな印象があまり残ってないです。なんかインパクト弱かったでした。

受けさんは日本人だった時に店を上手く繁盛できなかったことを後悔していて、攻めさんが「うまい」と喜んでくれるとめちゃ嬉しい気持ちになるような方。ビジュアルはめちゃめちゃ美人さんらしいですが、中身がTheモブな日本人なので、貴族らしいふるまい等は無く、うーん・・・・お料理頑張っているところぐらいしか、ちょっと印象が残らなかったかも。悲愴とか健気という訳でもなく、淡々と。

コメディでもシリアスでもなく、きらきらカップルなはずなのに、地味な印象のお話でした。うーん乗り切れなかったので、辛口レビューで申し訳ないです。

4

元カレ王弟殿下の胃袋ゲット!逆転劇なるか?の転生ファンタジー…展開はやや力で押し切っているかも、、

書き出しの1行目、思わぬ言葉に笑いました。
「カツ…どん…!」から始まる物語は初めてだった〜!

タイトルも、奈良先生のイラストも、設定も始まりも面白い。
で、期待してワクワクしながら読み始めたのですが…

中盤〜終盤にかけての展開、流れに「えっなんで?」と戸惑いツッコミしかなく、
大事な過程を飛び越えて「めでたし、めでたし」的エンディングにはやや納得いかず…

中盤ぐらいまで楽しく拝読しただけに、評価に悩みました。
「萌」としましたが萌え度としてはやや薄め、
攻めの魅力をもっともっとダイレクトに感じたかったな…という思いがあります。

元カレ王弟殿下×没落貴族の息子で奴隷として転生した美貌青年の、
料理によって心繋がれてゆくファンタジーです。

亡き祖父の残した定食屋を継いだものの、
経営がうまくいかずにっちもさっちもいかなくなっていた黒江。

そんな彼は車に撥ねられ、絶世の美青年クロエに転生するも、
父母は一家心中をはかり唯一命をとりとめた自分は奴隷の身となっていてー

と始まります。


まず、読み終えて「あれ…?」と思ったのが、タイトルについて。
インパクトがあって素敵なタイトルなのですが、
微妙に内容と合ってない、ズレているような…?

「元カレ殿下の胃袋を掴むために」という部分は「転生した」にかかっていると思うのですが、そもそもクロエ(受)の転生は意図的ではなく偶然のものだし、
結果的に胃袋を掴んだことで恋心が育ち、恋が実ったー

ということのような...

いや、細かいこと気にしすぎ&言いすぎなのか、、

クロエ自身が後から振り返って、「そうか俺は、殿下の胃袋を掴むため・恋するために転生したんだな」と思ってのタイトルなのかな。

読む前にタイトルから、「殿下と元サヤに戻りたい!」的な強い思いがあっての転生なのかと(勝手に)想像していたのですが、そういうことではありませんでした;

傲慢だったクロエに黒江の魂が入り、性格も振る舞いも別人のようになった(実際別人なので)クロエ。

そんな彼の様子に戸惑いながらも、交流を通して心惹かれ、
優しさと甘さを含んでゆくアルベルトの言動に心くすぐられます。

特に好きだったのが、二人で厨房に立ち、一緒にバナナクレープを作るシーン。
奈良先生によるイラストが神がかっております…!
クロエの心から楽しんでいる笑顔が眩しい✨
隣でおたまを持ちながら口角を上げてるアルベルトも麗しく、目が潤い心整います。

…余談ですがこちらの御本、お腹を空かせて読むのは危険!!
美味しそうな料理が次々出てきて、読んでいる最中、お腹がぐぅと鳴りました笑

お話の核となる部分は、主に以下2つかなと。
「王弟と奴隷」という身分差ある恋愛がどう着地するのか、そして
クロエの料理人としての意識の変化です。

日々、店を回すことのみに意識を取られていた前世。
転生後アルベルトのために料理を作り、一緒に食べて喜ばれることにより、
クロエの中に気付きが生まれ、意識が変化していく様、成長の様子に「いいぞ、いいぞ!」と応援したい気持ちが高まりました。

お店に来て食事してくれるお客さんに対し、感謝の気持ちを持つこと。
また自分の味を愛してもらえるよう努力し、心を配ること。
人のために料理を作ることを「楽しい」と思う気持ち。

アルベルトとの交流が、クロエにとって
自分を見つめ直し、気持ちを新たにするきっかけになったのですね。

で...

二人の身分差ある恋…は見事成就するのですが、
アルベルトが「なくしてみせる」と言った奴隷制度についてや後継者問題のあれこれについては、ちょっとびっくりするぐらい大雑把に「えいやっ!!」と力技で一気に片付けられちゃったな、、?

という感触。。。

いや、王宮で働く奴隷のクロエやマルセナが奴隷から解放され、
次の仕事も見つけてもらえたのは良かったね、なんだけれども。

王宮以外にも奴隷という存在はあって、制度自体がパッと消えるようになくなったわけではないですよね...?

奴隷を今現在使用中の貴族たちからの反発とか、
奴隷がいなくなることでの人手不足をどう賄うのかとか、
色々詰めないといけない部分、山積しているような気がする。

それと、元貴族とはいえ奴隷だったクロエとの結婚もかなりさらっと可能になっているし、街で盗みを働いているところを救い拾った孤児を、自分たちの後継者に…

という展開も、「それはちょっと無理がない!?」とツッコミ入れたくなってしまいました;

王弟→王となったことで生じる責任って、
とても重いものがあるんじゃないかと思うのですが…

それにしては身分差問題・跡継ぎ問題が軽々クリアされているし、
作中何度も「奴隷をなくす」と力強く言っていたアルベルトの具体的な頑張りも見えて来ず…で、ハッピーなのにかなり消化不良感の拭えないエンディングになっていたような気がします;


あと。実は一番「ええっ」と拍子抜けしたのが、クロエ転生の黒幕・張本人の「あの人」の顛末。

いや、呆気なく退場しすぎてびっくりだよーーー…

アルベルトの格好いいところは見られましたが、
もうちょっとなんというかこう、「どうなっちゃうの!?」とドキドキハラハラさせて欲しかったような、、

と、なんだか辛口になってしまいましたが、、、

「二人で幸福を手に入れるまでの克服すべき課題の数々を、乗り越えていく様」の具体的なイメージが、もう少し内容に詳しく書かれていたらなあ…と思う読後でした。

8

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