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夢の終わりで待ち合わせ

Yume no Owari de Machiawase

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表題作夢の終わりで待ち合わせ

鷹山 旭人(あきと)
大学1年生
真雁 朔/天野 朔(さく)
大学1年生(法学部)、不眠症

その他の収録作品

  • 描き下ろし ふたりの未来計画
  • カバー下

あらすじ

眠れぬ夜に紡ぐ、幼馴染みのピュアすぎる両片思いv

離れたくなくて、衝動的にキスしてしまった12歳の秋――。
それから6年、音信不通だった幼馴染みの朔(さく)と、大学で再会した旭人(あきと)。
少しの気まずさと、それを上回る喜びから
思い切って声をかけるけれど、朔の目元には大きな隈が…。
実は、高校時代から不眠症に悩んでいるらしい!?
それなのに、旭人と一緒だとなぜかぐっすり眠れたことをきっかけに、
「治るまで添い寝する!」と提案して…!?

作品情報

作品名
夢の終わりで待ち合わせ
著者
仁嶋中道 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610721
4.4

(86)

(53)

萌々

(25)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
381
評価数
86
平均
4.4 / 5
神率
61.6%

レビュー投稿数8

一緒に居たかったのね

 旭人と朔は小さい頃から近所に住んでいる幼馴染みですが、小学校6年生の秋に朔の親が離婚することになり、二人は離れ離れになってしまいます。
 旭人と朔は同じ大学に進学し、教室で再会を果たすことになりますが、朔の目下の悩みは不眠症です。朔は毎日上手く睡眠ができないのです。そんな朔のために旭人は朔と一緒に添い寝をすることにします。
 添い寝は旭人も朔も小学生のときからずっと二人でやってきたことです。大学生になってもずっと変わらずにできるのは幼なじみだから、幼なじみ以上の関係だからだと思いました。
 旭人は朔と一緒に寝るときは「夢ん中で集合」と言っていたのですが、夢の中でも一緒に居たい、離れたくない関係なのだと思いました。もう二人は離れてはいけない気がします。
 「夢ん中で集合」以外にも、そっと背中を押すことで励ますシーンや、二人がどんな言葉に励まされたかを話すシーンがあります。
 朔が言った「旭人じゃなきゃ嫌だ」も二人にとっては思い出に残っている言葉ですが、二人の両片思いの関係もさることながら、どんな言葉が心に残っているかを会話している場面も萌えでした。

0

眠れぬ夜の、優しい添い寝BL!!

幼なじみだった朔と旭人のふたりが、家庭の事情で離れて以来、六年間音信不通だったが、大学入学を機に再会し、
また幼き頃のように、不眠症の朔のために旭人が添い寝をスタートさせるエモいお話です。


朔と旭人がどうして音信不通となっていたのか。
その理由が、旭人からしたキス。
そして、再会後もあのときのキスが尾を引いて、なかなか前へ進めないでいるどころか、すれ違いすぎて朔の心が離れていってしまう、両片想いのふたりがもどかしかったです涙涙

けれどそのもどかしさのなかで、
朔のおかげで、
学生時代ケガで逃げてしまったバレー部の元仲間と仲直りできたエピソードは良きで、
結果この仲直りの一件が、後に朔と旭人をドン底からハピエンへと向かう道筋になるとは思いもよらなかったわけで、、、


終始、ドキドキが付きまとうといいますか、旭人ってば、もう少し朔に踏み込んでくださいよーー!!
と、言いたくなったりもするのは、旭人の性格ゆえなのか。
でも、やっぱり最後は収まるところに収まったわけで。
旭人の「夢んなかで集合」ってなんかいいなあって思うし、あのときからずっと朔は旭人にだけ心許して、大切な人だったんだなあって思うと、
旭人も幼き頃の朔へのキスを拗らせて誰とも付き合えなかったりしてるので、
ふたりが両想いになったのは自然のような、当然の流れで、
タイトルの「夢の終わりで」の部分は、再会したふたりの今を指しているのではないかと思うと、エモくて、仁島先生は、やっぱりストーリーテラーだなあと思った一冊でした。(なんだかちょっと分かりずらすぎるお気持ちレビューすみません、、とになかく、ふたりが両想いになれてよかったと言いたかったのです)


0

安眠できそうな気がしてきた

読み終えた後、胸の当たりがほこほこして、
こちらまでいい夢みれてしまいそうな、そんな読後感でした。

幼馴染み同士の両片想いというありがちな設定ではありますが、
二人ともに再会するまでの間他の人との恋愛経験なしというピュアさよ…。
一途な両片想いとかが好きな方には絶対沁みるやつですね。
すれ違いはあれど、二人の仲をぶち壊してくる当て馬の登場もなく、
終始二人の世界なのでストレスフリーかつ癒され度満点な1冊でした。

大学生の旭人は6年前に離ればなれになってから
音信不通になっていた幼馴染みの朔と思わぬ再会を果たします。
けれど、久々に対面した朔は顔色が悪く、目の下には深い隈ができていて…。

空白の6年の間に朔の身に一体何が…?と
初っ端からドキドキしてしまいました。

結論から言ってしまうと、朔は不眠症に悩まされていました。
子供の頃から人より動作や物覚えが少しばかりゆっくりで、
自転車に乗るのも勉強もなんだって人一倍努力を重ねてきた朔。
それでも実の父親からすらも苛つきをぶつけられ、
それゆえに自己肯定感が低く、日常的にストレスや不安を抱えがちでした。

そんな朔にとって旭人だけが
“どんな自分でも受け容れてくれる”唯一の存在でした。

どんなに不安でも旭人が隣にいてくれれば眠れたのに…
二人が12歳の秋、親の離婚によって離れ離れになってしまいます。

まだ恋心も自覚できていなかった二人。
けれど、別れの寂しさから朔にキスしてしまった旭人は気まずさから
朔との連絡を断ってしまっていたのでした。

そして、偶然にも再会を果たした二人。
はじめこそ朔に声をかけるのを躊躇っていた旭人でしたが、
不健康そうな朔の様子に居ても立っても居られず、
気付けば昔のように朔の世話を焼いてしまっていました。

朔が不眠症と知ってからは“添い寝”を提案し、
6年の空白を埋めるように再び距離を縮めてゆきます。

そうして、家でも学校でも一緒に過ごすようになってゆくうち、
自分が朔に抱いていた感情が恋であったことを自覚する旭人。
対する朔もまた旭人への想いを秘めており、
読者的にはこの時点で両想いなのですが、
ここからがすれ違ったり、焦らされたりでモダモダの連続でした。

生まれたときからずっと一緒でお互いに大切な幼馴染み。
同時にいつも周囲から一歩出遅れてしまう朔を旭人が手助けして
兄弟のようでもあった二人。
なので、常に距離感は友人たちの前であってもバグり気味。
でも、元々幼馴染みなので照れみたいなものもないし、
添い寝しててもまったくいやらしい展開にもなりません。

だけど、お互いに胸の内には好きが溢れていて、
だからこそ、こんなに近くにいて背中も触れるくらいの距離で
一緒に寝ているのに~!とじれじれさせられっぱなしでした。

朔への恋心を自覚した後もまずは彼の不眠症を治すことを
最優先にしてくれる誠実さの塊のような旭人なのですが、
旭人に想い人がいると誤解した朔が再び不眠症が悪化してしまったり、
心身共にすり減らしてゆく朔が健気すぎて切なかったです。

割と後半まですれ違って両片想い状態なのでしんどかったけれど、
子供の頃からの一途な両片想い同士だけに喜びも一入でした。

距離感は元々かなり近かったので
一見そこまで変化はないようにも見えるけれど、
ベッドで寝転がっているときの密着度とか、
キスしてもおかしくない関係になったんだなぁとか、
恋人になれたからこその多幸感がすごかったです♡

恋人になってからも旭人はやっぱり世話焼きだし、
なんならもう心の内に秘めておく必要もないから
なんでも言語化するようになって前よりも過保護になっていて、
朔が不安にならないよう大切にしていて本当によき彼氏になっています。
対する朔も旭人と想いが通じ合った安心感からか不眠症も改善し、
不健康さもなくなり、表情が柔らかくなっていて心からほっとしました。

同棲をスタートさせた二人のイチャ甘同棲編もいつか番外編とかで見てみたい…。

0

もう少し明るい雰囲気、明るい言動であってほしい

仁嶋中道先生の先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ネガティブ 4
焦れったい 3
両片思い 2
エロ 1
な感じだと思います。

旭人くん×朔くんのカプです。

幼い頃からずっと一緒だった旭人くんと朔くん。しかし小6の時、朔くんが引っ越してしまう前日に衝動的に朔くんにキスをしてしまった旭人くん。それ以来音信不通となって6年。大学で朔くんと再会するが…。

「ピュア過ぎる両片思い」と書かれていますが、ピュアだからと言って、甘い雰囲気とは限らないんだな、と思いました。あと、表紙や裏表紙のイラストから、ほのぼの系や明るい雰囲気かな?と思っていたので、ちょっと違ってて、なかなか萌え辛かったですね。
特に朔くんの自己肯定感が低くて、ネガティブ発言が多くてちょっとイラッとしてしまいました。

因みに絡み描写は、本編では兜合わせ止まりで、描き下ろしで最後まで身体を重ねていますが、局部の描写が無いので、絡みとしてはかなり薄めです。

ゆっくりと昔の関係を取り戻そうとしたり、朔くんの不眠症を治したい旭人くんと迷惑を掛けたくない朔くん。お互いに想っているからこその擦れ違いや焦れったさはありますが、読んでみては如何ですか。

1

いいタイトル!

6年ぶりに再会した幼馴染の旭人と朔。別れ際に衝動的にキスをしてしまった旭人は、ずっと連絡を取れずにいた。でも目の下に隈を作り調子の悪そうな朔をほっとけず、寝られるように添い寝をすることに。

できていたことができなくなる辛さも描いていて、小さなことでも大きなことでも、心に重くのしかかれば誰だってバランスを崩してしまう。
ずっと側にいた仲良しの幼馴染が離れ離れになったことも、一緒に暮らしていた親が離婚することも、添い寝すれば眠ることができたことも、得意だったバレーができなくなることも。生きていくうえで変化はいろいろあるけど、持っていないものを求めるよりも持っていたものを失くすのはより苦しい。
そんな喪失感のある中で再会した旭人と朔が再び仲を構築していく。

朔を恋愛の意味で好きだと気づいた旭人は不眠症が治ったら告白しようと思っているのに、自分が不眠症だから旭人を縛り付けているのではと思っている。ふたりとも相手が好きなのに、幼馴染だったことや別れ際にしたキスについて忘れたふりをしていることによって相手の気持ちを誤解してちゃんと見えていないようだった。

根本的な朔のコンプレックスの原因は父親だった。幼い頃の両親の離婚も親からの拒絶は辛い。それでも母親や祖父母、そして旭人が「すごい」って言ってくれるから、愛されているって感じるから朔は笑顔になれたんじゃないだろうか。
「俺より旭人が喜んでくれる」って思えるのってすごくいい関係。そして最後には「俺を信じて待ってて」と言えるほどになれた恋愛の力のすごさ。

「旭」は朝日のことで「朔」は新月のこと。どっちも「はじまり」ではあるけど太陽と月。名前からふたりの関係やキャラが想像しやすい。
仁嶋先生はタイトルや名前にこだわりを持っていらっしゃるんだと、いつも感じている。
眠れない朔に旭人が「夢んなかで集合」って背中を叩きながら寝かしつけをする。「夢の終わりで待ち合わせ」って、朝が怖かった朔に笑顔を見せて嬉しそうな旭人が待っていてくれている、幸せな待ち合わせになっている。それがこのタイトルとキャラの名前がリンクして、いいなって思える。
名前もタイトルもふたりにとっての「はじまり」の物語になっていると感じた。

みんなが大好きな幼馴染の再会の両片想いBLだけど、それだけじゃない!やっぱり仁嶋先生らしい心にぐっとくる親子関係やキャラの成長や切なさが読める素敵な作品になっていた。
過去の自分に向き合い、受け止め、そしてずっと言えずにいた恋する気持ちを確かめ合って、成長していったふたりの物語だった。

5

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