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灰かぶり令息が二人の夫に溺愛されるまで

haikaburi reisoku ga futari no otto ni dekiai sareru made

  • 紙書籍【PR】

表題作灰かぶり令息が二人の夫に溺愛されるまで

ベイル・グレンセン/ヴィルヘルム・グレンセン(ヴィレ)
将軍、35歳、兄/妾腹の弟で元ニコラ付きの使用人、αの伯爵家兄弟
ニコラ・モルバリ
子爵家令息、王太子の従兄弟、Ω、22歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

実家から追われ伯爵家へ嫁いだオメガのニコラ。夫は悪名高い将軍のベイルと弟ヴィレ。二人のアルファに抱き潰される覚悟だったが…。

作品情報

作品名
灰かぶり令息が二人の夫に溺愛されるまで
著者
エナリユウ 
イラスト
kivvi 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576260204

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不幸を強いられる青年が挑む複数根

今回は伯爵家当主と妾腹の弟と子爵家令息のお話です。

家族に虐げられてきた受様が複数婚で嫁いた
伯爵家の兄弟の大切な番となるまで。

この世界には男女の性の他に
バース性によって明確な区別があり
男女性よりもバース性が優先されています。

人口の8割以上を占めるベータよりも
才能豊かで統率力のあるアルファが優遇され
オメガ性はアルファの子を孕むための性と
言われますが

孕みにくい男性オメガの価値は低く
余裕のない家に生まれれば発情の特性により
男娼として娼館に売られる事も多いのです。

受様は王族の教師を任されるほど
優秀な学者一族でしたが

祖父には娘しかおらず
王家に嫁いだ姉の紹介により
受様の母に父が婿入りして受様が生まれます。

しかしながら8才でオメガ認定された頃に
祖父と母が儚くなると父は後妻を迎えると
受様への冷遇が始まります。

子爵夫妻の扱いによって使用人達すら
受様をぞんざいに扱い、食事もままならず
22になっても発情期を迎えた事がありません。

ある日
急に父に呼び出された受様は
地区類の将軍と呼ばれる伯爵とその弟との
複数婚を言い渡されるのです。

オメガはアルファよりも少ないことから
各家一代につき1名のオメガと決めれていますが
アルファの兄弟間に限ってオメガを共有でき
複数根をしたうえで別に妻を持つ者もいます。

父は役立たずの受様に貰い手があるのは
アルファを生む可能性があるからだと言い
子を孕んで恩を返せと言われます。

果たして受様は伯爵家でどんな待遇を受けるのか!?

公爵家兄弟に嫁いだ受様の
シンデレラストーリー的オメガバースです♪

個人的に3Pは好みではないのですが
不憫受けが溺愛される展開はMYツボなので
手にしてみました。

受様が嫁ぐ伯爵家兄弟が今回の攻様達になのですが
兄弟は異母兄弟ながらも仲が良く
それぞれが王の忠実な手足として動いていたのです。

実は受様と兄伯爵の婚姻を持ち掛けたのは
子爵夫妻の不正薬物取引の疑惑調査のために
使用人として入り込んだ伯爵弟でした。

伯爵弟は子爵家で任務の一環で受様に関わりますが
虐待をそれとは知らずに受け入れる健気な受様を
幸せにしたいと思う様になり
兄伯爵の結婚相手とする手を思いつくのです。

そんな弟の紹介なので兄伯爵も最初は
受様は調査対象で弟の気入りの青年という
認識が強かったのですが

虐待ぶりが酷すぎてつい色々構ってしまい
弟と同じ気持ちを抱くようになっていく様子が
なかなか楽しいです  (^m^)

そして受様も攻様兄弟に懐いていくのですが
受様を利用する気満々の子爵夫妻が
強引な手に出た事がきっかけで

彼らの不正が暴かれ行く事で
彼らの金蔓だったある人物の秘密を暴く事になり
受様が2人の夫の番となる大団円な幕引きまで
楽しく読ませて頂きました♪

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二人の兄弟αと、予想外のあまあま複数婚!不憫Ωのシンデレラストーリー

”不憫受けの救済”という王道のシンデレラストーリーながら、
そこに”複数婚”+王室のスキャンダル要素が加わることで
グッと深みが増し、のめり込ませてくれるお話でした!

兄弟αたち、どちらもそれぞれ違う魅力を持っていて
それぞれにときめきます・:*+.
(…が自分は黒髪なびかせた兄将軍・ベイル推し(๑˃̵ᴗ˂̵))

濡れ場の面で言うと、「あれ?このまま割とさらっと、
兄弟一人ずつとの絡みで終わるのかな?」と
思わせておいて…の、終盤の絡みの濃厚さに驚き!!
3Pでサンドイッチ状態の二輪挿し、あります(。-∀-)و✧

エナリユウ先生、初読みの作家様だったのですが
文章がとても読みやすく、場面や見える景色が
想像しやすいのも嬉しかったです。

あと読んでいてテンションが上がるのが、kivvi先生による美麗イラスト!

特にベイルと主人公・ニコラのセックスシーンは、ベイルの鍛え上げられた筋肉美に惚れ惚れしました。

物語の主人公は、子爵家令息ながら使用人以下の扱いで
虐げられているΩのニコラ(受)。

味方になってくれるのは使用人のヴィレ(攻めの一人で兄弟の弟)だけという環境の中、実の父親と継母(+その息子で弟)から伯爵家の兄弟αのもとへ嫁ぐよう命じられます。

冷酷非道な伯爵達に、αの子どもを産むまで抱き潰される覚悟だったニコラ。
しかしいざ嫁いでみると、夫たちに優しく気遣われ、
溺愛される生活が待っていてー

と続く、α(兄&弟)×虐げられΩ令息の複数婚ファンタジーです。


まず大きな見どころ&特徴となる、”複数婚”の定義、その意味が興味深い!
この世界では「各家一代につきΩは一名」と決められており、兄がΩを娶れば弟はβかαしか娶れない。

ただし、αの兄弟間に限り、Ωを共有することができるー

というもの。

”共有”かあ…とちょっとマイナスにも思える響きに構えていたのですが、杞憂でした( ̄∀ ̄)

性格は全く異なるものの、それぞれにニコラに想いを寄せ大切に扱う二人の兄弟α。彼らの溺愛っぷりに、ひたすらに酔いしれる…!

ニコラのいる子爵家に、わけあって使用人として入り込んでいた弟α・ヴィレ。
そしてニコラが嫁いできてから彼の健気さ不憫さを知り、恋に落ちていく将軍の兄・ベイル。

黒髪をなびかせる硬派なベイルと、金髪で朗らかなヴィレ、
二人どちらにも惹かれるけれど…

「恋が生まれ、育つ過程」をドキドキと楽しめる
ベイルとの恋模様に、私自身はより萌えを感じたかな(*´◒`*)

体も小さく貧相で、特に美人というわけでもないニコラを
初めは抱く気など全く起きなかったベイルが、
彼の置かれてきた境遇や人となりを知り
やがて甘く愛を囁くようになっていくー

ニコラ視点、ベイル視点と双方の視点で描かれる心情描写にときめきました。

溺愛っぷりでは兄に負けてない弟・ヴィレの愛し方、
兄弟間でニコラへマーキングをし合う様子にも昂る…!

そして、そんな攻め達からの”溺愛の海”で溺れることになる(笑)受け・ニコラ。

彼の性格や考え方は、”男前受け”好きな
自分の好みからはかなり外れてはいて、、

正直なところ、がっつり100%共感!感情移入!
…とまではいかなかったかなとも思うものの。
(このへんが萌えきれなくて、星4つとした理由でもあります)

長年の肉体的・精神的虐待と、十分な教育も受けさせてもらえなかったという境遇から、兄弟αからの愛を信じきることが出来ないー

そんな状態からやがて二人を愛するようになり、
思いを自覚し、言葉で態度で返すようになるまでの過程に、
王道ならではの良さ、安心感があったように思います◎

で。

そんな恋の進展とともにお話を動かす核となるのが、
ニコラの血筋の者たちが絡む、王室スキャンダル。

ヴィレが使用人としてニコラの実家に入り込んでいた理由とも繋がり、ニコラを虐げていた悪人たちが断罪される展開には心スッキリです。

ただ、全てが終わった後、ニコラに対し殊勝な態度をとる
とある血縁キャラにはちょっと違和感というか、都合の良さを感じたりも;

また断罪劇にニコラ自身はほぼ関わっておらず、
攻め主導で解決する流れではあったため、
もう少しニコラ自身の奮闘が見たかった気もします。

とはいえ!

王道のシンデレラストーリーに、断罪劇や複数婚というイレギュラー要素が加わった物語、引き込まれました。

三人で番になるのか?(成功率7割)、それともあえて番にならず、兄弟それぞれから激しいマーキングを受ける日々を受け入れるのか?

とニコラが迫られる選択、彼の決断にもドキドキハラハラ。

そして迎える甘やかなハッピーエンド、分かっていてもやっぱり良い!!(◍°꒳ °◍)
甘やかな愛を堪能できる、複数婚シンデレラストーリーでした✧

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