「一緒に二人の幸せを見つけたい」SNSでバズった献身愛BL!

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黒猫の黄金、狐の夜 下

kuroneko no ougon, kitsune no yoru

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表題作黒猫の黄金、狐の夜 下

クロ
コガネ

あらすじ

クロの目を治し学校に通わせるため、医師・スオウと取り引きをしたコガネ。
クロの成長を見届けることを楽しみに、薬の副作用にも耐え続けるが――。

一方、クロには叔父と名乗る紳士が訪ねてくる。
自分の出生の秘密を知ったクロはコガネに連絡を取ろうとするが、
スオウは違法行為により国外に逃亡、コガネは行方知れずになっていて…!?

「一緒に二人の幸せを見つけたい」
捧げるだけでなく、受け取るだけでない幸せの形とは――?

無上の献身愛を描くファンタジーBL!

■収録内容
・「黒猫の黄金、狐の夜」第8話~第10話…電子版CIEL掲載作を加筆修正
・「黒猫の黄金、狐の夜」後日談1…電子版CIEL掲載作を加筆修正
・「黒猫の黄金、狐の夜」後日談2…描きおろし

作品情報

作品名
黒猫の黄金、狐の夜 下
著者
本庄りえ 
原作
伊達きよ 
デザイン
yoco 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041171967

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67

4.1

(6)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
24
評価数
6
平均
4.1 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

捧げ、受け取るだけでなく…「一緒に見つける」愛のかたち

最高に良かった…!本当に、とてもとても良かった。

涙を堪えて読みましたが、途中、堪えきれず
ティッシュ片手にぼろぼろ泣いてしまいました( ; ; )

伊達きよ先生の原作小説既読、上巻に続いてのレビューです。
読み終え、読み返し、気持ち昂るままに書いているため
色々感情が爆発しているかも。。


父親の借金を返すため、身を粉にして働く狐獣人のコガネ。
そんな彼が川から救った黒猫・クロとの物語は
下巻でまた大きく動いてゆき、一瞬たりとも目が離せません。

目の手術の後コガネの元を離れ、全寮制の王立学園へ通い始めたクロ。
2年半が経った頃、彼の伯父と名乗る人物が訪ねてきて、
クロは自らの出自を知ることになります。(ここまでは上巻の内容)

そしてコガネに連絡を取ろうとしたクロは、
クロのために医師・スオウと取引したコガネが
行方不明となっていることを知りー

と始まる下巻。

もう本当に、冒頭から泣けて泣けて仕方ない、、( ; ; )
治験によって目の下にはクマができ、痩せて細くなったコガネの体。

スオウの悪事が明るみに出、自分を置いて逃亡する彼に
「お金はいらない」と告げるのですよ。。
クロのための取引相手とはいえ、どうして自分を苦しめた相手にそんな優しい言葉がかけられるの…と、より悲しみが深くなる。

自分のために命を落とした母を思うスオウの気持ちに共感し、
また契約どおり、きちんとクロの学園生活を支えてくれたことへの感謝の気持ちなんだろうけれど。

あまりに無垢で一途で美しく、報われぬ(と思われる)自己犠牲に胸が痛みます。

目がほとんど見えなくなった姿で刺繍したハンカチを売りに行き、帰り道に起きた出来事。

もう、ここで涙腺崩壊…!!!
1度読み終えてから2度読み返しましたが、3回とも涙堪えきれず。

わずかな売り上げ金の入った袋よりも、
領主となったクロの立派な姿が載った
新聞を懸命に拾い上げようとする姿。

こんなのもう、泣かずにはいられないよ…!

そして血を吐いて倒れてから、自分を助けてくれたのがクロとは知らずに訪れる再会。

ここで青年”ツルバミ”=クロの方からは正体を明かさない、という点、その理由がまた泣けて泣けて。

コガネが自らの体を犠牲にして苦しんでいる時、
駆けつけ救うことができなかったことへの後悔。
そんな自分の姿をコガネは見たくないのではないか、という怯え。
(そんなことあるわけはないのに…!)

またいつかの約束のように、身につけたこの鈴の音を聞いて
自分だと気付いてほしい。見つけ出してほしい…

”ツルバミ”として甲斐甲斐しく、献身的にコガネの世話をするクロの姿からは、溢れんばかりの愛が感じられて胸が苦しくなる。

そうして待ちに待った「その時」、コガネがクロを見つける瞬間。
もう、込み上げてくるものを抑えきれなかった。。

コガネの苦しみを何も知らなかった自分への怒りと、悲しみを吐露するクロの涙に自分も涙、涙。ティッシュの山が…

巻末の伊達きよ先生のあとがきにある文章が、とても印象的で心に響きます。

他人から見ると”愚かだ”と思えるような選拓も、
当人たちにとっては必死に悩み考えた末、選んだ道なのだということ。

コガネの選択は決して「正しい」と言えるものではなかったと思うけれど、
それは紛れもなく、「揺るぎない愛」の形だったんだよね、、

クロが語り、コガネも頷いた「捧げて与え、受け取るだけでなく、共に見つける」愛のかたち。

本当に語り尽くせぬほどの紆余曲折を経て
結ばれた二人の姿に涙しながら、
「永遠に幸せであれ…!」と願いました。

と言いつつ、私などが願わなくともちゃんと
「その後」の二人の様子が最後に語られているのも最高です✨

仲睦まじい「黒猫と狐」「領主様と伴侶様」のお話、
おとぎ話のように後世まで語られる二人の姿に救われる…

コミカライズ化にあたり、少しきゅっと短くされていたのかな?と思う部分ももちろんありましたが。
(上巻でのクロの学園生活や、下巻で大叔父により持ち込まれたクロの縁談話の顛末など)

絶対に外せない要素をここまで丁寧に拾い上げ、
また小説では見えなかった二人の豊かな表情を
表現してくださった本庄りえ先生、すごすぎます…!(あゝ語彙力...)

上下巻並べて「あの頃」と「今」の二人になる表紙も最高に素敵・:*+.
上巻では”可愛い黒猫獣人”だったクロが、下巻では男前すぎる黒豹獣人となってしっかりコガネを抱きしめてます。

もうこの表紙だけで泣ける。。
白薔薇に囲まれた二人の口絵も、美麗すぎて見入ってしまいました。

コミカライズで興味を持たれた方にはぜひ、
伊達きよ先生の原作小説も強くプッシュさせていただきたく…
ティッシュ/ハンカチ、手放せません。

「与え与えられ」ではなく、”共に育む愛”をつかんだ二人の物語。
心震えるファンタジーでした・:*+


★修正:tn白抜き(1コマのみ)電子シーモア
濡れ場は終盤に一回。
コガネの体を気遣い、触れるだけにしようとするクロに対し、コガネが自ら「挿れたい」と主張する描写にグッときました。

3

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