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隣国の前国王が無自覚に溺愛してきます

ringoku no zenkokuou ga mujikaku ni dekiai shite kimasu

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表題作隣国の前国王が無自覚に溺愛してきます

フレーデリク・ヤルヴィサロ・トルヴァルズ
隣国トルヴァルズ王国の前国王、27歳→35歳
クリストファー・フロリオ・ケイン(クリス)
ケイン王国第二王子、水の精霊の加護持ち、10歳→18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

水の妖精の加護を受けて生まれたため、父王に偏愛されながらも城で居場所のない第二王子クリス。母の実家の伯爵領を時折訪れて自由に過ごすことだけがクリスの数少ない楽しみとなっていた。クリスが国境の湖で泳いでいたある夜、隣国側の湖畔に供一人でひっそりと佇んでいた印象深い貴族と出会う。フレーデリクと名乗ったその年上の男と親しくなるうち、彼が隣国の前国王であり、現在は引退して湖畔の邸で暮らしていることを知る。湖のあるその地を訪れるたびにフレーデリクの元を訪ね、彼に惹かれていったクリスはやがて思いを伝えて婚約を果たすが、十六歳のある日クリスは行方不明となってしまう。二年後、フレーデリクが湖畔で倒れているクリスを見つけた時、クリスは消えていた二年間の記憶を持っておらず……? 堅物な前国王×天真爛漫な第二王子、年の差ファンタジー・ラブ!!

作品情報

作品名
隣国の前国王が無自覚に溺愛してきます
著者
名倉和希 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403526473

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13

4.7

(4)

(3)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
19
評価数
4
平均
4.7 / 5
神率
75%

レビュー投稿数4

押して押して押しまくる

円陣先生だからマストバイ!しかし名倉先生・・・??名倉先生の頭のおかしいことが多い攻めがこの表紙の麗しいイケメン????ちょっと脳みそがバグりそう・・とドキドキしながら読んだのですが、結果、ふふふふふふ・・と笑いが止まりませんでした。割と好きです。いつまでも覚えている気が少しするので萌2にしました。読み止めることが難しい本編250P弱+あとがき。たまらん、頭に花が湧いてるイケメン(by円陣先生(⋈◍>◡<◍)。✧♡)先生、これもう一冊読みたいです!続いて!!!!!!

水の精霊の加護を受け、父王に大切にされている第二王子クリスですが、兄に疎まれ、なんとなく城は居心地が悪く感じていて、時折母方の祖父の領地に行き、そこにある湖で遊ぶのを楽しみにしています。ある日、湖の対岸(隣国)に見知らぬ男性がいるのを見つけ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受け両親、兄、祖父、攻めの侍従(大健闘)ぐらいかな。攻めの甥っ子が名前だけご登場されたんですよね。次作この方のお●●出しで・・・なんて始まらないかなああああああ・・・・

++すっごい好きだったところ

あんまりにも面白くてニマニマが止まらなくて昨日から3回ぐらい読んでいるところ。

1.とーにかく!受けが超絶可愛いいい!!!!!
  天然、天真爛漫、やりたいようにやっているんですけど、
  さすが水の精霊の加護を貰う子、悪気がまったくない!嫌味がない!
  びしょびしょなのに攻めにぎゅって抱きついたり、お膝に乗ったり。
  ああ可愛い。(攻めもそう言ってる)
  もう最高。可愛すぎておばちゃん、ギュウ+グリグリしたくなる。
  嘘つけないってところもいいんだよねえ。
  いいんだけど、そういうところでも兄からやっかまれたのよね。

2.最後の方の攻めがもう頭から花生えてて最高。
  最初は冷静に、椅子に座って湖畔で待ってみたり(待ってるんだよな)
  していた攻めだけど、物おじしない受けにがんがん言い寄られて
  とっくのとうに陥落って感じです。
  おかしい。表紙のようなクールイケメンなはずなのに。
  受けが好きすぎて最後は頭湧いてます。
  きりっとしているのに、言っていることがおかしくて笑えます。

受けのことを守ろうとお祖父様や母親がしんどくなるのは、ちょっとなあと思ったり、そもそも兄貴、おま、なんとかならんかったんかいと思ったり。そこらへん、ちょっと辛いんですけど、頭湧いてる攻めと尻に敷きつつある受けのいちゃこらで
最後は「ま、いっか!楽しいし!」となった一冊でした。うーん、電子で永久保存しようかな。

2

歳の差を超え、国境を越え、愛を深めていく恋愛の終着点にご注目

フレーデリク27歳。
クリストファー10歳。
出会ったときは成熟した大人と無邪気な子どもでした。

17歳差もある歳の差ロイヤルカップルの出会いから結婚、そして心身共に結ばれゆく8年もの月日の時間の流れは、ファンタジックなドキドキとハラハラ感をたっぷりと味わうことができるストーリー展開です。精霊の加護を受けたクリストファーの純真無垢な少年像が、フレーデリクと出会うことによってどんどん幼さが抜け、少年から青年へと成長してゆく成長過程もこの作品の読みどころでしょう。
お国も違えば立場も違う両者が、湖を隔てた国境の水辺で逢瀬を重ねるシーンは、クリストファーの天真爛漫さがイイ味出していて、フレーデリクの懐に入り込む距離感ゼロキャラがとっても可愛らしい^ ^ 素直で物怖じしないクリストファーの態度にどんどん惹かれていくフレーデリクの心理描写も、フレーデリク視点で楽しく描かれていました。

クリストファーが16歳のときは、クリストファーからの猛プッシュで婚約にまでこぎつけましたが、クリストファーが2年間の記憶を失った18歳のときは、フレーデリクの方が結婚を急かすほどに猛プッシュ。恋愛スイッチが入った途端に溺愛のオンモードに切り替わるフレーデリク変化は見ものでした。

ただ。
こうした2人の恋愛模様の背景には、クリストファーの特殊な生い立ちと複雑な家族関係が絡み付いており、加護を受けて生まれてきたことがクリストファーにとってマイナスの面が大きいのが酷く不憫でした。無自覚に兄弟を差別するノンデリ父王に、息子2人を守る意味を履き違えた愚かな母妃、憎しみをぶつけるしか脳がない兄王子……親子間に生じた不協和音の重みがフレーデリクとクリストファーの幸せを邪魔するんですよね。
断罪シーンとまではいきませんが、最後の暴露シーンは、ザマァと思う一方で健全な家族に最後までなりきれなかったことがちょっと切なかったです。フレーデリクと出会ってなければ親子関係の亀裂どころか、国の内情もボロボロの未来を辿っていたかもしれません。

親子ほどの歳の差がある2人が、どう出会いどう愛を育んでいくのか。
国境を越え、歳の差を超え、運命の導きによって愛を深め合っていく2人のファンタジックな恋模様を最後までお見届け下さいね^ ^


3

フレーデリク、期待以上!

楽しみにしてましたよ名倉さん!
しかもイラストが円陣さん!なんと麗しい表紙でしょう!

父ちゃんも母ちゃんも兄ちゃんもみんな悪い!
それなのにこんなに良い子に育ってクリス〜、フレーデリクに出会えて良かったね!

あらすじ通り水の妖精の加護持ちで第二王子のクリスが、本当に可哀想なんですよ。
フレーデリクに出会えて懐いて打ち解けて。
フレーデリクに会えるのを心の支えや楽しみに頑張ってたのに…。フレーデリクに抱きついたり膝の上にのったり微笑ましかったなあ…。

なのに。
許すまじ(怒)
あらすじを書くと長くなりネタバレしそうなので感想を。

前半は2人の交流やクリスの恋の自覚、フレーデリクへ迫るところにワクワクしました。
早くフレーデリクの庇護の元に!早く〜!

後半はシリアス気味で。
無事ではあったけど記憶がないことに苦しむクリスが不憫で。そんなん関係ない!なにがあろうと丸ごと愛してるフレーデリクの頼もしいこと!
真相はびっくりでした。暴いて糾弾するフレーデリクに惚れ直します。2人の言うとおりだよ!
みんな間違ってるよ!

そしてやっとやっとの2人の初夜!
フレーデリクが容赦がない!
そしてやっと愛する人と名実ともに結ばれてフレーデリクが一変。
クリス愛しさに180度人格が変わってます。
世捨て人のようだったフレーデリクが生き生きして。さあやりたいことがありすぎて人生足りないんじゃない?

今作も脇キャラのフレーデリクの侍従のイヴァールが有能で楽しかったです。

3

なんと年の差17歳!! 8年かけて結実する愛

大好きな名倉先生の新刊!
待っていました…!
しかもイラストが円陣闇丸先生。最強です。
表紙もですが、口絵や各イラストの美しさにため息…芸術…✨

寡黙朴念仁系の隣国前国王×天真爛漫な年下第二王子。
なんとその年の差17歳!!(好き)
27歳×10歳で出会い、8年後、
クリス(受)がちゃんと成人してから
体を重ねる攻めの配慮が大変良きです◎

攻め受けそれぞれのキャラクターに、
魔力や精霊の加護のある世界観、
またクリスが襲われ記憶喪失に…
という事件も起こる、ミステリー性あるストーリー。

そんな要素が絡み合い、二人の関係性への
萌えと物語への没入感を、思いきり
楽しむことができました。
名倉先生の軽快で読みやすい文章と、
クスッと笑えるコミカルな表現が大好き(*´∀`*)

名倉先生の描かれる攻めならでは!の
”様子のおかしさ”は、やや控えめではありますが…
それでもやっぱり名シーンはあり。

特に、クリスがこっそり練習に使っていた
張り型を取り上げ、でんっと壁に向かって
放り投げ、張り型に嫉妬する場面!!
笑えましたꉂ(๑˃▽˂๑)

さて今作の主人公は、水の精霊の加護を持つ
第二王子・クリス。
その加護ゆえに父王に偏愛されるも
自由はなく、兄からも疎まれ、
窮屈な思いを抱えて過ごしていました。

唯一自由に過ごせる母の実家の伯爵領に
滞在し、国境の湖で泳いでいたある夜。
泳いで渡った隣国側の湖畔に佇む硬派な貴族と
出会います。
フレーデリクと名乗るその青年の正体を
知らぬまま、クリスは毎日彼のもとを訪れ、
交流を深めてゆくのですがー

と続きます。


まず、年齢差ある二人の交流の様子が、
なんとも微笑ましい!
特に、わんこなクリスに懐かれるフレーデリクの反応が可愛くて、イヒヒ (*´罒`*)となります。
天真爛漫なクリスにぴょこんと膝の上に乗られ、きょとん&困惑顔。
だけど懐かれたことが嬉しく、
むずむずしてる堅物前国王…萌え…

城の中には親しい人が誰一人おらず、
孤独だったクリス。
初めて自分の話にちゃんと耳を傾けてくれ、
可愛がってくれるフレーデリクを
大好きになっちゃうのは必然ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

そして攻めの魅力といえば。
一見無口で不器用ながら、クリスに王族としての「あるべき姿」を考えさせ、行動させ、成長を促す姿がとても印象的です。

例えば、クリスが兄王太子・ワイアットの
誕生祝いの行事に出席したくない、
王都に帰りたくない、と吐露した時。
まだ10歳のクリスの気持ちに寄り添い、
優しい言葉をかけることももちろん出来た。
でもそこでフレーデリクは、疎まれることも
承知で敢えてクリスを言葉で諭すのですね。

拗ねたクリスがフレーデリクのもとを
訪れなくなり、2人の間に初めて
すれ違いが生まれるシーンです。
従者・イヴァールに「旦那様の方から謝っては?」とつつかれるも、「それはあの子のためにならない」と毅然とした態度を貫き通す。
(でも実は、ものすごーーく寂しく思ってる!)

歳の差があっても命令や支配ではなく、
先輩として”教え導こう”とする姿勢、
誠実さが大きな魅力として映りました。

拗ねてたクリスもフレーデリクの思いがけぬ
正体を知り、深く反省し、自らフレーデリクの
もとへと謝りにくる素直さがいじらしいなあ。
肌着一枚で湖を泳いできちゃう無鉄砲さも好き(笑)
直後に謝りに来たクリスの祖父である伯爵が、
あわわわわ…と大慌てしている描写に笑いましたw

そんなこんなで何に数度の湖畔での交流と
微笑ましい文通を重ね、やがて婚約まで
至った二人。
これ、やんちゃなクリスの方からグイグイ、
押せ押せ!押しまくれ〜!とフレーデリクに
迫るのが、読んでいてまだ楽しい♪

タイトルには「隣国の前国王が溺愛」と
ありますが、前半部分は明らかにその反対で
クリスの方が猛アタックしています。
クリスはまだ若いから…と、この先を考えて
自分を抑えてるフレーデリクがまた良きなのです。好き!(何度目?)

で!

正式に婚約も決まり、幸せいっぱいの様子の
クリスに口角上げていましたら。
ここから王城の庭でクリスが何者かに襲われ
攫われ、まさかの2年間の攻めとの別離(行方不明)、さらに2年後湖から見つかった際には
記憶喪失となっていてー

と雰囲気一転、怒涛のミステリー展開へ。

「記憶喪失」というと良くも悪くもBL界では
定番の設定にはちょっと構えてしまうのですが…
今作でのクリスの記憶喪失は、あくまでも
自分が襲われ倒れてから目覚めるまでの2年分の記憶の喪失です。
フレーデリクのことや、彼との思い出までを
失うものではなく、ほっとひと安心でした。

-クリスを襲った人物は誰で、その目的は何だったのか?
-なぜ、湖から見つかったのか?
またなぜそれが、2年後の今というタイミング
だったのか?

といった謎に迫ってゆく後半。
前半とは違う緊迫感ある場面が続き、
手に汗握ります。

で。
クリスを襲った犯人というのは、割と容易に
予想がつくのですが…

なぜ湖から見つかったのか、なぜ2年後の今なのか?という疑問への答えに意外な人物と動機が潜んでいて、おお…!と驚きました。
ネタバレになるので詳細は避けますが、
愛していても、守りたいと思っていても、
時に人は過ちを犯してしまうのだなあ、、と
切ない思い。

ちょっと欲を言えば、個人的に”気になるアイツ”的存在だった湖の主・オオナマズが、
もっと何かドーンバーンボーン!と活躍する展開があったら嬉しかったけれども。
(ハリウッドすぎ?)

犯人は予想どおり。けれど事件の真相は
一段深いところにあって…という展開が
面白く、夢中になってページをめくる
後半〜終盤でした。

2年間の別離はあれど、8年かけてやっと!
結ばれた2人の濡れ場は笑いもありますが
(↑張り型エピソードw)、愛に溢れた
甘やかなもの。

寡黙な攻めが初めて見つけた愛しい人のため
真実を暴き、欲情を堪え、そして…!
という待ちに待った展開に歓喜✨
歳の差ある2人の、双方向の愛が胸熱の物語でした・:*+

4

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