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物語の「めでたしめでたし」から、その後の2人はどうなったのか?しっかり読ませてくれる続編でした!小中先生サイコー!
エセルとオズワルド(とマルジン)が帰ってきた〜!
まだ未読の方は是非1巻から。
1作目がファンタジーも絡んだ驚きの展開だったことを考えると、少し雰囲気は違うかなと思います。国家再建のため現実的な努力を続ける主人公たちのお話なので。
恋人同士になったエセルとオズワルドの、まだお互いに嫌われたくなくて探るような初期の恋人関係のモダモダだったり、過去の裏切りを乗り越えた2人の信頼の深まり方だったり、BL要素としてもそんな現実的な壁にぶち当たった2人が描かれています。
男も女も誑し込む色男が初恋にジタバタするなんて…こんなんなんぼあってもいいですからね。
全体的にとてもバランスが良く、ページ数が残り少なくなるにつれ、もっと長く読んでいたい…終わらないで…と思わされるワクワク感。読み応えすごかったです!
前回からのお馴染みのキャラクターはもちろん、新しいキャラクターのビリンガムなど、良い味だしてるアクティブシニアたちが頑張ってました。
まだ若いエセルの真っ直ぐさや心の綺麗さだけでは王として国を導くことはできないと突きつけられ、
本気で道を貫くための覚悟やそれに伴う罪悪感、そして切ない別れなど胸を締め付けられるようなシーンもありました。
それでも、どんな時もエセルの隣にはオズワルドがそばにいてくれるから。お互いに完璧じゃないから、補い合いながら共に歩む2人の未来までしっかり道が続いていくことが信じられるラストでした。
あと、1巻の表紙では背中向けてた2人が、今回はエセルを後ろから支えるオズワルドというエモさ溢れる表紙に。素敵。左手はがっちりホールドしてるのに、2人の右手が微妙に重なっていないところが更に最高です。笠井先生ありがとう。
番外編もいくつか出ているので、是非まとめていただきたいなあ〜出版社さま(祈願)
そしてエセルとオズワルドの物語、もっと読みたい。ぜひまた…気長に待っております…(強欲)
数ある小中先生の作品の中でも、トップ5に入るほど好きな作品!
こちらの2巻も、最高of最高でした…!
何度打たれても、屈することなく立ち上がる。
そんな主人公エセルの姿と成長譚に、胸熱くなる物語です。
以下、興奮のままに綴るためまとまりないですが、感じたことを書き記しておきたい…!
(物語はじめにざっとあらすじはありますが、無印の前巻を読んでから読むことを強くおすすめします)
まず、笠井あゆみ先生による
美麗すぎる表紙&イラストの数々にノックアウト。
特に見ていただきたいのが、209ページ!
とんでもなく官能的で美しい攻めフェシーンです。夢に出てきそう…//
何一つ文句などなし、感謝の気持ちでいっぱいです。
(文句なし、と言いながらも、一つだけ欲を言うとするならば。
大好きなキャラ・マルジンの切なき想いを、2巻でも味わいたかった…!
1巻を読み返して、たっぷり摂取します(๑•̀ㅂ•́)و✧)
二人の切ないすれ違いに胸を痛め、
あまりに辛く過酷な政治的決断に、
国を率いる立場の重みを痛感し、
とある人物の終盤の姿に涙し…
ジェットコースターのように、感情揺さぶられました。
二人が命尽きるまで添い遂げたことが描かれていた1巻。
おとぎ話のように美しい終わり方だったけれど、
まさか続編が読めるなんて!
お話の見どころは、恋愛面とお仕事面と双方に。
一度亀裂の入った関係から、紆余曲折の末恋人同士となった二人。
互いを思いやるがあまり、そして「嫌われたくない」と願うがあまり、少しずつすれ違っていってしまう様がもどかしく、「ああ…!」と悶える部分でした。
特に受け・エセルに感情移入してしまい、ちょっとした自分の発言を
”不快に思わせてしまったかも”
”このままではまた、嫌われてしまう”
”また元に戻ってしまう”
と焦って泣きそうになる彼の姿に胸が痛みました( ; ; )
完全な信頼関係がまだ築けておらず、喧嘩もできない二人。
それをズバリと部下に言い当てられ、苛立つオズワルドの様子も描かれていましたね(。-∀-)
初恋なんだねwと図星をさされ、色事(※思惑絡む)については百戦錬磨のはずのオズワルドがたじたじとなっている様にニヤリ。
一度壊れた関係なだけに、信頼を築くのは簡単なことではない。
今、ここからが二人にとって本当の試練で、互いに言葉を尽くし、想いを伝え合い、行動で示していくしかない。
エセルはマルジンに、オズワルドは部下オリバーから心強い助言をもらえているのが、読んでいて嬉しかったなあ。
マルジンの「林檎を投げつけてやりましょう。虫食いや、腐って食べられないやつを」というセリフに大笑いですꉂ(๑˃▽˂๑)マルジン大好き。
…と、だいぶモダモダしたとはいえ。
本音を吐露し合った二人がやっとすれ違いを乗り越え、心を通じ合わせることができた時には喜びが溢れました。
「二人がくっついて良かった…!」と胸いっぱいになった1巻のその先に、こんな葛藤の物語があったのですね。
そしてもう一方の見どころ、お仕事編。
ここも胸熱でした。主人公エセルの成長譚です。
なんというかこう、2巻ではオズワルドの腹黒具合が影を潜めてるかなーと思っていたのですが、いやいやいや!
後半に”やっぱりオズワルドはオズワルドだよね”と納得の、知略を巡らせ大きな決断をする場面がありました。
1巻で謎の老人の言葉により、国と愛する人々の破滅的な未来を見たエセル(受)。
そんな未来を阻止すべく、政務に懸命に取り組み奮闘する様のより詳しい部分を、
この2巻でたっぷりと見ることができます。
戴冠式を終えて半年。
日々政務に勤しむエセルですが、若き王にはまだ王宮内に味方は少なく、時間をかけて準備した政策案も通過目前にして議会で否決されてしまう。
立ちはだかるのは、政略に長けた祖父・七候のひとりであるゴドウィン卿。
なんとか新たな策を考えようとしていた矢先、
もう一人の頼れる側近・マルジンが過労で倒れてしまいー
そこで王宮に呼ばれることになったのが、マルジンの師・ビリンガム。
これがなかなかクセ強な人物で…
ニヤッとしたり、ハラハラするシーン多々!
王宮に来てすぐ爆食いして体調崩しちゃったり、エセルたちが求めるものとは方向性の全く違う、数十年もかかる事業を提案してきたり。
他にも話し合いに参加せず、書庫でひたすら本を読んでいたり、挑発するような発言でオズワルド(攻)を激怒させたり…
初めは戸惑い、苛立ったりしていたエセルら三人ですが、突拍子もないと思っていたビリンガムのアイデアからヒントを掴み、動き出します。
ゴドウィン卿の懐柔は決して容易いものではなく、その決断により、エセルは重いものを背負うことになる。
上に立ち、政を行う者の重圧、時に非情にならざるを得ない残酷な現実を垣間見ました。
”うさんくさい老人”という体だったビリンガムから、大きな学びを得たエセル達。
終盤、ビリンガムが「とある言葉」に託した想い。
このシーン、涙せずにはいられなかった、、
こうして託された願いを、月日をかけてエセルらが実現させていったのですね。。
イラストはないけれど、一面に輝く穂が見える気がした美しいシーンでした。
小中先生のあとがきにあるように、脇キャラのアクティブシニア達、大活躍の一冊。
先達から学び、知略巡らせ老獪なやり口に対抗する青年たちの姿にもまた、大きく心動かされます。
「嫌われ&裏切り」から始まっていた前巻と比べ、二人の関係性の変化は穏やか。
けれど!
読み応えも伝わる熱量も1巻に全く負けぬ、最高に心たぎるファンタジーでした・:*+.
数多ある小中大豆先生作品の中でもダントツに好きな作品です。
まさかまさかの続編発売のニュースに、発売日前からずっと心が浮ついてました^ ^
1巻のままでもキチンとまとまった終わり方をしていたので、続編はどんなストーリーになるのかずっと気になっていましたが、なるほど……あのハッピーエンドから半年後のストーリーということでしたか。
意外と時間が経っていないにも関わらず問題山積で、いやはや大変な苦労をしていていたのね、と。勝手に施政も恋愛も順風満帆に運んだものだとばかりに想像していました。
2巻はどちらかと言うと堅実的なストーリーに終始しており、裏で駆け引きをしていくような心理戦や人間模様がメインです。
1巻のときみたいなファンタジックな展開からストーリーがどんどん転がっていく感じではないので、あの余韻を期待して読むと少し物足りないってなるかも知れません。
恋人同士になってから半年後に2人が向き合うべき問題は、魔法の力や目に見えない不思議な力に頼るものでもなく、自分たちの知恵や努力、または素直な気持ちで相手に向き合いながら解決していくことがほとんどです。
確かに前巻に比べると派手な展開やハラハラやドキドキの感情トーンは控えめかもしれませんが、何が起こるか分からないワクワク感や、何かを起こしてくれる期待感のレベルは負けていません^ ^
ほどよく重く、ほどよく軽く……読み心地の良いストーリー運びはさすが小中大豆先生ですね。手強い相手に立ち向かうときはピリッとした緊張感が走るものの、時おりクスッとなる和やかなやりとりシーンもあるので、緊張と緩和の完璧なバランス力は読み進める上でのモチベーションでした。
1巻のときの既出キャラを上手く立ち回らせながら、重要な局面を打開していくエセルやオズワルドの奮闘ぶりは読み応えがすごかったです。貴族社会の面倒くささにウンザリするものの、人間模様の読みの深さにどんどん物語にのめり込んでいきました。
1番の見どころであるオズワルドとエセルの恋愛ターンにしても、複雑かつ繊細な心理描写から目が離せずです。
あれだけのハッピーな恋愛成就を迎えておきながら、なにを今更怯えることがあるのかと不思議な気持ちでいっぱいでしたが、前巻のときのやらかしトラウマを思うと、2人が心から信頼し合えるような深い仲になるのは確かに難しそう。初恋がゆえに心を曝け出すことができないオズワルドは、グズグズしててダサくてカッコ悪いけど、でもそれだけエセルのことを愛している証拠でもあります。
部下に初恋を揶揄われているオズワルドはなかなか滑稽でしたし、本気の恋愛に悩む百戦錬磨の色男の姿は良き光景でした( ´∀`)
"めでたしめでたし"で終わっていた物語を再度掘り起こすことに難しい面もあった思いますが、その後の2人に待ち構えていたストーリーの一端を垣間見ることで、破滅の道を回避してゆくオズワルドとエセルの物語に更に説得力が増したように感じました。
エセルの祖父・ゴドウィン卿やビリンガム先生といったクセ強シニアたちの存在感もめちゃくちゃ良かったです。BLの側面だけでなく脇キャラ層の厚みにも注目しながら読む続編は格別でした。
