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表題作執事の分際

クロード 有能な執事・平民(13歳~)
アントワーヌ 美貌の息子・貴族(0歳~)

その他の収録作品

  • シノワズリ
  • ある貴族達の一日
  • 小姓の分際
  • 愛とは夜に気付くもの
  • 執事の分際
  • 「執事の分際」のすぐ後
  • 主人の分際
  • 主人と貴婦人
  • 雪の降る夜
  • ああ主よ、このよろこびを
  • 永遠に

あらすじ

フランス名門貴族に仕える有能な執事・クロードと、血筋と美貌を武器にわがままに振舞う主人・アントワーヌ。そんな2人にある日突然、革命の知らせが入り、屋敷を出ることにナリ・・・。身分を超えた愛を描く代表作の「執事の分際」他7編に、クロードが名家の執事になるまでのエピソードなど3編を加えた全11編を収録。

作品情報

作品名
執事の分際
著者
よしながふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
白泉社文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784592886266
4.4

(89)

(59)

萌々

(18)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
396
評価数
89
平均
4.4 / 5
神率
66.3%

レビュー投稿数17

余韻と面白さ

フランス革命の時代の主従もの
すごくすごく良かった~
ラブの面を差し引いても、とても読み応えがありました!!

3つ(?)のカプで切ない系のメリバ?バトエン?だけど、この時代ならではの余韻があり、メインカプの無骨な従者×生意気な坊っちゃんの可愛さに持ってかれるので読了感は、あぁ、良かったって気持ちになりました!!

高慢さの裏返しの愛情やら厳しさの奥の愛情とか簡単に表立たせられない深い愛!!!!

「触って」って足先から舐めあげてくのにはギャン!!
しっかりしっかりねちっこえっち!!!!!
さんざん焦らして、恭しく膝まづき、心の底から敬意と愛情とを持っての足先から……ってのが!!
連れない態度で小言を言う傍ら、すさまじい忠誠慈愛ぶりを見せつけられました。

1

主従BLの名作

よしなが先生は「ジェラールとジャック」に続き2作目です。

主従BLというだけでも萌えること間違いないのに、よしなが先生の手にかかればおもしろいに決まっている。

最初は絵が苦手だなとか、おフランス革命時代の貴族モノなんてメロドラマみたいよね、と少々思ってしまったのですが、読み始めるとそんなの全く関係ない(ジェラール〜の時も同じだった)。

巻末の解説が本作のすばらしさを全て語ってくれていて、そちらを読んだ後はもはやど素人が何も言う気が起こらないのですがw

あえて言うとすれば、やっぱりクロードのアントワーヌへの辛辣な物言いと態度、どSっぷりが痛快だし、なのにアントワーヌを命をかけて愛しているというところが萌えずにいられない。

もちろんセットで、アントワーヌの生意気でわがままなのに甘えたでエロいところも萌え〜。

エロシーンについては皆さんが熱くレビューされているので省略w

彼らのお話の前後に短編が入っているのもよかった。

1

セルヴィニアンの行く末も気になった

 執事×主人は私の好みにぴったりで、且つよしなが先生の笑いと切なさが絶妙なバランスで詰まった作風ということで、とても楽しんで読めました。舞台や時代的に『ジェラールとジャック』に限りなく近い雰囲気ではありますが、壮大さやシリアス感はあちらの方が強いですね。こちらはもう少しライトに、フランス貴族の恋愛を描いています。

 なんといってもページ数が多いので、執事のクロード、主人のアントワーヌ共に子供から大人まで成長していくのを見れることは、よしなが作品ならではの醍醐味。母に愛されなかったアントワーヌが鬱屈した人間に育たないか心配でしたが、クロードの尽力のおかげで執事を従えるに相応しいわがままな主人に成長したので安心しました。わがままといっても、大人になりきれない子供の可愛げのあるわがままなんです。それに彼がクロードを好きで仕方ないことは、常に雄弁に態度で表してくれるので、これはクロードも堪らないだろうなぁと。傲慢な彼がベッドの中ではクロードの手管に翻弄され、マゾな気質をちらつかせるところも下剋上の王道という感じですごく萌えました。

0

やはり卒業できない

一度買って手放して、やっぱり買い直した本。ツンデレな受けのおぼっちゃまが可愛くて、完璧な執事がSpっぽい攻め。古典ですね。

0

最高でした!

私はよしながふみ先生の作品は「きのう何食べた?」しか読んだことがなく、先生の描かれるガッツリBLは初読みでした。
いや〜〜、エロかったです。最高でした!

シノワズリ(中国趣味)の伯爵と東洋人の血を引く使用人の叶わぬ恋からお話が始まります。フランスの貴族社会が舞台なので、身分違いというのは大きなネックになるんですね。切なすぎて胸が痛かったです。
表紙の2人としょっぱなの登場人物が違うので、あれ?となりましたが、のちのち表紙の2人に繋がっていくのです。

そしてメインの有能執事×ワガママお坊ちゃまですよ!
いばりちらしてワガママで男しか受け付けない顔だけが取り柄のボンボン(言い過ぎ)アントワーヌと冷徹執事クロードの下克上カップリング……もう最高です〜!

特に好きなのは、夢か現実かわからないままアントワーヌがクロードに抱かれるシーン。立ったままキスのあと、クロードがひざまづいてアントワーヌの足にキス。そこから上へ徐々に這い上がってくる…
こんなエロいシチュエーション見たことないですよ先生!
下半身はことごとく描かれていないのに、表情とシチュエーションでこんなにエロくなるんですね〜。いや〜すごい………

普段偉そうぶったり威張ったりして可愛げの無いアントワーヌが、クロードに抱かれるときは渾身のエロ顔をたっぷり見せてくれます!オススメです!(無理やりまとめた感)

1

「あなたが望むなら どんなはしたない事でもしてあげますとも」

もう10回ぐらい読んでます。
切ないお話もあり、ニヤニヤしてしまうお話あり、
でもどこかに必ず影のあるストーリー展開で、
独特の間と余韻で読ませる作家さんです。

時代背景も何気ない台詞などに散りばめられてて(フランドルの帽子は高いとか)リアルな雰囲気を醸し出しています。
また、よしなが先生の絵が高慢ちきな貴族に非常にマッチしている!笑

全体的にエロいのですが、特にみなさんが絶賛のこのシーン・・・
トータル5分間ぐらい?の台詞だけのエッチシーンのページをめくると、、
坊ちゃんのトロけ顔が・・・
エロい!!!! =3 =3
こんなにエロくて破壊力のある構成初めて見ました。後にも先にもよしなが先生にしか表現できないと思います。

そして名セリフの連発です。
「あなたが望むなら どんなはしたない事でもしてあげますとも」
「ああ主よ、・・・」
一度読んだら頭から離れません。

他に類を見ない絶品でした!さすがです!

2

不朽の名作はいつまでも……

フランス革命の最中に燃え上がった
「平民と貴族」、「執事と伯爵の息子」という
身分の差を超えて燃え上がった恋の物語です。

今でこそ著者のよしながふみさんは、大衆にも名が知れた
超売れっ子作家さんになりましたが、BL作品がデビューでした。

この「執事の分際」もその作品の一つ。
バックボーンがあまりにしっかりしていて、
それが細部まで行き渡っている上、
人物の心の動きの表現が素晴らしく、
お互いの恋心が、読者の「萌え」を最大限まで引き出してくれます。
これは不朽の名作と言って、過言じゃないと思います。

なんか、真面目な解説っぽい冒頭になっちゃいましたね(´Д`ι)
スミマセン><

-------------------

話の中心は、伯爵家の有能な執事・クロード(攻め)と、
その伯爵家の息子で美貌の男色家・アントワーヌ(受け)を
中心に進んでいきます。

このフランス革命という歴史的事件の中で
燃え上がった二人の恋は、見ていてもうハラハラ・ドキドキ、
そして、それ以上の「萌え!」があります!!><
しかも私の大好物の「下克上」!
執事やら伯爵家の設定やらも手伝って、もうめっちゃ萌えます!

伯爵家の美貌の息子・アントワーヌ(受け)に
いつも手を焼かされる執事のクロード(攻め)。
かなりの年上攻めです。
一体いくつ離れてるんだろうなぁ…。

アントワーヌは、気がある素振りを何度もクロードに見せ、
ひたすらにクロードを一途に想い続けます。
しかし、かなりのツンデレ坊っちゃんのアントワーヌ。
自分から告白しません。
ああ、もうじれったい!(笑)

しかし、先代の豪遊のせいで伯爵家の台所は火の車に。
そんな時、暴動から始まるフランス革命が起こります。
ギロチン(断頭台送り)になる可能性のあるアントワーヌを
クロードは一刻も早く国外へ追いやろうとします。
この時、初めてアントワーヌとクロードは主従関係がなくなり、
クロードも伯爵家の執事ではなくなります。

その上で、クロードは長年ずっと押し殺していた言葉を
口にします。

「愛していました。
 誰よりも深く。
 心から」

ああ、ついにクロードの口から愛の告白の言葉が!
ここの場面は、本当に嬉しかったです。

そして、雪崩れ込むようにエッチシーンへ。
これがまたエロい!
なんという雰囲気を醸し出してくれるのか!
そして、切ない……。
最後の別れになるかもしれない共寝ですからね…。
クロードの愛は、アントワーヌに伝わったのでしょうかね。

そして、ドイツで亡命貴族(エミグレ)として暮らし始める
クロードとアントワーヌ。
愛人という立場は変わらないまま、
再びクロードはアントワーヌに仕えることになります。

愛人ですので、当然致すことは、致すわけでして…。
その中でのクロードの台詞。
「あなたが望むなら、どんなはしたないことでもしてあげますとも」
とか!!!
ヤバい! エロ過ぎる! こんなこと言われたら、萌えすぎる!
そして、エロシーンが多い! そして長い!
クロードに抱かれるアントワーヌの表情が主に描かれるのですが、
もうこれだけで、何が起こっているか(下半身のところで)
分かっちゃいますので、もう表情もエロいとしか言い様がないです。


最近のエロい作品では、擬音がやたら多用されていたり、
局部の修正が酷いだのゆるいだの、色々と取り沙汰されていますが、
この作品に関しては、そんなものはお構いなし!
擬音はほぼ無いし、局部なんて殆ど描かれてない。
けれども、このエロさ!
他の作品とは一線を画します。


そして、この作品のラストシーン。
高熱を出し、3日間生死の境をさまよっていたアントワーヌ。
目覚めたアントワーヌに対してクロードは、
次のように言います。
「あなたがそのまま神に召されたら、私も死ぬつもりでいました」
そして、クロードはアントワーヌを強く抱きしめ、

「ああ主よ、この喜びをどうやってあなたに
 感謝すればよいのでしょうか……!」

あまりにも切ない悲壮なクロードの声。
いつも冷静沈着で少し高飛車なクロードの台詞とは思えません…!
クロードは、命をかけてアントワーヌを
愛していたのですね……。
それが分かって、もう本当に胸にジーンと染み入りました。

-------------------

このように素晴しいBL作品を描かれるよしながふみさん。
どうかもう一度、BL世界に帰ってきて欲しいです。

一般作品と両立でも構いません。
BLに「萌え」を感じるのであれば、
戻ってきてほしいと思っているのは、
きっと私だけではないはずです。
多くの人が待ち望んでいることだと思います。


不朽の名作をしっかり読ませてもらいました。

5

読んだ後の幸福感

なにげなく手に取ったのですが、大当たりでした。
さすがよしながさん…

敏腕執事クロードとわがままご主人アントワーヌの、年の差主従ものです。
身分が違う2人のそれぞれの愛し方にめちゃくちゃ萌えました。
クロードは、執事である自分と名家の跡継ぎであるアントワーヌの立場の違いからアントワーヌを自分のものにすることはできません。
なので主のために仕えるという執事なりの愛し方を、アントワーヌの父の時代から徹底的に貫いていました。
鉄面皮と言っていいほどブレないし分かりづらいですが、実はアントワーヌに命を捧げられるほどの愛を隠し持っているのですよね。
そのギャップがとても魅力的だったし、クロードの情熱が垣間見える所は物凄く萌えました。
しかもベッドの中じゃ俺様っぽくてかっこいい!

アントワーヌは若造の坊っちゃんであるがゆえに、そんなクロードを理解できません。
自由奔放っぽく振舞っているのですが実はクロードの気をひこうと必死なのですよね。
子供の時から…
それが本当に可愛くて!!
執事としての愛以上のものがアントワーヌに伝わり初めて2人の関係が進みますが、クロードの情熱に思わず触れてしまって戸惑うアントワーヌもめちゃくちゃ可愛かった。
アントワーヌは平たく言えば我儘なボンボンなのですが、どんな時でもそれが貫かれると強烈な魅力として輝きますね。

フランス革命直前のフランスが舞台なのでそこはかとなく諸行無常な切なさも漂っていますが、歴史の大きな転換期ももろともしないクロードとアントワーヌの生き様は痛快でもありました。
その荒波の中で愛し合う2人は確かな強さがあります。
読む前に本をパラパラめくった感じでは切ないお話だと思ったのですが、読んだ後はとても幸せな満足感がありました。

2

一気に読みました

軽く一言・・。立ち読みで一気によんで、そのまま購入。

由緒正しき、王道の「執事とおぼっちゃま」の物語。

執事・ぼっちゃん・フランス・貴族。メガネ・黒髪。
どれかひとつでも惹かれるキーワードあるなら、読んで損はない!

二人がくっついて離れない、そこに説得力があるっているか、
濡れ場もしっかりしてるけど土台がしっかりしてるもんで唐突さがないっていう、
とても読み応えのある一冊。  

0

革命すら霞む

エロがエロくてえろい。

早口言葉もどきしか浮かばないのですが、そうですよねこの本は。

とくに執事好きとか執事萌えは無いのですが、敬語で話す攻っていいですねぇ。(私の脳内では子安さんの声でした^^)
しかもセッ○スがしつこいと来てはたまりません!
ワガママな坊っちゃんを泣かす程ですから、其の手腕は如何ばかりかと。

この作品においての革命は、貴族である主人・アントワーヌの国外への出国はもちろん、結婚せずにすんで其のどさくさでクロードが主人への愛を告白する舞台装置となっています。そしてそのまま
「腰が砕けるほど あなたを愛してさしあげる」
…何なんだこの破壊力は。

ドイツへ逃れた主人に遅れることふた月後にクロードがやって来る夢を見るアントワーヌ。焦がれていたクロードを目の前にして「抱いてくれ」と命じます。
この時のクロードが、まぁえろいこと。ぼっちゃまの脚から口づけて段々と上へ。くわえて指を入れてイかすのです。
2カ月ぶりだからなのか、全然収まらないぼっちゃんに対し掛けてる眼鏡を外しクロードスイッチON。もっと乱暴にして、めちゃくちゃにして…っ!!との仰せに、顔にわずかに汗を浮かべて
「あなたが望むなら どんなはしたない事でもしてあげますとも」
と云ってのける。執事の鑑。
そしてこれはぼっちゃまの見た夢ではなく、クロードが荒稼ぎしてきた催淫剤を、試されたんです。
か、鑑、、、。

この後も、嫉妬したクロードがぼっちゃまに俺が悪かった、謝るから許して、終わらせてえ…(!)と懇願されたり。(ひひじじいとまで罵られ^^;)
吹雪で買い出し行けなくてもやることはやる二人。ここのクロードの愛撫はえろい!!ぼっちゃまにひもじい思いをさせたことを謝るクロードに対し、悪いと思うならいつもみたいに乱暴にやってくれ、との仰せ。もちろん眼鏡を外してスイッチON。
「かしこまりました」

ぼっちゃまの喘ぎ、文字だけですけど泣かしてやりましたよ。鑑。

そんな感じで、二人の日常を一部切り取ったであろうこの一冊、いつ如何なる場合でも手抜かりなくぼっちゃまを抱くクロードが素晴らしいのです。

そして最後ぼっちゃまに、お前は革命賛同者だろうと云われます。一度もそんな事を口にしていないのに。ぼっちゃまは政治に無知なはずなのに。
「でも お前の事ならわかる」

ごちそうさまでした~…。
結局、えろいしかなかった…。

2

これは、神でしょ!

「ジャックとジェラール」に引き続き、よしなが作品を推させていただきます。

エセ執事ではなく、舞台が、フランス革命時なので、
本当の執事と、その若き主人のお話です。

この若き主人は、子どものころから、甘やかされていますので、
結構、ワガママぼっちゃん。
で、そこを締めるのが、執事クロードのお仕事でもあります。

文庫版で読んでいるので、色々なストーリが入っているので、
ちょっと得した気分です。

特に好きなのは、仮面舞踏会のお話。
主人は、仮面の男に抱かれるのですが、
主人は、仮面の男はクロードだと思っているし、確信しているけども、
本当のところどうだったかは書いてない。

そんな、ちょっと心が痛くなる切なさが、本作のよいところで、
それがラストにつながっているのかと思います。

お勧めです!

3

執事萌えの金字塔

一瞬にして世界観に引き込まれました。
執事萌えというのはそれほどなかったんですがこの作品を読んでからは執事を連想させるもの……例えば作品に関係ありませんがコンビニでスコーンを発見するだけで執事萌え方向に思考がぶっ飛ぶようになってしまいました。

主従関係であるゆえストレートに愛を伝えることができないせつなさ、愛しているがゆえお使えする貴族のお坊ちゃまのために身を引く狂おしさ……たまりません。
クールな仮面の下にお坊ちゃまに溺れ狂う激しさを秘めた執事クロードの、執事としての分際を飛び越えた情熱的な愛のささやきは萌えメーター振り切れること必至です!

祈りに似た命がけの愛の言葉をぜひご堪能くださいませ、お嬢様。

3

全ては二人のエロスの為に。

主従・年の差・下克上・甘々・鬼畜・頭脳明晰とおバカ・黒髪に金髪…私の上位萌え成分のみを凝縮したような作品でした。本当にありがとうございました。

以下、具体的なポイントです。

◆執事クロードの攻めっぷり
執事を辞めた時のタガの外れ具合/二ヶ月おあずけ+言葉責め+直前まで焦らした挙句トドメにドーピング/泣いて謝ってもまだ止めないネチっこいお仕置き
…素敵過ぎです。雪の降る夜での乱暴にする件も誘導していると思います。つくづくイヤらしい男です(褒め言葉)。いいぞクロードもっとやれ。

◆アントワーヌ坊ちゃまの好きモノぶり
全編に渡って声出し過ぎです坊ちゃま。しかも三日間生死の境をさ迷って目覚めたその夜に自分を慰めるとか…おまけに見つかるって何事ですかホントにもうww
さすが世間知らずの脳天気貴族だけあって板についたはしたなさ。けしからんよ可愛いよ!!

◆セリフの奥深さ
特に行為中とその前後の一言一言が…色々と背景や心の内やカラダの状態(笑)を想像せざるを得ないものになっているので二重三重に色気を放っていてもう大変。絵もまたいい感じに見切れてるしね!!
直接的じゃない表現ってこっちの妄想も入る余地があるのでとんでもなくエロいですよねえああもォごちそうさま!!!

…えー、おっそろしくエロスに満ち満ちた一冊です。それもそのはず、全ての構成要素が坊ちゃんと執事の愛へと収束していくんですから。
身分差の恋模様が描かれる最初の数話で切なさをストイックにじわりじわりと溜めさせ、中盤で一気に点火する(勿論ベッド上で)…!!

この爆発力のハンパなさと言ったらもう。
脳味噌が融け出しますよ。

鬼畜で甘々なので普通に読んでももちろん楽しめます。が、深読みすればするほど萌え死ねる仕様になっていると思うので、妄想力に自信の有るオトナの腐女子・腐男子の皆様は手に取ってみて下さい。是非に是非に!!

8

ともふみ

おはようございます、修行中さん。
今日のポピー「乳首はピンクよりもモカ色が一番」
…と常々思ってるむっつりともふみですが、フィsまそっぷ!(ここにも誤植が!)までは頭がまわりませんでした。ボリューム満点すぎる。(喜)
修行中さんの修行、そろそろ終わってもいいんではないかと思いますyo!笑

ではでは~楽しいコメントありがとうございましたv

松尾芭しょんぼり。

修行中

一瞬、式神の気配を感じたのは気のせいじゃないですよねw

>遅漏
そ れ だ ー ! !(納得
時間って手がありましたね。私はボリューム(笑)の方にしか妄想が行かなかったもんで「あれッもう挿れるモン無いよね?!まさかフィs…」とか悶々としてました。テへッ(照 ←今さら
…すいません、とっとと寝た方が良さそうです私…

>「ムッツリさん」向け
そ れ だ ー ! !(part2
私も色々と合点がいきました(笑)
とすると、作者のよしながさんは…かなりの…(ゴクリ

今回のコメで頭の中のモヤモヤが2つも晴れましたよ!的確なのはともふみさんのツッコミだと思いますv

ではでは。
まそっぷ!←誤植

ともふみ

おはようございます修行中さん。
いえいえ、こちらこそありがとうございましたv
今日の一言~「歩きにくいことこの上なし」~
ダブルスカート平井さんより。(突然何…

>>この爆発力のハンパなさと言ったらもう。
ほんとにメガドン級の萌え爆弾ですよねーv
わたしの元々ない脳味噌も融け出ました。返して。

>「こんなの無理…っ」の件。
やっぱり思いました?妄想するなって方が無理ですよねっ
修行中さんのレビューがあまりに的確に萌えポインツを挙げてらっしゃるので、お子様とは認めません。笑
因にわたしの中でクロードは遅漏という設定になってますので(笑)、つまりはそういう感じでわたしは妄想してみました。どうでしょう?(って言われても)

>>深読みすればするほど萌え死ねる仕様になっていると思うので、妄想力に自信の有るオトナの腐女子・腐男子の皆様は…
まとめるとこのご本は「むっつりさん」向け、ということですね!なるほどどうりで…笑
よしながさんまたこういうの描いてくれませんかねぇ。

愛する喜び、愛される喜び

執事・クロード×わがままな若当主・アントワーヌ…フランス革命を背景に遂げた積年の恋。
遥か昔他社さんの方で1話読んだきりだったのですが、評判の良さに読まずにはおれまい!と鼻息荒く購入。
……も、萌えメーターが振り切れますた。
個人的に執事萌えなどは全くないのですが、執事とはかくあるべき!というクロードの仕えぶりとぼっちゃまのアホ…いえ天真爛漫さに、ハートをむんずっと鷲掴みされてニヨニヨがとまりません。
執事のクロードの深い愛に満ちた1冊です。

特級階級である貴族たちと、彼らに使える平民の使用人たち。
生活を共にするからこそ、それぞれの身分の「分際」ともいうべき明確な境界線がみえます。
そして誰もがその「分際」を弁えている前半部。
とても切ない話ですが、導入部として物語にとても奥行きを与えているなあと感心しました。
そして真の主役ともいうべきクロードもまた、執事としての「分際」を守る男です。もしくは縛られているとっても言い。
「愛とは夜に気付くもの」では、アントワーヌ以上にクロードにとって一夜の夢であったのだと思うと胸がぎゅーーっと締め付けられたのですが、その後の展開ではこれまでの切なさが相乗効果となって萌えが大爆発しております。
クロードの「執事の分際」が崩れる経緯が、悶えるほどにいい。
もう後はわたくし萌え街道まっしぐらでした。
よしながさんありがとう!!ぎゅむ。

バカップルと言ってもいい二人のラブラブを思いっきり堪能できるのですが、これがまた極上の甘さです。
愛する喜び、愛される喜び。
それが紙面から滲み出てくるようなクロードとアントワーヌのやり取り。
二人を見ていると、ニヤニヤしちゃうくらい萌えるのになぜか泣きたくなります。
彼らの幸福は、様々な巡り合わせがもたらしてくれた奇跡のようなものだと思えるからかな。
そしてその得難さを誰より実感しているのはクロードなのでしょう。
だからこそ革命以後の二人の日常がこんなにも愛おしい。
いい本だ…

そ・し・て、なんというエロス!
想像力を刺激されコマの外についつい妄想が…これぞエロス(涎)
特に261ページのアントワーヌの「こんなの無理…っ」っていう台詞に「どっ、どんなのっ?(萌ッ)」と思った読者はわたしだけじゃあるまいて。

7

修行中

こんばんは。日和の件ではありがとうございましたv

萌えるのに泣きたくなる気持ち、わかります!!切なさもあるんだろうけどそれだけじゃない…この作品に出会えた事にありがとう!!生きてて良かった!!!って感じですかね。(何だかアヤシイ人っぽい私…すみません)

あと>「こんなの無理…っ」
ハイハイっ!(挙手)私もしっかり思いました(笑)貴婦人の件であれだけのコトしたのに…そ、それ以上なんて未知の領域過ぎる!!!お子様な私には見当もつかないしー(ぉぃ

えー、取り乱しましたが本当にこの作品は愛に溢れた傑作ですよね、って言いたかったのでした。よしながさんラヴですvvv

ではでは♪

ものすごく上質で濃厚なケーキを1つ食べたみたいな気分になりましたv

ふたりの黒髪の執事のお話。

フランス革命の30年前・・・
セルヴィニアンを主人公に描き。
報われぬ主人と執事の愛が語られます。

その後、少年クロードを主人公に。
クロードは、父子2代にわたり主人を愛する執事になります。
じつに30年というクロードの愛の軌跡。

華やかなフランス貴族の生活が没落するにしたがって
主人と執事の関係は、より手の届くものになっていったような気がします。

フランス革命は、主人と執事の関係にも革命を起こしたようなv

美しくてワガママで、愛すべきおばかな主人に
有能な東洋系執事というカップリング。
黒髪は、墨ベタで塗られはらりと落ちる髪の毛の美しいことっv

それとですね・・・
いままで私が読んだよしながさんの本って
わりと表情で最中のエロさを演出する場合が
多いような気がするのですが、これはかなりきっちり体位的なものまで
描かれていてかなりエロティックでした。
美しい男と美しい男の美しい交わりが芸術的な構図で描かれてるんですよね。

絶品としかいいようのない1冊。

5

究極の執事モノ

ああもう、執事のクロードに萌えまくりです!
よしながふみさんは天才だと思う。ぜんぜん古さを感じません。BLというジャンルを越えて、この先何年たっても色褪せない作品の一つになるんじゃないかなァと思う。

執事モノとして、最高峰に位置するんじゃないでしょうか。
ワガママな坊っちゃんを心から愛してるんだけど、中身はドS。
エッチの最中もずーっと丁寧語を話してるんだけど、中身はドS。
この下剋上セックスに萌えを刺激させられまくらりるれろ!!!
坊っちゃんのためなら、道徳に反することも平気でします。
くっそー、いい男すぎるぜクロード。

舞台背景には、フランス革命があります。
歴史的な説明はしすぎないのに、必要な部分はちゃんと伝わってくるのが良かった。さすがよしながふみさんだなと思います。くどい説明抜きで分からせてしまうというのは、取捨選択が上手いからだと思う。
選択が上手いのはそれだけじゃなくて、セリフも、表情も、すべてが秀逸。

最高の作品です。
みんなに読んでもらいたいです!

9

切なさ満載です

ちるちるさんでは今、よしながふみさんがブームなのかな(笑)??
今まで読んだよしなが作品で一番好きかもしれない「執事の分際」。
冒頭の「シノワズリ」では、とある貴族とその浮気相手(マダーム)の従者の話。
二人は関係を持ち、徐々に惹かれていくのだけれど、身分の違いもあり、結局結ばれることはありません。
そして「ある貴族たちの一日」ではその従者の甥が出現。続く「小姓の分際」ではその甥が主人公になってます。
彼はとある貴族に気に入られ、その小姓になります。そしてゆくゆくは執事にまでのし上がります。
そしてこの「小姓の分際」では、その主人が亡くなるまでを描いています。これも切なかったよ!!
そしてそして、ついにその主人の息子が現れます。とんでもないわがまま坊主・アントワーヌ。執事は例の甥です。名をクロードといいます。
「愛とは夜に気付くもの」以降はこの二人で話は流れます。
世間知らずのバカでゲイのアントワーヌ。クロードは彼に随分手を焼いています。
そんなバカで手のかかるボンボンを「可愛い」と愛してしまったクロード。
そして口うるさいながらも、ずっと側にいてくれたクロードが気になるアントワーヌ。
二人はクロードの告白により結ばれることになります。その後は身分は違えども、かなりのバカップルぶりですよ(笑)

貴族と、従者、執事など身分違いの恋が盛りだくさんの一冊。すっごく切なかった。
最初の貴族と従者の話は、お互いが好きなのはわかっているはずなのに、どうしても結ばれることのない恋。
従者は想いを寄せる相手である貴族と、その浮気相手である自分の主人を逢い引きさせなければならなかった。
どんな気持ちだったのかな。従者はちょっと笑ってたけど、そうとう辛かったんだろうな。

また、クロードはアントワーヌの父親に最初、恋心を抱いていました。
そんなことを微塵に感じさせず、彼が亡くなるまで、ずっと彼の家の執事であり続けました。
そして、彼が亡くなった時にだけ、涙を流したのでした。
ここがまたすっごい切ないんですよね!!ほんとに!
その後、彼以上に愛せる相手が見つかって本当によかった。
クロードはかなり殺し文句というか、名言を残してくれてます。
ほんとエロエロ執事ですよーめっちゃ仕事のできる有能な執事なのに。
坊ちゃんのこととなると取り乱したりもするし。萌えです!

ふぅーもうおなかいっぱいですよー萌えをたくさん補給できました。
よしながふみさんは「萌え」という言葉では足りないくらいの何か素晴らしいものをお持ちですよね。
なんだろう…BL好きじゃなくても、これは万人受けするだろう!っていう、一つの芸術作品としてのクオリティが高いというのかな?
ただ、多くの人に読んでもらいたいです。そんな作品です。

9

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