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表題作劣情に白衣汚れて

ジュリアン、英国名家の一人息子で教授につく大学生
葛西隆之、憧れの教授から研究所に招かれた客員研究員

その他の収録作品

  • 純情に躯震えて

あらすじ

大学の研究室に勤務していた隆之は、憧れの教授からイギリスの高分子結晶体研究所に客員研究員として招かれた。
慣れない研究所で過ごす隆之は、冷たい言葉で女性を振る美形の男を目撃する。
それは、学生時代にホームステイでお世話になったウェザビー家の一人息子・ジュリアンだった。
再会を喜ぶジュリアンにキスをされ抵抗した隆之だったが、子爵家の跡取りという権力を嵩にかけ、脅しのような言葉で性行為を強要されて―。

作品情報

作品名
劣情に白衣汚れて
著者
楠田雅紀 
イラスト
しおべり由生 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775513170
3.8

(8)

(3)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
31
評価数
8
平均
3.8 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数1

どんだけ一途な攻め様なのでしょう!

タイトルだけなら凌辱ものと勘違いされちゃう
可能性あるんだけれど、これは一途な攻め様の
長い長い、ラブレターみたいな内容だと思いましたね。
受け様が学生時代3か月のホームステイ先の攻め様との
恋愛話なんですが、10歳だった攻め様は年上の受け様に
懐いていて、きっと初恋だったのだろうと思います。
離れてからも受け様に手紙を出し続けていましたが
受け様が受験や日々の生活で次第に攻め様に返事も返さなくなり、
それでも攻め様はどんなに返事がこなくても年に1度は
カードを送ってくれるほど忘れていなくて・・・・
受け様が攻め様の大学に研究員として来たとき、
12年ぶりの再会だったのに攻め様は一目で受け様と気づく。
ほんとになんて健気なんだろうね~~~
それに控え、受け様のツレ無い事!攻め様が手ひどく彼女を
振るところを目撃して、攻め様を酷い奴だと思うのですが
後から思うと受け様の方が絶対酷いじゃんと思えます。
そして、再会した二人の会話で受け様が自分の手紙を
読んでいない事に気づいた攻め様が、受け様に脅迫まがいの
セクハラをしてしまうのですが、私は許せます!
可愛さ余って憎さの世界です、それも手ぬるいです。
攻め様は本当に受け様が大好きなんですよね。

後半は攻め様の気持ちを真摯に受け止める受け様ですが
それも、昔の攻め様からの手紙をあらためて見直して
攻め様の切ない気持ちを知るのです。
そして、その事にほだされた受け様が攻め様の思いを受け止める。
う~ん、ほだされて仕方なく・・・ちょい傲慢感が・・・
でも、受け様の年下の攻め様を対象に考えたことなかった
訳だから仕方ないと言えばそうですね。
思いを受け止めてもらった攻め様は歳相応の可愛さがあって
なんだか胸キュンさんでした。

ショートの話は、晴れて両想いになった?二人が旅行へ。
そこでも攻め様の受け様に対する愛情が溢れている内容です。
ちょっと冷たい受け様もこのお話では攻め様に思いを~~
可愛いベアのぬいぐるみと王子様みたいな攻め様
かなり萌えるお話でした(笑)

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