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「堕ちる花」続編。
兄・尚吾が人を狂わせる沼の秘密・鬼喰い草の栽培地を焼き払い、一応村絡みの事件の真相は明かされあとは禁断ながら甘い2人の生活が始まるのか、と思いきや、本作では……!
鬼喰い草の花が送られてきたり。
父親が車の事故にあって重傷を負ったり。
誠が同じ村出身の男に拉致されて殺されそうになったり。
自殺したという尚吾の母親の真実ー淫乱な殺人鬼ーを知ったり。
そんなサスペンス展開と並行して、想いが通じあった後は歯止めが効かなくなってる尚吾の激しい欲望が「これでもか!」と描写されます。
どんなに誠がイヤと言ってもやめてと言っても、止まらない!
執着心もどんどん深くなって、風呂場内で、誠が女装したままで(CM撮りに参加したのです)、ハメ撮り、おもらし、野外で駅弁スタイル……とかなりなエロ連発です。
しかし、ここまでやってもまだ尚吾はセーブしていて、好きなだけはヤッていないと言う。誕生日プレゼントのリクエストは『一日、好きにさせてほしい…』
そしてその言葉通り、ローター、手首拘束、ディルド、フ○ラ強制……
ここまでされても、誠は清潔感があるのですよね。健気で可愛くて。
尚吾は自分に恐ろしい血が流れている事、母親と同じ運命を辿ってしまうのではないだろうかと自分で自分が怖くなってきたその時、死んだはずの母・薫が………!
え〜っ、というところでまだ続きますよ。
夜光花さんの作品を読んでみたいと思い、
本屋でたまたまあったこの本を手に取りました。
予測はしていたけれど、エロ多めでしたねー。
でもお話が本当面白くて、また、主人公の2人が良かったので、
読んでて、そんなにエロ高めに違和感は感じなかった。
不安感と不快感と苛立ちが常に付き纏い、お話にどんどん引き込まれていきました。
後、このお話はシリーズものだったんですね。
(1作目は「堕ちる花」で、これはシリーズ2作目)
あとがきを読んで「しまった!」と思いつつも、
正直、ガチ兄弟ものだとついひいてしまう事が多いのに、
最初からもう相思相愛になっていたので自然と入れた気がします。
なので、ちょっとガチ兄弟ものに対する敷居が低くなったのかな?
私の場合はこれで良かったのかな?と思います。
後、ずっと何故尚吾が鬼喰い沼を焼き払った事に触れないんだろう、
何故その事件に関わる事を一切出してこないんだろう?と思ってましたが、
そこまで違和感は感じませんでした。
むしろ逆にそれがミステリー度も上がって、楽しめた気がします。
1作目の「堕ちる花」、今度読んでみたいと思います!
きっとそこに色々書かれているんですよね。
「堕ちる花」読んで、またこのお話も読んでみようと思います。
また違った感想が出てきそうで楽しみです。
ココナッツさま、はじめまして。
初コメント頂きまして、
しかもそれがココナッツさまだったので、びっくりしました。
どこかの記事でココナッツさまが匿名ではなくコメントを書かれていて、
またその内容に私も共感したので、
ココナッツさまのレビューを参考に色々読んでみたい作品や作家さんをチェックしております。
初夜光花さん作品はエロ多めだったのですね(笑)
他のシリーズも本屋さんで探してみたいと思います。
コメントありがとうございました。
私もココナッツさまの今後のレビュー、楽しみにおります!
AshNYさま、初めまして☆
初・夜光花さんがとてもエロ多め作品になってしまったんですね。
このシリーズの中では(花シリーズは全部で六冊ありまして、リンクしてます)この二作目が一番エロ度高いですよ(^▽^;;
これから一作目読まれるんですね。またレビュー楽しみにしております!
夜光さんの作品はどれもお話とエロが絶妙な配分、またはエロ多めが主流ですが、この作品は群を抜いてエロ全開ではないでしょうか。
回数も多いですが、濃度も濃いー。
前作『堕ちる花』自体は単品でもいけますが、こちらは二作目なので前作を読んでからでないとわからないです。
兄弟の花シリーズの本編は三部作ですが、一作目だけレビューを書いて他は書いていなかったので再読しました。
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受けの誠は20歳の大学生で、兄の尚吾と二人暮らし。
前作で幼少期の暗い記憶が発端となり、尚吾と恋人となりました。
攻めの尚吾は誠の異母兄で人気俳優、26歳。
昔から誠に執着し恋情を抱いていた、ヤンデレな人。
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前作では、ふたりの故郷の暗い秘密が扱われていましたが、それ自体はラストで尚吾が始末していて一応決着しておりました。
それなので、その後どうやって続けるのかな?と思っていましたが、まだまだ終わっていないんですよねえ。
前作の一ヶ月後からスタートとなる今作。
ふたりの元へ、前作忌まわしい事件を起こすきっかけとなった鬼喰い草が送られてきます。
鬼喰い草は、ふたりの故郷である過疎の村が生き残るために作っていた麻薬の一種です。
すべて燃やしたはずの鬼喰い草がなぜ?という始まりでした。
以前、幼馴染みの青年をメロメロにさせていた誠ですが、今回もその可愛らしい顔で尚吾以外も虜にしております。(これが次巻への布石ですな)
そして、尚吾に恨みを持つ人間も引き寄せてしまいました。
この男、ふたりの父親へも手を出したり誠を誘拐したりとやりたい放題なのですが、父親の方はともかく、誠の事件はちょっとやりすぎ感がありましたね。
もっと周りから攻められた方が怖かった気がします。
父親の方の事故が起きた時は、絶対村関係だよなと薄気味悪く感じましたし。
先に書いたように再読なのですが、最初に読んだ時よりもわたし自身が尚吾を受け入れて読めるようになったことに驚きです。
尚吾、誠のこと本当に好きなのね…なんて思えるって。
けっこうBL小説を読んできたので、ヤンデレに耐性がついたのでしょうか。
それに誠も尚吾のこと、本当に一番なんだなあと伝わってきました。
尚吾の一挙手一投足に感情が上がったり下がったりしていて、泣いちゃう辺りは初恋みたいで可愛いかったー!
尚吾が虐めたくなる気持ちわかります(笑
前作がサスペンスで読者を引き込む作品であれば、こちらは作者さんが思いっきりHを楽しんだような作品です。
しかもそのバリエーションが広くて、何度も出てくるHシーンに飽きることがありませんでした(笑)。
省吾の誠に対する執着度がどんどん増していくのが分かって、本作中でも省吾自身が思っていることなのですが、一体どこまで行くのか怖くなってきます。
まぁ、私は攻めが受けに執着するほど萌えるので、もっと執着しろ~と心の中では思ってるんですけどね^^;
でも省吾が自分が母親のようにならないだろうか、と恐れているのは分かる・・・すごい終着ぶりだもの。
サスペンスの面もしっかりお話は進んでいて、省吾の母親の影がより濃く出てくるのですが、次作に続く感じで終っています。
この母親がまた怖い・・・強敵になりそうな予感を残して次作も期待です^^。
えちのバリエーションがハンパないです(ノ´∀`*)
そのうえ、終わっても終わりじゃないわんこそば状態のえちなので、「兄さん落ち着けよ…」と思いつつも、内心「もっとやってもいいのよ」と絶倫攻め兄を煽ってやりたくなる(笑)
というか、誠くんがそうとう、無自覚(?)ながらも兄さんを煽っているかなあ。
うっかり例の香りを嗅いでしまえば、まんまと媚薬入り状態でのえちだし、
うっかり女装してしまえば当然、女装えちだし、
なんかうん、いっぱいえちしてました。
合間にはさまるミステリー?は、ちょっと突飛かなあと思ったりもしますが、そもそもの故郷の村のあれやこれやがかなり異常ですし、3作目に出てくるあの人はさらに輪をかけて強烈だったりもするので、もろもろの「ありえなさそうな異常事態」こそがこの作品の醍醐味かもしれません。
ただ、もうすこし物事をしっかり考えてもいいのではないかな、とたしなめたくなったりもしちゃいますが(苦笑)
「この状況をどう切り抜けようか」っていう思考よりも、執着や不安が先に立ってしまうって、そうとう冷静じゃない状態だと思うんですが、…そういう視野狭窄感がもうすでに、あの花の、ひいてはあの人からの呪い、ということなのかも。