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表題作花街恋夜 四龍島シリーズ 番外編

マクシミリアン

あらすじ

白龍市の歓楽街、花路。失踪したはずの名の知れた娼館の娘・愛鈴が、飛のもとにやって来て「側に置いてほしい」と泣き出した。美少女の出現に花路の猛者たちは!? 人気シリーズ、番外編。
出版社より

作品情報

作品名
花街恋夜 四龍島シリーズ 番外編
著者
真堂樹 
イラスト
浅見侑 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
龍は微睡む
発売日
ISBN
9784086146081
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

BLじゃないのも入ってます

 一つ目はBLではない話。
 今年から春を売ることが決まっている娼妓の恋の話。
 飛をだしにしたものの実は、相手は羅漢で――
 なんというか、彼女の心根がまっすぐなのが伝わってきて、なかなかに読んでて面白かったです。

 自分の初恋にどうやってけりをつけるのか、きちんと考えて行動した彼女はそれはそれで偉いなー……と思いました。
 それにしても、羅漢もこんなにいい人がいるんだから、そんなに鈍感でいないでもうちょっと気がついてあげればいいのに、とは思わなくもないです。

 そしてもう一つが、万里の弟・遠里の話。
 まぁ、弟の話と言っても万里の弟なので、万里の過去の話も多分に盛り込まれています。
 どうして万里がそういう風になってしまったのか、弟はどんな人なのか、書かれていて、少し万里を理解する上ではいい話でした。

 最後が作者さんとイラストレーターさんのスペシャル対談。
 これは説明するよりも読んでもらったほうがいいと思うので、ご自身で読んでください。

 なんだか、この巻に関してはBLというよりは他のものだったような気がしますが。
 たまにはこんな話もいいかと思います。

1

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