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自分の優れた外見を利用して、したたかに振舞おうとする19歳。
口が悪くて、喧嘩早い、なかなか男っぽい子。
そんな自分を「あばずれ」と呼ぶ彼は、
儚げな青年を演じて、大人から金を巻き上げようすることもしばしば。
いきがってる若造か?と思いきや、
母親のいない貧乏大家族の長男でとても家族思いだし、
他人の子にも動物にも優しい。
仕事でも、一人前の技術者を目指して日々励んでいる。
そんな本当は心根の真面目な彼が、
(心を痛めつつ)悪ぶったり、強がったり、攻めを騙そうと知恵を絞って画策したり♪
若い子が背伸びしている姿が可愛くてしょうがないのは、おばさんになった証拠かしらw
対する攻めは、そんな受けを全ての面で上回っている大人な弁護士。
キレ者で余裕があり本物のしたたかさを持つ、ちょっと出来過ぎなぐらいなイイ男。
現実味がないような気もするけれど、物語としてはアリだと思う☆
そんな敵わない弁護士相手に、
受けが悪あがきをしつつ、身も心も組み敷かれていく様子がとても堪らなかったです。
ふたりの個性的な家族もとても魅力的。
片や貧乏大家族、片や由緒ある大金持、それぞれのブッ飛んだ父親もいい☆
脇役にも沢山の愛情を注いでいるのが感じられる書き込み具合が、中原作品の素敵なところ。
今回も正にそうで、とても楽しめました。
大人数のガヤガヤとした雰囲気と、ふたりっきりの甘い(エロい)雰囲気との対象もよくて、
ますます中原さんの魅力にハマっていってるのを感じます♪
神本にするか迷った、とても好きな一冊です。
中原さんの本、読みやすくて最近いろいろ読んでみています。
お金を巻き上げようとしていた相手、上月に本性がばれてしまい・・・。
それでも上月は陸の事がさらに好きになったと、いってきて。
ならばと、陸は・・・。
大家族の長男は大変そうですね。
陸は、家族思いのいいお兄ちゃんという。
そして上月さん、策士ですね~。こういう人好きです。
陸は上月が好きだとなかなか認められなくて、色々抵抗してみせるも上月の方が何枚も上手な様子。
前半でなんとかまとまるも、陸は後半でも男同士という事に悩み抵抗してみせてました。
往生際の悪い子です(笑)
上月家ののほほ~んとした感じと、惣流家の大雑把な感じが読んでいて面白かったです。
いいかげんな親父と陸のやり取りとか。
よく逆カツアゲして、捕まってる空とか。
後半出てくる、上月の従妹もなんか憎めない子で。はっきりした子だなぁ~と。
メインCPもですけど、その他の人たちもキャラが立っていて、魅力的でした。
テンポよく、さくさく読めるお話でした。
スピンオフの方も、読むのが楽しみです。
コミカルでテンポがいい作品なので楽しめました。
ただ、じっくり読みたい方にはイマイチかも⁉
あとがきにもありましたけど、結構、ごちゃっとざっくりみたいな感じのお話なので、余り細かいところは気にしないで、読み手もざっくり読むと…面白くて、スラスラ読めちゃうと思います。
狡猾な王子様&弁護士•上月 × 美貌を盾にしたたかに生きる、あばずれ子羊•陸の年上攻めガチンコラブバトル‼
陸は、大家族惣流家9人兄弟の長男。
毎日の父親とのバトルのせいで、日頃から生傷が耐えず、包帯&絆創膏&眼帯姿。
自分の容姿が綺麗な事は自覚しているものの嫌っている陸。
でも、その手管と美貌を餌に、何人もの男を騙し、金を巻き上げて、貧乏生活の足しにしています。
ある日電車の中で、弁護士の上月と出会います。
陸が、父親にDVされていると勘違いしてきた上月を、カモに選ぶ事にした陸。
でも、いつもと勝手が違い過ぎる相手にイライラするんです。
上月の前では、小狡さを発揮できず、自分の心を持て余す陸。
お話の中で何が面白いか‼
上月には、あばずれだと言って強がってばかりの陸なんですけど…
実際は、自称あばずれだったんです(笑)
純粋で、不器用さん、家族思いでいつも1番に周りの事を考えて行動出来るいい子でした。
しかも、いつも虚勢を張って、意地っ張りで、自分の気持を素直に言えないから憎まれ口ばかり叩くという‼
あばずれどころか、全然スレていなくて、可愛くて仕方ないキャラでした♡
上月は、一見、容姿も文句無し‼…紳士的で仕事もできて、まさにゴージャスな王子な感じなんですけど…
実際は、一筋縄ではいかない、楽しめるといういい意味での、悪魔みたいな腹黒変態王子様でした
(笑)
『自分を狙っている危ない狼には気をつけなきゃダメだよ、あばずれ子羊ちゃん』とか…
『大人のセックスおしえてあげる』とか…
恥ずかしいセリフもさらっと言って、陸を口説くんです。
Hもしつこくて、言葉攻めで、陸を可愛くいじめるいじめる‼
また、陸が恥じらいながらも、上月に翻弄されていっちゃうから萌ます(笑)
サディストの一面を見せる上月が溜まりませんでした♡
そこに、きちんと愛が感じられるからいいんです。
陸の良さをきちんと見抜いて、言葉巧みに口説いていくところが見ものです。
怪我して包帯・眼帯姿の陸を見ては『綺麗だ…可愛い』といい、
『一生懸命家族を守ろうとする君が好きなんだ』とか…
『僕は絶対に陸を諦めない』とか…
ガンガン攻めてくる上月はまさしく萌キャラでした。
そんな上月に陸が勝てるわけありません(笑)
陸は、一生懸命自分が優位に立とうと目論むんですけどうまくいかないんです。
それが、恋心を自覚してからは、上月から逃げる方法を算段するばかり(笑)
逃げようと画策しても駄目‼
じゃ〜嫌われてしまえばいいんだと、色々企むんですけど、絶対に上月は諦めないんです。
それどころか、墓穴を掘っていくだけで、どんどん陸の心を占領していく上月。
結局は、益々追いつめられて、気がついたときは、狼に手玉を取られた仔羊ちゃんでした(笑)
可愛すぎます♡
このペースを乱されて、クルクル踊らされてしまう陸と、押し捲る上月の関係が楽しいんです。
こっちの方が恥ずかしくなるくらい、おバカ系なカップルでした。
脇のキャラも、曲者でいい味出している人達ばかりで面白かった。
陸の家族も、上月の家族も、現実にはありえないような人格の持ち主ばかりなんですけど…
いい人達ばかりなので、楽しませてくれます。
上月の許婚だと主張して邪魔をしてくる、上月の従妹も憎めないキャラでした。
恋愛面の障害や恋人になるまでの心理的葛藤があるわけではないので、紆余曲折が読みたい方や、読みたい時には消化不良かもしれません。
私はざっくりな気持で読ませて頂いたので、評価は高めです。
スピンオフで、『ろくでなし』が続編としてあるので気になる方は一緒に読まれるとより楽しめます。
男をはめて、お金を巻き上げるという生活?をしていた
陸(受)が、弁護士である上月(攻)をカモにしたことから、
ストーリーが動き出します。
個人的に面白いと思ったのは、
陸が、「ビッチ」なのではなく、兄弟たくさんだから
お金を集めていて、その手段が上記っていう点(笑)
だから、全然「あばずれ」ではありません!
逆に、なんだかかわいい!!
そして、カモにしたはずの上月の腹黒さがたまりません。
大人な腹黒さで、「あばずれ」ぶった、かわいいチワワを
かわいがる物語に読めてしまったのは、私だけではないはず!
わりとさっぱり目ですね。先にドラマCDを聞いてたのであの二人の声で再生しながら読みました。収録されなかったエピソードもありましたね。
もう陸がいい子で上月の掌の上で必死にもがいたり悩んだり傷ついたり。
悪ぶってあばずれと言っても、本当は真っ直ぐでまだ19歳で。
上月にひかれてるのに男同士なことにこだわって、なんとか上月に嫌われようと流されまいと策を練るのですが、上月の妹やいとこに自分で言った言葉や行動に傷ついたり落ち込んだり自分を責めたり。
いとこの里見も良い当て馬?キャラでしたね。さんざん陸に貧乏人だの住む世界が違うだのあばずれだの言いますが、やっぱり上月のいとこのお嬢様なのでいい人なんですよね。そのいい人ぶりが陸に予想外のダメージを与えますが。
あー、陸が上月との関係が誰かを傷つけることで別れて辛かった!
そして上月の策にはめられて無事に恋人に戻れて良かった。
もう結局陸は何をしてもどんな悪態をついても上月の愛情を深めて喜ばせてしまうんですね。
可愛い陸は包容力?腹黒紳士の上月に敵いません。
上月の陸を逃がさないってもの痺れたし、陸が最後のエッチで上月に立ち向かうも結局喜ばせることになっちゃって、ふふふですね。
頼もしい大人の上月。オオカミっぷりも良かったです。
陸もジタバタ悪あがきしても結局上月の腕の中に落ちちゃうのも良かった。