ボタンを押すと即立ち読みできます!
シリアスそうな題名と表紙の絵に、今回はいつきまこと先生にしては珍しくシリアス系のお話かと思ったら、いい意味で裏切られます(笑)いつものごとく、ぶっ飛んでて笑える内容です。
『甘い苛だち』
童貞くんなのに経験豊富そうに装って、墓穴を掘る紅真が可愛いです。勉強のためにエッチな本を読んで、オロオロしてるのがおかしいです。自分のことを太陽だと言い切る、おバカさが好きです。この作品は、ぶっ飛び度も少なく、普通のBLっぽいです。
『キミの詩』
著名な詩人の先生のぶっ飛び具合に、ちょっとついていけませんでした…残念。天池の、才能無さすぎな詩に、吹き出しました。
『参ラブ』
初めての自宅訪問にテンパり過ぎな高内が面白いです。手土産に、大量のうまいバーを選ぶ、杉原のセンスが好きです。
『恋愛スクリーム』
もう何が何だか、しっちゃかめっちゃかなお話です。清水ドールが気持ち悪くて、夢に出てきそうです(笑)
初読み作家さんです。
表紙を見て、落ち着いた感じのお話かしら?と勝手に想像してたんですが、全く違いました。w
表題作は高校生の陸上部のライバル同士という設定。
どちらかというと、受け様の方がライバル心を攻め様に勝手に燃やしていて、色々空回りしちゃうというお話です。
運動も出来て女の子にモテて、校内でも人気が高い受け様なんですが、ちょっと(というかかなり?)天然な所があってコミカルにお話が進んでいきます。
…とまぁ、表題作を読み終わるまではよかったんです。
で、次は「キミの詩」。う~ん、ちょっと吹っ飛び系の設定だなぁ…
↓
「参ラブ!」な、なんじゃこれは!このいきなり高くなるテンションはなんなんだ!
頭の切り替えに暫く時間がかかってしまったので、切り替わってからこのお話の最初から読み返してみました。
頭が切り替わると面白いです。ここで切り替わらずに読んでしまうと白けてしまう恐れもあるかなと懸念はしますが…^^;
そしてそのまま切り替わった頭で「恋愛スクリーム」も読んで下さい(笑)。
ラストは表題作カップルの描き下ろしHが収録されているんですが、「参ラブ!」と「恋愛スクリーム」の印象が強烈だったので、BL萌えというよりもギャグの印象が強く残ってしまいました^^;(こういう時の評価いつも迷います)。
でも、このノリについていければ、とても笑える作品だと思います。
まったく期待せずに読んだ初読みの作家さんだったんですが、色々とツボにきてめちゃくちゃ楽しかったです。
かなりテンションが高いユーモアたっぷりの作品なので趣味は分かれるかもしれませんが、頭カラッポにして楽しめます。
この本で、口に入れてた飴玉をブッと吹きだして漫画本にぶつけるという、本に申し訳ないことをしてしまいました。お茶じゃなくて良かったけどw
ストーリーの核となってる部分ではきちんとしたセオリーを踏襲しつつも、個性がキラキラ光ってました。
しかも後半になればなるほどテンション高い作品になっていくという素晴らしい配置。
メーターふりきれそうになった最終話にとどめの一撃が。窓をバリーンと割る場面ね(ここで飴をふいた)。
あと受けが可愛いけどちゃんと男っていうのもいいんですよねぇ。
キラキラっなモテる陸上部の男の子、紅馬。
多分普通の恋愛漫画だったら余裕で主人公があこがれる男の子って感じだろうなぁ・・・とか思うのですが、そこに登場するのがクールなライバル冬紀。
でも告白されてるの助けたらキスされて、最終的には実は気になってるのはお前だとかそういう結論。
ライバル心で俺の方がそういうところでも上を行っているつもりが実はそれ全部女の子側がやるほうですおまえほんとアホですねーな感じが実に可愛い。
「調子に乗っては悶絶するアホカワイイ」キャラはこれよりあとのいつきさんの漫画で毎回出てきますが、火がついたようなテレ顔は毎度毎度萌えるわ~。
高校生で1m95も飛ぶのは流石にBLファンタジーだろ!と思いましたが、
実際にはそれほどでもなかったっぽい(高校記録は2m23)
残りの短編はどうにもサド攻めの傾向があり、怖いのですが。
サド受けはなぜか平気だったのになぁ・・・
でも「ハニーエンジェル」なんてくっさいことは言えるのに「好き」といえないのはバカバカカワイイなー、とか
いつきまこと先生コミック3冊目。
今んとこ3冊全部持ってる私ですが、
このコミックが1番気に入りました。
相変わらず
ぶっちゃけはっちゃけてる(笑)
キャラクター達が、はじけてます。
というより、そこがこの先生の良さなんだなぁ、と思います。
BLなのに笑ってばかりの私でした。
キャラがもう正に個性的の領域を超えるかもしれません(笑)が、
この位ハッチャけていないと、
この作品は成り立たないのではないかと。
個人的には、
主人公の弟が気に入りました^^
わ、笑いすぎてお腹が痛い…。