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大学、サークル、文化祭…。青春詰め合わせです!!
とある大学の映画研究会で繰り広げられる、二組のカップルの物語。
中学生・誠が従兄・梶の家を訪ねるところから始まり、梶の大学時代へと舞台が移り、彼を主人公として物語ははじまります。
主役カップルは性格が全く正反対。好きな物も見つからないだらだら大学生・梶×真面目なツンデレ大学生・中村。
もう一組のカップルは、いいとこのボンボンである奇人・高崎と魔性の遊び人・鯨井は幼馴染かつ異母兄弟。
お互い愛し合っているのにすれ違いまくる二人。
そしてこの二人に振り回される梶×中村。
大学生活、映画研究会というサークルを通してのまさに愛と青春の日々でした。
まず主役カップルは、正反対の二人が徐々に惹かれあっていく…といういわば王道展開なんですが、
このツンデレ中村が梶に抱く微妙な感情がすごくいいんです。
初めて仲のいい友達ができた喜び、またそれとは違うときめき。
最初は自分の恋心に気付いていない中村ですが、徐々に自分の気持ちに気付き、戸惑い…。
そして恋とは綺麗な気持ちだけじゃなく、汚い気持ちもあるんだ、自分は浅ましい。
そう気づき、彼は涙を流すのでした。
中村にとってきっとこれが初恋。
今時珍しいくらいのピュアな青年の心に胸がしめつけられました。
そして梶も、中村と一緒に夢を見つけ、追いかけて。
恋愛経験豊富なはずなのに、中村を見て「好きってなんだ?」と考えたり、
中村の笑顔を見てドキっとしたり、ピュアな恋に落ちていくのでした。
文化祭、二人の衝撃映像が公開されてしまうのですが、これは…最低ですが(笑)、ある意味とてもドラマチックでした。
個人的にはかなり好きなシーンです。
「その後2」で語られる二人の初Hもとても初々しくて、お互いすっごく好きなのが伝わってきてよかったです。
一方高崎×鯨井は愛し合っているのにすれ違い続けています。
高崎は変人奇人ですが、それでも鯨井だけを一途に想い続け、普段はあんななのに、とても男前でした。
鯨井も臆病な男だったけど、「その後」での高崎への想いが切なくて切なくて…
高崎の鯨井への熱烈な想いはわかっていたけど、まさか鯨井も高崎もことをそこまで愛しているとは思ってなかったので、
「その後」でのラブラブぶりはかなり嬉しかった!!感動しました!!
ラブ中心に話は進むけど、ラブだけではなく、大学生活でしか味わえない友情や夢など汗と青春の1ページがギュっと詰まってます。
私の思い描く理想以上のキャンパスライフを見事に表してくれています。
これは山田ユギファンでもファンでなくても絶対読んでいただきたい。
「誰にも愛されない」「夢を見るヒマもない」と並ぶくらい好きな作品。
私の家の押し入れには山田ユギコーナーがあります(挿絵のみの小説も含)たまに全部引っ張り出して読み返すのですが、何度読んでもユギ作品は良い
中でもこの作品は 本格的にBLにハマる切っ掛けになった事もあり、今でも愛読しています。何故ユギさんの話はコミカルなのに泣かせるのでしょうノンケがゲイに走る話がお好きな方にはお勧めです
ゎ
注:ユギさんといえばリーマンスーツ姿ですが、この作品にはリーマンはいません。むしろ一昔前のムッさい学生が主人公です(なんせ携帯も無い時代ですから)
昔も今もユギワールドの虜です
大好きな作品です。
文庫版になって、梶×中村の初エッチやら高崎×鯨井がくっつくところやらが追加されてます。旧版で「読みたいー」と思ってたシーンをピンポイントで描いてくれてて、さすが山田ユギさん分かってるぅー♪と思いました。旧版が好きだった方も、買って損無しです。
読みながら、なぜ私がこの作品を山田ユギ作品のなかでも特別に好きなのかが解りました。
キャンパスライフが楽しそうなのだ!!
これに尽きますね。
みんなでワイワイひとつのものを作り上げる過程で、喧嘩したり恋したりアホなことやったり、若いっていいなーと思いました。
ユギさんの描く女性キャラもいい。
梶につきまとってた「嫌な女」が、最後に梶に言い捨てた「梶くんには謝らない」って言葉が好きです。BLで描かれるこういうポジションの女性って、最後までウザいことが多いんだけど、ユギさんはそうしないんだよね。梶のあいまいな態度を小さく糾弾して去った彼女の、なんて見事なことか。
梶×中村
中村が梶に思わずキスしたあと、やってしまったって顔をしてるのが好きです。
恋心って、相手に引きずられて芽生えることがよくあるけど、梶の場合もそうだなって思いました。
高崎×鯨井
ビッチな鯨井が大好きです。
高崎のほうは最後までキャラが掴めなかったんだけど、まさしくその掴めない部分が高崎なんだよね。
ふらふらしてた鯨井が落ち着いてしまうのがちょっと残念な気もするけど(笑)
どちらかというと小説派でBLコミックはあまり読まなかった方なんですが、最近どハマりしてしまって、一人で脳内山田ユギさん祭り状態です。短い間にほぼ全作品読破しました。どの作品も素晴らしく出会えて良かった!と思える物ばかりですが、その中でも個人的に特に大好きな物に私はこの作品を挙げたいと思います。
他の皆さんもおっしゃってるように彼らの学生時代の映研の楽しそうな様子、青春っぷりが素晴らしいです。それ自体が映画だよってくらい美しい。映研の魔性の美男・鯨井や、完全腐女子の先輩・美樹さんとか、メインカップルの梶(攻め)と中村(受け)以外のキャラも全員魅力的で愛おしいです。
中村が梶を大好きすぎるのに不器用でいっぱいいっぱいな所がたまらなく可愛くいじらしく、涙を誘います。両想いになり同棲して8年たってもその気持ちは全く変わらず、ちょっとしたことで家出しちゃうけど(先輩たちの所しか行かないし)すぐ迎えにきてくれる梶が王子様だなんて、こんな乙女な子は女の子でもなかなかいません。可愛すぎる。二人の初めて・・のシーンが良いです。本当に中村が終わった後幸せかみしめててこっちまで幸せ気分になります。中村の純粋さは梶の従弟の中学生や、魔性の男・鯨井の心までとろかせます。いつも中村の恋愛相談役だった鯨井は逆に中村の一途さに打たれて、自分も素直に高崎を追いかけていけたのではないかと思います。
好きすぎてうまく感想も書けないのですが、本当に映研のメンバーが大好きなので、巻頭カラーがオールスターキャストで嬉しくて感無量でした。山田ユギさん(の作品)に出会えて本当に良かったと思います。泣けるのに笑える、そのバランスが絶妙です。
一冊まるまる1つのお話でボリュームありました。
映画研究会が舞台の二つのカップルの話。
梶と郁カップルは王道な感じで愛らしかったです。梶がどこまでもノンケ臭するのに郁に惹かれていく感じが可愛くて。童貞臭漂う眼鏡男子の郁がぐるぐる恋に悩む姿も可愛かった。
でもやはりこのお話のスパイスは鯨井と高崎の関係かな…!鯨井がどこまでもビッチだけど、だからこそ高崎との関係が切ない。長い遠距離中の二人の気持ちを思うと再会できて…場所も立場も関係なく二人で過ごす未来を選ぶことができて本当によかった。
くまさん大事にしてるアホな高崎可愛いし、なんだかんだ恋のキューピットな鯨井がとても美人。「ほう…」と息が付くほど美しい男で眼福でした。