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冒頭の記憶喪失&拳銃のコンボは何とか耐えたが、
子安→近藤の「眠り姫はやっとお目覚めか?」で吹いた。
安定のヤクザものでキザな男たち。欧米か。
前野さんが張りのある美声でビックリ。
このトーンはイイですね!
エスと同じ役で小西さんと三木さんも出てくる。
なんだか得をした気分。
ラブ要素は極少、事件を追うストーリーは面白い。
犯人と被害者、バディもの、刑事とヤクザ。
英田サキ鉄板の内容。
各2枚組ですが、完全に続く内容で物凄いところで終わるので、
2も用意してから聴いたほうがいい。
フリトで近藤さんがアニメとドラマCDの演技の違いに触れたら、
子安さんが「ドラマCDは二次元の中で三次元の芝居をする」と言った。
そうなんですよね…!!
ドラマCDは声だけの媒体ですが、三次元を作るんですよ!!
よく言う「距離感」の正体はこれですね。
距離感がないと臨場感も出ない。
BLって所詮は男と男のラブコメだよね、話が薄くてつまんない。
何かシリアスで引き込まれるような面白い話ないかなぁ~。
↑と思っている方には、超お勧め!!
CDは『囮鳥』と『迷鳥』の2枚組で、両方あって初めて完成する。
『囮鳥』の方は、火野(子安)×安見(近藤)がメインで、
サブで、加賀谷(三宅)×那岐(鳥海)。
話はヤクザ物で、第一印象はダークでミステリアス。
いや、ヤクザの話というより、一般人と殺し屋の話??
主人公である安見が記憶喪失で、影のある謎の美形、火野に拾われるところから始まる。
↑もうこの時点でドラマに引き込まれる。
さらに、最近は2.5~3枚目役が多い子安さんが、90年代によくやっていたようなダークな美形悪役を演じています。コヤピファンは聴くべき。
近藤さんは、ごく普通の男の役なんですけれど、難しい役どころですね。
子安さん役が強烈なだけによく迫力負けしなかったな……どちらもすごい。
声は、地声系だけれど、決して高音だったり可愛かったりではなく、ごく自然な男の声。
記憶喪失になった時の危うさや繊細さがよく表現できていると思います。
鳥海さんは、一見よくある倦怠系キャラなんですが、どこか影がある辺り、いつもとやや違いますね。
三宅さんは相変わらずの低音で、受けをただ待ち続ける無骨な男の包容力を表現した感じ。
とにかく原作を後で買って読むほどすごく面白いんですが、評価が星4つなのは、
子安×近藤の絡みがほぼ無いに等しい…。
いや、あるんだけれど、近藤さんのモノローグがかぶってよく聞こえない。
濃ゆい絡みがあれば120点あげるところだったのにぃ~~~。(涙)
でもさすが子安さん、喋るだけでエロスが漂う。
インターさんなくなっちゃったから、このCDはもう通常の店では買えないけれど、もし興味があって、どこかで見つけたら聞いてみるべき。
ダークで耽美な香りが漂う話が好きな人には超おすすめ。
疲れた・・・。
頭も身体もフル回転で聴きました。
全身筋肉痛ですよっ!!
身体に力を入れて聴いている為 筋肉がガチガチになります。
心して聴かないと大変な事になるわよおおおおお!!
魂ごと奪われちゃうわよおおおおお!!
考えすぎて 頭が爆発してるわよっ。
ストーリーが難解すぎて ついて行くのに必死です。
でも 面白い!!
止まりませんよ。最後まで聴いてしまう破壊力の凄さ!!
声優達が 各々の役にズバリ嵌まっていました。
素晴らしかった・・・。疲れるけど・・・。
原作未読。
ワタクシ、英田サキ先生のドラマCD化作品は原作未読の状態で聞くことにしているんですが。
英田先生といえば、「デッドロック」「エス」「ダブル・バインド」シリーズと、ハードボイルド路線の緻密なプロットに沿った作品が多いですな。
また、人間心理のひずみや精神疾患についての言及も本格的です。
これ、「エス」ともリンクしているわけですが、エスよりも一層、複雑である種難解な展開をしていきます。
ストーリーのドラマティックな展開よりは、4人それぞれの胸のうちがひっそりと語られていき、それがパズルのようにリンクしていく状態。
完全に大人のドラマだと言えましょう。
火野と安見のやり取りはかなり緊張感あります。記憶喪失というモチーフを上手に使って、果たして記憶喪失になる前はどのような関係だったのか、いやがおうにも好奇心をかきたてられる。
絡みらしい絡みはほとんど出てきません。
ゆえになおさら気になる!
さて、そうした緊張感が高い中、那岐の存在にほっとしてしまったり、「エス」でも出てきた宗近のリラックスした様子に安心してしまったり…。こういう構成のうまさはスバラシイ。
できれば、「エス」シリーズから通してお聴きになることを強く推奨。
FTで各出演者がむずかしかった、と語っていますがそれも納得。
それでは、このまま「デコイ~迷鳥」へとすすめていきたいと思います。
いいですねぇ。
ドシリアスに展開する男と男のドラマ。ゾクゾクしました。冷たいのに熱い空気感なんです。
この作品は続編の「デコイ 迷鳥」と合わせて一つの物語なので、単体で聴くのは危険です。続きが聴きたくてイーッてなること間違いなし。
なんといっても火野です。欠落したのか最初から無かったのか、情緒の壊れた男。
ダークな魅力の持ち主なんですが、子安さんイイヨイイヨー。シリアス演技にゾクゾクしました。火野には難しい演技が要求されますよね。そもそも感情を込めちゃいけないんだもの。でも狂気じみた迫力は必要だし。子安さんのお声を聴いて、ああ、これだ!と思いました。
安見はイイ感じにぐるぐるしてて良かったです。原作ほど彼の愚かなキャラに違和感を感じなかったのは、近藤さんの演技力のたまものだと思いました。
もう一カップルは加賀谷と那岐(三宅さん×鳥海さん)。
加賀谷の一途さに改めてキュンキュンさせられました。「図体のデカい忠犬」という存在、なんでこんなに萌えるんでしょうか。三宅さんぴったりだよ。
鳥海さんは、ひたすらカッコいい受け。ちゃんと男なのがいい。女を抱いてるのもいい。
この二人はまだデキてなくて、食らいつくようなキスシーンがあるのみなんですが、タマランです。
あと、エスシリーズから小西さんと三木さんが、ちょっとだけ登場します。
宗近(小西さん)が落ち着いたシアワセを掴んだ雰囲気で、シリーズのファンとして非常に嬉しい。
あとは篠塚(三木さん)だな。実は彼が一番悲しい男なんじゃないかなと思ってしまいましたよ。後のストーリーを知ってるからかもしれないけど、孤独だよね。