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表紙を見た時に、「受にオーラがないな…」と手を出すのを逡巡しましたが、
崎谷先生だし志水先生だし、ということで買ってみました。
そして、おはなしを読んで納得しました。
表紙とあらすじだけではわからなかったのですが、受は地味っこです。
攻は見た目もよくて仕事もできる「いい男」なんですが、
二人ともそれぞれコンプレックスがあって、
人間らしい、皆がもってるようなささいな欠点があって、
それらから来る諍いが、諍いなんですけど「必要なんだな」って説得力があっていいです。
受が結構ネガティブで卑屈なとこがあるので、それを許容できればとても面白いと思います。(あたしは感情移入して喧嘩するところとかぼろぼろ泣いてしまいましたけれど)
そして地味な彼がとてもかわいいです^^
外見がコンプレックスのため謙虚なところが私はきゅんとしました。
あと個人的に謙虚なのに三十路ってところがさらにいいです^^
舞台になる会社がハーブやアロマ関係のおはなしなので、そういう意味でも癒されるおはなしです。
途中受けがぐるぐるしてシリアスが挟まれますが、基本的にほっこりしました^^
あと、崎谷先生にしてはエロは普通、というか軽め、ですかね?
崎谷先生にしては、という感じなので全体的に見れば普通ぐらいだと思います。
えろいことに変わりはないので、物足りないことはないと思われます^^
目立ちたくないコンプレックスの塊の受け斎藤と、イケメンだけどその外見に似合わず無神経でおおざっぱな攻め降矢の紆余曲折物語。
本の厚みもありますが、今回は読むのにすごく時間がかかってしまいました。
それくらい、この二人の惹かれる点や近づいていく様子をじっと読みこまないと(いや読みこんでも)う~ん、、って頭をひねりながらになってしまったからかもしれません。
ロハス企業の仕掛け人「彩」の実の姿は地味で目立たない、男に振られてばかりのコンプレックスの塊の斎藤。
いつでもうじうじしていますが、そのコンプレックスがあるからこそ人に優しく接することができる。
片や、外資系の大手企業から転職してきた降矢は、その外見のせいか意にそぐわない扱いを受けることが不満で、おおざっぱなくせに以外に気を使う神経質で、胃の具合を壊したりしている。
コンプレックスがあるから降矢の気持ちがわかるという斎藤に降矢がちょっと「いいな」という気持ちを抱く。
斎藤はいいこと言うんだけど、ネガすぎて一人ジェットコースターな風になってしまっている。
互いに種類は違えどコンプレックスがあるから、互いを思いやれて2人はくっついてもいいのかな?と思うのですが、
いかんせん、斎藤はネガすぎるし、降矢はおおざっぱすぎて言葉も態度も足りなくて。
最後の最後まで、あーでもない・こーでもないとやっている姿に、等身大の男性を見る気がして、自分にはこの二人のカップリングは恋人としてはありえないのではないかと思えてきてしまったのです。
何だか、二人の成長に期待しましょう。みたいな・・・
見えないところでの仕事のフォローやバックアップなど、相手を思う気持ちがあればこそとも思いますが、やはり営業としてはあるべき姿だなと、変に冷たく見てしまう自分。
自分がおかしいのか?と、ページを戻して読み返しても・・・
いや、きっとしばらく寝かせて熟成させてからもう一度読むときっと新たな視点が見えてくると信じよう。
なんかエロかった。いつもみたいにがっつりエロってわけじゃないんですが、ところどころエロいんだよなぁ。耳たぶ弄ぶのとか、指でセックスだとか。ストーリーも好きでしたけど。
イケメンで有能な降矢×地味で大人しい齋藤が主人公。降矢はホントに普通の男性です。仕事はできるけどたまに失敗して落ち込みもするし、鈍い所もあって相手の気持ちを全部察してくれるわけじゃない。だけど優しい人だと思います。
対して齋藤はとことんネガティブ。過去の恋愛があまりいいものではなかったこともあり、とても臆病でうじうじしてます(笑)しかし仕事には熱心で、こちらも優しい人だなぁと感じました。
ストーリーは王道と言ってもいいかもしれません。出会ってお互いを意識して、両想いになってデートをしてセックスをして、すれ違って疑って嫉妬して喧嘩もして、別れ話になって誤解が解けて仲直りのセックスをするという、言ってしまえばただそれだけの流れなんですが、どうしてこうも面白いんだろう?
今回二人の職業もBLには珍しく(?)ロハスとかマクロビオティックとかアロマとか…読み応えはあったと思います。ただその説明とかウンチクが長くて分厚くなったのではという疑いが…両想いになるまで長かったよ…
エロ度はまぁ標準的です。ちょうどいいなと感じました。濃過ぎず物足りなくもなく、このくらいがいいです。まぁどエロも好きですけどね(笑)
齋藤は地味で大人しい受だと思っていたら、なかなかエロくさかったです。フラれてばかりだったけど、一晩限りの相手は多かったらしい…。降矢が寝た人数より齋藤が寝た人数の方が多いっぽいです(笑)意外と男は切れないらしい…。そういう設定の受が好きです。
表題作の他に降矢視点の短編も入っていて、こちらはラブラブで安心して読めました。齋藤にメロメロな降矢がイイ!どうやら齋藤は降矢の腰が抜けるくらい凄いテクを持ってるみたいです(笑)齋藤の「慣れ」に嫉妬する所に萌え(´∀`)
特に「動物性タンパク質」が可笑しかった(笑)齋藤に吸い出されちゃったみたいですよ降矢は。普段は甘い言葉とか恥ずかしがるのに、ベッドでは淫乱になるっていうのがツボ。齋藤は「清楚な淫乱」でしたけど。
あと、志水ゆきさんのイラストもよかったです。特に口絵のカラーがとても綺麗でした。来月の新刊も期待したいです(・v・)
今回は大手企業から転職してきたイケメン営業マンと
実はカリスマプロデュサーの開発部社員のお話。
受様視点で出会いから恋人としてまとまるまでと
攻様視点でその後の二人を収録。
受様はコレといった特徴のない地味なゲイ。
高校卒業後、リラクゼーションサロンで働いく傍ら
「彩」という匿名でハーブと健康に関するサイトを
運営していました。
趣味の延長でハーブを頒布したり、
メールや質問にアドバイスを行っていたのですが、
穏やかな語り口と親身の対応に閲覧者が増え、
人気のサイトとして有名になります。
受様のサイトの状況を知った
親友とその奥さんが受様に起業を提案、
12年前にオーガニック系コスメや食材、
リラクゼーショングッズ等の雑貨店を始めます。
近年のロハスブームにのって
今では直営ショップにオーガニックカフェ、
リラクゼーションサロン等を展開する程の会社に。
しかし受様は自分を地味な奴と思っているので
どんなに「彩」が人気を集めても自分に自信がなく、
表向きの事は社長である親友に任せ、
社内でもプロデューサー「彩」の正体を隠しています。
そんな受様の毎日に変化をもたらすのが
営業として転職してきた攻様でした♪
攻様はファッション誌から抜け出たような男前。
業界でも有名な大手商社に勤めていましたが、
ある理由から体調を崩して退職、
受様の会社に営業として採用されました。
高卒で容姿にコンプレックスをもつ受様は
攻様のように美形でハイキャリアな人物には
腰が引けていましたが、
初めての発案企画を
社長に一蹴されて落ち込む攻様を慰めた事から
急激に懐かれてしまう事に。
容姿も性格も考え方も正反対の二人。
最初は引き気味だった受様も攻様と接するうちに
苦手意識を払拭、ばかりか好ましく思うように。
攻様も同じように受様を思い始めていて
二人はお付き合いを始めるのですが、
受様の親友と攻様の元彼の存在が誤解を呼んで?!
二人は性格も考え方も違うので
お互いに気になる所も微妙にズレていて
一波乱、二波乱って感じで展開していきますが
キチンとお互いの誤解も解けて大団円♪
最後までとても楽しく読めました。
俺の強引で無神経な所には
貴方がやすりをかけてまるくしてください。
俺は貴方のネガティプな部分に
なるべく日光浴させてやりたいと思っています。
攻様のこの台詞がとても印象的でした。
これからを大切にしたいって感じが良いですね。
私も言われてみたいです♪
続編では受様が美味しく下拵えされるお話です。
今回は地味な受様と自信家な攻様のお話で
火崎勇さんの『似合わない恋人』はいかがでしょう?
不幸体質、ちょっと天然で子供っぽい受けは
実はあまり好きじゃないんですが
(●´ω`●)よかったです。
アロマだとかロハスの会社での社内恋愛のお話。
受けは、悪い男にばかり惚れてしまうゲイ。
攻めは、イケメンすぎて中身とのギャップに悩むノンケ。
崎谷さんのビジネスものって、ちょっとうんちくっぽくて
序盤は読むのきついなぁと思ったのですが
つきあいだす展開が速いのでダレずに読めました。
攻めがすごくイケメンで包容力があるのかな?と思いきや
ところどころ恋愛の地雷を踏んだり抜けたことをしたりするのが
妙にリアルでおもしろかった。
そして受けは、身体ばかり経験を積んでるけど中身は乙女
夢見がちな恋愛観を攻めがかわいいと認めつつも
ちゃんと注意してあげるのとかよかったな。
つきあってからのゴタゴタ、いってしまえば痴話喧嘩のお話
大人の恋のお話だけども精神的には、どちらもまだまだ子供。
欠けてる部分をぶつけあって生々しく恋愛してました。
いつもどーりエロも、たっぷり。
個人的には、映画館での指セックスのくだりが良かったです。