花嫁は純潔を奪われて…!?

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表題作有栖川家の花嫁

有栖川誉
旧華族の流れを汲む名門の次期当主(24)
真野水晶
失踪した姉の身代わりに嫁いだ大学生

同時収録作品新妻の一日~「有栖川家の花嫁」番外編(コミック・ 一馬友巳)

同時収録作品有栖川家の蜜月 / 有栖川家の蜜月~コミック編( 一馬友巳)

有栖川誉
水晶

その他の収録作品

  • 秘書のお仕事
  • あとがき 雪代鞠絵
  • あとがき 一馬友巳

あらすじ

旧華族の流れを汲む名門・有栖川家の当主・誉の婚約者だった姉が行方不明になった。焦った父に騙された水晶は、身代わりの花嫁として嫁がされてしまう。 「妻は道具」と言い切る尊大な誉に水晶は抗う術もなく、初夜では無垢な心と体を乱され、激しい快楽に啼かされる。 水晶は有栖川家の因習に従い、昼は貞淑で、夜は従順で淫らな妻として誉と暮らすことになるが…。 商業誌未発表作とコミック、そして書き下ろしショートあり!!
出版社より

作品情報

作品名
有栖川家の花嫁
著者
雪代鞠絵 
イラスト
一馬友巳 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048681544
3.4

(41)

(6)

萌々

(13)

(17)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
136
評価数
41
平均
3.4 / 5
神率
14.6%

レビュー投稿数14

縋るのはどちらか

令和も7年経ち、価値観も変わりつつあるなか、最近は無理矢理とか俺様すぎる作品を昔ほど楽しめなくなっていました。
16年前の作品で、かつ序盤はあまりにも無理矢理で水晶が可哀想で読み終われるかな…と思いましたが、ただの可哀想な受ではなかった!し、傲慢な俺様攻ではなかった!

水晶はかけおちした姉の身代わりで女性のフリをして有栖川家に嫁ぎ、最初は本当に冷遇だし心にも体にも酷い扱いをうけます。でもここで心が折れたり快楽堕ちしたりする受ではなく、自分ができることをやって姉が帰ってきた時に誉さんと少しでも心地よい関係になってほしいと、健気に頑張るのです。
可愛らしい見た目に反して芯が強く意外と冷静に状況をちゃんと判断して周りに馴染める、すごく応援したくなる受でした。
そんな水晶の頑張りに最初は関心を示さず余計なことをするなと冷遇していた誉さんですが、あるきっかけを機に徐々に心を許します。それがなんというか、構いたいではなく構って欲しいというか。誉さんは人に愛されたことも愛したこともないから、愛し方愛され方がわからなくて、でも水晶には構ってほしいというのが徐々に現れます。
あんなに冷遇してるのに抱きついて眠ったり、風邪の看病をおっかなびっくりしてみたり。
極め付けは水晶に好きだと告げた時、ズタボロになった誉さんが言う「慈悲をくれ」「愛してるんだ」というセリフです。本当にキラーワードでした。なんでもできる、立場も見た目も立派な一人前の男が弱って縋るのがすごく、グッときました。
肉体関係的には受ですが、心を抱いているのは水晶の方なんだなと感じました。
序盤に感じた可哀想な受は大きな懐で攻を抱きしめる受に、傲慢な俺様攻は愛し方がわからないけど愛したい不器用な攻に印象がガラリと変わり、その瞬間にとても心が動かされました。

こんな出会いがあるからBLって素晴らしいですね泣
まだ読まれてない方は是非!

0

花嫁

やはり少年は犯されてなんぼだと思うわけですよ((ノェ`*)っ))タシタシ
19歳が少年かといえばギリギリオーバーな気はしますが
表現が少年くさければセーフととらえる。もこデス。
最近のBLはわりと甘めの作品が多いのですが
この時期、この作家さんの作品は
至極ひどく少年が犯されてしまうのです。
少々暴力的に、薬なんかつかて淫らに!!
毎日の夜のお勤めでけだるいなんて、なんて素敵w


・・じゃなかった。
姉が結婚するはずだったはずの男のもとに
知らされないまま嫁がされた受。
姉が戻ってくるまでと腹をくくり、よい妻を演じることにした。
しかし、知らされた現実はひどく残酷なものだった。
攻が幼少期どのような仕打ちをうけたのか
故に、こんな歪んだ性格になってしまったのねと思うタイミングでの
不幸な知らせ。
ここで攻をそしる受の心情は、やっぱり過去の話なんて忘れちゃってたのかしら
と読み手としては寂しくなった。
ま、横暴に連れてこられた挙句犯されて、優しくしても冷たいんだから
そらまぁ同情はする(苦笑

そんな二人が後半はアマアマです。
べったべたです。
どちらも、わりと幸せな感じじゃなかったぶん
幸せになってくれればいいなと思いました。
問題は後継ぎどーすんの?ですがw

1

攻めが殴り足りない

この作者さんの味なんでしょうが、今回も健気な受けに対して攻めが自分勝手かつ傲慢で、しかも明確な罰を受けないところにもやっとします。
攻めの魅力がいまいち分かりません。悪人なら最後まで突き通してほしいと思いますし、あれだけやっておいて急にいい人面されたり昔から好きだったと告白されても気持ち悪いだけです。刺されたり悲しい過去があればなんでもチャラというわけにはいかないでしょう。似たような傲慢系や凌辱系は別に嫌いじゃないんですがこの話は受け付けませんでした。
健気や純愛という単語と変態趣向性は食い合わせが悪いです。

3

私が今まで読んだ小説の中でトップを争います!もはや1位!

作家さんで1番好きなのが雪代先生なのですが、この作品はその中でもトップレベルに好きです。
まず、舞台は有栖川家での日常なのに、読んでて飽きることがないです。あと、水晶の日々の努力が報われていく過程がかなり好きです。何より読んでて楽しい。
私は、攻めが最初に感違いなどで受けを嫌って酷い事をした後の甘々展開大好物なのですが、この作品はまさにそれでした\(^o^)/最高

特に、水晶の卵焼きを食べてもらえてなかったシーンとか、切ない!と思いながらも、こういうシーン大好き!と思ってました。笑
極め付けに、誉が投げつけた書類を水晶が雨の中持って待ってたシーン…>_<…あのシーンは悶えました!女中も味方になってくれてたとこなんて、涙出ちゃいました。。
その後、誉が看病するところなんてもうっ…(//∇//)笑
こういう、攻めがとことん酷いことをする展開って最近少ないですよね。やっぱり「酷すぎ」とか言われちゃうのを恐れてる作家さん多いのでしょうか?でもそうじゃなく、酷い仕打ちからのデレが最強に萌えるんですよね!(基本的に攻めは何でもしてくれてOKなタイプですw)雪代先生は絶対期待を裏切らない!
ビューティフルサンデーといい勝負なのですが、こっちの方が萌えたかな?
欲を言えば最後監禁SMっぽいことしてるシーンがありましたが、もう少しじっくり描かれた方が、必要性感じるんじゃないかなぁって思いました!でもかなり萌えたシーン多かったので、神以上の評価です!雪代先生にはもっっっと沢山こういう作品出して欲しいですね!

5

割と好きなテイストでした

なんか花嫁系の甘々のものが読みたいなぁとおもい、表題のみで選んだ作品。
不憫花嫁と暴君花婿がいろいろ訳ありながら心がほぐれていく感じで自身の中では割と好きな感じではありました。
ただ、心が通い合ってきていたけど些細な花嫁さんの失言に暴君花婿が激おこで凌辱的なシーンが間に入るのですが、この辺はただ作者の方が書きたかっただけなんだろうなと最後のあとがきを読んで思いました。
でも、最終的に想い通ってハッピーエンドになるあたり花嫁の王道パターンを外していなかったので安心して読み切ることができました。
エロは結構多めです。
花嫁さんが床に入る際、和装なのが自分的ツボをついていてよかったです。

3

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