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「うわ…ちょ…デカくなった…ッ」「え…っ そゆの、わかるんスか」
扱っているテーマが興味深いものだっただけに、どれも「もうちょっと踏み込んで!相手に不満をもっとぶつけなさいな!」と思ってしまう1冊。
【パラダイスベイビー】【ーロスト】【ーメモリー】【ーワールド】 中立
親友と恋人、どっちも大事という沢と、恋人なら恋人優先にしてほしいと思う城井。
デートに誘えば親友のみっちゃんがついてくる。ケンカをすれば、みっちゃんと出掛けてしまう。みっちゃんは親友と言いながら、付き合っていることは内緒。
こういう態度を取られたら、付き合っている相手に不安と不満が募るのは当然のことで。
しかも親友は付き合ってることに気付いているという…。でも遠慮しないのね…。
途中までどういう着地点に持っていくんだろうと、ワクワクして読んでいたのですが、納得のいく着地はしませんでした。
こういうパターンで、明らかに恋人を傷つけている方が改心しないで、傷つけられている方が「俺の心が狭かった!ごめん!」っていうのが一番最悪なんだよなあと思いながら読んでいただけに…、うーむ。
沢がケジメをつけたように見えて、「これで隠し事はなくなったし!」ってますます悪気なく3人で会うはめになりそうな予感しかしない結末。
納得はいかないものの、途中までのモノローグはやっぱり巧くて煽られるし、ビジュアル面でも息を飲むようなコマがいくつかありました。
特に2話目の最後のページで、抱き合っている2人の表情のコントラストがすごいです。沢のしあわせそうな顔に対して、城井は…。このページ、圧巻でした。
最後に、やっぱりチビ攻めは受け入れ難く…。この麗し系の顔面でチビは…。アンバランスさがどうも見ていて居心地が悪く感じてしまう。でも大槻さんってチビ攻め、好きですよね…。
『うっかりチェリー』に付き合い始め編と、みっちゃんが気付いた編の話が収録されていますが、こちらを読むと本作で屈託ない親友スタンスのみっちゃんに「あれ?」ってなります。
【ラブレター】(act1〜2) 中立
いじめていた方は忘れるというやつですね。
中学卒業直前に生まれて初めてのラブレターをもらった虎寺。
不幸なことに友人に見つかって、差出人との約束の場所までついてこられて…。
という、差出人からしたら勇気を振り絞ったのに、本当にひどい出来事があって、まあ、想像するだけでも酷い話です。
なのですが、なぜか虎寺が被害者モードというか、「俺の方がトラウマ」とか言っちゃう。それはないわー。大声で茶化されて、全校に話が回って、虎寺たちが卒業した後の2年間まるまる「ホモ」といじめられた子の気持ちになった!?と言いたい。
差出人が判明したあとの行動も無神経に思えてしまって萌えず終いでした。
【キラキラ】萌
対人スキルというか、ひととの付き合い方のスタイルが真逆な2人の話。
でも主たるテーマは、えろすに発展するの怖いけど、がんばらなきゃ!という話でした。
恋人で友達でいられたらいいな、という二人のお話。
そこは確かに理想ですよね。
そしてこの人達は逆をたどってるかなと。
普通は友達→恋人になると思うんですが、
恋人になった後に「友達でもありたい」と思うわけですねぇ。
その感覚は男女の恋愛ではよくありますよねぇ。
男女の場合、大概互いにキープになる可能性が大ですけど。
本当に友人同士になれたらすごいと思うわけです。
一度恋人同士になると、なかなか真の意味での友達になることは難しいと思いますが、
二人にその後、色んな事があって、遠恋になったりすれ違ったり破局したりで紆余曲折の末に、
友達になったり恋人になったり、・・・と、できればそこまで描ききってみると面白かったかもしれないと思いました。
表題作のパラダイスベイビーのCPは「うっかりチェリー」にその前の段階の話があるので、
気になる方はそちらから読んでみると良いかもしれません。
でも順番が前後しても特に今作品に影響は無いように思われます。
『うっかりチェリー』に収録されていた「コイニオチタラ」「眠れぬ夜に飲み込んだ星」の続編ですよー!
大槻ミゥさん、最近ハマったのですが、可愛くてエロくていい///
キラキラというより、きゅるるんって感じ?
登場人物が皆、仔犬のような瞳をしている( ´ ▽ ` )ノ
純真な仔犬とは真逆にどエロな中身だから余計萌えるんだろうな…
さて、内容ですが、年下ちびっ子攻めですよ!
攻めのが身長低いよ!!
攻めのが身長低いよ!!! ←大事なことなので2回いいました。
でも、めっちゃ男前なんだ!
好きアピールするし! ライバル?には立ち向かうし!
渡す気ないって言っときながら、沢さん(受け)の世界も大事にするという…
懐広い受けなんですよ( ; _ ; )ホロリ
しかし、年下攻め。沢さんと親友の城井の関係に納得行かない部分もあります。
そこは、第二の男前!親友城井のイイ男っぷりが発揮されるわけです。
可愛い受け、男前年下ちびっ子攻め、さらにイイ男な親友…
私の萌え要素入りまくりですよ。
よって、あえての「萌え2」! 萌えるしかない!!
パラダイスシリーズの受け・沢の乙女度が素晴らしいです。←
攻めの城井は初めは無邪気攻めかと思いきや、受けの一挙一動に振り回され気味な年下攻めです。
攻めのが受けより2歳年下&受けより低身長なのに萌え!
可愛いです。年下攻め。
ラブレター
は、東間(攻め)の中学時代のシーンには胸をぎゅっと締め付けられるものがありましたが、受けの虎寺さんの可愛さに救われます。
ちなみにこのお話も年下攻め。
キラキラ
このお話は攻めが明るい感じで、受けはちょっと暗いって言うかクールな感じ。
でも最終的にはラブラブで落ち着きます。
結構ほのぼのかもです。
最後の番外編はみっちゃん(パラダイスシリーズの登場人物)好き必見です(笑)
快楽で独占したい
エロガッツリと
なんだか、瞳の中にお星様キラキラ
それでもって、頬染めて、何とも言えない表情で、微笑んでみたり、
涎垂らしてみたりと
かわいいと、エロガッツリが超共存している作品。
お話の方も、恋も、友情もどちらも欲しいって欲張って右往左往するお話だし。
とにかく、欲張りで、お徳用。
そんな印象が残る本でした。