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覚悟を決めて 俺に愛されてください
あらすじも読まずカバーも外して読んでいたので、成の引っ越し祝いで響市が部屋に赴いた時、コトが起きるその瞬間、結構オドロキでした。
へえ〜こうやってはじまるのか……!
それまでお馴染みの「お仕事BL」の気持ちで読んでたので、良い意味で意表を突かれました。
鳩村衣杏さんの作品では珍しい展開だと思います。
完璧な肉体、礼儀正しく、清々しい青年、美しい外見と共に申し分のない内面。
そんな成が、豹変!
響市が何を言っても論破してくる。一切の綻びなく、自分の論理でこんな行為、エロ行為の強要つまりはレイプ、を反論できないほど正当化してくる。成はサイコ?と思いました。
響市は成の実家で取引先の大企業・伏見製紙の影響力にビビって?成との行為を受け入れます。
が、響市の方も心の抵抗が肉体の快感に裏切られ?というより仕事面においては元々認める点も多い成に段々惹かれていくんですね。この惹かれる過程が、仕事関連で成を見直す展開から進むのがちょっとだけ物足りない。
その間に何度か成の「授業」があるのだけど、その描写がないんですよ……。
「お仕事」より「エロ」にせい!という訳ではないんだけど。お仕事の比重が高いために、段々響市の社長としての上位性が出てきて、成の「ドS年下攻め」が微妙に崩れてワンコっぽさが醸し出されてくる。成がほんとにイイコになって、言葉では責めてるけど、響市に愛を懇願してるんですよね。「僕を返品しないで」って。
本作は「お仕事」と「エロ」のバランスがちょっとだけ良くない感じもするのですが、序盤の成の豹変に超萌えましたので、萌x2で。
同じく一種傲慢な年下攻めの作品「白雪姫の目覚め」が本作の対となると感じました。こちらの攻め・黒川は結局大人の姫野に……というところが正に本作とは逆です。こちらもおすすめ!
カプは20代の有能なイケメン新卒リーマン×フェロモンを無自覚に振りまく社長40代)です。老眼鏡必須など、老けているようなところもありますが、あまり社長の巴から中年らしさは感じません。
タイトルには「調教」とあり、丁寧語で言葉攻めもしているのですが、巴が成の能力を買っていること、成が巴より2回り若く、また成が重要な取引先の息子であるために強く出られず、遠慮をしているようなところがあるせいで調教という感じはしませんでした。やはり巴が40代であり、年上としての余裕があるせいでしょうか?調教というタイトルに釣られたので・・・ちょっと残念でした。
随分助けられているかな。
積ん読ダンボールから発掘。
あらすじから、なんとなーく、
「倍ほども年の違う年上のおじさまに、アナル調教するドSの若者お話。」
と思いこんでいて、
その割にはカバーイラストはエロ前面じゃないなぁって思ったのだけど。
イラストの雰囲気の方が正解だった。
このおじさんが、まがりなりにも社員数ふた桁のデザイン事務所の社長だけあって、無自覚天然フェロモン系の設定なのに、小説内では全然色気がない。
それが、挿絵だと、いい感じに枯れたフェロモンがでていて、その辺のバランスがよかった。
あらすじから期待しちゃうような物とは全然違うけど、思いの外、さっぱりしてておもしろかったし、寧ろこういう雰囲気のお話の方が私好み。
これのドラマCDは買わなかったけど、改めて原作読んでみて、あのキャスティングは、、、買わなくて正解だった。かな。
内容的には「んーー?」こんな部下やだなぁ(笑)
いくら取引先の息子だって言ってもないでしょ?
寛大すぎだよ、巴!
巴がいい男なのでもったいない!
二人のもう少し先(成が成長した)の話が読めたら感想が違ってきたのかも。
表紙買いをしただけあって、イラストはとっても好み♪でした。
文章からは巴がフェロモン過多とはあまり思わなかったのですが、
(自分の読解力のなさが大いに手伝ってますが)
イラストからはいい感じにフェロモン出てます!
表紙が特に!
表紙買いでしたが、本当に買って良かったです。
何回も読み返してますw
オヤジ受けと言うと、枯れてるイメージがありますが、この作品のオヤジ受けさんはしっかりとした意志を持つ男前です。
「オヤジ受け」というより「大人受け」という感じ。
またバツイチという所がツボです!一人前の大人で、女も知っているのに男を教え込まされる・・・萌えですね。
また、離婚経験があるという事で恋愛に臆病な所も凄い萌えました。
攻めの若者(と言っても二十歳代前半)も、元気だけのキャンキャン系ではなく、相手に追いつくため努力したり悩んだりする所がとてもよかったです。
この二人の続編が読みたいと思わせる一冊でした。
なので、神評価です。これは大当たりでした。