一目惚れの相手は大嫌いなクライアント!? 天敵同士の勘違いラブ!!

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表題作お前になんか惚れてない!

佐藤孝士,不具合の多いシステム修正を担当するSE
鈴木潤,文系なのにシステム担当として他社に出向中

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

クライアントからの厳しいクレーム電話で腐っていたSEの佐藤は、気晴らしに行った店で超好みの強気美人♂と出逢う。意気投合してベッドを共にするが、なんとお互いがさっきのSEとクライアントだとわかって…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
お前になんか惚れてない!
著者
成宮ゆり 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044520106
3.5

(62)

(15)

萌々

(16)

(23)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
20
得点
212
評価数
62
平均
3.5 / 5
神率
24.2%

レビュー投稿数20

リーマンもの

互いの素性を知らずに寝た相手が実は仕事先の人だった話。
ツッコミを入れたくなるシーンも結構多かったのですが、全体的には面白かったです。

攻めの佐藤視点で話が進みます。
佐藤が鈴木(受け)と初めて対面した時のドキドキを、仕事のストレスによる条件反射だと思い込む流れが良かったです。
やっぱ恋じゃん! と気付くシーンがあるともっと萌えたかも。この時この瞬間と言ったシーンはなく、その辺はサラッとしていました。

ひたすらモダモダではあるのですが、中盤で付き合い始めます。
付き合い始めてからも、初対面時のイメージの押し付け合いが原因でモダモダ。
モダモダはどっちもどっち……かな?
二度目のセックスが受けから攻めへのイメージを固めてしまった気がします。ヤリモク男っぽかった(笑)
とにかく話し合いをしろと言いたくなる二人でした。

誤解が解けた後の鈴木のプロポーズが良かったです。
予想の出来る展開ではあるのですが、萌える。
それまでずっと佐藤から動く事が多かったので、鈴木からのアプローチが一段と刺さりました。

付き合っては居たけどお互いに遠慮しまくり勘違いしまくりだったので今後上手くいくかは普通に心配。
とりあえず佐藤の職場が労基に罰則を科されますように!

1

社畜同士の良きリーマンもの

酒場で出会って意気投合。
「あんたなら男でも抱ける」と言うノンケの攻め。
「(バリタチなので)抱かれた経験はないが、俺もお前が相手なら抱かれてもいいと思える。」と返すゲイの受け。

酒の上での戯言とは言え、初対面でこんなに盛り上がってしまった二人。
なに、こいつら♡♡♡

「元攻め」の受けっていいですよね。
バリタチだけど、あいつにならお尻を許してもいいというところに特別感を感じて萌えます。
おまけに初対面同士なのにこんな会話をしあってて、どんだけビビッと来まくりなの?あんたら……♡

そして盛り上がってそのままベッドインするも、お互いの正体を知り天国から地獄へ……。
そんな微妙な空気の中でも連日のように電話のやり取りを、さらには顔を合わせて仕事しなくてはいけないという心理的なキツさ。
そしてパワハラ上司&トラブル頻発のシステムのせいで、社畜化&過労死レベルのお仕事っぷり。

このお仕事描写がかなりリアルなので、リーマンもの読んだー!って気分になれます。

やがて受けのことが好きだと自覚した攻めが告白するんだけど、困惑してなかなか返事をしない受け。
おまけに付き合ってからも何かと攻めを避けるんですね。
ツンデレレベルではなく、別れの予感が漂うほど避けまくる。

ちょっとここは読んでてトーンダウンしちゃいます。
攻め視点なので、受けの気持ちが見えてこない。
おまけにこのすれ違いが結構長い。

コミカルならこのもだもだっぷりも楽しめるのだけど、仕事面でも攻めが追い詰められてるわ、受けともうまくいかないわ……で読んでてしんどいこともあり糖分不足に。

それなのに、誤解が解けたあとのイチャコラパートは短いので、えっ!ようやくいい感じになったのに、もう終わりなんですか?と。
受けの本音はめっっちゃ可愛くてギュインと萌えるものがあったけど、なんせ短い。
後日談があるなら読んでみたい二人だと思います。

1

メリハリの利いた物語

 勢いで体をつなげた相手は、実は厄介な取引先相手だった。

 というお話。

 欠陥だらけのシステムの修正を一人で押し付けられたプログラマーの佐藤には天敵がいた。
 それは、そのシステムを使用している会社の鈴木。
 彼は、システムにエラーが出るたびに昼夜問わず電話をしてきて、佐藤はその対応に追われる日々。
 そんな中、居酒屋で出会った美人と関係を持ったところ、その相手が天敵の鈴木であることがわかって……

 とまあそんな感じの犬猿の仲が公私ともにパートナーになる話です。
 佐藤の勤めている会社はちょっとひどすぎるんじゃないかって感じもしますが、リーマンラブとしては、メリハリが聞いててとても面白かったです。

1

がんばれ

『理想の男の作り方』に大感動してしまって『成宮さん祭』が始まってしまったためこちらも読了。
打って変わってこちらはとても楽しいお話でした。

残業続きでくたくたに疲れて、居酒屋で隣り合った同業の美貌の男性。
話しているうちに盛り上がり酔った勢いで同衾したら、実は電話でしか対応したことのない仕事相手(それも「感じ悪い」と思っている奴)だったという悲惨。
……これ、自分の身に置き換えたらとても怖ーい!

ただ、2人とも互いに仕事に対して誠実であることが解って、好意を持っていくんですけれど、ノンケとゲイということもあって、誤解が誤解を産み『モダモダ』が繰り広げられます。
この『モダモダ』をニヤニヤしながら楽しむお話。

「好きになった相手に良いところを見せたい」と思うのはあたりまえなんですけれど、この2人の意地の張り合いは「相手に弱みを見せたくない」という部分も感じられるんですよね。
それが嫌味ではなくて可愛らしい。
「ああ、男ってこういう感じで見栄張る奴、結構多いよねぇ……馬鹿だなぁ」っていう可愛らしさ。
この2人は、見目が良く仕事も出来るので余計にそう感じます。

しかし、SEの仕事ってみんなこんな感じなんですかね?
かなりブラックなんですねぇ。
あとね、上司とか、会社の無責任さとか……ホント、理不尽よねっ!

まぁ、私の仕事も人の事を言えないことを考えると「自分なりにここまでの水準で仕事をしたい」って思えば、五十歩百歩なのかもしれません。
そういう意味でも、LOVE的な意味でも、側に寄って「がんばれ」と肩を叩いてやりたくなる2人でした。
がんばれ。

2

身につまされた…!

お仕事BLは色々読んできましたが、ここまで自分の仕事(前職ですが)に近いと萌えとともに共感っぷりが半端なくてなんかもう身につまされました。何度も「分かる分かる!」と頷きました。それぐらいリアルにSEという仕事の一面が書かれていると思います。

とはいえ、そんなに理系男子カラーが強い作品ではなく、どちらかというとドライで大人で、社会人としてお互いに尊敬し合える関係のオシャレBLっぽい雰囲気があってさらっと読めました。

真夜中のサーバルームで達成感という勢いのまま致してしまった二人に激萌えでした。いくらパッチのリリースとはいえ作業当日にサーバルームに取引先担当者と二人きりと言うのは、佐藤の会社の規模ではありえないとは思いますが笑

佐藤と鈴木というネーミングも妙にリアリティがあって良かったです。

2

働く男はかっこいい‼

成宮先生の作品と言えば、仕事と恋愛部分の割合がいい感じにストーリーに組み込まれている作品が多いかと思います。
結構キャラ萌え&胸をキュンキュンさせてくれる印象が強かったんですけど⁉
今回のお話は、メーカーとクライアントの関係&出世やら起業やら何かと仕事関係にお話の重点が置かれていて、そこに恋愛を絡ませていっている感じだったので、リアリティが増していて、逆に新鮮でした。
いつもに比べて、胸キュン度合い少なかったんですけど、腹を割って話していくと…お互いに可愛らしい存在の2人だったので、ギャップ萌みたいな感じでした。
リーマン同士のラブも満喫出来る作品かと思います。

内容は、ノンケのシステムエンジニア• 佐藤 × ゲイで元タチのクライアント•鈴木のリーマンもの。

仕事でオーバーワーク気味な佐藤は、常連の居酒屋にいく途中、男性同士のカップルが痴話喧嘩をする現場を目撃します。
その、片割れだった美人な男と居酒屋で再会し、なんとなく意気投合した2人‼
そのまま一夜を共にすることに…
しかし…鈴木と名乗った男は、仕事先の天敵=鈴木で…と天敵同士の勘違いラブがリアルにハッピーに描かれていました。

二人ともクールで、初対面見栄をはってしまったことで、中々本心が出せず、焦れったい位距離が縮まりません。
お互いの気持ちがすれ違ってばかりで、ジタバタしてるのは微笑ましかったです。

佐藤は男前でクールに見られがちなんですけど、実は割り切った付き合いが出来ないタイプ。
恋には一途で真っ直ぐな天然タラシ野郎でした。

鈴木は本当に不器用で、傲慢で、意地っ張りなツンデレタイプ。
照れている所なんかは、反応が凄く可愛くて、キュンとさせられました。
大した用事でもないのに、仕事に託けて佐藤を呼び出したり、元彼女とあっていてヤキモチをやしたりと可愛いんです(笑)
泣きぼくろもエロくて好きでした。

佐藤から告白するんですけど…
佐藤は仕事で色々あって(この部分は結構重くて、読んでいてしんどかったです)
これからの方向性を決断して、その後の鈴木からの告白の返事が良かったんです♡
お互いに手放す気はなかったんだなあ〜とほっとしました。
ただ、この先佐藤は尻に敷かれること間違いなしな展開で爆笑でしたけどね(笑)

紆余屈曲しながらも、公私ともに最高のパートナーになった2人‼
最後はデレデレな感じで、ほのぼのでした。

肉体的には凄く短距離ですが、精神的にはかなり遠回りな恋愛模様。
仕事では出来る大人のいい男2人が、恋愛では右往左往する様がとても楽しく読める作品です。

3

2人もかっこいい

2人もカッコよすぎて、ドキドキしてしまいました(笑)
成宮さんは、私にとって萌をつんつん突いて下さる素敵な作者さんです。
そして、今回は、イラストもベストマッチです!

SEの佐藤が飲み屋で意気投合した男、鈴木と関係を持ったところ、
この鈴木は、佐藤の取引先の厳しい担当者だったという展開です。

ツボだったのは、醒めた人に見られやすい佐藤は、
実は恋人とべたべたしたい派というギャップ。
そして、ドライな関係を求めてそうな鈴木も、
嫉妬してしまったり、ちゃんと人間味がある展開が面白いです。

お互い嫌われないように、
ドライな関係を持とうとしていたというのが、たまりません。

一緒にべたべたしている2人をもっと読みたいです。
仕事ができる男ってのは、やっぱり素敵です。

4

デキる男に弱いんです

真摯に仕事に取り組む男はカッコいいです。はい。
この話は受も攻もそうなんです。
仕事とプライベートをちゃんとわかって切り替える姿が素敵です。
そんな彼らが職場でいたしちゃうのは背徳感ですね。勝手に感じてるだけですが。

それに出会って早々に運命感じちゃったり、体の関係もつのは好きです(^O^)
展開は読めるといえば読めるますが、受けが予定外に可愛くなっていってニヤニヤしてしまった。もっとツンツンかプライベートは軟派で余裕な感じを予想してたのでなおさら。
私的に美人受け(しかも眼鏡)ってだけで評価高いのに、仕事ではデキる男でクレームばっかいってたのに色気ムンムンなのに、あどけない顔とか頬染めとか嫉妬に耐えてるとか…etc
可愛すぎだろっ!

攻めはかっこよくノーマルで好きです。

絵は既出のレビューですが少し物足りないというかあっさりに感じました。文章読んで想像したほうがキャラが魅力的になります。特に表情豊かな受けは。(←体験談(笑))
あと部長はなんとかしてほしかったですね。(こだわらないと思えば気にしませんが)

ということで美人眼鏡受けやらデキる男(というか重役じゃないしガツガツはしてないからソフトデキる男?)、エンジニア職、システムとか萌えならなおオススメです。



3

意外に普通だったかな

リーマン同士、受けがゲイで攻めがノンケ、ツンデレな美人、と私が好きな要素は入ってたんですが・・・余りにも先が読めすぎて物足りなかったかな、という気がします。
タイトルからもっとお互いに反発するのかな~と思いきや、ノンケの攻めが結構あっさりと自分の恋愛感情を認めてしまっているし・・・もっと葛藤があってもよかったかな、とは思うのですが、楽しめた箇所もあったので評価は中立にしました。
IT業界が舞台になっているのですが、結構内容が詳しかったので、そういう面ではしっかり描かれているな、と思います。

4

話的には良かったんですヽ(^o^)丿

成宮さんの小説は個人的に好きだし、話的にはとてもおもしろかったです。

しかし、最後の絡みシーンの挿絵の体のバランスが変だったかな…。と
絵は上手かったのですがちょっと何かが足りないみたいな…。
小説より絵が気になってあまり集中して読めなかったかな?

2

職業モノBL作品の中で最高峰の作品です。

何のジャンルか、どんな設定のBL作品を探していたのかは忘れましたが、
初めはシステムエンジニアとは全く無縁の設定のBL作品を探していて、
その時に、この作品に出合いました。

あらすじを見て、受けと攻め二人とも職種がIT系の仕事で、
IT業界を舞台にした物語ということで、
コンピュータの勉強を始めたばかりの頃だったというのもあり、
興味を持って読んでみました。

読んでみて、
「成宮先生はIT系の仕事をしていたことがあるのですか?」
と思わず聞きたくなりたくなりました。
それくらいシステムエンジニアの仕事内容について
専門的な知識と用語を使って詳しく書かれています。
ITの仕事の内容を知ることができ、コンピュータについても
新たな知識が増えて、とても勉強になりました。

職業ものだと、あまり仕事内容を詳しく書きすぎると、
主人公たちの描写が薄くなって、
参考書や専門書のような作品になってしまいがちになったり、
逆に、主人公たちの心情ばかりを描写すると、
仕事内容の描写が薄くなって、設定が無意味なものになって
しまいがちになったりますが、
この作品は、仕事内容の描写も主人公たちの心理描写も
偏ることなくバランスよく文章が構成されていて、
内容の濃さも差が出ること無く濃密でした。


読んでいると、ITの仕事の現場の光景が
まるで目の前で繰り広げられているような感覚になりました。

一番 面白いと思ったのは、二人が初めて出会って
初めて一夜を過ごした後に、お互い目の前で電話をしながら
相手の正体を知るシーンです。

最後に受けが攻めにプロポーズした言葉の数々がカッコ良かったです。
誘い文句の数々がクールで、受けの人柄や雰囲気がよく表れていて、
クールビューティの象徴のように思いました。

最後に攻めと受けがお互いに誤解を解き合う場面で、
特に、受けが攻めに対して感じていたことや思っていたこと、
行動に表わしていたことを、受けが攻めに告白する時の
受けの話し方が可愛かったです。
受けのツンデレぶりが微笑ましかったです。

基本的には攻め視点で話が進んでいきましたが、
最後に受けの心情も全て描かれていたので、
偏ることなく両方の気持ちを知ることができました。
気持ちよく読み終わることができ、
また、読んだ後もスッキリと爽やかな気分になれたので
良かったです。

何度も読みたくなる作品です。


今回は迷うことなく「神」評価です。
イラストの評価は「萌」です。

人物設定、舞台設定、ストーリー構成、表現力(描写力)など
全て素晴らしいです。
他にもシステムエンジニアの職業モノBL作品を探してみましたが、
仕事内容と登場人物の心理描写をここまで密接に濃密に描いた作品は
他に見つかりませんでした。

4

大人同士&ツンデレ

リーマン同士モノです、働く大人の男同士の恋愛とツンデレ受が読みたいあなたにぴったりですぞ!

システムエンジニアの佐藤〔攻〕は前任者が作って納入したシステムがしょっ中不具合を起こし、その度に相手会社からクレームが入っては呼び出されてます。
そのクレーム相手が鈴木〔受〕なんですね。
この2人がお互いにそうだと気付かずに居酒屋で出会いそのまま一夜を共にしちゃう。
先ずこの居酒屋でのやりとりもいいんですねー、馴れ合ったというのではなく互いが互いを探り合う会話を楽しむ感じ?それが先ず凄くいい。
しかもゲイだけど普段はタチの鈴木を抱くのが男を抱くのが始めての佐藤。
そしてくだんのシステムがまたエラーを起こし、その連絡が携帯電話に来た事で、情事後の2人は互いの正体に気付くっていう持って行き方も小粋というかおもろい。

その後の2人は仕事上での関係があるっていう事もあるんだけどなんだかんだで付き合いは続くのですが、その匙加減、特に鈴木のツンデレの匙加減がもう最高です。
最初から最後まで隅々まで面白かったーー!!!
贅沢を言えば佐藤の上司でムカつく部長に最後にザマァがあればもっと良かった。

7

ツンとデレのギャップが神!

あぁ~おもしろかったよぉ~!
全編通して神ってわけじゃなくて中だるみも少々あったものの、
萌じゃおさまりきれない萌があったので神にしました♪
こーゆー時、やっぱり神と萌の中間の評価欲しいって思うんですよね~

仕事にも人間関係にも疲れていたSEの佐藤は、
居酒屋で出会った超美形の鈴木と体を重ねたものの、
実は彼は天敵であるクライアントの鈴木だった。
それでも、徐々に仕事でもプライベートでも関わる時間が増え
距離を縮めていく二人。
そして、想いを通じ合わせたかに見えたものの、
急にそっけない態度を取るようになった鈴木ですが...

表紙のイラストからもわかるように、ビジュアル的に攻×攻。
でも、精神的には乙女ちっく攻×ツンデレ受って感じなんです。
「いかにも仕事できます」ってビジュアルの男前リーマン同士の設定
だけでも萌えるのに、乙女受がネコかぶってクールな自分を演じる
もんだから、心の中ではベタベタしたくて仕方ない自分と
必死に戦うハメになって...
しかも、攻視点で話が進んでいくから、受のそっけない態度に
いちいち凹んだり、悪い方に考えたり、乙女モード全開な思考で
ヘタレ具合なとこもバッチリわかるし。

一方、受の鈴木も美人とはいえ体格もいい立派な男。
しかも、タチ専門のゲイときたもんだ!
エチの時の喘ぎが「あ...くっ...」のみで、男らしさにさらに萌える!
タチ専門で抱かれる側になったことない人が
いきなり「あんあん」言っちゃぁ、冷めますよ。

途中あまりの鈴木のツンさ加減にやりにくいやつだなぁ~と
ダルさが見え出した頃、やっとタネ明かしがww
クソ~それで拗ねてたのか、鈴木!!
あぁ、ういヤツだよ~かわいいよぉ~
このツンとデレのギャップはベスト5に入るぐらいズキュンときた!
ツンの期間が長くて、そりゃさすがに佐藤も怒るだろ...と
イライラしてた時に、そのデレはキター!!
「した後にすぐいなくなるな」ぐはっ...かわいすぎっ!!
成宮さん、そこらへんのツボをよく心得てらっしゃるわww

最後の最後まで男らしさを崩さず、仕事描写もきっちりと書いて
くれたおかげで、BLにしては珍しく現実味帯びた作品に思えたかも。
知り合いにSEがいてるから余計にそう感じるのかもしれないけど...
とは言え、ラストのプロポーズにはププッとなっちゃいました。
でも、これが鈴木からのプロポーズだからいいんです!
「(自分が起こした会社で)一緒に働こう。俺がサポートするから」
ってなんて男前な受なんだ!!

3

もう少しデレを見たかった・・・。

タイトルが本心です。
鈴木!あなたチームツンデレに属されるならもう少しデレを見せてやくれませんか。
今のままじゃツンツンデレでしょーが!
まったく…ほんとどこまでも萌えなんだから←


物語の設定はすごく良かったです。
勘違いラブ、素敵。
オフィスラブ、というかオフィス内エッチが個人的にすごく好きなので、それもありがたかった!
イケメンで賢くても恋愛には不器用だったり、萌え要素がたくさんありました。

付き合ってからも色々すれ違いや勘違いがあったけれど、紆余曲折を経てちゃんと相互理解をしたこのカップルは最強なんじゃいかと。
起業した後の2人の話も読んでみたいと思いました。


最後にひとつ。
「した後に、すぐいなくなるな」
個人的に作品内で一番の萌え台詞でした。(笑)

1

神っていうほど、すごい名作じゃないんだけど 非常に萌えるv

激萌え!
だからリーマンって大好きさv

見た目クールで、中身は誠実。
うっとおしがられてフラれてしまうノンケ攻め。

恋愛上手に見えて、中身はツンデレな受けは
タチ専のゲイ。

ひょんなことから知り合って
身体からスタートするお話なんだけど
お酒とか会話の雰囲気に酔って一線を越えてしまうのが
非常にスマートでよかった。

タチ専の気の強いゲイが受けなのもポイント高いし
この美人受けのツンデレ具合もよかった。
見た目攻め×攻めっていうルックスもいいし
年齢も同い年で、恋愛において対等で気持ちよかったな。
どっちかにべったり甘えたり依存してない!

男と男。攻めと受けが人間的に対等。
きちんと仕事してるリーマンモノって気持ちいいよね。
神っていうほど、すごい名作じゃないんだけど
非常に萌えるv
ありがちな話であって、ここまで萌えれたのはすごい。
でてくる脇役にもありえないっていうバカはいなかったし
地味っていうかすごくスマートにまとまってる話でした。

好きか嫌いかっていえば断然好きだし。
もう一度読みたいかっていえば断然読みたい。
そういう意味で神評価です。

3

いやー、萌えました

ええいもう、神にしちゃえ!というわけで、神評価にしました。
神と萌えのボーダー上にある作品ってほんと、毎回悩みます。

勘違いとすれ違いの描き方、ホントに上手かったです。
すべてにきちんと伏線があるんですよ。
攻めが元カノのために買ったプレゼントとか。
付き合っていくスタンスみたいな部分で、付き合いはじめた後、お互いを誤解してしまってる理由とか。
お互いに別れたくないと思ってるがゆえに生まれるすれ違いが切ない。
伏線の張り方が秀逸だったので、すれ違うことに説得力がありました。

知的クールに見える受けのツンデレっぷりには激しく萌えました。
これぞ真のツンデレ。
昨今の二次元界で量産されてるツンデレキャラですが、量産されてるぶん欠陥品も多いのだ。
ツンデレで重要なのは「デレ」の部分ではなく「ツン」の部分なのだと私は主張したい。がっつりツンを見せてくれなきゃ、せっかくのデレが生きてこないのだ。
そういう意味で、この受け様のツンデレは素晴らしかったです。
デレのチラリズムだ。
攻めも気づいてないんだけど(電話で会社に呼びつけようとしたシーンなんて、読者ですら気づかないんじゃないかとw)、その分かりにくさに笑い、あまりの可愛さに悶えました。

しっかりお仕事をしてるのもプラスポイントです。
リーマンものはこれが大事だ。頑張って働いてる男って大好き。
で、しっかり働いてるからこそ、オフィス内でのエッチにも萌えました。
エロかった。
お仕事の話と恋愛の話がきちんとリンクしてるのも良かったです。

ひとつだけ不満があります。
あのムカつくシステム部の部長に、なんらかの制裁を与えて欲しかった!
成宮さぁーん、そこだけなんとかなりませんかね?実は短小インポ、みたいな設定なんてどうでしょうかw
ほんとあのシステム部長ムカつくよ。シネ!

2

発信してる受と、着信してる攻

かなり真剣にお仕事してます、2人とも。

主人公(攻)佐藤は、任者が設計してシステムのバグつぶしを押し付けられた、優秀なシステムエンジニア。
そしてバグってるシステムで困っている(怒っている)会社の担当者が、鈴木(受)。

佐藤さんと鈴木さん。
日本で最も沢山ある苗字のカップルです(笑)。
電話を介して毎日のようにトラブルがらみで険悪な会話をしている2人です。

仕事帰りにいきつけの飲み屋に寄った佐藤は、ゲイの痴話喧嘩に遭遇。
その美形にうっとりしてしまいます。
そして飲み屋で偶然にも一緒になってしまったことから、酒を飲みながらの会話が弾み、意気投合。
ドキドキ感が膨らんで、
「男でもあんたなら大丈夫そうだ」
ってアッサリと寝ちゃう。

イタシテしまった後、受が会社からシステムトラブルの連絡を受け、
「保守に連絡をする」
とかけた電話が…佐藤の持つ携帯電話にかかってしまう。

大変気持ちよくすごした恋人(未満)が、実は仕事での敵(対立関係)であったのです。
この鈴木が仕事の顔に戻ってクレーム電話をかけ、その直後に自分(佐藤)の着メロが流れる・・・まさか?!
という瞬間がとても好きです。

こーいう、立場の敵対する関係の2人のラブは面白いですよね。
佐藤は仕事を必死にこなしてバグを修正し、仕様書を作成します。

理不尽な上司のいやがらせとか、腐った人事とか、様々なトラブルが佐藤に降りかかってきます。
過労死しないのが不思議なくらい、お仕事してるんですよ(涙)。
でもちゃんとBLです。

鈴木がね、可愛いんですよ。
クレームの電話で佐藤を指名して「現場に来い」と要求するのですが、
「エラーを確認して部下に行かせます」
って返事をしたら、
「…もういい、直った」
って…これって、佐藤を呼び出したかったんですよね?
佐藤に会いたかったから、仕事なのに公私混同させてしまったんですよね?

このツンデレっぷりが激可愛です。
とても「抱かれるのははじめて」のゲイらしく、恥じらいもかわいいです(笑)。

1

すごくよかったです

一目惚れと腐れ縁 
最初は喧嘩ばっかり、お互いに知れば知るほどだんだん相手に惹かれていた。
こういう設定もよくあるだが、やっぱりこの話が萌えます!
仕事にも人にも真面目に接する攻め、遊び好きで強気美人の女王様受け、こういうのが好きでたまらないです!
しかも拗ねる女王様チョーかわええ~
口喧嘩をする二人は面白かった。

この後二人はどうなるのかな~

2

出会った瞬間感じたのは

今回は不具合の多いシステム修正を担当するエンジニアと
素地が無いのにシステム担当で出向している会社員のお話です。

二人の出会いから恋人になって二人で独立するまで。

攻様は新卒で入社して四年、
警備システムの部署にいましたが、
業務不振の部門の顧客システム修復を依頼され、
三ヶ月前からその部署に移ります。

そして現在、
攻様は公私で悩みを抱えていました。

プライベートな悩みは
不誠実な男と見られてしまい
なかなか恋人が出来ない事。

威圧的な身長の上にある一重の目、
尖った鼻や薄い唇に低い声が
どうもネガティブな印象を与えるのか、
付合う相手が悉く第一印象で
ドライな関係を好む男と思う為
真面目な付合いを望む攻様とは
長続きしないのです。

この前も
付合っていた相手が人妻だった上、
攻様のように醒めた男との
割り切った付合いが望みだったと
振られたばかり。

見た目は危険な香り漂う不倫とか
アバンチュールが似合うのに、
中味はベタベタに甘い
普通の恋愛(?!)がしたい攻様です。

そんな攻様を更に悩ませているのが
仕事上のストレス、
攻様が異動した原因の不良システムを
導入する会社の担当者(からの電話)。

どうもその会社とは
昔から親和性が低いらしいのですが
サーバ停止が頻発過ぎてその修復に追われ

攻様も肝心のシステム本体の修復に
ゆっくり時間が取れず仕舞いの上に
契約外のサポートの為に
専用の携帯が手放せない有様なのです。

それでも何とか仕事を終えて
行きつけの居酒屋に向かったある夜、
攻様は運悪く
男同士の修羅場に遭遇します。

その時に若い男に詰られていた
泣きぼくろが魅力的なハンサムな男が
今回の受様になります♪

偶然にも受様が向かった先が
攻様の馴染みの居酒屋だった為、
二人はその場で意気投合、
話はそれぞれの恋愛観へと進みます。

受様は精神面で成熟している相手との
割り切った関係が好みだと言い、
攻様もそうだろうと決めつけます。

反論しようとした攻様を捕らえたのは
受様の艶やな笑み♪

あんたなら男でも抱ける気がする

思わず漏れた攻様の本音に
受様もかすかな笑みを浮かべ…

目に付いたホテルの一室で
男に抱かれるのは初めてという受様を
淫らに甘く喘がせ、
攻様はこの恋に運命を感じます。

しかし、
受様の職場でトラブルが発生、
その電話が鳴らした着信音の発生源は
攻様のサポート用の携帯で?!

身体が反応したのは恋のサインじゃなくて
ストレス性の胃炎?!

見た目よりずっと堅物の理系男子と
クールそうに見えて努力家な文系男子の
攻×攻カプの恋物語です。

この後、攻様が
受様の会社のシステム検証に通ううち、
受様の仕事事情が見え始め、
二人の距離は近付くかに見えるのですが、

女性相手でも恋愛下手な攻様は
受様相手で更に勝手が判ら無い上、
初回の恋愛感の誤解が解けないままなので
二人の間には山が有り、谷有り。
しかも攻様は会社の中でも
部長の嫌がらせで立場が微妙に!!

仕事と恋とそれぞれが絡まって
ハラハラな展開がとっても楽しい♪

いつも見た目で苦労している攻様ですが、
一目惚れした受様に大胆不敵と評されて
違うと思っても否定するには
男としてのプライドが邪魔をするのですよね。

でも、それが結局、
恋人関係に近付きながらも
受様が引いてしまった原因だったりして
アタフタです(笑)

誤解が解けた後(というか前からですが)
受様の方が男前!!

お前が作りたい物を作る為に
俺がサポートする
だから俺のものになれ

こんなプロポーズをされたら
攻様じゃなくてもメロメロですね♪

攻様の見た目と中味の悩みと言う伏線が
終始キチンと活きていて
成宮さんお得意のキャラ意外性を
満喫できる一作だと思います。

今回はシステムエンジニア繋がりで一作、
崎谷はるひさん『しじまの夜に浮かぶ月』など
いかがでしょう?

1

今後の二人に未練たらたら

元々は攻めの鈴木。ノーマルな佐藤。な、二人なんですが・・ある夜鈴木が男に振られる所を見てしまった佐藤・・その後同じ店でご飯を食べて・・意気投合して・・ホテルで・・一夜を共にする・・所からの始まりですが・・
名前がありきたりすぎて・・最初ごっちゃになって・・なんせ、鈴木がよく出てくる!!佐藤の前の前任者は鈴木!取引先も鈴木!・・そう!!この取引先の鈴木がこの一夜を共にした相手・・・
お互い誰かわかってなくって、一夜を共にしてしまう・・すぐに相手の素性がわかるんですが・・・それが、結構最悪なパターン!!って展開です。
もともとお互いが見栄を張って本当の恋愛体験、恋愛観を語らなかった所から、お互いすれ違って行くんですが・・
結構、お仕事メインにお話が進んでいきますので、結構楽しめました。佐藤のいる部署は結構嫌な場所ですね・・
鈴木の会社にシステムを置いているんですが、すぐにシステムがダウンしてしまう。仕様書も何もないので、移動してきた佐藤は必死で仕様書を作ったり、嫌味な上司と戦ったりと大変です。
そんな中お互い和解して、友達みたいな関係を作るんですが、佐藤君は、鈴木君の事を好きになるんです!!
元々クールそうに見えて結構重い?恋愛観で彼女にいつも振られてる佐藤君・・そんな事は男としては言いふらせないから、嘘をつく・・で、お互いに誤解したまま、友達関係が続いて行く・・
お互いの共通点といえば独立したいと思ってるところですね~・・その話の時は結構盛り上がって・・
そんな時に、お互いが違う相手といる所を目撃して、佐藤君は思い切って告白!! なのに・・逃げられてしまう・・・・
なんだ、かんだで、必死に捕まえて恋人になるんですが・・そこからが、上手く行かない・・・

こういう展開が結構多い成宮さんなんですが・・私はそこが好きなんです!付き合って終わりみたいなお話が多いですが、付き合う過程が大体いつも中盤くらいなんですよね~・・あの薄い本で、出逢っって、付き合って、別れる寸前まで行って、また元鞘と書き上げる所がすごいなぁ~っていつも思います!
文章自体も詰め込みすぎの設定なのに、違和感ないし・・すごく簡潔に流れて行く所がいいですね~・・
別れる寸前まで、入れてあるから、ちょっぴり切ないし・・本当に上手いな~って思う作家さんです!

でも、ちょっと今回はあまり心に残るっていう内容ではなかったので・・ちょっと私的には残念です!結構思い入れのある作家さんなので、評価はどうしても辛口になってしまうんですが・・・好きなので・・すいません!!

後は、二人で企業を起こして、シャカシャカ働いて、プライベートでは甘々の二人が見てみたかったですね~
そうなるとやっぱり文庫では足りないんでしょうね・・・まさか!!その後・・なんてのをあの高いノベルズカードに載せようって魂胆なんでしょうかね~・・・出版社さんはずるいです・・

最後に思わぬ可愛い鈴木が見れたので、今後の2人に未練たらたらな私でございます・・・

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