付き合って14年。熟年的同棲リーマンカップルの倦怠期!?LOVE!!

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表題作三村と片桐

片桐,29歳,同棲中の会社員
三村,29歳,14年越しの恋人会社員

同時収録作品カーテンコール

同時収録作品つれない帰り道

島崎 高校生
森田 高校生

同時収録作品ネコじゃダメですか?

同時収録作品ネコじゃいやですか?

浩太 祖母を亡くした孫
葵 人間になったネコ

その他の収録作品

  • しあわせエスケープ(描き下ろし)

あらすじ

同棲中の三村と片桐は交際歴14年、もはや夫婦のような間柄。恋のトキメキもなければ夜の営みもめっきりご無沙汰の日々。アラサーになり、このままでいいのか…と悩む三村に対して、片桐は暢気なもの。三村にもちあがった合コン話にも「楽しんでこいよ色男!」(ニコ!^_^b )と余裕の表情。ついに三村の堪忍袋の緒が切れて…!?
倦怠期(!?)リーマンカップルのすれ違いラブほか、人気の「長生きにゃんこ」シリーズも収録!(出版社より)

作品情報

作品名
三村と片桐
著者
倫敦巴里子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
三村と片桐
発売日
ISBN
9784877241940
3.8

(110)

(35)

萌々

(39)

(28)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
420
評価数
110
平均
3.8 / 5
神率
31.8%

レビュー投稿数23

三村と片桐

​二人のすれ違いが面白い!この描き方がスゴイ。こうも正反対に思い違いをしているのが滑稽でおかしくて、けどどこか腑に落ちて、すごく不思議でした。二人とも大好きなのに、伝え方が違うだけでこんなことになるなんて。長年連れ添ったからこそのずれが可愛らしい。二人がちゃんと思い合ってるからこそ成り立つすれ違いでした。
他のお話も、読みごたえがあって好きです。ネコちゃんのお話は深いなぁ、人間味あふれるストーリーがとても好きです。けどやっぱりコメディチックなのに、核心をついてくるお話が好き。

0

ニャンコシリーズも収録

倫敦巴里子先生は、「日常クライマックス」やこちら「三村と片桐」のような、長年連れ添った二人のすれ違いが人気ですね。「日常〜」はひょっとしたら"「三村と片桐」みたいな作品を"ってオーダーされたのかもな〜。
絵や演出が派手ではないのですが、漫画がお上手で常に平均以上の面白さを感じます。

ネコいりませんか?のシリーズ作品(サクラ編他)が収録されてますが、未読でも問題ないかと。

◾︎つれない帰り道
突然ガッツリ挿入部が描写されててびっくりしました。倫敦巴里子先生は可愛い絵柄ですけどエッチシーンしっかり描かれるんですよね。

0

短編集なのでちょっとずつ物足りないかな

つれづれを先に読んでしまった。

三村と片桐は短編で一本のみ。
熟年夫婦のような二人。3ヶ月セックスレスだったよ!と驚く二人。
受けに合コン話が出ても攻めは行ってきなよ!って。
攻めは夫婦円満の秘訣に嫁を自由にさせるって聞いて、全然嫉妬しないどころか俺がいるから合コンの 受け狙いの子可哀想とか思ってて。
受けはもう堪忍袋の尾がキレた!家出の用意までしても攻めは片付け手伝うよ~って。
合コン中に攻めに呼び戻され思いでの品で盛り上がり攻めには叶わないなって。

他は姉の婚約者を弟が好きになるお話は結婚式当日に姉に逃げられ婚約者が可哀想なのに実は…で。びっくりしました。しかも元婚約者も…。えー!

無愛想で冷たい同級生と誘ったらエッチしてもらえて好きなのに彼は付き合ってるつもりはないらしい。でも実は…。

短編集なのでちょっとずつ物足りないかな。

0

29で熟年カップル

安心して読める倫敦巴里子先生の作品。
14年付き合っているカップルが、ふと二人の付き合いを考えたら。。。
熟年っぽくなり、ときめきもなく日々を過ごすばかり。
三村は、もしかしたら片桐といなかったら別の幸せがあったのでは?と思い、片桐はこの先も変わらず三村と一緒にいると信じている。
一見2人の気持ちがすれ違っているように見えるが、根本は相手の事が好き。
ちゃんと言葉にして伝えるって長年一緒にいると難しいけれど、片桐の揺るがない想いと自信が、この2人を繋いでいるんだなと思いました。
付き合うまでや、付き合い始めのお話は、ドキドキするしフワフワした気持ちになるので好きですが、落ち着いたカップルの間に感じる安定のスキスキ感も温かい気持ちになり、いいなぁと思います。
もう恥ずかしがることもなくなると、裸エプロンも、局部の観察もなんてことはない!
そんな2人の話を一冊丸々読みたかった。。。

同時収録4作品あります。
どれも少し変わった設定で、倫敦先生らしい展開のお話です。ネコシリーズは特にじんわりきます。
全て面白いのですが、上記にも書いたように、表題作で一冊の作品だったらと思ってしまいます。

0

萌えと切なさがバランス良く詰まった短編集

◆三村と片桐(表題作)
 『日常クライマックス』にも通じるものを感じる、熟年カップルを描いた作品でした。巴里子先生のこの絶妙な2人の温度が改めて好きだなぁと感じます。倦怠期とか枯れた雰囲気に見せかけて、実は何の心配もないほど愛がたっぷりな2人。受けの三村は攻めの片桐があまりにも嫉妬をしないことにムカついたりするのだけど、片桐からすれば三村に向ける自分の愛情が昔から1ミリも減っていないと自負しているからこそ、三村を束縛することなく余裕で構えていられるんですよね。2人の心情の対比が面白かった。そんな片桐がふとした時に、どうしようもなく三村を愛していることを伝えてくれるところに萌えました。

◆カーテンコール
 結婚式当日に花嫁に去られてしまった誠三。それでも彼女の家族とはずるずる付き合いを続けます。特に彼女の弟の翔平は誠三によく懐き、徐々に彼から好意を寄せられていることを察する誠三。のちに、実は翔平が姉に妥協での結婚はやめろと進言したことが明かされます。それはもちろん、彼が誠三のことを好きになってしまったから。けっして褒められた行為ではないけれど、若いながらそこまで自分の気持ちに正直に行動した度胸はすごいなぁと思いました。誠三も既に絆されてますから、ちゃんと好き同士でくっついて良かったです。

◆ネコじゃダメですか?
 人間に恋したネコは月の力で人間になれるけど、恋した相手にだけは心から求められない限り永遠にネコにしか見えない、というファンタジー設定です。人間として描かれている元ネコが、恋した飼い主だけにはネコに見えているので時々複雑に感じましたが、ストーリー展開はとても気に入っています。飼い主が失恋する前からずっと飼い主のことを一番に思いやっているのに、なかなか人間として見てもらえないネコが本当に切なかった。最後の最後に、迷子になったネコを捜す飼い主に、やっと人間として話しかけられたシーンが大好きです。

1

熟年夫婦の倦怠期の脱し方

 表題作の「三村と片桐」をはじめ、5つの短編が入ってます。
一番萌えをありがとうなのは、やはり「三村と片桐」でした。

 付き合い始めて14年たち、特に波風もたたず、すっかりこなれた熟年夫婦のような三村と片桐。
自分が片桐にとって、すっかり古女房と化しているようで、昔のトキメキをふと思い出してはなんだかなぁ、の三村。
対して能天気で単純な思考回路の片桐。
セックスしていても、すれ違いまくってる2人の気持ちに笑ってしまいました。
ズレまくってる片桐には哀れだのぅ、と悲哀のまなざしを送ってしまいます。
なのに、最後のかわいいセリフと笑顔。
くそー、やられたー、と持っていかれました。

今のこなれた2人の中に、昔の甘酸っぱい2人がちょいちょい挟み込まれてて、そのギャップもとってもきゅんでした。

「長生きにゃんこ」という「ネコいりませんか?」というコミックスからのシリーズのお話が2話はいっているのですが、そちら未読でも設定は説明してくれてるのでわかりました。
他の人には人間に見えるのに、好きな人だけにはネコに見える。
その好きな人が心から一緒にいて欲しいと思ってもらえた時に初めて人間として見てもらえる。
想いが伝わるといいね、と思いながら読みました。

 でもやっぱり「三村と片桐」の2人が好きで、これを読んだらそのまま「三村と片桐のつれづれ」にゴーです。

3

熟年夫婦感

試し読みをしてみた所、なにこの設定美味しすぎる♡と即購入いたしました。
熟年夫婦感漂うカップルのお話しってあるようでなかったので最後までワクワクが止まりませんでした。

表題作のほかに3つのお話しがあるのですが、どれも面白かったです。でも表題作である三村と片桐が1番きゅんとしました。個人的にこの2人の物語だけで一冊読みたかったなぁ。

私は倫敦巴里子先生の絵がとても好みなのですが、絵柄に関しては好みな方とそうでない方に分かれるようですね…。

気になる方、読もうか迷われている方は是非是非読んでみてください!本当にオススメです^ ^

2

短編

全部で4つのストーリー入りでした。

4つも入っているので、全部が短い感じ。
表題は、まずもう笑えました。
三村サンも片桐サンもどちらも面白い明るい人ですねw
短いながらも楽しかったです。

他の3作品、なぜか・・・イマイチ入り込めませんでした(^^;
主人公たちの気持ちが解り難かったからかなぁ。
受け止め方の問題だと思いますが。

倫敦さんの絵はいつも思いますが丁寧で、
表題も楽しかったので、ちょっとばかり残念でした~。

1

この思考のすれ違いっぷりがたまらない(笑)

ああ、この本、どのお話も大好きです。
特に表題作はリーマンものでは、五本の指に入るくらい好きです。
この思考のすれ違いっぷりがたまらない(笑)
でもこうやってこの二人は、いつまでも仲良く暮らしていくんだろうなあ。
ごちそうさまです(笑)

家族になる筈だった二人も切ないのですが、その後の「長生きにゃんこ」がもう!!!
こういう擬人化ネタは正直得意ではないのですが、これは大好きです。
普通だと好きな人にだけ人間に見えるっていうのはよくありますが、逆っていうのは面白いですね。
おばあちゃんと葵ちゃんの話が特に好きです。
猫好きにはたまらんです。
我が家のにゃんこはただのおでぶにゃんこですが。女子だし(残念)

2

ふたりのズレっぷりが楽しい♪

付き合いの長~いカップルのほのぼのストーリーです。
倫敦巴里子先生の作品はすべて好きですが、特にこの作品はダントツに好きです。

交際歴が長くなり、だんだんとトキメキがなくなり「これでいいのか!?」と悩む三村と落ち着いた穏やかな関係に安心しきっている片桐の対比が面白かったです。

三村の合コンの参加を片桐が快諾したショックから、三村が別れる準備をし始めても片桐は全く気付かないズレっぷりに笑いました。

誤解が解けて仲直り(というか片桐は三村が怒っていたことにも気付いていませんでしたが(笑))した後の片桐の一言にはトキメキました!
三村じゃなくても惚れ直しますね~

同時収録の他の作品もそれぞれ面白いのでおススメです。

2

夫婦円満の秘訣

短編集で、全部でお話は5話。どれも面白かったです!
でも一番は、やはり表題作の『三村と片桐』でしょう。

付き合って14年の三村(受け様)と片桐(攻め様)。
14年も経つと「結婚していなくても夫婦になる」らしい。
そして「テレパシーが使えるようになる」らしい(笑)

三村の「俺ら三ヶ月セックスしてねえぞ」で始まったエッチ。
セックスに対する二人の認識の違いに笑います。
片桐は「夫婦円満。俺らラブラブ♪」と思ってて。
三村は「熟年離婚する妻の気持ちが分かってきた。別れてやる!」と思ってて(笑)

でも結局は、二人好き合ってるんですよね~
じゃないと、14年も付き合えませんよね!
三村が拗ねてたのは、片桐が三村が合コンに出ることを快く許したからで。
片桐は、夫婦円満の秘訣は「妻」の意見を尊重することだと思ってて。
しかも、合コン参加は会社の付き合いだと思っていたみたいで。
片桐が、ちょっとピント外れで、それに三村がイラつく・・・って感じですが、
本当に微笑ましい二人です(笑)

そして最後の仲直りが最高!笑いました(笑)
ほのぼのとした、結局はラブラブは倦怠期が、凄く良かったです!


『カーテンコール』は、高校生と姉の元婚約者との話。
眠る誠三にそっとキスした翔平の、その後の後ろ姿が切なかったです。

『つれない帰り道』は、高校のクラスメイト同志の話。
無愛想な島崎が好きだった森田。
成り行きでセックスしたけど、二人が付き合っているかどうかは微妙で・・・
島崎の言動に一喜一憂する森田が可愛かったです。

あとの二話は『長生きにゃんこ』シリーズ。
どちらも、人間を好きになっってしまった猫の気持ちが切なかった・・・


倫敦巴里子先生は初読みでしたが、
絵が綺麗でストーリーも爽やかで、すごく読みやすかったです。

5

倦怠期も楽し。

『二都物語』のみたいな面白いペンネームの作者の短編集。
どれもキラキラゴージャスじゃなく、地味で日常的な感じなんだけれど、
なんとも可愛らしさが漂う作品達。

表題作が一番好き。
高校時代から14年付き合っているカップルの倦怠期。
熟年夫婦のような、親友達の気楽な関係のような同居生活。
そんな緊張感の薄れた居心地のいい関係に、
暢気な片桐はのほほんと安心しているが、
一方の三村はこのままでいいのか?と焦りを感じている。

この二人まだ二十代なのにもう3ヶ月もHしてないらしい(笑)、
そりゃマズいぞオレ達、ほらじゃやっとこうぜ!みたいに抱き合いながら
お互い全然違うことを考えている様が可笑しい。

もう全く初々しくない二人が、
でも実は少年の時のままにお互いが好きで大切で……
という純愛なんだけれど、ロマンチックからはちょっと斜め、
でもやっぱり実は甘くというところが魅力だろう。

他に収録されているのは……
高校生とその姉の元婚約者の話、
セックスから関係がスタートした高校生達の話、
長生き猫のちょっと幻想的な話は、シリーズなのかな?

最後に載っている表題作の書き下ろしが、これまたアホくさく甘いです。

4

手を繋ぎたくなる~お話

最近、倫敦巴里子先生の新作の発売が続いていますね!
嬉しいなぁ~♪♪
「三村と片桐」は、ほんと大っ好きで大切な作品のひとつです。
続編がでて、大喜びしました♪


高校で出逢って付き合って、十四年という。
ツーと言えばカーの、熟年夫婦のような同棲カップルのお話です。
今では裸を見ても見られても、何の羞恥心も感じない。
二人はずっと、同じ時を刻んできたはずなのに。
一つ一つの物事への感じかたは、真逆になっていました。

お互いの熟した関係に対して。
三村は、今の関係に危機感を感じていて。
片桐は、安定を感じて満足していています。
同じ話、同じ言葉、同じ出来事なのに。
頭の中は真逆の感じかたをしている。
いつも一緒にいるぶん、そういう気持ちを言葉に出さなくなる。
そして、脳内で離れていく気持ち…。

く~っ!!
いいなぁいいなぁ~この感じ。
そして、最後のエピソードと片桐の天然な言葉がたまらない!!
ほんと、好きだなぁ~、この二人♪
ラストの書き下ろし作品も、最高ですしね。


賀茂川沿いを老夫婦が手を繋いで歩くようなイメージの、あったか~い気持ちになりました。
こういう熟年カップルを見ていると、そこに詰まった歴史を感じて静かな感動がありまね。

表題作以外にも。
・姉の婚約者と義弟のお話
・身体からはじまった高校生カプ
・長生きにゃんこシリーズもの
 二本立て

どれも大好きですが、やはり三村と片桐カプが一番ですね!!
心配性の三村と天然愛の片桐が、愛しすぎて憎らしいくらいですw


倫敦巴里子先生との出会いは、ペシェ(愛でる特集)に載っていた「ペンは油性で」というお話でした。
これで倫敦先生にどハマりし、先生の過去作品を大人買いしました!
ちなみに、ペンは…は「三村と片桐のつれづれ。」に載ってます。

長い間片想い、長い間のお付き合い。
という関係でしか成立しないお話は、特に好きみたいです♪
倫敦巴里子先生の今後のお話たち、楽しみで仕方がない♪

6

江名

Rose-lilyさん、コメントありがとうございました(^o^)/

こちらこそ、いつぞやは深夜に元気を頂きとても感謝しております☆

倫敦巴里子さん(わたしはマリコ様ちっくにパリコ様な感じかもです~)、
わたしは先輩腐友さんからオススメして頂いて、読んだらドハマりで、
昔の本を今揃えているところです。
大人買いは大人の特権ですよねw
あと2冊なんですが、一番古いのが中々手に入らなさそうで…(/_;)
あ、でも今月にまた新刊が出るみたいですよね!嬉しいなぁ~♪

>一つ一つの物事への感じかたは、真逆…
ステキな文章のレビューを読ませていただけて嬉しかったです、
よければ他のロンパリ先生の本のレビューも読ませてほしいです~(^_-)-☆

じわっと来る、安定した日常の中の幸せ。

新刊『三村と片桐のつれづれ。』が
気になって、2冊同時購入。
表題作の【三村と片桐】を言い当てた帯に
激しく頷いちゃいました。
「ドキドキだけが 恋じゃない。」
そうだよね、BL読んでるとつい、
キラキラ・ドキドキ・キュンキュンに
慣れてしまいがちだけど、
こんな日常だって、何にも代えがたい恋だよなぁ。


表題作が【三村と片桐】。
もはや夫婦、な交際14年のリーマンカップルが
すれ違いかけながら愛を再確認するお話。
正直、コレが短編集だったことにびっくりしました。
短編ながら、キャラの魅力や関係が
瞬時に伝わりまくり。
回想の中の三村が超初心でかわいくて、
現在とのギャップが笑えるけど妙にリアル(笑)。
逆に片桐はずーっと変わんないんだなぁ。
描き方の妙を感じます。

同時収録の
【ネコじゃダメですか?】
【ネコじゃいやですか?】
の長生きにゃんこシリーズはいいお話だったけど、
ファンタジーが好みではない自分は
そこまで印象的ではなかったのが正直なところです。
どちらかというと、こっから続いていく感のある
【つれない帰り道】の方が好み。
ここはファンタジーかリアルかという
好みの問題なのだろうな。
でもそのどちらも素敵に描き切るのが
倫敦巴里子さんのすごいところだと思う。


全体的にあったかい雰囲気が
好きな方にオススメの一冊です。
かわいらしく丁寧な絵柄でエロ度は低いけど、
丁寧で省略しない分、エロく感じたコマもあり。

5

何度読んでも飽きない。

レビューしていたと思い込んでいた作品。
私の中では初読みから神。

長生きニャンコに関しては神をこえている。
泣かずによめたことがない。

三村と片桐は、イラストが男前じゃないので、余計に気持ちが入った。

もしこれが恋の始まりだったら
外見に疑問をもったかも。

熟年。素敵です。
スエットでゴロゴロしちゃっているところとか
プヨってきちゃうところとか。
同じく年月をかさね
一緒に過ごして年を重ねて行くということは
決してきれいごとだけじゃないから。

恋愛って素敵っていう見せ方ではなく、こういう空気感も素敵だなと思わせてもらえたことが
新鮮でした

3

倫敦巴里子さん作品って素敵ですね~♪

新刊「三村と片桐ののつれづれ。」を読むのに、一緒に購入~
でも、その三村と片桐のお話は一話しか載ってなくて、
あれれ?
(勝手に一冊まるまるその話なのかと…)
※ 最後に6ページの描き下ろしはあります。

これを読んだら今度は、
「ネコいりませんか?」が読みたくなってしまいますね~
そのシリーズのお話が2話入っているので、前のお話が気になります。

倫敦巴里子さんの本を読むのは今回が初めてです。
ロンドンパリコというお名前読みにもビックリw

正直、このカワイイ絵柄はあまり好みとは言えないのですが、
そういう問題じゃない、そんなんで読まないなんて勿体ない!
そう思わせる作家さんだと感じました☆
ストーリーは上手いし、丁寧だし、読後の余韻もとても心地いい。
共感できる日常系のエピソードも、ドラマチックな展開も、どっちも読ませるし、
ところどころでしっかり落として笑わせてくれてメリハリが効いてるし、
絵柄が好みじゃないというわたしでも、柔らかく笑う表情にはキュンとさせられるし、
地味だけど、すごくすごく上手いと思いました。


一番好きだったのは…やっぱり表題作かなぁ。
付き合って14年、エッチの回数も減っていき、最中に考えていることも真反対。
それでも、
その14年分の歴史があって、ささやかだけど大事な想い出があって。
だけど、
それをひとりで思い出すだけじゃ、どうしても拭えないモヤモヤがあって…。
そういうの、分かるなぁ。
10年以上経つと、
美しい過去の想い出を掘り起こすだけじゃ気持ちは上がらないw
でも、
その想い出を共有している相手が、
その想い出にも勝って今が…って言ってくれたら、それはなにより幸せだ。
攻めが、
受けの気持ちをちゃんと理解してるわけじゃないけど…ってのが、
リアルな感じでグッとくるな~
そしてよく分かってないからこそ(?)の屈託のない攻めの笑顔w、
ありゃほだされる、色々水に流してしまいたくなるww


あーーー、
新刊2冊同時発売なのに、「三村くんと~」の方しか買わなかったことが悔やまれる…
そして、
ただいま我が家の本棚は溢れかえっていて大変マズイ状況ですが、
倫敦さんの本…全部集めてしまいそうです。

7

roseーlily

>攻めが受けの気持ちを~~水に流してしまいたくなるww

そう、そうなんですよ!まさにそれです!!
と、心ん中で叫んでました。
完全に理解しあうなんて無理、だけど許せちゃう片桐の可愛さよ♪
他の方のレビューは書いてから読むようにしているので、後で色々感じちゃいます。
それがまた楽しいですね。

私のレビューにもコメントありがとうございました。
他のレビューもぼちぼち頑張りま~す(*^^*)v

roseーlily

江名さま

こんにちは(^o^)/
いつぞやは深夜に失礼いましました☆

倫敦巴里子先生(勝手にロンパリ先生、と脳内で略してますが☆)は切り口が面白くて良いですよね♪
私も新作を二冊同時に買わず、後であわてて買いました。
そして、既に以前別の作品を読んで、全作大人買いをやらかしちゃいました(^^;

表題作の感想、そうそう、そうなのよ!と読ませて頂きました。
自分の表現力の未熟さに、皆さんの言葉の強さに、頭が下がりまするm(__)m

熟年夫婦のエトセトラ

表題作な二人もよかったのですが、長生き猫の話。
思わず号泣してしまった(ノД`)・゜・。
人間と同じだけ生きる猫。その猫は恋をしたとき月の力を借りて人の姿に変わる。
だけれども、その恋をした相手にだけは猫に見えてしまう。
本当の意味で受け入れてもらえるまで。
おばあちゃんと葵の話。
ばあちゃんがなくなって、孫との再会云々~なお話なのですが
この猫ちゃんが恋をしたのはおばあちゃん。でもばあちゃんは最後まで自分のことを「猫ちゃん」としか呼ばなかった。
けれども、老い先短いばあちゃんも、猫ちゃんのことは心配していて~
猫(葵)が泣くから思わず涙(´;ω;`)溢れてしまった。
いい具合に泣けました。あれ?私だけ?
友人に話したら「うーん・・・」てorz
もう一個前のにゃんこの話も好きだったけどねぅ。

■三村くんと片桐くん。
熟年カップルの過去と今と~なお話。
付き合う年数がたって、二人のきもちも落ち着いて。
阿吽の呼吸とはこのことか、と思いつつも、実際心の内は?!
そんな不可思議な反比例が面白かった。
嫁の心夫は知らずwwwな陳腐な掛け合いも面白かったんですが
そこにちゃんと愛はあるわけで、とぼけたテンポが可愛くて面白かった。
若かりし頃~との比較もまた面白かったです。
受がどれだけ図太く(大人に)なってしまったのかがアリアリなのですが
昔もいいけど今もイイ!そんな愛されちゃってるwな場面も微笑ましい作品でした。

■つれない帰り道
なにを考えてるかわからなくて、無愛想な~
でも体の関係はある。
何気な気遣い・・なのか?な表現がわかりにくくて可愛かった。
一個ぐらいドジふんで照れるぐらいの(攻)イベントあればもっと良かったかも~とおもってみたり見なかったり。。

この人の作品久しぶりに読んでますが
うまいと思う

7

いいギャグ加減

表題、受と攻のすれ違いがものすごいギャグをかましていて、本気でヤバい時期の人たちなんだろうな~と思いつつ笑いが止まりませんでした。裏表紙の攻の顔が全てを語っているようで面白いです。この、いつもはアホなことばっかり言ってたりする攻がふっと、ズキューンとくることを言ってくれるのも好きなシチュエーションでした。

「ネコじゃダメですか」
前作、「ネコいりませんか」を読んでいなかったせいか、なかなか意味不明な内容に首をかしげるばかりでしたがその意味が分かったとたん、ものすごい感動的な設定だな~!!と思いました。

3

倦怠期カップルの面白いすれ違い!!

大好きな倫敦巴里子さんの短編集+長生きにゃんこシリーズが収録されているということで、即購入しましたw

<三村と片桐・しあわせエスケープ>
表題作の倦怠期カップルのお話です。なんだかんだ言って一番ツボッた作品ですw
中学から付き合ってる2人、夫婦同然な生活送っているんですが、コミカルに2人のすれ違いが描かれています。2人の温度差に爆笑してしまいました!!たしかに片桐のキャラには敵わないでしょうね(笑)
「しあわせエスケープ」は付き合い当初の最初の頃が描かれています。

<つれない帰り道>
以前GUSHのツンデレ攻アンソロジーで読んでいた作品です。体をの関係をもった2人のお話。攻の島崎は受の森田に対していつもそっけない態度…しかし、冷たい態度とったかと思えば急に優しくなったり…そんな妙な2人の関係が妙にじれったいというかなんと言うか。
この作品は1回じゃなく、数回読んでから作品の良さや味が伝わってきましたw

その他3本収録されています。長生きにゃんこのお話はやっぱり胸キュンでした。どの作品も文句なしで面白いと思います!!

5

熟年カップル萌に目覚めました。

なんとなく絵が好きで手にした作家さんでした。
結論からいうと、これを嗅ぎ当てた自分の嗅覚に感謝…!!!(>∀<●)ゞ
いい作家さんに出会わせてもらえました!…と感激したのですが、後で確認したら、『出張!!敏腕キューピッド 』は既読でした…。なぜその時にこの方の魅力に気づけなかったのか悔やまれます…><
いや~、すごく面白かった…!!!

6編からなる短篇集ですが、どれも面白かったです!!
私はBL作品をストーリー重視派とエロス重視派の2種類に分けて分類してるんですが、この作品はどっちに分類してもイケル!と思える数少ない作品でした!
収録されてる作品ごとによって異なるんですよね。
ストーリーよりのもの、エロスよりのもの、どっちも兼ね備えたもの…
そのバランスがすごくよかった。そして、どれも話・構成が上手い!センスある御方だな~~と感服いたしました。

■三村と片桐
問答無用でいっちゃん好きなお話。高校以来14年間連れ添った熟年カップルの物語。昔の初々しかった頃を思い、いまの付き合い方について考え直す二人の温度差がめっちゃ面白い!!BLは付き合うまでの困難さを楽しむことが多かった私には目からウロコの視点でした。短編だなんて勿体無い…もっと、1冊ドカンと描いて頂きたいです。照れや恥らいのないセックスに萌ることがあるだなんて……ほんといいコンビです。

■カーテンコール
姉の元婚約者に懸想する学ラン高校生の話。淡々としてるんだけど、詩っぽいモノローグがグッときた。高校生の拙さと切なさが伝わってくる。

■つれない帰り道
2番目に好きな話。ろくに話したこともない無愛想なクラスメートに片思いしてる高校生とその無愛想なクラスメートの話。セックスからスタートした関係を恋人までにする過程が描かれている。こういう語り口も斬新で面白いな~と思いました。エロよりだけど話もキャラも好き。エロ描写はエロい。

■ネコじゃダメですか?
『ネコいりませんか? 』の「長生きにゃんこ」シリーズ。設定にムリがあるなーと思いつつ嫌いになれないシリーズです。だって、アニマルの擬人化って好きなんだもん。笑

■しあわせエスケープ
三村と片桐の描きおろし。恥らいのないセックスにも萌は存在する!!この二人の話がもっと読みたい~~!すっかり熟年カップル萌に目覚めました。

今回は、三村と片桐のコンビに完全にやられました。『熟年カップル萌』という新たな境地を教えてくれたことに感謝し評価は神に。新たな萌に出会うことがほんと少ないのでマジで嬉しかった…。

非常に楽しませてもらいました。
でもまだまだ発展途上という感じが致します(たぶん)。現時点でこれだけクオリティの高い作品をお出しの倫敦巴里子先生ですからね!次回作を首を長くして待ちたいと思います♪(*´ω`*)vv

6

ぎゃ~!なんじゃこのすれ違いっぷりっ!

「長生きにゃんこ」を読みたくて手に取りましたが、表題作にガッツリやられましたっ!

14年目の倦怠期。
どんな反応を示すだろうと「合コンに誘われた」と言えば「マジか!」と爆笑した挙句「日程が決まったら教えて」と晩御飯の心配をする奴。
日程を教えれば「楽しんでこいよ」と良い笑顔で親指を立てる奴。
もう3ヶ月エッチしてないぞと言えば「ヤバイヤバイ」とムードも作らず乗っかってくる奴。

そんな片桐に三村は「もう俺ら終わりじゃね」と不満なわけですが、片桐にしてみれば合コンは懐の広いところを見せただけだし、エッチにしても「これってあれだよな、母さんたまには良いかいって奴」みたいな感じで、要は全部が幸せで仕方ないんですよ。

裸エプロンのエピソードが、とにかくすっごいすっごい好きでした。
今更羞恥心の欠片もないんだけど、だけどもそんな風に自然に居られるようになる程に、積み重ねてきた時間が愛しいというのが伝わってくるんですよね。
「裸エプロンって燃えちゃうぜ!」な話には私は全然萌えを感じないんですが、この「裸エプロンが恥ずかしくないぜ!」に物凄く幸せな気分をお裾分けしてもらいました。

なんだかこちらまですっごい幸せな気持ちになれる読後感で、読み終わった後しばらくほわほわしてしまいました♪

猫ちゃんは…相変わらず胸がきゅ~っとなるお話ばっかりです。
そこが切なくて良いんですが、ホント、きゅ~ってなりっぱなしなので、ちょっと救ってほしいです。きゅ~><
けど、この「きゅ~」がいつまでも残るのが、このシリーズの素敵なことろなんですよね。

絵が時々崩れますが気にならない、それだけストーリーでグイグイ引き込んでくれる、とても好きな作家さんに出会えました。
にゃんこありがとう!

5

倦怠期がテーマなんて、新しい!w

今回の話、帯に描かれていた「業界初(?)倦怠期BL」の文字に惹かれましたw

付き合いだして14年目の片桐×三村カップル。
お互いの事が以心伝心というくらい分かりあえていたのに、ふとしたキッカケでこのままでいいのか?と思ってしまう三村。
学生時代からのドキドキや新鮮さ、トキメキも薄れ、好きな気持ちはあるのに肝心の片桐は合コンに行ってもいいよ!と笑顔で送り出してくれる。
片桐は片桐で、末長く三村と続けていきたいからこそ、束縛せず見守ろうと思っての行動だったのに、三村はショックを受け、同棲解消に乗り出そうとするのだが… というお話でした。

熟年夫婦のような二人のノリに、ときめきが薄れかけてると思っている三村ですが、最後の片桐の一言にキュンとしてるあたり、この二人何だかんだでバカップルだなぁ…とw
読後が何だか独特の充足感があって不思議な満足感が得られました☆

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男夫婦の倦怠期より長生きニャンコが気になって

待ってました!!やっと、やっと「長生きにゃんこ」のシリーズ続きが嫁ました!!
表題及び2編は人間モノですが、題名にネコがついているのが長生きニャンコシリーズ、やっとさくらに会えました♪
しかし、やっぱり切ないね、胸を打つお話です。

表題は15歳からずっと付き合って同棲しているほとんど夫婦のようなカップルの倦怠期のお話。
三村は片桐の呑気さにつまらなさを覚え、片桐はこの安定がいつまでもつづけばいいと思っている。
もうセックスも3カ月もないといってするところ、、、
この二人のすれ違いぶりが、既婚の人には性は違えど身に覚えがあるような・・・(大汗、)
昔約束した裸エプロンを思い出して、合コン途中の三村を呼びもどして「今のお前がたまらなく可愛いよ」の一言で倦怠期が解消するって、片桐余裕で懐が深いよ。

『カーテンコール』
姉が結婚式当日に妻子ある男性と逃げて新郎は置き去りに・・・
その姉の弟があしげく義兄になるはずだった男の元に通うのは、、
ちょっとズルイ弟ですが、まだ恋愛未満かな?

『つれない帰り道』
”男とセックスできる?”この一言で始まった二人の関係。
言葉はないけど、態度の端々になんとなく気持ちがあるような気がするけれど・・・
好きだって告白しあわない高校生の男子の姿が何だか不器用で、切なくて、でもあったかくて、二番目に好きなお話でした。

『ネコじゃダメですか?』『ネコじゃいやですか?』
待望の長生きにゃんこシリーズ、最初はさくらのお話。
好きな人に心から一緒にいたいって思ってもらえないと、せっかく人間の姿になっても思っている人間には、ネコにしか見えないという、人間と同じだけ生きる長生きニャンコ。
今回のさくらも、その気持ちが拾ってくれた人間・充には伝わってなくて、他の人には人間に見えるのに、充の扱いはネコそのもの。
その矛盾が面白いというより、今回は何だかとても切なくて。
大好きな先輩にゲイであることを茶化されて、傷ついているのに、ごまかして、それを癒すさくらの姿。
ペットの存在がそのままに、さくらの気持ちが報われてよかったな、、って安心しました。
そして、もう一編は、葵のお話。
葵はおばあちゃんが大好きで一緒にいたのだけれど、おばあちゃんが亡くなってしまうのです。
他の人には人間に見えていたので、おばあちゃんは周囲の人に悪口を言われていたみたい、それで葵はおばあちゃんの死に目にあえず、その家から離れられない。
そこへ毎日通ってくる孫の浩太。
葵の苦しみを人間の浩太が救う形のお話です。
前の本も合わせて、4本のお話がありましたが、どれも同じ長生きにゃんこの設定なのに、どれ一つとも同じ関わり方でなく、それぞれの悲しみやとまどいがあって、とっても胸をうちます。
また、時間がたってもいいから、このシリーズ時々描いてくれないかな~って希望してしまうのです。

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