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初読み作家さんです。大好きな木下先生のイラストに惹かれて購入しました。購入して正解。長い間、苦手意識から読んだ事がない作家さんでしたが、今は、この作品をきっかけにどっぷりハマっています。
男前で、大人の余裕と魅力をあわせ持つ、紳士的な大学准教授の阿部×非の打ち所がない、モテモテ完璧王子様の大学生直希…でも、実は、ゲイでかなりの曲者S攻×スーパーツンデレ、結構三枚目な性格をしているのに、その事を必死で隠している童貞M受という、大変美味しい設定でした。改めて、ツンデレ受が大好物だった事を再認識です。
二人のやり取りがコミカルに書かれていて、テンポよく進んでいくので、あっという間に読んでしまいました。再読の時は、小さな子供が好きな場面を繰り返し見るみたいに、何回も戻って読んではニヤけの繰り返し。その位、萌ツボを押さえた作品でした。
ツンデレ直希が、阿部の掌の上で転がされ状態なのも面白いし、その反応がまた可愛いんです。初恋同然なので、色々グルグル思い悩む姿は、まさしく乙女でした。桃のような可愛い直希をむきたくなる阿部の気持ちに共感です。
この作家さんにしては、Hが濃いめだったのではと思ったんですけど?このシーンも萌えました。
苦手意識が強かった作家さんだけに、衝撃ある作品でした。
久しぶりに、オールマイティに良かったと思える作品に出会えた嬉しさから、神評価をつけちゃいました。
読まず嫌いはいけないなと反省です。
年の差、•年上•たくらみ攻め×ツンデレ受けが大好きな方にオススメです。
プライド高くて鼻っ柱強くて同世代の中では威張ってて感じの悪い我儘王子は、外見の良さに見合うように勉強もできて、みんなに舐められないようにしっかりしていなくてはと虚勢を張ってる可愛い生き物でした。
弱い犬ほどよく吠えるタイプでもあり、いやあもうチワワですな。
実際にこんなコが会社に入ってきたら…大人じゃない私は真っ向からいじめちゃうけど(笑)
全部お見通しで、なにもかも受け入れてくれる余裕のある大人の阿部先生で、ほんとよかったよ王子。
みなさんのレビューを読んでいると、受の直希の性格がわがまますぎて好きになれないという方が結構いたので、どうかな〜と思っていたのですが、私は全然問題ありませんでした。
攻の阿倍が直希のことをかわいいな〜と言う気持ちがすごく良くわかる!
ナルで自分勝手な俺様王子がはじめて恋愛したら、、、素直になれずに悪態ついちゃって、ぐるぐる悩んじゃって。でも大人な攻に全部バレバレで、甘やかされちゃって。
タイトルのCHERRYは、肉体的DTを意味するだけじゃなく、恋愛もしたことがないってことも表してるのですね。たぶん。
態度はメチャクチャ悪いのに、行動がいちいちかわいいんだもん。デートの帰り、別れた後に涙ぐむってどんだけ攻が好きなんだよ。くーっ。
多分、私がもちょっと若ければ、こんなわがまま王子キャラは苦手だったかも。いい年のおばさんだから全然気にならないどころか、ピュアピュアさにキュンキュンきました。へへへ
たしかにみなさんが言うように、受のキャラに好き嫌いが分かれるお話しだと思いますが、私はこのカプ大好きなので星5つです。
ふゅーじょんぷろだくとから出ている「BL作家の心に残る一冊」で羽純ハナ先生が推していたのかこちらの一冊。
(先生は読み返しすぎてボロボロになってるそう)
で、買ったはいいけどしばらく放置してて、何がオススメポイントなのか綺麗さっぱり忘れて読んでみたところ……。
主人公の直輝(受け)のツン具合というか性格が悪くてびっくりした。
直輝はスポーツ万能・成績優秀・家柄も良く顔も抜群と非のうちどころがないんです。
だけど性格は悪い。
影でこっそりと猛勉強してるくせに、見栄っ張りでプライドがエベレスト並みに高いので、そんな努力を知られるくらいなら死んだほうがマシと思うようなキャラ。
友達にも傍若無人に振舞ってるし、攻めの阿部がゲイだと知ってホモ呼ばわりしてるし、とにかく口が悪く傲慢なナルシスト。
かつて童貞を捨てようとした時に勃たなかったことがあるんだけど、それを「ブスじゃ勃たない」と女の子のせいにして傷つけるようなヤツでもあります。
女の子には死ぬほどモテるくせに童貞な自分を持て余し気味で、密かに脱童貞計画を立てていたのだけど、それをうっかり准教授の阿部に知られてしまいます。
それがきっかけで彼の研究室に入り浸るようになるのだけど……
受けの性格が悪いと書きましたが、みっともない姿を見せる事に死ぬほどの屈辱を感じるようなナルちゃんが、好きな人を前に感情がコントロールできなくなって好意を伝える羽目になる、しかもプライドゆえに回りくどくて、だけど最後の最後の最後で自爆しちゃうというシーンの破壊力ったらないです。
そこまでこの子、ナイわー……と思ってたのを、たった一発でアリ!に変えてしまいました。
これで一気にこの本が楽しくなってしまって、最後まで楽しく読めました。
いろんなあれこれが見えた状態で読み返したら、更に楽しくなりました。
そして私がいいなーと思ったのは、攻めの阿部。
阿部がゲイだと知って過剰反応する直輝に対して「自意識過剰なお子様の相手は疲れるから趣味じゃない」「俺の好みは落ち着いた大人だ」と言っておきながら、実はずっと前から直輝を狙っていたというしたたかな策士っぷりが素敵です。
きゃんきゃん過剰に吠えまくる直輝に対して、動じないどころかむしろ楽しげな様子は一枚も二枚も上手でこれぞ大人〜って感じ。
人目を避けてこっそり勉強をする直輝を称して「鶴の機織りみたいで可愛いね。」と言っちゃうところとか、最高(そしてこの表現を思いついた月村先生も最高)
直輝は恋人同士になっても、相変わらず口が悪くて自分の好意を素直に伝えられないんだけど、そんなのはぜーーーーんぶお見通しで、そういうところも含めて手の平の上でヨシヨシと愛でてるのが伝わってくるところが好き!!
しかも直輝は必死に隠しているつもりだけど、全部顔に出ていてその事を指摘されちゃうというね…!!
今までの直輝の必死の努力は何だったんだ……感が笑えます。
そして最後、ちょいエロおやじっぽくなってるとこが、めっちゃくちゃ良いなーって思います。
面白かった!
またまた初物の高評価、電子衝動買い作品。やっぱ買うからには損したくないって気持ちあるじゃないですか?
てな訳で、みんなが良かったって言ってくれてる作品は、安心して読めるのが嬉しい!
久々にこういう乙女なもの読んだけど、可愛くて微笑ましかった。
書き出しも読みやすいし、最後まで期待を裏切らず、変にこじれさせないで終れて、良かった、良かったっホッとした!って感じです。
こういう大人包容力なお話、好きです。
我が侭いっぱい聞いてあげて(でも先生あんまり苦でもない感じ)、その仕返し(?)は、睦言エッチ。
意地っ張り王子様に、おねだり言わせる先生のSっぽさがいい。
安定の読み応え。
こういう作品、BL初心者さんにはもってこいじゃないかな。
オススメです。