「俺 ずっとてっちゃんと一緒にいたい」

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表題作幾千の夜 第二夜

中山哲弥
幼馴染の大学生
八島宙
哲弥を追いかけ家を出た

その他の収録作品

  • ディア・フレンド
  • ふわふわの

あらすじ

家を飛び出して、幼なじみの哲弥と暮らし始めた宙。大好きだった哲弥と想いが通じ、自然と抱き合うようになる。大好きなのに、一緒にいたいのに、でも・・・・・・
まだ大人になりきれていないふたりは強すぎる想いにふりまわされて――・・・
(出版社より)

作品情報

作品名
幾千の夜 第二夜
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス CRAFT Series
シリーズ
幾千の夜
発売日
ISBN
9784813052821
4

(95)

(39)

萌々

(31)

(18)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
376
評価数
95
平均
4 / 5
神率
41.1%

レビュー投稿数14

切ないなあ。

切ないですねえ。
二巻目もこれでもかってくらい切ない。
中編ならこれでハッピーエンドな筈なのに、同棲までしても上手くいかない二人。
ただ宙を守りたいてっちゃんと、てっちゃんに迷惑をかけないで一緒に歩きたい宙。
お互いを思う気持ちは強いのに、なぜ上手くいかないんだろう。
そして別れたまま、お互い社会人になって………どうなるの!?
一巻と二巻の間は一年だったそうで。
後からきたおかげで、三巻まで続けて読める幸せ。
本当、リアルタイムで追っていた方の待ち遠しい気持ちがわかります。

5

理解しました。

最終夜のレビューを先に読ませていただいただけあって、皆様の仰有る事を理解しました…(汗)
二人の気持ちのすれ違うようになるのをみて、
アァ~! (〇`-´〇+)
って、おもっちまいました~…
゙キスブルー゙
は2巻でキチンと完結したよ?
3巻迄あるだなんて、ホントのハピエンになる迄が焦れったくて焦れったくて、焦れったすぎて。
第一夜から最終夜迄、販売待ちされていた諸先輩方の焦れた過ぎな気持ちは、多分、俺が想像できない程の痛みだったのではないか?って思いました。
ヒヨコな俺には身に余る光栄みたいなものだけど、知り始めてから、間もない内に最終夜が出版されたから、こんなに対して苦労しなくて良いのかと、心配です。

4

一巻を軽く越える切なさ。。

シリーズ再読中です。
いや、以前読んだ時の「切ない」という感情の記憶だけは残っていたんですが、読み返してみて、こんなにも切なかったのか…!!と衝撃を受けました。

いや、もう、一巻の遥か上をゆく切なさ。胸が締め付けられる…( ; ; )

やっと再会し、仮初ではあるけれど一緒に暮らせることになったものの、どうしても宙の「庇護者」のようになってしまうてっちゃん。
宙はどこかか弱くてふわふわしていて、守ってあげたくなっちゃうのは分かるんだけどね…

自分のために大学に行かずバイトを始めたと知り、そういうことを求めているんじゃない、ただ守られる立場ではいたくないんだ、と反発する宙。

この2人の思いの交わらなさが最高にもどかしく、切ない。

そして出て行こうとする宙に苛立つてっちゃんがしてしまった大きな大きな過ちが…もう…両想いになったのに大きくすれ違う2人の描写に、涙が出ました( ; ; )

互いに消えない傷を抱え、また別れてしまった2人。「そして俺たちは大人になった」で終わる第二夜(2巻)。

この2人のハッピーエンドを信じて、最終夜を読みます( ; ; )

0

同性同士の恋愛は成立するの?

 宙は家を出て、哲弥のアパートで同棲を始めます。しかし、哲弥にはつきあっている彼女がいて、宙は自分が邪魔をしているのではないかと心配します。
 
 第一夜では、「守りたい」とはどういうことかがテーマになっていたような気がします。そして、第二夜では、「幸せのあり方」がテーマになっているように思いました。異性同士の愛なのか、同性同士の愛なのか?彼女と哲弥の幸せを祈れない宙。宙を守りたい哲弥。思っていることは単純なのに、それぞれの生きにくさを感じる一冊です。

ずっとぎくしゃくしたままのぎこちない関係は、とうとう最後には、別れという結末を迎えてしまうのですが…。

 全体を通して、幾千の夜シリーズは、どこに萌えるというものが感じにくいと思いますが、「現実」や「人を好きになるって何だろう」と考えさせられるお話だと思います。大学生、専門学生から月日が流れて、あっという間に大人なってしまう見せ方が、個人的にはお気に入りです。

5

おとなになるということ

1回読んだ時は、てっちゃん(攻め)勝手だなぁ・・・宙の気持ちわからないのかな。宙の方がずっと現実的だよ。と宙の視点で見ていたんですけど、改めて読むと、てっちゃん視点で見えて何か寂しくなりました。
てっちゃんが、心配性のお父さんに見えたり、ささいなことで嫉妬しちゃうところとか、宙と比べると無口で格好付けたがったり、むっつりだし(笑)可愛いところが満載です。

てっちゃんは、自分が昔よりも成長して(中身がというよりも、1人暮らし+バイト+大学生という立場が。)今度こそ宙が、もう我慢しなくてすむように頼られる存在になりたい。小さい頃出来なかったことを補うように、何でもしてあげたい。と思ってる。多分、昔のことをずっと誰よりも引きずっているのだと思います。宙が宙のお父さんに連れて行かれたも・・・と心配するシーンもあるので。

でも宙は、もうあの頃の子どもでは無くて、てっちゃんが心配しないように、追いかけるように一生懸命頑張ってる。それがわからないのか、わかりたくないのか(笑)自分に甘えて欲しいって思ってるけど、それに甘えていたのは、てっちゃんだったのかな・・・寂しいんだろうなぁと思いました。

お互いが大人になるということが、すれ違いを生んでしまったのかと思うと切ないです。気持ちが通じ合ってハッピーエンドで終わらないところが、リアリティがあるというか、いいな・・・と思います。

最後に宙のお父さん・・・不器用過ぎる・・・(;▽;)ケーキのシーン一番切なかったです。そのうち宙にもお父さんの気持ちがわかるとは、言いませんが、和解できるといいなーと思いました。

5

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