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表題作よろこびは膝の上

織戸康毅
母親の経営するクラブのバイト
菱谷充
会社員,康毅の親友,譲の兄

その他の収録作品

  • 悦びはここに
  • 花音サロン
  • しあわせは腕の中(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

織戸康毅(おりとこうき)は親友の兄、充(みつる)と寝た。康毅の母が経営する夜の店を接待に使う充は弟には黙っていてほしいと言う。口止め料のキスからすべてを教えてもらい充に夢中になってしまう康毅。しかし兄弟仲のよさに嫉妬を覚えた康毅は充との大切な約束を破ってしまって──。
キレイなお兄さんとラブ読み切りシリーズ。秘めたプレイ短編と描き下ろし後日談充実。
(出版社より)

作品情報

作品名
よろこびは膝の上
著者
加東セツコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
よろこびは膝の上
発売日
ISBN
9784832287211
3.1

(25)

(2)

萌々

(7)

(8)

中立

(8)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
70
評価数
25
平均
3.1 / 5
神率
8%

レビュー投稿数11

不協和音の変奏曲のように

元々大好きな加東セツコ先生の作品。
作者様の作品は奇妙なサスペンス風味が魅力の一つですが、私にはここでもその空気感が感じられてそこが大好きです。

登場するのは二組の兄弟。
仲の良い菱谷充・譲兄弟。
そして、主人公の織戸康毅とその兄。
充が弟の友達である康毅を誘惑し、恋人になる。
本作はこの「康毅x充」の年下攻め誘い受けCPがメインのストーリーなんだけど、途中で思いもかけないあるエピソードがブッ込まれるんです。
作者様のあとがきなどでも言及は無いのですが、私はこの康毅の兄(本作内では名無し)がすごいインパクトで。
ルックスもいいし、不良でワイルドなタイプ。それでいて本心は誰にも言えない執着の塊を抱いている。
この不穏な分子の存在が通奏低音のように本作に奇妙な味を加えていると思う。
また、充の弟(であり康毅の友達)が充を過度に大好きという空気感もあるのにそこもストーリー的にスルーされているのも意味深。
メインCPが順調にラブくなっていくのが逆に奇妙にすら思えて、私的にはゾクゾクしてくるポイントなんだけど。
きっと一般的には「ストーリーがわかりづらい」とか「本編が物足りない」とか評される感じなのかな。
私は読めば読むほど好きな作風ですね。

0

よろこびはいつも。すぐそばに。萌えはいつも膝の上。

最新作の「今日に還る」を読んで、些か茫然とした気持ちにもなったので。既刊を読み返しています。この頃は、まだ甘く。特にこの作品は丸っと表題作であるのと、加東セツコ先生の作品群の中では、よりオーソドックスな甘さのある作品で。ホッとさせてくれます。
そうは言っても。加東先生らしい、物言わぬ緊張感を湛えていて。科白の裏を何とか読もうとしてしまう。

仲の良い友達の兄で、大人しそうに見えた充さんは、外で会うとそれはそれは色っぽいリーマンだった。誘われる様にして関係を持ってしまう康毅。親友に秘密を持ってしまった後ろめたさと、充さんの特別でありたいと逸る気持ち。
そして、実の兄の身勝手さに怒りを感じながら、それでも。兄として気遣いたい気持ち。
弟の譲に対して何憂う事無く良い兄を演じる反面、激しく甘い情欲を康毅にぶつけて来る充さん。
本当か嘘か判らないけれど、弟に叶わぬ愛情を拗らせている康毅の兄。
2組の兄弟が織りなすコントラストには少しだけ惑わされてしまう。
充さんの譲への愛情は本当に兄としてのものなのか。彼自身も康毅をスタンドインしていただけだったのでは無いのか。それとも。
報われなかった愛情の果てに、お誂え向きの恋を見つけただけだったのでは無いかと。
そんな不安を掻き消す様に、甘い甘い後日談。私の杞憂で良かったな、と胸を撫で下ろすラスト。

あとがきにもある様に、萌えポイントは乗っかる受け、乗っかられてドギマギする攻め。
加東先生は、隙あらば攻めの膝に乗っかる受けが大好きとの事。先生の萌が詰まってます。
端正とも言える絵には意外なほど立派なイチモツが。小さな白丸で申し訳程度に隠してますが、あんまり意味無し。めっちゃ硬そうです。

3

白いニャンコが可愛い

実家暮らしだからか白い子猫が出てきます。裏表紙や扉絵にもいますが、ストーリーに絡むことはないのが残念です。

ラブからの方が長い作品です。
当初は読み切り予定だったのか、1話目で両想い→エッチになるのですが、もっとじっくり読んでみたかったです。ただ、それからお互いの兄弟が二人の恋愛の障壁(という程でもないのですが)になり、兄弟の立場から助言するというのは面白かったです。

受けが襲ってスーツ姿で騎乗位というのがお好きな方にオススメだと思います。

1

あらら…

加東セツコさんの絵柄って大好きなんです。綺麗だし、丁寧に描いてらっしゃるし。

ただね、いつも思うんですけど、突っ込みどころが多いんだよなぁ…。展開が早すぎるというか、もう少し心理的な部分を書き込んでくれるといいのに。絵柄もきれいだし、設定もすごく好みなのにもったいない!っていつも思ってるんですけれど。

攻めである織戸くんの母親が経営しているクラブに、友達のお兄さんである充さんがお客さんとしてやってくるところから始まります。で、充さんが「弟にここ(クラブ)に来てたことを黙ってて」と口止め料としてキスをしてくるのですが。

いや、もうここからおかしくない?お店も別にいかがわしいお店なわけではなく、ただ綺麗なお姉ちゃんがいる飲み屋さんていうだけでしょ。しかも仕事の接待で使っただけ。何故それを弟に秘密にする必要があるの?で、口止め料としてキスって…。織戸くんがゲイならともかくノンケさんなら、男に、しかも友達のお兄さんにキスされるって、罰ゲーム以外の何物でもないと思うのだけれど…。

織戸くんにはお兄ちゃんが、充さんには弟がいて、それぞれ男二人兄弟。織戸くんはお兄ちゃんと折り合いが悪いのだけれど、その理由がちょっと良い。萌えました。兄ちゃんが色っぽいんですよ。と思ったら、お兄ちゃん主役のスピンオフがあるんですね。読もう、と思ってしまった。
ただ、せっかく織戸くん兄と充さんの「兄としての葛藤」が出てくるのに、さらっと終わってしまうのがもったいないと思った。そこでもう少しストーリー的に突っ込んでくれると話に深みが出るのにな、と。

辛口の評価になってしまいましたが、加東さんの作品ってなんだかんだで作家買いしてます。ストーリー的にもう一ひねりあるといいなと期待してます。

3

攻め兄のインパクトが凄まじい

んーと…黒髪キャラの見分けがつきづらかったです(´Д`)

口止め料って充さん…相手がノンケだと同性からのキスは罰ゲームにしかならんのじゃないのー?

康毅は兄と不仲で、充と譲(友人)の兄弟仲を羨む気持ちがあったり?するっぽいけど…それぞれの兄弟描写中途半端に感じてしまいました。
もうちょっと書いてほしかったーでも兄弟描写多すぎると恋愛描写が減るのか?
むぅー…。

…って康毅兄よw
貴方の発言が一番印象的だったわ。(康毅と充の恋愛描写ぶっとばす勢いで)
ナニ━━Σ((゜Д゜;))━━ッ!!ですから。。。
「康毅に抱かれたい」…マジで?抱きたい…じゃなくて抱かれたい???
読み間違えたかと思う勢いです。
体格的にもでかいし、性格もすれた感じで…まさかそっちをご所望とはっ!
(逆に康毅は素直そうで兄より小柄)
…男いるそうだが、そちらとの場合…兄はどっちしてんだろ?
やっぱ受けてんのかな??
康毅との関係は自業自得ですが…救いが無い終わり方でした。
ぬーノンケだと思ってたから身を退いてたのに彼氏できててプチンとなっちゃったんだろうねー…。

あ、充さんは「のっかり受け」ですb
よくのっかってます。
…充さん、男性経験が豊富そうですっw

2

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