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表題作メリーチェッカ

みやさん(実は作家の山岡睦美)
人気ブロガー
潮見
人気ブロガー塩さん、リーマン

その他の収録作品

  • だんだん(描き下ろし・番外編)
  • あとがき

あらすじ

昼休みはブログ更新、合コンよりもオフ会優先
――そんなサラリーマン・潮見(しおみ)は、
面白ネタ大好きなテキストサイトの管理人。
ある日謎のブロガー“みやたん”とオフ会で会うことに!
癒し系萌えキャラの可憐な女子高生? と思いきや、
現れたのはなんとクマのような大男で!?
「3軒隣の遠い人」待望のスピンオフ登場!!
(出版社より)

作品情報

作品名
メリーチェッカ
著者
鈴木ツタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
3軒隣の遠い人
発売日
ISBN
9784199604652
4

(204)

(89)

萌々

(62)

(40)

中立

(6)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
42
得点
819
評価数
204
平均
4 / 5
神率
43.6%

レビュー投稿数42

部屋とYシャツと 黒髪メガネッ!

【メリーチェカ】との出会いは約7年前 某中古書籍販売店の一角
はじめましての作家さまで こちとらコレがスピンオフ商品だなんて知らなかったわけですが

ぜんっぜん問題なかったんです この1冊を読む限り

ただスピンオフとわかったら読むしかないじゃないですか ほんっと山岡さんキャラがすきすぎて
ただ スピン元の話はちょっとあの あれで 割愛しますw



先にも書きましたが 山岡さん好きです 大型で 温厚で おじさんな 3Kならぬ「3オー」ここがクセになってるんでしょうね
数年おきに無性に読みたくなる瞬間がくるんですよね 腹のそこから沸き上がり突き動かすように ←今回は3周読み返しで冷めてました

しかも受けがツンデレとしか言えないのに 昨今あまり見かけない寡黙ヘンクツンデレ 
この「寡黙ヘンクツンデレ」ってののうま味もすんごい 味わいも深い

もうね 読んで確認してください このうま味とコク


ドラマチックな出会いも 劣情をはらむ大展開もないんです
大のおとの しかもいい頃合いの男ふたりがイチャイチャもラブラブもせず緩く絡むだけ なのにいいッ!

そこに変にドキドキさせられるのが ほんといいッ!


そもそも 男臭そうななりしてじゃれあうような子(?)がすきすぎて 出だしからあたしのツボをくすぐる展開ではあるんですが

これね 最大の売りは 好意が恋に変わる瞬間がごろごろころがってて

いや 好意が恋に変わる瞬間なんて
優しさを感じた とか 楽しいと感じた とか
趣味があった とか 居心地がよかった とか
たいした理由じゃないんだけど 下手に年をとってしまったからこそ それが特別に思えて
そんな特別を変に意識して戸惑う以上にこんがらがって 空回って

ここなんですよ おもしれぇな って

物足りなさはあります
ふたりの続きがみたい欲も治まりはしません

Σ がっ! これでいいのだ

久しぶりに読み返したけど 最後の最後までこのふたりったら
なんなんだろ 大人の青春というか いい年の初恋というか こうモチャっとしたこの感じ

なんですかね このふたりのお話しを読みたくなる時期にたいてい特殊設定ものイヤイヤ期がくるっていう 本人としては何の知らせか困惑しきりなんですけど

0

ワンコ攻め!かわいい!

「3軒隣の遠い人」のスピンオフとのことですが、同僚に出てくるぐらいなので読んでなくても大丈夫です。

主人公の塩さんと攻めのみやさんのどちらもちゃんとした大人同士の恋愛ですね。大きな事件が起きたりといった派手さはありませんが、可愛いらしく何回も読み直すような作品です。読んでるとハッピーになれますよ。

攻めのみやさんが癒し系わんこキャラで大きなゴールデンレトリバーみたいでかわいいなとキュンキュンしました。受けの塩さんも察しが良くてツンデレというか男前というかでかわいい。どちらもかわいい。

鈴木ツタ先生の描くキャラの表情が本当に素敵で、たしかにえっちな描写は少ないけれども表情が色っぽいので満足しました。10年以上前の作品でも全然遜色なくいろんな方におすすめです。

0

笑っているうちに萌え展開

わーい!
「3軒隣の遠い人」を読んだ時、光也の先輩が気になり、レビューで
「あとがきでその先輩のおもしろい設定を書かれていたので、先生のお気に入りなのかな。
「この先輩がクマみたいな乙女系男子とオフ会で知り合うんです」
と担当さんに提案して見事にスルーされていたけどw
そのお話ちょっと見てみたいw」
と書いたのですが、それが実現してうれしい。
おもしろかったし!

あとがきにあったテキストサイトって、ブログのことだったんですね(無知)
だから光也のおもしろそうな話がネタになるので、塩さんはあんなに食いついていたのか。納得。

光也も好きだったので結構出てきてうれしい。

塩さんみたいなタイプはドライで素直じゃなさそう、特に男同士の恋愛なんて進展が難しいかも、と思ったのですが、そこは意外とすんなりいったのでよかった。
自分のことも、みやさんのことも冷静に見た上で、みやさんが素直で正直だったし、受け入れていったのがしっくりきました。

でも、塩さん照れても顔に出ないのすごい。
逆に、みやさんが素直に表情に出るので対照的。
割れ鍋にとじ蓋カップルで相性良さそうですもんね。

ラスト、真っ最中に本名で呼ぶ呼ばないでもめたのもかわいくておもしろかったです。

あとがきの
「おじさんと呼んでいいのは40代からかなと思います」
に私も同感です。

0

塩たん可愛いよ塩たん

表紙のデザインがとても好き!

受けは人気ブログ管理人兼サラリーマン塩さん。テキスト系サイトからのブログ移転で日記好評アクセス数が〜ってくだりとか、塩タソとか、時代を感じます笑

出てくるキャラがみんなBL漫画で見ない雰囲気でとても良いです。特に塩たん潮見!ただのクールメガネではなくて、いい塩梅のオタク的ノリが面白いし可愛い。鈴木先生の絵と相まって色気もあるし、現実にいたらモテると思う。
目を合わせずに「好きですよ」っていうのニヤニヤしてしまう。もう少し付き合った後も読みたかった!

ストーリーはライトなので、楽しく読めます。重い話に疲れた時にぜひ。
スピンオフですが単独で読んで全く問題ないです。

2

確かにこれは、大人の恋のはじまりまで。

この絵がまず、ヤバい。
メガネ、スーツ、このシュッとした感じ。潮見先輩が女にモテないワケが無い‼︎
実際に、同僚に合コンに誘われている。
しかし、よくよく見れば、この鬱陶しそうな前髪の感じ。メガネ。クソキモいオタクにいそうと言えばいそうな感じもしていて。スーツもリアルにもし、くたびれていたら。
毒を吐くブロガーである彼は、お近づきになりたくは無いゾーンの人間かもしれない。
人間観察オタク。
それをものすごくカッコ良く描いてしまう鈴木ツタ先生の魔法。ファンタジー。

シュッとしていて、ちょっと意地悪い物言いをする潮見こと、塩さんは、ともすると「攻め」の様な風貌だったりするのだが。それがツンデレにでも見えたか。みやさんに「可愛い♡」と言われ、
『彼の発する信号(サイン)』にいち早く気づいてしまい、くすぐったくてかなわない、『恋のはじめ』を知ることになる。
そう、これは大人の恋のはじまりを丁寧に綴った物語。
ようやく始まったところで終わる。なので、煽情的な濡れ場も無いし、くすぐったいままに終わる。
本編を流れている時間にしてもきっと短くて。短編を読んだかの様な読後感なのだ。
それがとってもとっても、あのくすぐったくて甘い、焦れをつぶさに感じさせてくれて。
萌えないワケにはいかないのだ。

ひとりの時もやってしまうという、家に入る時のクセ。「ただいまさーん」と声をかけてしまう、塩さんの可愛らしさ。そして、「可愛い」と言われることを極端に照れる塩さんの可愛らしさ。
そんな塩さんにいちいちきゅんきゅんしているみやさんの可愛らしさ。

私は「オフ会」とか行った事ないし、ネットブロガーの世界で繋がっている人たちの事もよく知らないけれど、それが何となくリアルに感じられるのは、鈴木先生がそうなのかなぁ。なんて。
会社の部下の岸本がオフ会を知らずして、「出会い系アプリ」か何かと勘違いしていて。
胡乱げに先輩を見ている。最近では、TVで取り上げられる様な事件よりも、そんなマッチングアプリで結婚したという人の方が多いと聞くので、そういう「出会い方」自体が通常運転になっている様な時代感だ。2011年に発行されたこのネタはきっと近い将来、「旧い感じ」になっちゃうのかもしれないけれど。「恋のはじまり」としては、きっと永遠なのだとも思うのだ。
そして、シュッとしたイケメンである塩さんこと、潮見先輩のそのルックスも。
きっといつの時代も好きにならずにいられないジャンルのイケメンであるに違いない。

2

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