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絵が!絵がもうほんと好みなので全部好きになってしまう…役に立たないレビューで申し訳ないです。
線が細くて儚くて、コマの余白が多いかな?と思うんですが、その余白も絵と雰囲気に合っていて好きなんですよね…
3つのお話が入っていますが、やっぱり猫が可愛い!
死んだ猫が生まれ変わって現れるストーリーは無くはない設定なのですが、ララ子さんの絵と相まって可愛さ爆発でした。主人公よりはるかにおっきく成長しちゃってるのに、無邪気に好きを惜しげも無く表現する姿はとっても可愛い。でも、終始 別れの匂いがする感じは切ない…最後2人がちゃんと結ばれて良かった!
最後におまけのその後も描かれていますが、正直物足りないっもっといちゃいちゃが見たい〜てなりました。
しかし、少し気になったのはお母さん!幸春が人になったどらすけを紹介したとき、どらすけだって気が付かないのね~猫耳はないけど、ほぼ変わってないじゃん!って思ってしまいました笑
あと、滋田さんのシャツの下にタートルの格好が好きでした。
表題作でもある猫の嫁入りは、事故で死んでしまったけれど人間になって生き返り戻ってきた愛猫のどらすけくん×どらすけの飼い主さんの幸春くんのカップリングです。
幸春くんへの愛の力で人間としての生を得たどらすけくん、そして、何年たっても誰よりも何よりもどらすけくんのことを大切にしている幸春くんの2人はとってもお似合いで微笑ましかったです。
どらすけくんが一度幸春くんの前から消えてしまうのですが、粘り勝ちで幸春くんとの幸せをもぎ取る姿は尊敬に値するほどです。
あと、幸春ままのぼんやり穏やかーな感じがすごく好きでした(笑)
同時収録作品の、ひみつのリカちゃん、ふわふわのひらりですが、どちらもモヤモヤが残るなぁ、、と個人的には思ってしまいました。
しかしながら、純愛なblをお腹いっぱい楽しめる一冊でした。
少女漫画のようにふわふわした可愛い絵です。
お話の中身はというと、うーんとなってしまうのですが。
収録作全て、読んでて置いてきぼりのまま終わります。登場人物の思考について説明不足に感じてしまいました。ファンタジーの表題作が現実味がないのはまだ分かりますが(それにしても全てが突飛)、他2作の収録作も現実感ないままふわふわっと終わります。
小嶋ララ子先生の初単行本ですので、小嶋先生の作品が好きで、こういう時代もあったのか〜と楽しめる方が読むにはいいかな。
ねこの嫁入りは、話的に好きで可愛いのですが、飼い猫だったどらすけが人間になって戻ってきたら、恋人みたいに考えられるものかなぁ?という疑問が。。。いきなりチューとかできるものなのかなぁと。
もう少し、ゆっくり話を進めて、徐々に『好き』に気づく感じが欲しかったなぁと思いました。
どらすけが、消えてしまうところは、悲しくて泣きそうになりましたが、10年後に唐突に戻ってくるので、何か奇跡みたいなのが描かれていると、もっと良かったです。
この他に読み切りが二作品ありました。私的に『ひみつのリカちゃん』好きです。ただ、何度読んでも、何の仕事をしているのかわからず、音酔い?ライブハウス?クラブ?
鞠川くんは、インランなの?とか、気になることが多々ありました。
2人の感じが可愛くて好きなだけに、読み切りなのが残念です。
昔飼っていた猫が人間となり飼い主に恋をする話です。
飼い猫のどらすけが死んでからずっと忘れられずにいた幸春はある日変な男に会い、そいつは自分がどらすけだと名乗り神様が人間にしてくれたと言うのです。
普通なら頭がおかしいと思い逃げますよね、幸春ももちろん突っ返しましたが、次の日家にいたのは昨日の自称どらすけ
なんだかんだで詳細を聞き、本物のどらすけだと分かった幸春はすごく喜びます
そこから恋愛に発展していくわけですが、どらすけは神様との約束がありそれを破ってしまい消えてしまいます。
そこのシーンが辛い;;消えるのが分かってて行為に及んだ二人はどんな気持ちだったのかは私には分かりません。
10年後にどらすけは完全な人間となり戻ってきますが幸春は大層悲しい日々を過ごしたことでしょうから人間のどらすけに今度は人間同士として愛し合って欲しいです。