傲慢な王子×身代わり花嫁のロイヤル・ウエディング!

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表題作皇太子と身代わりの花嫁

クラウディオ・ベルギウス,27歳,皇太子
小林李音,19歳,大学二年生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

欧州の小国の王室の血を引く大学生・李音のもとに、妹から隣国の王子との政略結婚から助けて欲しいという手紙が届く。直談判するため隣国へ向かった李音だが、逆にクラウディオ王子から花嫁になれと脅されて…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
皇太子と身代わりの花嫁
著者
水上ルイ 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044486327
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

やはり王道はイイ!

あれれ?上のあらすじが違うような…。

色々複雑なんですが身代わり花嫁ものです。
ゴージャスでロマンチックで素敵でした。
やっぱり王道の良さっていいですね!
しかも長すぎず切なすぎず何もかもちょうど良い塩梅でした。

運命の人なんだね。
スケールの大きな身代わり花嫁で王子と王女の政略結婚で世界中から賓客が集まって…。
でもそんなに追い詰められ感や切羽詰まった感はなく。攻めがとっても良い人で身代わりしなくても良かったくらい。でもそうしないと再会できなかったもんね!

攻めのおかげで受けものびのび過ごせて。お互い相手は男なのにと思いながらもドキドキしたり、やることやってるところも萌えました。

はぁ〜、素敵なカップルでした。
終わりも平和で良かったです。最後の一文まで楽しみました。

0

王子様と運命の再会。

ロマンティックかつ御伽噺のような甘いお話、秘密のある泉や、幼い頃の偶然の出会い。イマドキの少女漫画よりも甘く、乙女な話。ハーレクインのような設定なのだけど、甘いマシュマロのようなふわっとした突っ込み不要、雰囲気と甘さを楽しもう!な話でした。
水上さんの最近の作品は本作のような王子様と庶民という組み合わせが多いなと思っていたら、この路線を突き詰めて行きたいと思っておられたそうです。
あとがきを読んで納得です。

受けのリオンは実は王子様、だけど今は日本で庶民として暮らしている。母がとある国の元王妃様で、王宮暮らしにうんざりし王である父と離婚。訳あって双子の妹クリステンを国に残し、リオンは母と二人日本に帰国し暮らしていた。
妹に隣国の皇子様との結婚話が持ち上がり、しかもそれがどうやら政略結婚らしい!?リオンはインターネット電話で愛する妹の不安そうな顔を見て、助けに行くことに。
嫁ぐことを回避できないクリステンの代わりにリオンが花嫁として結婚式を行い、その後夫となるクラウディオに事情を話してなんとかこの結婚を無しに・・・クリステンと早々に離婚してもらえるように頼むという流れ。

攻めのクラウディオは結婚式前のパーティでクリステンと顔を合わせその時の印象と、花嫁として現れたクリステン(実はリオン)の印象があまりにも違うことで、早々にクリステンが別人である事に気が付く。
自身の側近からも双子の兄がいること、密かに入国しているらしい事を聞きピンときちゃったりして。
そして決めては、幼い頃の秘密の泉での偶然の出会いと思い出。けれど、クラウディオはリオンに幼い頃の思い出などを秘密にしていて。
リオンに1カ月花嫁として過ごせば、クリステンとの離婚をしてくれると言う条件を出し、それで妹がこの政略結婚から逃れられるのなら、と条件を飲むのでした。
始めから全て分かった上での結婚、初夜だった訳です。

そこからはもう、おかしいな・・・なんで一緒にいたらドキドキしちゃうんだ!?とか愛らしい寝姿に欲望を覚えてしまって・・・私はどうしてしまったというんだ?的なお決まりパターンでした。
このお約束展開、嫌いではありません。
むしろ水上さんの作品を読んでるぞー!という実感すら湧いてきます。

難を言えば何も事件が起こらず、事が上手く運び過ぎる事。登場人物は皆な協力的な善人ばかりで、政略結婚を企てた両家の両親も悪い人ではない、国交問題とかその辺をちょこっと絡めて理由づけもされている。
ふたりの気持ちがじょじょに寄り添い、意識していき・・・と甘い流れが続くので気持ちを確かめ合う前だけど甘い雰囲気が漂うくすぐったさやロマンティックなトキメキはくれますがメリハリが少なく、少々物足りなさも感じてしまう所でしょうか。

2

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