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数年前にハマった夏水りつ先生、久々に読み返しました。
「恋愛バスストップ」「完璧な恋人」と同じくらい好きなのがこの「グッドモーニング」です。
取引会社のリーマン同士のもだきゅん?ラブなのかな、わたしはとにかくリーマンものが好きなので!
同収録作品もありがとう、こっちは同期同士のお話です。
表題作を読むと驚くことに「ホモ」という単語が数十回登場します。
2009年頃に発表されたものです、時代を感じます。
これを最初に読んだのは5年位前ではないかと思うのですが、その時はそれ程違和感を感じなかった気がしますね。
世の中が急激に進んでいるのか、BLを読み始めた頃から自然と意識が向くようになってきたのか?
で、作中のその単語を「ゲイ」という言葉に置き換える、それですべてOKなのかという疑問も生じます。
ぼんやりとですが考えさせられる作品でもありました。
Kindle unlimitedで読みました。
展開は面白かったですが、Kindle unlimitedでなければ「中立」だったかもしれません。というのも、10年前の作品なので仕方ないですが、これだけ多様性が叫ばれる社会において林(攻)が時代遅れで失礼過ぎる。私も会社員をやっているのでリーマンものは好きなんですけどね・・・今読むと、コンプラ大丈夫?な感じです。しかも篠原(受)は取引先の担当なので、BLにリアリティ求めたらアウトなのですが、求めたくなるほどひっかかるシーンが多々ありました。
ただ、表題作の「グッドモーニング」はアレとしても、もう一つの「メロンパン戦争」はよかったですよ。同期だしコンプラ違反もないし(笑)。安心して読めました。
1冊すべてリーマンもので、導入は両作とも自然ですし、Hシーンも充実していますからね。悪い部分に目をつぶれば全体的には良くまとまっていたなと思います。
2組のリーマンカップルのお話。
表題作『グッドモーニング』は、取引先の担当さんがお相手。
攻め様である林は、ある朝目覚めるとすっ裸で、隣には同じく全裸の男が。
それが受け様である篠原。
関係をもった、なんて篠原から嘘をつかれたり、泣かれたり。
普段とは違う色んな顔を見せられて、篠原の事が気になりだしちゃう林(・∀・)
それにしても、全く何度篠原を泣かせるんだかι(`ロ´)ノ
てめぇふざけんなよ!と林の胸ぐらつかみたくなりましたよ。
当て馬先生の出現でイライラしてるのを見てせせら笑ってやりました。
やっと甘い朝を迎えられてよかったね(*^^*)
『メロンパン戦争』
受け様の藤野と攻め様の倉木、同僚のお2人。
メロンパンをキッカケにしてワイワイ言い合うようになる。
いやいや、社内ではちょっとでもいかんじゃろ( ^_^ ;)
あの後篠原はキリッと仕事できたのかしら(・∀・)
それにしても、2組ともえちシーンがエロい。
受け様のとろけた表情にグッときました(*/▽\*)キャッ
あと、体位とかさ(/// ^///)
後書きまで楽しく読ませて頂きました。
夏水先生のリーマンBLへの夢。そう、これは夢。
何処かにこんな麗しいリーマンが生きていると信じて。私たちは生きている。(のかも知れない。)
表題作の「グッドモーニング」、これは酷い。
ノンケである林がとにかく酷い。この酷さだけは妙にリアル。夢のようなストーリー展開の中で、
この男の失礼過ぎる反応だけが 妙にリアルなのだ。
「俺はホモじゃない、全然ホモじゃない。」
ホモホモ、ホモホモ、連呼する。残念な事に私の周りにも結構いたりする。彼らは競うようにゲイの人を怖がり、「俺はホモじゃない!」と主張する。
ゲイだって、男なら誰でもいいわけじゃ無い。アンタたちが女なら誰でもいいわけじゃ無いのとおんなじようにね!って、言いたいのをグッと堪える。そんな人たちに言っても詮無い事だから。
とにかく、こんなあるあるなリアルを潜ませることで、夏水先生のリーマンBLへの夢が、何となく「あるんじゃないか?」と思えて来そうな。そうであって欲しいと思えるほどに。
腹落ち感を伴って 迫って来るのだ。
『俺はホモじゃないけど、悪い気はしねー』などと、失礼な気持ちで篠原さんの反応を見ているつもりだった林は、むしろ自分自身の気持ちに翻弄されて行く。
天誅が下るわけじゃないのに、攻めザマァなハッピー感。
同時収録のタイトルも可愛い「メロンパン戦争」
華やかなイケメン 倉木が ちゃんと自分を見ていてくれたこと。それが嬉しいやら恥ずかしいやらで、大変な事になっている。イケメンの方もオレ様じゃなく はにかんでいるのもいい。
何よりその胸板と細い腰、端正なシャツ姿。夏水先生の描くリーマンたちは今日も 美しい。
夏水さんの作品はとても好きでよく読んでいるのですが…今回評価は萌にはなっていますが、正直に言うと微妙でした。
表題作の他にもう1組のリーマン物が収録されています。
微妙だったのは表題作の方でした。ドラマCDも好きな声優さんが出演されているので期待も大きかったのかもしれませんが…。
受け様は健気でとても可愛い(特に泣いた時)のですが、攻め様が時々とてもデリカシーのないことを言うのが気になりました。
気付いてすぐに謝るのですが、営業用のいい人の時との差がちょっと激しいかな…。
受け様をそれだけ好きという事なんでしょうけれども…。
同時収録作品は同じ会社に勤める同期のリーマンのお話です。
部署も違って特に仲がいいというわけでもない同期なのですが、ハンサムで仕事が出来る倉木の方から何かと声をかけてきて…。
世慣れてそうな倉木が意外に不器用で、藤野と何か接点が持てないかと頑張っているのが可愛かったです。