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タイトル通り、本屋さんをめぐる恋。
本屋さんのお仕事事情がよくわかるし、脇役たちがみなそれぞれに愛嬌があり面白い人間模様になっていました。
ウブな主人公と、結構びっちな先輩店員さんの恋。なかなか告白しない主人公を、周りの同僚たちも応援するくらいの、少女漫画チックなストーリー。
でもコミカルな中にややじれったい感じがあってほのぼのと読めました。
あとがきで、作者さんは機会があれば本屋にお勤めしたいと書かれているように、本屋というお仕事そのものもよく分かって、お仕事BL好きにはツボだった作品です。
BL要素が少ないですが。たうみ先生あるあるですね(嫌いじゃないです)。
ほぼ全編通して書店が舞台で、店員同士のやりとり、書店員あるあるで進みます。
BLなのに、2人きりのシーンがこんなに少ないのも珍しいのではないでしょうかw
その貴重なシーンのうちせっかくのクリスマスは回想で、綾辺が寝ちゃって石渡が明○家サンタに電話して合格するくだりは笑いましたw
私も書店でバイトした経験があるので、あるあるエピソードほぼわかっておもしろかったです。
一見普通なのにオタクや独特な趣味の人が多かったり。
雑誌と書籍のコードどちらかわかりにくい商品があったり。棚卸しとか返品とか。
あと、たうみ先生作品に出てくる女性キャラは結構好きですね。
「ガイコツ書店員 本田さん」的な書店ネタも交えつつのストーリーで、読み物として面白い感じです。(たうみさん自身、実際に書店で働いてらした経験があるようです。)
本屋さんの裏側ってネタの宝庫??
店長さんが毒づきまくってる忘年会とかこれきっと実話でしょ?と思いながら読みました。笑
本体より付録の方がかさ取ってる女性誌は、あれはもう本じゃねーわな(同意)
たうみまゆさんってね、キャラが飄々としてるというか、一風変わってるキャラがたうみさんの普通というか、絵柄がクセのない可愛らしい系だから余計に意表を突かれるんですよね。
今作の主人公〔石渡〕も、メガネで無個性な真面目くんかと思いきやナチュラルに変人かつ変態ですので。
でもって周りの皆さんも全員がキャラ立ちまくりです。
受けの〔綾辺〕がなにげ一番の薄キャラかも。
児童書担当で絵本の読み聞かせが得意な綾辺に、恋人の特権(?)でエロ本の読み聞かせばっかりしてもらってる石渡よ・・・子供達の綾辺になんてことさせてるのw
石渡がこういう調子のキャラ(こじらせオタク?)なんでトントン拍子には付き合うものの、色っぽい展開で色っぽい展開にならず全体的に少女マンガっぽいノリ。
BLみはだいぶん薄いです。
・・・といいつつ、ちゃっかり主役カプ以外にもう1組デキてるミラクル!
本屋さんにもう全然行かなくなっちゃったけど、こういうの読むとたまには出向いて棚巡りなんかをしたくなりますね。
【電子】ebj版:修正-、カバー下なし、裏表紙なし
なんですけど、あくまでも主役は書店の日常で、
たまたまそこで働いてる人たちが男子同士でLOVEってたよ!
という印象で、
個人的にはそんなBL~萌え~ ってはならなかったです。
普通にまんがとして面白かった。
(これも年下攻だと思うんですけどねー)
業界の裏側ってこうなってるんだよ、
みたいなの大好きなので、本屋さんのお仕事ってこうなってるんだーといろいろ興味深くかつ楽しく読ませていただきました。
個人的には海外旅行のガイドブック買うときしか、もはやリアル書店さんにはお世話にならなくなってしまっているのですけど、
学生時代、本屋さんに日参してはいろいろ立ち読みさせてもらってたなあ…と懐かしく思い出しました。(いや、そのあと買ってたけどね!)
ここのところ読んでいたたうみ先生の新作にかわいさが足りない……と思っていたのですが、この漫画は登場人物どれもかわいくて大満足です。
1話1話が主人公達のラブストーリーだけじゃないところに帰結していき、テンポよく読めました。また、「本屋さんあるある」なエピソードも随所に見られて、登場人物が本当にどこかに生きてるような息遣いが感じられてとても楽しく読めました!
個人的にはオタクの中尾くんがストーリーのはざまにちょいちょい見せる大貫くんとの仲の良さが気になっていたのですが、最後に大貫くんと中尾くんの話がどーんと待ち構えていて、嬉しかったです。漫画の中のキャラのはずなのに現実にいるちょっと気になる二人組って感じで、二人の物語がもっと読みたい…と思いました。