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表題作スモーカーズメランコリー

その他の収録作品

  • まどろむ秤が今動く
  • 土曜日22時の終演
  • 土曜日22時の遊戯
  • Loooop!
  • あとがき

あらすじ

会社の喫煙所で毎日会う男――。
上から目線のタメ口で、大事なトコははぐらかすくせ、無防備に甘えてくる。男で30過ぎた上司の友人。
ハイリスクな関係に警告がなっているのに…その首筋のホクロから目が離せない。
飄々としたオジサンに振り回される若手リーマンの葛藤!
期待の新人初コミックス? 大量描き下ろし有!

(出版社より)

著者:鳥海よう子

作品情報

作品名
スモーカーズメランコリー
著者
鳥海よう子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784799711224
2.7

(10)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
24
評価数
10
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

で、結局どっちが…

リーマンもののお話でしたがズルイ上司(部署は違う)と野瀬の
恋の駆け引きみたいなお話でした。
(なんか最近ズルイ年上好きみたいvv)

いつも喫煙室で顔を合わせてる2人。
最初に仕掛けてきたのは大場課長だったが、野瀬も相手が気になってて…
だけどいつも肝心なところは、はぐらかされて…
そのモヤモヤが爆発したのは慰安旅行。
そこでの課長の態度に、自分も部下の1人と同じ対応にすぎないと。

でも課長もちょっと拗ねてた部分あり。
野瀬が同僚と風呂に入ってた時に
自分のことを「ただの顔見知り」って言われてたのを聞かれてた。
でもまさかそんなことを課長が気にいしてるとも思っていない。
もうお互い気になってるのにイジイジする~っ!!(><)

結局2人納まったような?そうでないような?
そういう最後までのシーンもないので結局どっちがどっちだ??
しばらくはプラトニック的(?)な関係が続きそうです。
が、その後も気になる~っ!!

後はマフィアのお話とセフレのお話。
どちらもシリアスものでしたが、最後の4コマでコメディに!!

でもやはり代表作が1番好きーっ!!
続きがあれば読みたいです。
この作家さん好きかも~っ(^^)

1

表題作読みきりの方が

表題作の連作よりも、あとに収録されている2本の読み切りの方が面白かったなーというか、萌があったなーというのが感想です。
私も同じく、北上れんさんかと思いました。

表題作品もけっして面白くなかったわけじゃないのだけど、どっちが攻めなの?受けなの?という部分で自分の中で消化不良気味。
それは瑣末なことなのかなぁ?
くっつきそうで、くっつかない、ただの上役と後輩社員という関係にしては甘すぎる。
煙草の火の貸し借りするだけには・・・
うーん、もういっそガツンといってくれたほうがすっきりしたかもとも思わないでもないのですが、このぎりぎり一線越えない関係も美味しいといえば美味しく感じたのでした。
せっかく大場課長の首筋に色っぽい黒子もあって、それがまた効果的に見せられるシーンもあったのになー
野瀬あとひと押ししてくれれば、あぁでも、大場課長のあの性格の感じからして上手かもしれないなぁ。
あと、野瀬が大場課長にひたすら振り回されているのも、もやもやしました。

『まどろむ秤が今動く』マフィアもの。
後書きに、受けのクリスはいつも難しい顔をしているから眉間に消えないしわがあって~というのを書かれてて、読み返したら本当にしわがありました。こだわりを感じました。
クールなクリスと陽気でいい加減そうな攻めのマウロ。
愛情の前にある忠誠心がふたりの邪魔をする、その忠誠を誓うべき相手がいなくなって・・・解放されたのちのふたりは穏やかに生活していくんだろうなぁと思わせるENDでした。

『土曜日22時~』かなりイタしてるシーンが激しい読み切りでした。
セフレから恋人への話ですが、なんというか激情に駆られる前に話し合おうよ大人なんだから!と思わせられる話でした。本当の気持ちを隠してのセフレ関係ってのが辛いのは両方だった、実は両想いだったというオチのある話ですが、もうひとつのオチは受けがMだったというものでした。
美人で従順で、良い感じのMっぷりでしたが一歩間違うと暴走系Mなのか?補完コマ漫画での擬音に隠された「攻めにならされてもいいプレイ」ってのが凄かったみたいで・・・
攻めがちょっと引いていたのに笑わせていただきました。

1

大人の駆け引きの決着は

「スモーカーズメランコリー」「Loooop!」
喫煙所で居合わせる他部署の先輩。
煙草を吸う間だけ空間を共有する間柄のそのひとに好意を抱くリーマンの話です。
今は煙草を吸う若者が激減しているので、喫煙所で若い社員と接する機会も少ないんでしょうね。
大人の余裕でからかって、躱して、捕まえたと思ってもするりと逃げる。
追わせるだけ追わせて、大事なところでこっちから捕まえる。
大人の策士の掌で転がされつつも、何だかんだで先輩も溺愛しているという2人でした。

「まどろむ秤が今動く」
マフィアです。
何回か連作にしても良さそうなくらい内容の濃い話でした。
幼い頃の初対面から執着して愛してきた男は、父親(マフィアのボス)の側近。兄と自分が水面下で進めていた計画を悉く邪魔する存在でも愛してやまない。
ラストまで映画を見ているかのようなスケールの大きい話でした。

「土曜日22時 連作」
SEと弁護士。
土曜日の22時にホテルの一室で抱き合うだけの関係が動き出すというもの。
S攻めが苦手な方は苦手だと思います。
わたしは萌えませんでした…。

表題作は絵がわりと安定していました。
胸きゅん!というよりも、しっとり落ち着いた雰囲気の作品です。

0

シリアスとユーモアの境目が難しい

作者さん初単行本になるのかな?
思わず表紙絵のぱっと見で北上れんさんかと思いました(汗)
中身の絵は全然違いますヨ。
悪くない、言いたい事伝えたいこともよくわかる。
だけど何だろうな?タイトルにあげたような、シリアスのユーモアのバランスの均衡が微妙で、
多分シリアスって裏返せばお笑いの表裏一体なんだけど、それがどっちつかずの方向へもっていってしまっている残念さ。
シリアス展開に激しい萌えをもよおさせない、いっそここはユーモアのコメディで進めた方が全編面白かったんじゃないか?とか
読後にモンモンと残ってしまったのでこの評価です。

喫煙室でいつも一緒になる上司の友人の大場課長。
そこで会話をするうちに彼に触りたいと思うようになる年下の野瀬。
喫煙仲間で同じ銘柄で、そんなタバコをモチーフに駆け引きめいた関係が。
というとても意味深なシリアスではじまる冒頭から
2話目には、その大場課長が”おおバカ長”であるという!!
禁煙するという言葉にタバコを課長に奪われ、欲しくなったら彼にお願いするとキスがあたえられるという微妙な進展。
そして3話目が慰安旅行の話で、大きな進展があるかと思えば、相変わらずの正体不明キャラの課長が子供のようなやんちゃ姿を見せて、やっぱりキス?
雰囲気で魅せるには、課長キャラの振り幅が大きすぎて、それも魅力なのだろうし、その振り幅に翻弄される年下というのも魅力なのだろうが、どっちつかずにいってしまっている。
タバコ・スーツ・リーマン、という萌え要素を持った作品ということだが、何かイマイチ消化不足な気がする。
むしろ、4コマのギャグとかのほうがわかりやすかったり、描き下ろし番外の「Looop!」は本編エピソードに入れてくれて、その上で更に物語展開してくれたほうが、すごくわかりやすかったような気がしないでもないのだが・・・

『まどろむ秤が~』はマフィアものの執着愛
年下ワンコ×ツンデレ年上

『土曜日22時~』2本はちょっとエロティックもの
セフレ関係のシステムエンジニアと弁護士のお話。
身体だけの関係から恋人になりたいとあがく一夜の出来事が1話目
そしえt2話目が、実は弁護士がドMだったという、密かに笑ってしまうお話。

登場人物の顔が不安定で、別人のようになってしまう時があるのが?
きっとシリアス展開は得意なように見受けられるので、ユーモア部分を4コマだけでなくて、本編中に上手く取り入れられるようになったら、バランスがよくなって魅力的なお話になると思ったりもしました。
ちょっと表題は、課長キャラに振り回されてしまったかもしれません。

3

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