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ノンケをおとす、甘い法則。
表題作の他に五作品収録されていました。
全てラブコメです。
作家さんのWebサイトに掲載されてた作品をまとめた短編集だそうです。
かなり短いのでBLとしてはこれからだろうと言いたくなる作品もありましたが、どの作品もBLと思って読めばしっかりラブコメだなと思えるコメディ作品でした。
ギャグの波長が合えばめちゃくちゃ楽しめると思います。
私のお気に入りは以下二つです。
・『魔法少年レディバード』
主人公がド最低な変質者に巻き込まれて魔法少女(?)になるお話。
最初から最後まで最低かつアホアホで面白かったです。
作中で恋愛には発展しませんがこれからラブコメして行くのかもしれないと思える内容でした。
かなり好きなアホのノリかつキャラクターも好みだったのでこれで丸々一冊楽しみたかったなと思いました。
・『やくにゃん』
敵対関係にある非合法組織の若頭同士で、猫耳化する主人公と猫好きの敵対若頭のお話。
猫化した主人公にデレデレする若頭が気持ち悪くて面白かったです。
この短編を元にした同タイトルの作品が少女漫画ジャンルから二巻発売されています(関東四天王編→天上天下唯我独尊編)。
そちらはあくまでヤンキー猫コメディで恋愛要素はありません(猫好き若頭の気持ち悪さは健在)。
腐女子にオススメとは行きませんが、そちらも面白い作品でした。短編を気に入った方にはオススメです。
BLと言われればBLだけれど、BLでは無いと言われたらBLでは無いと思える絶妙なラインの作品でした。
とても可愛かったです^^
ほっこりした気持ちになれる短編集です。
【相原主任はストロベリークリームパフェが好き!】
仕事は厳しいのにスイーツ好きな主任・相原と、
相原の秘密を知ってしまったイケメン部下伊野田のお話です。
主任の厳しい仕事ぶりで甘党というギャップがいいんですよね。
スイーツ食べているときの幸せそうな顔(笑)
そんな主任を可愛く思う伊野田がグイグイ押しても、
主任は全然気付かない……
でも、脈ありだと思います!
【甘党派辛党派】
そっくりな双子にそれぞれ告白されるヤンキーのお話です。
ヤンキーに似ているウサギの凶悪そうな顔が可愛かった!
【幼い頃】
幼なじみの再会ストーリーです。
なんだかんだ丸め込まれる受け?が哀れ(笑)
【魔法少年レディバード】
とんでもない設定のファンタジー作品です^^;
パンツを守る男子高校生がおかしく、
結局そういう勝ち方(笑)という……面白かったです!
【囚われて】
狙われている男と同じ檻に入れられて⁉︎
すごい短いお話なんだけど、とーっても面白かったです!
【やくにゃん】
ヤクザ+ネコ
この組み合わせは最高だった!
どれもHなしですが、
この作風ならそれで十分!と納得しました^^
web漫画の再録です。
右野マコ先生は個人サイトをよく見てました。PBBSで毎日絵を描かれていた記憶があります。お絵かきBBS…今や過去の遺物でしょうか。
がっつりBL漫画というよりニアBLな雰囲気もあり、短編コメディ沢山で楽しいです。
◾︎伊野田(イケメン)×相原(甘党 会社の先輩)
ノンケよりゲイ作品が好きなのですが、途中で伊野田がさらっとゲイではなかったけど主任で目覚めましたっていうおまけ漫画があるのがいいです。
この2人もっと読みたい…
◾︎セルカー(盗賊 右腕)×コラット(盗賊 頭)
直接的表現はほぼなく数ページの作品ですが勢いがめちゃくちゃ好きです笑
◾︎やくにゃん
名作やくにゃん。皆んな好きでしょう!やくにゃん!ヤクザものが苦手な私でも、猫耳には抗えない。
毛色の異なる短編が集まっているため、正直、少し苦手なものもある。
◇「ストロベリークリームパフェ」
厳しい人が実は…という設定は好きです。
主任がとっても可愛いし、天然なのがよくわかるのだけど、その対比として普段の仕事熱心な姿ももっと見たかったかな。
井野田くんの努力が実ったのかどうなのか、結末が不明なのは残念。
◇「甘党派辛党派」
描き方によってはエロエロ方向に行ってもおかしくないのにそうしなかったため、あまりにも爽やか。
顔はそっくりなのに、性格は全然違うという設定の活きたエピソードが工夫があって面白い。
◇「幼い頃」
設定はすごく好きだし、エピソードは可愛い。
でも、会話の内容とか意味がわかりづらいところがあり、思わずツッコミを入れたくなる。
他、魔法少年になってしまった話や、ネコ耳ヤクザの話が収録されている。
前半はまだしも、後半はBLなのだろうか?
せっかくのタイトルなので、それに関連する短編をもう1つぐらい欲しかった。
元はWEBサイトに載せていたこともあり、基本的には短編集です。
また、全体の作風もどちらかというと4コマ漫画の様なテンポの良いものが多い傾向です。
そのためか、コメディ色が強く、ラブの部分がいまいち物足りない印象で、本当だったら、この掲載されている部分の更に先が読みたいところ。
でも、設定やシチュエーションは、基本私の好みにハマっていたので、萌えはしたかな。だからこそ更に先が読みたいという結論に達しました。
これからに期待の作家さんです。