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表題作守護者がめざめる逢魔が時

二荒凱斗
見えざるモノが見える能力者
葉室清芽
異能力家系御影神社の長男で唯一能力が無い

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

一週間以内に、屋敷に取り憑いた怨霊を祓え──高額の報酬に釣られ、胡散臭いバイトを受けてしまった大学生の清芽(せいが)。街中で偶然怪我をさせた男・凱斗(がいと)に同行を頼まれてしまったのだ。ところが訪れた屋敷には、若く有能な霊能力者達が勢揃い!! 霊感の欠片もないのに、あるフリなんかできるのか!? 不安に駆られる清芽に、凱斗は「俺が選んだのはおまえだ」となぜか謎めいた言葉を囁いてきて!?
 
(出版社より)

作品情報

作品名
守護者がめざめる逢魔が時
著者
神奈木智 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
守護者がめざめる逢魔が時
発売日
ISBN
9784199006913
4

(64)

(27)

萌々

(23)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
15
得点
258
評価数
64
平均
4 / 5
神率
42.2%

レビュー投稿数15

「次どうなるの~っ!」となるシリーズのはじまり

2020年1月に別の作家さんのホラー系のお話のレビューを書いたのをきっかけに、親切な先輩レビューアー様からお勧めいただいて先週の木曜日頃から読み始めたんですが……止まんねぇ。本日は本当に久しぶりの『丸1日ゴロゴロしていても良い日』だったのですけれど、丸1日読み続けてとりあえず既刊分は読破。
そしたら、完結していないのね。フラストレーションがたまりまくり!

人気作でレビューも多いので感想のみを書きます。
とことんホラーでLOVEはちょこっと。
で「滅茶滅茶怖い」とのことでしたが、気合を入れて読んだ所為か思ったよりも大丈夫でした。
というのも、主人公の清芽は何の霊能力も持っていないけれど無敵の『守護』がついている設定&幼い頃に彼に『魂を救ってもらい、人を愛する気持ちを持てた』他人の霊能力をコピーして自分のものに出来るという異能を持つ凱斗とスーパー霊能者の弟、明良が清芽にメロメロだから「これはとんでもない事にはならんだろう」と思いまして。

また、除霊のために集まる『霊能力者戦隊(お話に出て来る由緒正しい隠明寺家出身の中学生、煉と尊がこんな風に言うんですよ)』の可愛らしさ・絆の強さが私の好きな小説『ゴー〇トハ〇ト』を彷彿とさせた所為もあるかもしれません。あ、あの作家さんのホラーがお好きな方であれば好みかも知れませんです(あちらの方が容赦ない感じです)。

ただですね、お話の合間に悪霊のモノローグ的なものが挟まれるんですよ。
これはかなり気味が悪い。
夜道を歩いている時には思い出したくない感じです。

あとですね『凱斗の異能』『清芽の加護』『明良の万能』の理由がはっきりしないこと、度を越した明良のブラコンぶりが、嫌な感じ。
ひっかかるんですよ。
いや、このひっかかりで「次巻!次巻を読まねば」となるのですけれども。
まだお読みでない方は、時間を作ってから読み始めることをお勧めします。

0

ホラーBLなかなかいい!

ゴーストハントを読んでいたら無性にホラーBLが読みたくなり、手を出しました。ゴーストハントに比べたらホラー要素は薄いですが、BLに添えられたホラーにはなっておらず、ちゃんとBL+ホラーになっていたと思います。夜中に読んでいたのでちょっとだけ怖くなりました。

ずっと受け視点でストーリー展開されますが、受け視点でも攻めの凱斗が受けへ甘々なのが丸わかりです。
登場から後半まで凱斗は清芽への好意を示していましたが、最後になぜ凱斗が清芽を好きになったかの理由がちゃんと語られるので、すっきり読み終えられました。

2

BL色は薄い、がしかし面白い。

初読みの作家さまでしたが、こちらでレビューを拝見して面白そうだなと思って手に取ってみました。ホラーものってあまり得意ではないのですが、面白かったです。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

代々高い霊能力を持った子が生まれてくる「御影神社」の長男でありながら、一切その能力を持っていない清芽。対して清芽の弟の明良はその一族の中でも抜きんでた霊力を持っているため、子どものころから疎外感を覚えつつ生きてきた清芽なのですが。

もうこの前振りがたまらなく良い!視えざる者が見えてしまう大変さは理解しつつも、そして自身がその能力を持ち合わせていないことは仕方がないことと思いつつも、それでも、と思う彼の孤独にぐっと引きつけられました。

そして攻めの二荒さんがこれまたカッコいい。さりげなく清芽を守ったり、霊能力について様々な知識をそれとなく教えてくれたり、大人の男って感じで非常にツボな攻めさんでした。
そして清芽が子どもの時からずっと見守り大切にしてきたなんて…!わんこ攻めの鑑です。

この巻ではBL色は薄く、エチにまでは至りません。が、その分清芽が二荒さんに手でイカされたシーンがすごくエロい。みずかねさんの挿絵がこれまたきれいでエロくて非常に良かった。

清芽の持っている能力についてや清芽と二荒さんの関係については読んでいくうちに何となく予想はできてしまうのですが、それでもホラーものとしてもとても面白く、神奈木さんの霊たちの描写が非常にお上手なこともあって、まざまざとイメージできてしまうのでちょいと怖かった。
また、霊能力者たちがチームを組んで霊たちと戦おう、というストーリーが斬新で面白かったです。

まだまだ続きがあるようなので、そちらも読んでみたいと思います。

7

夏はやっぱりホラー!

守護者シリーズ4巻が発売されると知り、読み返しました!
夏といえばホラーだよね!というノリで、読み返しましたが、アレ?これ、こんなに怖かっだっけ…?とブルブルしてます。

あらすじなどはほかの方が書いてますので、割愛。私個人の感想を書きます。
ほかの方はホラー色薄いとは言ってますが、私としては充分な怖さでした…。(ホラーにあまり耐性がないからかもしれませんね)
そして、1巻はまだまだ薄いBL色!
もっとイチャラブして欲しかった…!ホラーメインだから仕方ないのかなぁと思いつつ、やっぱり足りないですねー笑

ストーリーは面白かったです。神奈木さんの作品は初読みですがテンポよく、スラスラ読めました。設定がやっぱりいいです。絵も綺麗で、何より主人公の弟の明良がお気に入りです。いいですよね、ブラコン。家族愛というものが何より大好きな私にとってはとてもとても良い内容でした。
いつか、明良のスピンオフでないかなーと期待してます!

そんな感じで、1巻を読んでました。そして、思ったことがひとつ。凱斗の名前が、ずっと「がいと」と思ってたら「かいと」だったんですね。読み間違えしてました…。
最後に一言、夏はやっぱりホラーです!

2

BL<ホラー、だけど面白いです

今月4巻が発売されるので、1巻から再読しています。BL+ホラーで、夏にピッタリなシリーズです。1巻ではBL色が薄いけど、それでもホラーとしての設定が面白くて好きです。

由緒ある神社の息子として生まれた清芽。弟の方は、霊能力者としてもの凄い力を持っているのに、兄の清芽には何もなくて昔からコンプレックスを抱いてきました。
そんな清芽の前に現れた、正体不明な男。その男・凱斗に除霊の仕事に同行してほしいと頼まれるのです。自分の運命を変えるとは知らずに、清芽はイヤイヤ同行することになるのですが…。

清芽が、コンプレックスを抱えてるのに、真っ直ぐで前向きなのが好感が持てます。
相手の凱斗も、執着とも言える清芽への一途さと、一貫して変わらない清芽を守る態度がカッコ良くて素敵です。
周りのキャラも、個性豊かでどの人も好きになります。特に、お兄ちゃん大好きな弟が萌えます。弟と凱斗の、清芽の取り合いを見ると、もっとやれ!と思ってしまいます(笑)
そして、そんな凱斗の過去と関係のある心霊事件が起きる2巻に続きます。

2

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