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異界の王
→空の王国
・・・の順に読みました。まだ他に関連本・(僕だけの王子様?)があるようなので、探して読みます。
面白かった! 異界のシン王国が背景のファンタジー。
「異界の王」のほうが、奇妙な受の行動に笑っちゃう、面白いコメディ。
貌は可愛らしい華奢で小柄な桜貴は、ムキムキの体と強さに憧れている
ボクシングの試合に負けた晩、車にひかれて死亡する。
気づくと異界に転生していた。体中試合の後で、痣と傷で晴れたままだった。
そして、神託で異界の王の花嫁と決まり、連れていかれる。
桜貴の好みのタイプの美男子だったので、桜貴は、嫁入りを承諾
やたら喧嘩っ早いし、言葉使いは乱暴で、男好きな桜貴は恋をした経験がない。
桜貴が、王に恋をしてめでたく婚礼を挙げるまでの物語。
シン国の従者の睡蓮が、最後まで付き添わず消えてしまうのが少し寂しかった。
表紙の受けが不敵に笑ってるのが気になって読んでみた。
けど中のイラストの受けが普通に可愛いくて、なんか違う…。
恋愛経験はないけどエロいこと大好きなビッチ受けが異世界に召喚されて、王様の花嫁にされちゃうお話。
攻めを拘束して跨がっちゃう受けは面白かったし、
骨抜きにされちゃった攻めが、「受けは、俺(の体や見た目)が気に入ったからついてきてくれたんだぞ」と第三者にノロケるところなんかは可愛かった。
しかしBLで「名器」という表現はいかがなものか…。男同士のお話を読んでいるのに、男性向けエロのような用語、女性を連想させる言葉が出てくるのは正直萎える。
それと、受けは現実世界で格闘技をやっていたという設定なんだけど、これが生かされていなかったのが残念。
てっきり攻めと一緒に、戦場に赴くと思った。
城で待ってるだけなら、世継ぎも産めない男がわざわざ異世界から召喚されて嫁にされた必然性がない。受けの男としての特性が発揮されないなら、ぶっちゃけ、BLじゃなくて女の子でもよかったんじゃないの? と思っちゃった。
成瀬かの先生の本を初めて読んだからかもしれませんが、
受である桜貴(おうき)の男らしくビッチという設定に驚きました。
転生させられ王の嫁になるというあり得ない事態にも、飄々と対応する潔さ、
ある意味イカれた男です。
攻めの冬宗は姉を殺された復讐心から、鬼将軍になってしまったわがまま王。
どんどん桜貴の手練手管に乗せられて、真人間になって行く様子が面白おかしかった。
キャラがみんな不思議な読み方をする漢字名で覚えにくいのと、
せっかくいろいろ個性のある従者が出てくるのにそのイラストがなかったことが残念ですが、
弱い部分をカバーできるくらいに勢いと笑いがあったので、満足です。
強気系襲い受けのキャラ設定はなかなか面白い…のですが、見どころはそれくらいかなぁ…という作品。
現代の日本から中華風の異世界に転生する系の設定なのですが、異世界の情景がイマイチ文章から立ち上ってきません。
言葉選びやちょっとした描写から「その世界らしさ」を表現できているか…という点がいまひとつ残念な仕上がりであるように思えました。
そして、主人公が異世界に転生した理由付けみたいなものも弱い。「神に選ばれた」「傲慢な王を操縦し得る人材」というような説明はありますが、実感としてそういう感じが弱くて。
そこそこ面白く読めはするのですが、なんとなく惜しい。そんな感じの一冊でした。ただ、ちょっと異色の「強気系襲い受けボーイ」が恋に落ちていく様子を楽しむには良い作品です。
ちぐはぐな話。
稚拙。
と思ったら、同人作品の商業化だったようで、なるほど・・・・・
とにかく自分には合わない作品だったのか、冒頭から一気に世界が変わったところで、おいてきぼりにされて、ラストまで引きっぱなしでした。
ビッチ受け、男前受け、暴力受けはいいんですが、この世界で浮いてます。しかも腕力があるのは伏線で、この後、この異世界の戦いに参戦でもするのか、王様を守って戦うのか、とか先読みしていたので、ただ待っているだけ、ふてくされてるだけ、という流れにもドン引き。
最後は神様的なジョーカーキャラが出てきて、説明しておわり・・・・・・・これで? メインキャラは何も成長していないし、受け攻めの関わりの中で変化もないし・・・・・・・呆れ返って読了。
異世界、中華ファンタジー風であるにもかかわらず、カタカナ言葉が混じってくることにも違和感。いくらBLでも・・・・・・
さらに、イラストがまったく作品に合っていませんでした。
とことん、わたしには合わない一冊でした。残念。久しぶりに最後まで読んで、読んだ時間を返してほしいと思いました。