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「キャラ文芸」とは?「20代~40代の女性をターゲットにしたエンタメ小説」
エンタメとは、 "Entertainment、娯楽の略語。
エンターテイメント小説(娯楽小説)とは
著者が自由に表現して、読者の「面白い! を引き出すために、様々な工夫を取り入れたもの・・という定義。
著者キャラ文庫初登場なら、「面白い!」が詰まった内容かと期待、
著者の「楽しい」は、追い詰められて罠る「サイコの狩」だった。
・・キャラの雑誌に連載した3P小説に加筆した再編版。
前半主体は、心情描写。二人に追い詰められ墜ちる陽太。毒が回って麻痺。
後半から殆ど3Pのアレ・・雑誌連載では書けなかった、閨場面重点。・・ごく初期の作品なので、それほどでもなかった。
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護:陽太の父:経営斜めな春日井工務店経営者
陽菜:27才 陽太の姉で母代り 半年後に俊成と政略結婚、ホストに夢中
陽太:20才 教職志望の大学二年 純真 仔猫のような童顔
タキ:23才 一点集中の粘着質 №1ホスト
峻成:32才 藤堂建設社長令息 眼鏡美形 陽菜の婚約者 異母弟啓斗は家出中
攻め二人×受け、3Pもの。
受けの姉である女性も多く出てきますので地雷の方は注意です。
3Pものは普段あまり好みませんが、宮緒葵先生のならいけるはず…!と思い購入。
もう安定に良かったです。
まずは攻め①
黒髪眼鏡の攻めは姉の婚約者で社長令息の峻成。
腹黒のヤンデレ、大人の余裕を持って周りから囲っていくタイプ。
でも受けの態度に一喜一憂する姿がギャップで可愛い!
そして受けの事を神聖視していて「天使が舞い降りたのかと思ったよ」という発言も…。
受けはゲイじゃないからと諦め、義兄であることで満足しなくてはと自分に言いきかせていたが、ある日キスマークを見て攻めのリミッターが外れます。
攻めその②
受けの姉がハマったNo.1ホストのタキ。
出会った頃から死んだ目をした「愛を信じない子」。
そこへ、姉である家族に愛を注ぐことのできる受けと出会い、驚き、自分も愛されたいと願うようになります。
初めは八つ当たりの如く、受けを手酷く扱いますが、恋を自覚するようになってからは一変。
受けをデートに誘ったりホテル行ったり、甘々。
クールに見えるけれど受けには甘える姿に、母性本能くすぐりまくり。
少なめですが、私の好きな攻めザマァ展開のようで良かったです。
姉の婚約者+姉がハマったホストに好意を寄せられる弟。
という、一見すると泥沼展開です。
受けに惚れてしまったが故と、この兄弟の壮大な兄弟喧嘩のせいで攻め二人にいいように利用された可哀想な姉ですが…。
すみません、私は罪悪感とか同情はなくドラマのように楽しめました。
タキに対する態度は聖母のような母親。
義兄に向ける態度は恋人のような受け。
途中、ブラコンの兄弟喧嘩で一歩間違えば峻成×タキの展開になりそうでヒヤヒヤしました。
とはいえ、二人とも受けを手に入れる為には手段を択ばない!という狂気を感じられて最高でした。
軟禁エンドでしたが、受けも幸せそうならそれでいい。
あまり得意ではないシチュエーションも好きな作家さんにかかれば好みになるので、本当にありがたいです。
三角関係ものですが、ドロドロ系なので(あまあまでもあるんですが)好みが別れると思います。
姉の婚約者・峻成と、姉が熱を上げているホスト・タキの間で板挟みになる大学生の主人公・陽太。ですが、最初に恋仲になるのはタキの方です。
ストーリー自体は、三角関係ものがわりと好きということもあり、そこそこ楽しんで読めました。何より宮緒さんのえろ描写がかなりえろくて好みでした。
ただカップリング萌えのようなものは個人的にはほぼなかったです。
なんだか不思議と、三角関係ものの醍醐味であるはずの三人でいる状態というのが薄く感じたからかしれません。
といっても、肝心の3P部分はほぼラストのほうだけです。
攻めである峻成とタキの間にも切れない関係があります。
タキと陽太を一対で見たときは峻成の存在が薄く、今度はタキと峻成を一対で見ると主人公であるはずの陽太の存在が薄く感じます。三人いてなんだかとまりや萌えのようなものは感じられませんでした。
あとはやはり…どうしても避けられない部分で、姉の婚約者と姉が惚れているホストの両方を奪ってしまった主人公が、「罪悪感を感じている」と口ではいいながらもあんまりそんな感じに見えないという…。
父親もあんなことになってしまい、結局、陽太の家族はバラバラになってしまったという後味の悪さを感じました。
それと、根本的にここまで執着され、ドロドロの殴り合い、奪い合いをされる陽太のどのへんかそんなに魅力的なのか?普通の大学生に見えるので、その辺の魅力を文章からあまり感じられず、また、陽太がタキを好きになっていく過程は共感できたのですが、姉の婚約者をいつからそういう目で見るようになったのかの説得力がほとんどないように感じました。
奪い合いをされて、よくある、いわゆる「やめて、どっちも好きなの!」状態になるのですが、果たしてそれはいつから?
なんだか陽太が後半にきていきなり、とてもいい加減な人間のように感じてしまいました。
作品としては残念ながらイマイチに感じる部分もありましたが、やはりが好みと思ったのがえろシーンだったため萌え評価です。
宮緒さんのえろシーンは受けの言葉使いが少々つたなく女の子っぽい部分があるのでこちらも好みが分かれるかもしれません。
3Pは3Pでも、明るいお話が読みたいかたはご注意な作品です。
カバー絵を見た通り3Pです。
異母兄弟と彼らが見出した天使。
全体的に薄暗く重いです。
悲惨な経験をさせられた啓斗の過去や美少年 陽太を手に入れるためにその姉を利用して近づいてきた兄弟の手口、そして傷つけられた姉やいいように操られた陽太の父親など執着した陽太を手に入れるためには手段を選ばない兄弟の所業に驚きます。
姉は母亡き後母親代わりに弟を可愛がり面倒を見てきたのに、裏切られ弄ばれ堕ちるところまで落ち心まで病んでしまうのは救いがなさすぎてかわいそすぎました。
一生面倒見るとは言っても施設に閉じ込め面倒がないようにしておくってことですよね。
せめて過去に付き合っていて未練がある別れた恋人を探し出して再会させ再燃させてあげるよう手はずを整える、なんて小細工は簡単なはずなので結末にそんな救いを作ってあげてくれたら明るさが見えたのにと思いました。
俊成の実母の非道な行為は同情の余地なしですが、父親の方は何もしなかった罪?ですかね。更迭され飼い殺しという結末に。
いやいや言いながらも結局二人とも好きだと言い、挙句に二人で僕をぐちゃぐちゃにしてぇーには引きました。
一番美味しい思いをして得したのは陽太なんですね。
表紙に惹かれみなさんのレビューを拝見してお姉さんの件、大丈夫かなぁと思いつつ電子書籍でポチりました。
そして、しまったー!!これ紙で買えば良かったー!!と、この本でこういうの何回目か数えるのが嫌になるくらい好きでした・・・。紙書籍ポチりました・・・。
タキがすごく好きです。
めっちゃ好みです。
陽太にだけそっと甘えてるのがなんとも(*´ω`*)
本人はそんなつもりはないんでしょうが。
そしてなんとも迷惑な兄弟喧嘩・・・。
お姉さんは本当に可哀想で。でも、それ考えたらこの本読めなくなってしまうよね、とも。思ってたほどドロドロ感は感じませんでしたし。
兄弟は共有するつもりはないけれども、この手の共有モノは大変大好物です。
姉に罪悪感を抱きながらも快楽にのまれて兄弟の手に堕ちていく陽太もいいです。
そこらへんもうちょっと苦悩してる描写があっても良かったのになぁと思いますが。
「二つの爪痕」っていうタイトル好きです。
タイトルに込められた意味を読んだ時にニヤニヤしてしまいました。