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最初は御曹司と掃除のおにいちゃんの話だと思って読み出したら…
まさかの悪魔もの(苦笑)
人外やファンタジーすぎるのは苦手だったのですが、英田さんのお話だからか、拒否反応は出ませんでした。悪魔ものだから大丈夫だったのかも。
BLでは無いですが「この愛は異端」で免疫がついていたからか。。。
やはりより妄想しやすい(笑)リアルものからすると萌が少なかったんですが、お話自体は面白かったです。
ヒョウがペットって〜
ユージンの思いも叶えてあげるアモンが素敵でした。
そして続編もあるので読んでみたいと思います。
2013年刊。
目の前で急逝した攻めがいきなり蘇生し、今まで何の接点もなかった受けにつきまとう…
序盤からして突拍子ない展開で戸惑ったものの、蓋を開けてみれば嬉しい事に『トンデモ展開で攻めの正体がなかなか掴めない』といった自分の大好きな類の話だった。
英田さんの小説を読むのはこれでやっと2冊目ってのもあり、作家に対しての先入観がなかったのも逆に良かった気がする。
作中では攻めキャラ達の人種は歴史によって神、悪魔、天使などと概念が変わってきたらしいが、自分の頭の中では"宇宙人"がしっくりきた。
根本自体が理解不能な攻めならば、単なる病院の清掃員に過ぎない珠樹にとって、訳の分からないまま傲慢な御曹司・ユージンに俺を愛してほしいと一方的に迫られ家に押し掛けられ、遂にはバハマまで連れ去られてしまうから混乱してしまうのも無理はない、と納得できるってのもある。
一体攻めはどうなる事かと思っていたが、探し求めていた人物が常識人で良心のある珠樹だったからこそ救われたね。
おまけに、いくら拒絶していても本来の攻めを理解しようと歩み寄っていくのだから優しい子だ。
この話は輪廻転生も絡んでくるが、珠樹の過去の魂よりも今の自身の気持ちを重視できた流れも良かったと思う。
もしかして珠樹だったら元のユージンにとっても良き理解者になれた可能性もあるけれどね。
ただ、見かけユージンでも中身は違っているので、残された彼側の家族を騙していく形になる訳だ。
いくらユージン自身の希望を汲んだとはいえ、彼の改心を心から喜んでいる気持ちを裏切っているのに変わりないのは複雑なものだ。
まぁ、ユージン自身をどうすれば良かったのだろうねってのが一番難しかったところだろうなとは思うのだが。
あと、一度きりとはいえ攻めが他の男を抱くってのも本来は有り得ない。
その辺りも、攻め自身が人の恋愛感情を理解できていない宇宙人だから…と、思わざるを得ないのだ。
何はともあれ、スルーせずに読んで良かったと思えた一冊だった。
脇キャラのスピンオフもあるとは嬉しい。
勿論こちらも読む予定だ。
悪魔が憑依した青年から恋される青年の話。
あとがきによると、初めてのファンタジーで、ファンタジーを意識したけどそうならなかったみたいです。
あとがきの作者説明
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リンクスから初めての本で、ジャンルはファンタジー
攻めが人外であるだけで、設定は現代、
珠樹はほんわか
亜門はへたれの朴念仁
サリサリの黒いもふもふ萌
アモンの友人 アシュトレト→「神様には誓わない」でケーキ職人に恋をする
人間を好きになった時、悪魔側の辛さや苦しみがあり、書いていて切なくなった
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ファンタジーと言うけど、異世界が舞台ではない、現代社会。
だから、普通の恋愛物語でした。
それなりに、楽しめました。
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エジプト時代の話。
アモン神と若い王の契約 若い王は、珠樹の前世
「来世の私を探して赦しを請え 私の中にあるお前の魂の欠片は戻る」
三千年探して三回巡り合った、三度目の生まれ代わり珠樹
でも、アモンは愛し方を知らないので、命令と無理強いばかりで心を動かせない。
ソロモン王の72柱や、魔法陣がでてきたり、矛盾だらけの今の宗教に対しての悪魔アモンの見解は的を得てると思ったり。
最後は、想いを通じ合えてハッピーエンドです。
読後、珠樹が今世の寿命を全うした後、魂はどうなるのか、考えたりしました。アモンと融合するのかな?
表紙がすごくカッコイイし人気作家さんだから間違いないだろうという期待度を上げて読了。
あらすじは軽く斜め読みして情報は一切入れていない状態です。
中盤まで謎が多い展開なのでネタバレなしの方が面白いとおもうのですが、
個人的には謎が解けたあとのショックが大なり小なりあったのでなんとも言えないジレンマ。
某芸人の発言になっちゃいますが「シンプルに複雑」という言葉がストンと落ちてきました;
以下、大きめネタバレ含む感想になります。
展開は受け視点です。
わけのわからない状況に放り込まれて頭が「?」だらけの受けの視点なので、
読んでる側としても「?」でいっぱい。その状態が割と長く続く。
わけのわからない事ばかり言う攻めには少々ストレスを感じました。
そんで個人的に非常にショックだったのが
私が見ていた「攻め(ユージン)」が「実は器になっていただけで魂は本人ではなかったこと」
あらすじに登場するユージンですが、
生き返ったのではなく本当に死んじゃってて
魂が抜けた遺体に悪魔(アモン)が入って体を動かしていたのですね…。
私はユージン本人だと思ってて読んでいたので
もう死んでるよ、魂はないよ、と言われて少なからずショックをうけました。
自分の中で主要キャラだと思ってた人が死ぬのは悲しいです。
あまり見たくないです。
アモンとユージンが繋がってたとか、
アモンが人間として生まれたのがユージンだったとか、
そういう望みがないかと思ったけれどありませんでした。
ユージン本体は通りすがりのモブみたいなもんです。
これはなんともいえない複雑な気持ちなりました…。
ただ人外モノらしさはビシバシ感じられます。
感情の概念がない生命体の攻め(アモン)と、
育ててくれた祖母の影響で感情豊かな受けと。
概念そのものが違いすぎて会話が成り立たないのですね。
種族の違いがハッキリ出ていて、そこから奇跡的に愛が生まれるのは良きでした。
また個人的に人外モノで種族違いがゆえに発生する
命のやり取りに及ぶ刹那的な感傷が非常に萌える質でして…。
死んでも相手を守ろうとする展開がグッときました(∩´///`∩)
評価は萌えと中立の間ぐらいで。
萌え評価でも良いんですが、ユージン本体のことを考えるとなんだかやるせなくて…。ごめんなさい。
全く予備知識なしに読み始めました。
え、一度は心肺停止になったのに急に生き返って、性格も全く変わってしまって、突然バハマ?
頭の中はハテナマークで一杯になりましたが、訳のわからん設定に珠樹と一緒に振り回されてみようと切り替えてみれば、古代エジプトから存在し続けるという「高次元エネルギー生命体」、つまりは神であり悪魔であり、のアモンと、3千年の間に3度生まれ変わっている人間の魂との、繰り返されてきた懇願の物語でした。
アモンは、1度目の生でエジプトの若きファラオだった人間にその魂の一部を溶け込ませたが、敵神アズライールに負けて誓いを守れずファラオが死んでしまう。魂の欠片を取り戻さなければ自分も消える、という瀬戸際で3度目の転生である珠樹に出会い、許してくれ愛してくれ、とそればかり。
当然反発の珠樹ですが経緯を理解してからはアモンに惹かれ始める、けれど包む愛より縛る恋を感じてる珠樹は苦しくなってアモンから離れてしまうんですね…
こうなってはじめてアモンも「人間的」な愛情を知り、2人引き合って求め合う展開になっていきます。それからのアモンの愛し方の甘いこと!
「ニューヨークの休日」
アモンが乗っ取った人間はニューヨークの超セレブなので、言葉や行為の甘さに加えて世界にいくつもある別荘やプライベートジェット等、贅沢度も凄くてまるで夢の世界。
珠樹はいい子なのでカネ目当て成分は全くないですが、読んでる私は「イイナーイイナー」の連発ですよ。
全てが上手くいって大団円、という感じの完全ハッピーエンドでした。