表題作IN THE CAGE

青峰大輝
黒子テツヤ

あらすじ

高校卒業後の青峰と黒子のif本。

作品情報

作品名
IN THE CAGE
著者
ぐさり(キヅナツキ) 
媒体
漫画(コミック)
サークル
刺傷<サークル>
ジャンル
黒子のバスケ
発売日
4

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萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

切なさパねぇ!!!

この度、ギャグがひとつもございません!!!!!
それにまず驚きつつ、
タイトル『IN THE CAGE』、籠の中という限られた空間の意味が
非常に胸を締め付けました!!


手当て済みの左頬を黄瀬からツッコまれ
「青峰っちと黒子っちの付き合い方って、わかんねっス」。
殴られたわけでもなく、肘が当たった怪我にしても
結局それは黒子が「離れよう」と言った故の結末。
同性同士のルームシェアは一般的にしても、
雨の中抱き合う同性同士は決して一般的ではない。

黄瀬と会った後雨の中傘を持たず濡れて帰った部屋で
バスタブに浸からせてくれながら
「頼むから、俺と離れようとかすんな」切実な泣きそうな表情の青峰。
それでも黒子の胸中は
“君は僕と離れた方が、もっと人並みの普通の幸せを、手に入れられる”。

朝、同じベッドで抱きすくめるように眠っている頃
黄瀬からの電話「ビビってんじゃねーよ 意気地ねぇ」
たった一言で通話は切れます。
黄瀬に言われなくても青峰はわかっています。でも、怖い。
黒子が離れてゆくのが。
だから、ゆっくり、静かに、閉じ込めたい。

「キスはしない」というただひとつのルールだけで始めた同居は
逆に言うと、その他は何をしたって良いという事なのに、
無理に抱く事もなく、黒子の寝顔を眺め頬を撫で、
眠っているところにキスを試みようとしても、やっぱり出来ない。
その様子を黒子が知っているのも知らずに。

「青峰っちのこと好きなんスか?」と、黄瀬の問いに
「好きですよ、誰よりも何よりも」
それこそ泣きそうに、伝える相手が違うのに、
震えてどうしようもない想い…。

昔、一度だけ交わした雨の中のキスで、わかってしまった熱は
言葉が無くても、青峰に伝わってしまう。
「いかないで、と。」

お互いがお互いを好き過ぎて雁字搦めになった気持ちを
どうしたら良いのかわからなくて
素直に吐き出す事さえ出来ずに苦しい恋心を抱えている。

雨も、部屋も、ベッドも、ただ二人だけのものならば……。


透明感のある絵と、1冊にわたって切ないテイストに悶えまくりです!!
すきだぁぁぁぁぁぁぁぁ………(泣)

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