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晴れときどき、わかば荘 あらあら

hare tokidoki wakabasou araara

时晴的若叶庄

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表題作晴れときどき、わかば荘 あらあら

清川誠司,30歳
長崎恵一,30歳

同時収録作品101号室千葉晃太の場合前編後編

同時収録作品103号室長崎恵一の場合前編後編

同時収録作品102号室幕之内大輔の場合前編後編

一条誠,ジョッキー,
幕之内大輔,元王子ジョッキー,32歳

同時収録作品ごはんですよ前編後編

松本,木工職人,40歳
湊晴彦,後輩

その他の収録作品

  • あとがき
  • ところにより、天気雨

あらすじ

駅から3分風呂トイレ付き。女装ママが管理するアパート『わかば荘』。
101号室の千葉晃太は悩んでいた。男に恋をしたことに。
そこで、マブダチの翔に背中を押され告白を決意するのだが…!?
わかば荘に暮らす男たちの笑いあり涙あり、すったもんだの恋愛事情を
羽生山へび子がお魅せします!

作品情報

作品名
晴れときどき、わかば荘 あらあら
著者
羽生山へび子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
晴れときどき、わかば荘
発売日
ISBN
9784813030317
4.4

(194)

(118)

萌々

(50)

(22)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
30
得点
859
評価数
194
平均
4.4 / 5
神率
60.8%

レビュー投稿数30

うわあああこれは良いッ!!

ちょっと昭和の香りが漂う(良い意味で)このBL!

いやあああああすっごくよかった!!!

おっとこまえの彼氏ができちゃうリーゼント学生の恋模様やら
男やもめの”THE 漢”なおっさんと職場の後輩くんの恋模様。
もう忘れようと決めたのに、お互い忘れられなかった10年越しのハッピーエンドやら、
もう一度輝いてたあなたが見たい!落ちぶれジョッキーを救った若いジョッキー

すべての作品が愛にあふれてて本当に良かったです。めちゃくちゃおすすめ!
BL漫画特有のぶっ飛び感も無く、むしろどこかリアルで切ない、
でもそれをも凌駕しちゃう見え隠れする二人の愛情がすっごくよかった!!
(なんかクサいレビューになってしまう!爆)

何で響くのかって考えたら、どのお話も主人公は”二人とも”なんですよね。
どっちか視点で最後までいっちゃうのではなく、
途中でガッツリ視点が自然ともう一人へ…ってね。
もうなんだろう。
どのお話でも、すっごく羨ましく微笑ましい幸せな空気が漂ってるんですよ(*´ω`)
社会人の、特に日本のサラリーマンの切ない感じもリアルに出ていて、
ずっと応援したくなっちゃう作品ばかりです。

攻めはどこまでも男らしくてかっこいいし、
受けも受けで可愛くてでもやっぱり男で素直な感じ。
私も男性になってこのアパートに住みつきたい…(笑)

文句なしで神評価。エッチシーンも素直に萌えます。

10

パワーアップした羽生山へび子先生を発見

羽生山へび子先生の魅力は、その"男らしい"画力とギャグのセンス、そして掴み所をしっかりと捉えた読者の胸をキュンとさせる展開。昭和の匂いが漂う一冊に、作者の熱意が感じられ、「我がBL道」を突っ走っている勢いが素晴らしい個性を生み出しています。

さて、今作品の内容は、かちゅさんが丁寧に説明してくださっているので、私はみどころを簡単に御紹介させて頂きたいと思います。

【みどころ】

① ラブシーン(つまり「H度が"少なめ"→"標準的"」ということ)

(今迄、個人的にほんのちょっぴり物足りなかった)ラブシーンが今回はガッツリと描かれています!!これは羽生山へび子先生ファンにとっては必見(必読)なのでは?!全体的に、雰囲気のせいか、いつもより少し線すら細めに感じられるほど繊細な青春の心を描き、何ともいえない色っぽさが全体を包んでいて、いつもより次の頁をめくるスピードが落ちてしまいました。

② 艶!艶!

(↑思わず2度繰りかえして言う程に)とにかく今回のキャラクター達には、以前にも増して何とも言えない艶というか色気が漂っています。『千葉晃太の場合』には、ヤンチャな2人のキスシーンに――『長崎恵一の場合』は、長崎恵一の仕事っぷりと、疲れた表情と・・・つまり主に長崎恵一に――『幕之内大輔の場合』は、荒んでも男な幕之内大輔と、彼等のベッドシーンに――『ごはんですよ前編後年』には、松本さんの男らしい身体に―― 忘れてはならないのは、わかば荘のママ(管理人兼大家)・・・等と絞ってしまわず、全体を通して、艶と色気をお楽しみ下さい。

③ ショートストーリーの才覚

今作は、もちろん「わかば荘の住人達の物語」という点で総体的ではありますが、住人それぞれが「わかば荘外」の人達との恋愛を育む点で、ショートストーリー集ともいえる作品となっています。だから切り替えができて非常に読み易いです。前作迄の長編も見事でしたが、4つもショートストーリーが入っているのにも関わらず、ひとつひとつの作品にドラマがあり、まるでショートフィルムを観たかのような心に残る作品ばかりになっているのは、さすがとしか言いようがありません。羽生山へび子先生のスゴさを改めて感じさせてくれました。


また是非色気たっぷりのラブシーンと艶でドキドキさせて欲しいなと思います。

これだけの個性、ストーリー性と、魅力的なキャラクター達が詰まって濃縮果汁(?)という様な言葉がふさわしい作品の中に、また新たな、BLファン必見のラブシーンが加わり、今まで以上に素晴らしい魅力を発見させて貰いました。

・・・そんな嬉しい新しさの沢山詰まった作品でした。

8

chellydish

むぼち様、

お返事が遅くなってしまってすみませんでした!
とても嬉しいコメントを御丁寧にありがとうございました!!
作家/作品の魅力は「エロ」だけではないとは思いつつも、「エロ」の描き方が上手な作家さんには、思わず評価が高くなってしまう傾向があるのが、私の悪い癖です(笑)

とにかくお役に立ててとても嬉しかったです!
むぼちさんのレビューも楽しみにさせていただいております☆

chellydish

むぼち

chellydishさんの、エロが増えていて良いとのレビューを読んですぐに買いました。

おっしゃるとおりでした。

読んでよかったです。ありがとうございます。

いやはやヤラレました

前作で昭和の香りを感じさせるレトロな雰囲気で魅了させて頂いた記憶も新しい、
今度はどんな世界に引き込んでくれるのかと楽しみにしていた1冊。

裏路地、そんな雰囲気がしっくりくるけど、ジメジメや陰気とは無縁で
やっぱり人と人の暖かなつながりを感じさせてくれるのです。
主人公は母親の再婚相手と折り合いがつかず、一人で裏路地のアパートに暮らす高校生。
見た目はヤンキーだけど、悩める青少年って雰囲気で同じ学校の男子生徒に
恋をしたことで思い悩み同じくヤンキーの友人に相談。

親友同士にも見える二人なのですが、ダチの恋を応援するにはどこかせつない雰囲気が
実は恋の相談をしている相手が好きなんて展開で、相談をしていた方はデートが
うまくいくようにアドバイスを受けながら最後に練習としてされたディープなkissに
何故か憧れて可愛いと思っていた真面目な同級生とのデートも上の空。
思い出すのは自分を送り出して協力してくれたダチの姿。
気の合う二人はやっぱりお似合い。

女装ママが管理するアパート『わかば荘』を舞台にしたアパートの住人たちの
恋模様をどことなく懐かしい下町の雰囲気を感じさせながら描かれている作品は
エンターテイメントの優れた作品でどっぷり作者の世界観に浸れる楽しみを堪能。
今後も目を離せないステキ作家さんですね。

6

あらあらwやっぱり好きだ!

大好きなへび子先生の新作!ということで
書店で見つけて即購入です!

へび子先生の手によって
ヤンキーもリーマンも元王子様ジョッキーも
みんな面白い人になっちゃってます。毎度のことながら(笑)
ギャグも萌えにもニヤニヤしちゃいますw
そして描き下ろしが大変おいしゅうございましたw

舞台は女装ママが管理するアパート「わかば荘」
そこの住人3人それぞれのお話と他
シングルファーザー×恋する後輩 のお話が収録されています。

どのお話も、とにかく笑えるしキャラがみんな魅力的です。
ギャグ絵というかレトロな絵、しかしストーリーは意外とシリアス?
とにかくへび子先生のとんでもセンスが
きらりと光る作品でした(´Д`)/☆
久々の神作品きたよ~w

6

恥ずかしながら号泣です(´O`)°゜

わかば荘に住む住人たちの、三つのお話が描かれたこの作品。
どれも流石、へび子先生!!でした♪
ママにも板さんにも萌えたし、細かいエピソードのくすぐりの素晴らしい事ったらもう~!
レビューが「!!」だらけになりそうです。

ですが、あえて一つのストーリーに的を絞ります。
それは、長崎恵一さんの自動車販売営業リーマンのお話。


~ムーンリバーと俺~前後編、簡単あらすじ。

小料理屋の裏にある『わかば荘』103号室に住む長崎恵一(ケイ)は30才。
重機会社の営業として就職したが、本社(福岡?)から最も遠い営業所(茨城?)に配属されて10年。
人員削減で整備士もいないため、営業なのに出向整備までこなし、様々な免許とスキルだけは上がっていく。
が、日曜日さえまともに休めない毎日。
疲れた時にふと思い出すのは、田舎の親友、清川誠司(キヨ)の事。
二人で見た夜景、二人で語った夢…。
客にからかわれ、セクハラを受けて身も心もへとへとになった後日、突然現れたキヨ。
10年たっても変わらずで…。


たま~に、営業マンの方は気楽な感じに描かれた作品を目にしますが。
実際に営業やってるサラリーマンからは「そんなわけねーだろ!!」とお叱りが聞こえてきそう…と思います。
もちろん営業だけが大変な訳ではなく。
日本人の労働基準ってなんだ?!
私たちは使い捨てのコマか?!
なんて思いながら働いている方もいるわけで。

サービス業の営業は尚更の事。
サービス過剰な日本人気質もあって、サービス業の苦情受付は大変ですし。
しかも長崎さんは、営業&苦情受付&修理まで。
山奥でも修理へ行く彼にとって、ママ達とのお喋りや温かい料理は、まさにオアシスですね!
そしてかつての親友との思わぬ再会は、彼の疲弊した心に確かな潤いを与えてくれました。

もちろん、100%な幸せなんて無い。
苦労したから得られるものもあれば、報われない時の悔しさもある。
ただ、誰かがそんな自分を知ってくれている。
見守ってくれているだけで、人は頑張れるのかもしれない。
ママ達の温かさ、そして親友との絆が、長崎さんの心に小さいけれど確かな光になった事が…たまらなかったです。
頑張れ日本の男たち!!
そんな声をかけたくなるお話でした。

他の二本も素敵なお話なので、超オススメです♪
昭和の匂いが漂うのに、思いきり現代の日本の病を描いていて。
しかも明るくテンポよく進む楽しい世界観が、好きな人にはたまらないと思います。
私には、身近な人達の姿が重なって泣ける作品でした。


関係ないですが、営業所へのお土産、とおりもん。
長崎さんは福岡出身と思われます。
キヨと観光しようとしていた宍戸城跡は茨城県。
ママ達のいるところは茨城なのかな?
と推測するのも楽しかったです。
同時収録「ごはんですよ」の後にある『あとがき』に全員の背比べがあって、あれも楽しかった!
板さんのケンちゃんがどれくらいなのか、気になる♪

6

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