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表題作モトヤマチーフの秘密

第一総務部経理事務 安田宗則
経理部のチーフ 本山葵

同時収録作品可愛すぎるキミfrom「サトウチーフの恋」

第三総務部のチーフ 佐藤
チーフ補佐 篠田

同時収録作品サマークリーチャー~夏の魔物~

作家の叔父 貴一・37歳
大学生の甥 美崎・20歳

同時収録作品地上のノクチルカ

生物の教師 古場
高校生 三緒

その他の収録作品

  • 三人寄ればなんとやら~in居酒屋~
  • 描き下ろし!「部下三人も集まってみた~in野々原ん家~
  • あとがき

あらすじ

妙なモノが祓える第一総務部ホープ・安田は、寄せまくる体質の経理部チーフ・本山のことが気になって仕方ない!
自分より年上なのにどこかぼんやりしていてほっとけない、そんなヘタレな本山が可愛く思えて…! ?
大人気チーフシリーズ・待望のスピンオフ登場!! 描きおろしもアリ☆
「サマークリーチャー~夏の魔物~」前後編、「地上のノクチルカ」収録。

作品情報

作品名
モトヤマチーフの秘密
著者
鮫沢伐 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
サトウチーフの恋
発売日
ISBN
9784799713815
3.9

(37)

(13)

萌々

(15)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
143
評価数
37
平均
3.9 / 5
神率
35.1%

レビュー投稿数14

甘い社内恋愛

タイトルにあるように、本山さんという上司の恋。
しかし、単なる社内恋愛ではなく、ちょっと物の怪が絡んでいます。

主人公、安田は見える体質。さらに、お寺の子のせいか、祓いもできる。一方、本山チーフは憑かれ体質。始終何かにまとわりつかれている。安田がそれを祓ったところから二人は近づき、仕事では厳しい本山チーフがプライベートではかわいいと知って恋仲に。

というようなお話。他に、同じ会社の仲間で彼等を見守るゲイカップルが二組あり、なかなかにホ○だらけに。

0

チーフシリーズ最高です

再読でのレビュー
サトウチーフと同じで、すっごく良かった
こっちは、じっくり読めたので尚良し

そして、攻めーズ、受けーズの談話が最高‼︎ほんとこう言うの好き

みんなめちゃめちゃ可愛い
攻めーズ佐藤さんがおっさん1人奮闘する姿が可愛い
受けーズが労りのエッチを羨ましく思うの面白かった〜
キャラクターがみんな可愛いくて、談話最高でした
もっとそれぞれのカップルのエピソードが読みたい‼︎
社員旅行とか、ほんとに妄想が膨らみます

0

明暗くっきり

明暗くっきりの短編集です。
明はもちろん、チーフシリーズ。

前作読み切り登場の辛島・野々原の部下、第一総務部の則くんと、経理の本山チーフのおはなしです。
前作の面々も登場しますが、未読でも全く問題ありません。
本編は3話完結なのですが、その後におじさんチーム3名と若者チーム3名の座談会的なものが開催されます。
意外とぶっちゃけていて、それがとても面白かったです。

同時収録作2作は、暗テイストです。
結構闇が深いお話でしたので、表題作の楽しい雰囲気を引きずっていると痛い目に合います。
ただ、暗くても主人公たちにとってはハッピーエンドと言えなくもないので、読後のモヤモヤ感などはありませんでした。

0

居酒屋赤裸々トーク最高

大きく3点の作品が収録されています。

「モトヤマチーフの秘密」
「サトウチーフの恋」「カラシマチーフの恋」のスピンオフ作。
佐藤・辛島チーフの同期、経理部の本山チーフのお話。
ですが、こちらは一味違います。というのは、この本山チーフ、「寄せる体質」で、浮遊霊や魔モノがいっぱい取り憑いています。それが視えて祓えるのが第一総務部若手の安田宗則(則くん)。
今まで誰にも相談できなかった本山チーフが則くんと急接近するのは必然!
…というわけで、ちょっとオカルトな雰囲気もありつつのラブストーリーとなっていて、私はこういうの大好きです。
年上だけどほんわか〜とした本山チーフは可愛いタイプながら、「寄せる人」は体質的に「祓う人」の精を求める、という事でHにおいてはド淫乱となりますよ。また、こういう体質を改善するためには「中出し」必須なんだって。かわいい。

「可愛すぎるキミ fromサトウチーフの恋」
篠田は女性にもモテモテ。嫉妬する佐藤チーフですが、篠田も佐藤一筋です。

「三人寄れば何とやら〜in居酒屋〜fromサトウチーフの恋」
コレ最っ高〜!に面白い‼︎
同期の桜でみんなホモの3チーフたち。居酒屋にて赤裸々トーク!
本山と辛島が、年下攻めはダメって言ってもやめてくれない〜とグチれば、オレはじっくり型…と落ち込む佐藤。オヤジ受け2人はまったりセックスが羨ましいので佐藤をネチネチいじめる。

描き下ろし!「部下三人も集まってみた〜in野々原ん家〜」
部下三人も赤裸々トーク!
アノ暴君辛島は本当に受けなのか⁉︎年上攻めとのまったりHはいかに⁈ド淫乱とは⁈
語り尽くす部下たちの姿です。

「サマークリーチャー〜夏の魔物〜」
打って変わってダークでドロドロしたバッドエンドもの。
中途半端に投げ出された兄弟相姦の復讐に、兄の息子を取り込んでの死ネタへ?
いや、死ネタとまでは言えないかも。曖昧にされています。精神の崩壊かも。

「地上のノクチルカ」
教師x高校生の、隠された関係と快楽の薄暗いBL。
どちらが悪いわけでもない。どちらが淫らなわけでもない。2人同じ暗い海で光る夜光虫…


チーフシリーズの楽しさと後半作品の昏さのギャップが大きいので賛否両論かな、とも思います。
私個人としては、チーフたちのその後、また則くんのお兄さんのスピンオフが読みたい気分ですね。

1

チーフシリーズもっと続けて欲しい

このシリーズ大好きです。

今回はサトウチーフとカラシマチーフに続きモトヤマチーフです。
実家がお寺というモトヤマチーフにはいつも何やら憑いていて・・・
それを払ってあげた則くんと恋に堕ちてしまうお話。
このモトヤマチーフが実にほんわかしていて今までのチーフとはまた
雰囲気が違いますが、共通しているのは仕事ができること。
この歳まで童貞だったモトヤマチーフをいただいてしまう則くん。
そして今回登場した則くんのお兄さんもなかなかのイケメンでした。
次はお兄さんのスピンオフ読みたいです。

特にこの本の中で、チーフ達三十路チームと
若者3人組とのそれぞれの飲み会の様子がホントに最高です。
本音で語るおじさんチームと若者チーム
若者チームは野々原の部屋でピザparty。
彼らの話題はやっぱりカラシマチーフをののが組み敷いているということ。
まさにこのベッドで・・・(現場)生々しい・・・
それぞれがちょっと人には言えないようなことを
同性を恋人としている同類だからこそ話すんです。
どれもみんな、ただの『のろけ』ですけどね。
どのCPも、でれでれのアツアツでもう読んでてにやけてしまいます。
そして6人がとても仲がいいこと。
読んでいてとっても幸せな気持ちになれるお話です。
もう、何度読み返しても飽きません。

0

テイストの違う作品の詰め合わせ

チーフシリーズのスピンオフです。今回は、妙なものを寄せやすい体質の上司・本山と妙なものが見えて祓える部下・宗則のお話です。

昔から妙なものに憑かれやすくて、孤独に過ごしてきた本山。ある日、悪いものに憑りつかれそうになっているのを、宗則が祓ったことから始まります。祓うかわりに、経理の勉強を教えてもらうことになります。
本山の可愛い表情やドジなところを見るうちに、だんだん宗則は惹かれていくようになります。
年下だけど、男らしく本山を守ろうとする宗則がカッコイイです。そして、いつもはヘタレなのに、告白の時は男らしかった本山にもキュンとなります。エッチの時の積極的で色っぽい本山にも萌えます。

一番面白かったのが、このシリーズの上司同士と部下同士が語り合っているお話です。
人のエッチの話を聞いて、羨ましがったり、バカにしたり。オッサン攻めとオッサン受けの悲しい違いに笑えました。野々原の辛島チーフへの愛の暴走や、宗則の本山への真顔での、のろけが気に入ってます。

他は、少し薄暗いお話も収録されています。また違ったテイストで楽しめます。
今回も満足できる面白さです。

2

読み応えのある一冊でした!

モトヤマチーフの秘密で激萌えし、
サマークリーチャーでどっぷりハマりました!
このお話が自分の中で一番残ったかも。楡のことまで調べちゃいましたw
ラブコメからシリアスで結構重めな作品までかなり読み応えがあって
飽きない一冊です。
ダークめな作品もまた書いてほしいな。

2

病んでる同時収録作に注意^^;

この表題作はコミカルファンタジーで大変好きでしたが、
同時収録作に何故か表題作とは正反対のシリアス系のお話が入っています。
笑ったあとにこれが来ますかとw(^_^;)
まぁ私は問題なく読めましたが、
オールギャグ、オール幸せな一冊にして欲しかった、
というのはあるかも…。

■【モトヤマチーフの秘密】
表紙の念魚(密室遊魚)のような幽霊にときめいちゃいましたよ。
なんとも可愛い浮遊霊さんたちでした。
その時点でとってもメルヘンなファンタジーの雰囲気です。
取り憑かれていると言っても、何にも怖くないです。
そして攻めさんは寺の息子で祓う力があり、
受けさんは寺の息子なのに霊に取り憑かれやすい体質という、
これまたデコボコで破れ鍋に綴じ蓋なコンビでとっても良かったです。
相性バッチリですね^^
いつまでもお幸せに☆
それにしても攻めさんのお兄ちゃんが相当気になりました!
兄のお話も読んでみたかったです。

■【三人寄れば何とやら~in居酒屋~/部下三人も集まってみた~in野々原ん家】
サトウチーフ・カラシマチーフ・モトヤマチーフの、
それぞれ上司同士のお話と部下同士のお話が入っています。
かなりの和み度でしたw

■【サマークリーチャー~夏の魔物~前・後編】
小説家×大学生の甥・美崎
小説家のこの叔父は、実は美崎の父が昔犯していたのだった…
兄は弟を犯し、その弟は兄の子供を犯したのであった…
そしてその子供は父の弟を愛したのだった―。
なんぞシリアスエロ漫画でした。

■【地上のノクチルカ】
生物教師・古場×生徒・三緒のお話。
割と雰囲気系かなと思いました。
深い内容ではないけれど、所々言葉が詩的で、
こういう雰囲気がお好きなら読めなくはないかもです。

1

ピッタリな2人。

頼りないイラストが以外と飄々としている霊?的なものと
マッチしていて案外良かったです。

サトウチーフの恋も面白かったですが読んでなくとも読める感じに仕上がっていると思いました。

ただくっついているのが霊ですよ。ファンタジーバージョンで描いてくれたお陰で受け入れられましたが怖いです。

それでも本山さんが可愛らしかったので、予想以上に面白かったかな。

くっついているから普通の生活がが出来ない中出会えた彼はまさにかけがえのない相手。それは
間違いない。

書き下ろしの居酒屋でお話するのは男としてどうなんだよ?
って思ってしまった。
といいつつも、話せる相手がいるってことは大切だなと思いました。

ここで終わりたいとこですが
同じく収録されているお話が怖すぎて気持悪すぎて
この作品と切り離してほしかった。

楽しかった気持がすべてマイナスになってしまいました。

闇?病み?というのでしょうか。
心から苦手です。

読む前にこれはこのパターンですよという判別ができたら良いのに・・・
モトヤマチーフの評価だけなら
萌え2ですが

この全体の作品であれば
しゅみじゃない。になります。

辛い。

1

やっぱり私は辛島チーフが好き…

モトヤマチーフのお話だと言うのにすみません;;

スピンオフ、ということで今まで三人のチーフが出て来ましたけれども
やっぱり私は野々宮×辛島チーフが好きなんです(泣)

この度、可愛らしい妙なモノ達が本山チーフを困らせ…。
でもそのお蔭で(?)則が誰より相性のいい男だとわかるんですが
オバケがラブリー過ぎたのであんまり本山チーフの大変さが
わからなかったというか…。
祓わずとも、うまく付き合っていけないのかしら?なんて思ってしまいました;
のんびりした言い方と見た目のわりに仕事には厳しいという面のギャップは
とても良かったです☆
簿記の試験の話で「一級はさらにエグいよ♡」に笑いました!
短大時代、三級を3回落ちた私は想像すらつかない……。
(4回目にしてやっと受かったものの、忘却の彼方)

それに対して則(安田)は年下硬派攻め!!!
しかも身長は本山チーフよりちょっと低め!いいですねー…。
仕事にも本山チーフに対しても向上心があって
とっても好感の持てる若人です!!!
言動に思いやりがあって、でも年下でも
キめる時は外さない!!(デートのお誘いの時は睡魔にジャマされたけどw)

魔法使いになれそうだった(DT)本山さん、
体質的に淫乱系って…いやらしい!!!
言葉ではイヤイヤ言ってても…だなんて…。
則の欲望にあまり油を注がないでやって欲しいw

サトウチーフ×篠田、こちらも安定のラブっぷり!!
しかし受けの方(篠田)がモテるって微妙でしょうねw
それでも熱々なお二人にはなんの影響も無さげですが☆

一番面白かったのは同期三人の飲み会&部下三人のピザパーティ!!!
こんな赤裸々に自分らのコトを暴露していいのか!?とも思いながら
結局自慢したいんでしょ!!君たちは!!!と
またあてられたのでしたw
特に“第一総務部の暴君!!”と呼ばれる辛島を組み敷いてるのか、なんて
恐る恐る聞く篠田と則に
生々しい具体例を挙げ暴走するののが可愛すぎ!!!
(辛島チーフは同期の飲みでののを“大型駄犬”呼ばわりしてますが愛がある♪)

『サマークリーチャー前後編』はあまり理解できなくて…;
弟の兄に対する復讐を、兄の息子を巻き込んで遂行した、というのでしょうけれど
兄に抱かれた弟が、甥を抱いてしまうのか…という
受け攻めにこだわってしまいまして;;すみません!

『地上のノクチルカ』
誰にも言えない関係で
お互いを感じ合う行為に意味を持たないようでいても
これからも貪れずにいられない二人。
三緒のラフで“大人しい顔してやることやる子です。
こういう子が人知れず道踏み外してるってのにもえます…”と書いていらして
わかるわー…と思ってしまいました。
一方古場先生は“理系の変態です”ってww
秘めた関係はやはりイヤラシさ倍増だと思います!!!

萌×2寄りの萌です♪

4

後日談美味しすぎました!

良かった!大満足!!チーフ可愛いけど、憑いてる子も可愛い。まっくろく○すけみたいなのいた。今回も同性愛の葛藤はないのに萌えるんです。そこを上手くついてる、後日談!!前作の後日談も楽しかったけど、今回はヤバイ!!あの雑談会だけでも萌えれます。あぁあぁ~~!もうこの楽しさを何と表現していいのかわかりません!!!

3

オッサンは受攻どちらがベター?w

前作の「サトウチーフの恋」よりもずっと面白かったです~~♪
でも、
リーマンラブな話だったはずが、今回はファンタジー色が強くなっていて、
シリーズでもこんなに変わることもあるのか~!と興味深くもありました。


憑いてるお話って、実はあんまりいいイメージがないのですが、
(ドロドロした暗い話はあまり得意じゃなくて…)、
コチラのお話(表題作)は、
憑いてるモノたちが、あまりにメルヘンで可愛らしくて(表紙にもいますヨ)、
憑かれているチーフもほわほわしていて、通常の憑いてる漫画とはちょっと違う感じ☆
なんですけれど、
憑かれているが故の悩みや孤独もちゃんとあって~~で少しだけシリアス面もあり。
その合わさり具合がとてもステキだなーーと思いました♪
今までの読み切り1話のチーフシリーズと違って、
3話も使って丁寧に描かれているのも、年下攻めの真面目さ具合も好みでした♪


でもなんと言ってもよかったのは、
チーフのオッサン3名(同期らしいw)を揃えて座談会をさせた、
「 三人寄れば何とやら~in居酒屋~ 」♪♪♪

ドSな受けふたり(今回の本山チーフと辛島チーフ)に、
お人良しな攻め(佐藤チーフ)が弄られているのが、すごく楽しかった~☆
若者攻めのワンコ&獣ぶりのエッチの話を聞いて、
佐藤チーフは、
比べて自分は…と落ち込みつつも、じっくり型の自分のラブラブエッチを語り、
それを聞いて受けふたりは、
そんな腰に優しいセックスされたことない…と、ガクッと崩れたりww

その後には、
そのオッサンたちの話を聞いた若者3人による座談会もあります。
そのぶっちゃけ&つっぱしりトークも楽しかった~~☆
もっと読みたかったな、それぞれが「うちは~」って語るのすごく好きです♡
とにかく表題作のチーフシリーズはほのぼので癒されました~


打って変わってのシリアス2話も、
流れる雰囲気と切羽詰った表情がすごくよかったです、
画力に圧倒されるなーー!!と感じるシーンも多々ありました。

でも、「サマークリーチャー」、
単にわたしの読解力の低さのせいかなとも思うのですが、
ちょっと分りずらく感じる部分もあり(首の文字とか…)、そこがちょっと残念。

あとがきによると鮫沢伐さんは、
うす暗い漫画が一番の得意分野だったりする…と言っておられたので、
これからはシリアス系が色々読めるかしら、もっと長いお話も読めたらいいな~
今後の作品もとても楽しみです♪

3

表紙の可愛らしさに騙されちゃダメ

ファンタジー好きのアンテナにビシビシくるような表紙イラストにくぎ付けになり
読んで見たらこれが思っていた内容とはかけ離れていたにも関わらず面白い。
普通の人には視えないものを惹きつけてしまう経理部チーフ本山とそれを祓う事が
出来る総務部の安田、安田はいつも本山が気になっていた。
それは本山の周りにうようよ漂っている人には視えないものが付いているから。

そしてある日よくないものが山本に憑こうとしていた時に思わず目の前で祓ってしまい
山本に安田が見えている事を知られ尚且つ祓う事が出来るとなれば当然頼られる。
しかし、実は二人とも実家が寺で、山本はその本家筋で祓うか呼び寄せるかの
2択選択のような家系に唖然としてしまう。

その日から安田は経理の仕事を教えてもらう代わりに山本の側に寄りつくものを
祓う事をしてあげるようになる。
山本はそのことで普通の人と同じように暮らす事が困難な体質で、
山本が人に近づくだけで相手は見えざるモノのせいで気分を悪くしたりするような
様々な弊害が出てしまう為に普通に友人たちと交流を持てなかったと知り、
山本の弱さや心細さを肌で感じ、その姿が年上なのに可愛いと思ってしまう。

相性ばっちりの運命の相手みたいな二人が恋人になるまでを描いていて、
更には同じ社内での別カップル2組も参戦していて、本編以外にも番外編的な
カップル暴露話みたいなノリの軽い内容が描いてあったりして楽しめます。

そして、がらりと変わってシリアス展開の作品が前後篇で入っているのですが、
叔父と甥の禁忌プラス兄弟禁忌の末の計画的復讐を描いた悲しくも切ない
それでも生きる事を選んだ棘の恋の話が収録されています。
コミカルシュールな展開にシリアスで重い作品と随分創作ポケットが多い作家さんだと
思わせる作品で楽しませて頂きました。

3

まさかよもやの兄ちゃんアドバイス!

前作『サトウチーフの恋』のスピンになります。
今回は変なモノを寄せやすい体質の経理部チーフの本山と、辛島チーフのいる第一総務部で総務経理をしている見えて祓える則くんとのお話。
同じ会社を舞台にホモ連鎖(笑)ですが、今回はそんなファンタジー要素を入れて変化球☆
そして、その他の掲載は超ダークな作品が!?
コメディ展開のホワイトとダークサイドのブラックと、作家さんの2面が見られてバラエティ度が高くなってます。


この本山チーフに変なモノが沢山寄ってきているのが見えた則くん。
どうやら本山チーフにも見えていると気が付く。
黒くて悪いモノが接近するのを見て、とっさに則くんがそれを祓ったことで本山チーフに喜ばれ、秘密の相談相手になるのです。
そうして本山チーフの部屋を訪れて部屋に溜まっている悪いモノを一気にお祓いする則くん。
そこで本山チーフが経理の勉強を沢山真剣にしていることを知り、勉強をおしえてもらうことになるのです。

この寄せやすい体質というのが、本山チーフのちょっと悲しい部分になります。
でも当人はひょうひょうとしている。
あの辛島チーフでさえも側に寄ると頭が痛くなると近寄りたがらないとか、同僚を家に挙げたら皆気分が悪くなって吐いたとか(!?)
その体質のせいでまっとうな人づきあいができなかったんですね(涙)
・・・だから♪本山チーフ童貞なんです・・・
本山が則くんに今までの過去や本音を吐露した時にそのまま床で二人で寝入ってしまって、翌朝本気で惚れた事にきがついて言う言葉「今度からはちゃんとベッドで寝ようねv」
かくして初めてのセックス、男と初めての体験ということで則くんは何と!実家の寺を継いでいる兄に聞きに行くんです。
兄ちゃん衆道に詳しいって???なんか外見が胡散臭い坊主だった(笑)
で、寄せる体質は祓う体質の精を注がれるのを渇望しているから相性がいいとかw
たくさん中出しすると(爆)相手の寄せる性質を抑制できるようになるって♪
いや~思いっきり濃いエッチ堪能しました☆☆☆
本山天然っぽいけど、しっかりしてるし、則くんも真面目だし、こちらのカプはとってもいい雰囲気のカップルだったな~♪

そして番外で、【可愛すぎるキミ】篠が女子にモテるのが嫌だな~と辛島に愚痴る佐藤という話。それを聞いて合コン断るという篠は健気です。
【三人寄ればなんとやら】は佐藤・辛島・本山の同期飲み会
これ滅茶面白い!裏話暴露・・・短編でいきなりホモ展開の速さを嘆く佐藤辛島に3話もあってと羨ましがられる本山w
そして本山のエッチのノロケからそれぞれの事情暴露へと。
30台は色々辛いねwww
【部下三人も集まってみた】こちらは篠・野々原・則の3人が。
皆の意外は辛島が受けなこと!(やっぱりねw)それぞれに突っ込み突っ込まれ、何だかんだで、結局ノロケになってるよね♪
こちらもとても楽しいものでした☆


【サマークリーチャー】
とてもダークな禁忌モノ
兄のモノとなっていた叔父が兄に捨てられ、そしてその子供・甥が叔父に惹かれたのか、惹かれるように仕向けたのか?
復讐劇です!
それを全て知った甥が叔父の代わりに父親に復讐をして、甥は叔父を殺すはずだったのが心中になり、しかし・・・
「墜ちる二人」螺旋な因果を思わせる、表題シリーズとは打って変わったイメージの作品で、作者さんの幅が見えました。

【地上のノクチルカ】
先生と生徒モノなのですが、先生がとても陰気なのです。
それに惹かれる生徒との関係を雰囲気とイメージで展開する。
二人の関係をノクチルカ(夜光虫)と比喩することで淫靡さを演出しているのだろうか?

4

この作品が収納されている本棚

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