電子特典イラスト付
あらすじや内容はみなさんが書いている通りなので割愛しますが、とても官能的で涙がててきました。
私がこの本を手に取った当時はBL小説の経験不足だったのですが、今何度も読み返しても「なんて淫猥だなんだ…」と感じます。
この本の魅力ですがなんと言っても濡場の多さです。最初はこんな奴に絆されてたまるか、などと強情な姿勢をとるものの、だんだんと彼の身体が欲してしまう〜という流れが語彙力を失って「エモ」となります。また、文章も珍しい形態でそこも硬派なイメージを持ちつつ、ここまでかというくらいに淫らな言葉を使いあの手この手で脳と心を攻めてきます…。とても好きです。
タイトルの「泣いた」はこれはガチ泣きです。ヲタク特有のとりあえず泣いたと言っておくアレではないです。細やかな心理描写と、リアルな表現で脳内にスっと入ってくると自然と涙が出るタイプなのですが、この丁寧な濡場。涙無しには読めません……。
出会いというか、接点を持つためのできごとがいささか不自然であるという他の方の感想もありますが、BLというフィクションの元では特筆してするほどではないと思います。
という理由で神です。これに出会えてとても良かったです。
表紙買いですがとても素敵なお話でした。少々、辻褄が合わないところや、主人公の心の流れについていけない箇所がありました。ですが攻めの男性の魅力に「まいった!」です。えだまめ様のお話はどれも難点があるのですが、成長の幅だと思って読んでいます。だって美しい文章を書ける作家様は多数いるでしょうが、面白いお話を書かれる作家様は少ないのですよ。えだまめ様は後者です。受けの心の流れをもうちょっと細やかに表現するば、もっと読みやすくなるかなあ…と。次はフルールではなくアスキーから出ている作品を読もうと思っています。
ノンケ(妻帯者)が男に溺れるお話が読みたくて購入、ド性癖過ぎて頭痛を催すほどでした…(笑)
熱がある時に事に及ぶのは安静にさせてやれとしか思えないけど、心は許さないのに身体の細胞が相手を欲し喜ぶギャップが堪らなかったです。
ページ飛ばせばすぐエロってくらいに行為描写は多めなのですが、相手は手練手管に長けた元遊び人なのでヴァリエーションがあり、しかも言葉も愛撫もかなり丁寧なので、すっごい(言葉が見つからない)
マンションに帰ってきて即キスして、みたいな即物的な描写も大好きなのですが、そういうことが一切無いのにガチガチの甘々ドロドロで圧巻でした。
お話自体は、貴船への気持ちに悩む伊織以外はそこまで目立ったことは無くシンプル。いつか振られると思っている側が逆に振るのよくあるよね、貴船かわいそうに(笑)
それでいてシーンが思い浮かぶようなドラマティックな絵的センスや、相手と肌を合わせた時の化学変化みたいな表現が良かった。
私のイメージでは座裏屋蘭丸先生「リカー&シガレット」な雰囲気だと思うので、濃厚なムードには少しあっさりした挿絵に思うものの、表紙は素敵です。
もう少し冒頭のうなじへのキスから、悶々とする伊織が見たかったな。
作者についていこうと決めて、読み途中に作者の発刊リストを確認するぐらい読み終えるのが惜しかったです。続編出てたから安心して読み終えました(笑)。
とにかく、読みやすくて艶っぽい魅力の作品です❗
直ぐに、始まります。なにせ、7秒❗❗
どろどろや、シリアスなのが苦手なので・・・。
ほだされか?
流されたか?なのですが(^^;
受けさま、切り替え早い。
そして、イラストもまたまた綺麗❗
また、やたらと長い・エロ丸出しなタイトルより目を引くタイトルで良いな
いやぁ、素敵な話しすぎて綺麗にまとまりすぎな感じもしますが、攻めの頑張りと受けの柔軟性が際立っていたってことにします(笑)
元はノンケのプレバツイチの伊織が、これまたノンケ(のハズ)で数々の女性との浮名を流していた貴船。貴船は遊びながらも真剣に恋したことがなかったんですよね。ある日仕事で出会った伊織に恋してしまう。
そこからは妻持ちの伊織を思いつつも人のものとして諦めていたのに、どうやら離婚調停しているらしいと。そこからはもう、心のなかでどうやって振り向いてもらうか、好きになってもらうか、作戦を立てて…
二人の間にはきっと運命の糸がつながっていたのかな。じゃないと伊織の方もそんなにスムーズに受け入れられないよね。エレベータでうなじにキスされるとか、なんじゃそりゃ!って。
そこをスルーしてしまえば、弟君のように、最後には応援しちゃうというか、貴船は伊織だけに本気の恋なんだよって途中で言ってあげたくなる。
大島さんがいいポジ持っていきましたね。
途中、離婚調停の話もちょっとしたトラップに「どうなるんだ?」とやきもきしながらも落ち着くとこに落ち着いて良かった。
気持ちよくスッキリ読めて読後感が最高でした。