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タイトルの通り、表題作だけときどきリピート読みしてます。
こころに負担がかかる長編を読んだあととか、拗れすぎてわけがわからなくなっている連作ものを読んだあとに読みたくなるんだよなあ。
「独り占めの条件」(前後編) 萌2
ホテル街で向こうは女連れ、こっちは男連れで遭遇したことでゲイだと分かった上で、何かと世話を焼いてくれる同期の井元が気になる御山の話。
この話、好きです。この話だけ何度も読み返してしまう。
あるきっかけで急に世話焼き友人スタンスからラブ方面へ攻め込み出す攻めとか、自分をしっかり持ちつつ、素直になるタイミングはちゃんと間違えない受けが好きな方は確実に好きだと思います。
ワンナイトラブの相手にフルネームで本名を名乗るというツッコミポイントが冒頭から出て来ますが、その後のすれ違いやいろいろで忙しくて、そんなのはもう全然気にならないくらい萌えますよ。
サクッといい気分で読み終えたいというときに最適です。
「俺のトリセツ。」中立
手の内見せすぎで、読むのがつらいほど恥ずかしかった…。
先輩ホストのヒカルと、ヒカルにだけ当たりが強い後輩ホストのケンの話です。
攻めのちょっとしたちょっかいに、受けが意識しまくる状況が無理なんです、わたし。見てられなくて、恥ずかしすぎて。
こういうパターンって絶対受け目線で、意識しすぎたモノローグがばんばん出てくるし、攻めはいつもと変わらず飄々としてるんですよね。
顔にも態度にも出まくる受けがつらい作品でした。
「隠しきれない恋心」「隠す気もない恋心」萌
中田さんの言葉遊びの感覚が僭越ながらも自分に近いと常々感じていて、こういうちょっとしたタイトルの付け方に痺れます。
前半は攻め目線、後半は受け目線というのも嬉しい仕様。
隣人でノンケの仙道に一目惚れしたイタリアンのシェフ・小野寺。
前半はひたすら肝の据わった仙道がイケメン、後半はそんな仙道にいろいろな感情を抱かせる小野寺がイケメン。
イケメンと美人のオンパレードで目もしあわせです。
サクッと読めてすっきりしtq気分になれる作品は、いくつあっても邪魔にならないと思うのでぜひ。
色々なタイプの揃った短編集です。
何気なく読み始めましたが、面白かったと思います。
表題作は、リーマン×リーマン
ゲイの御山は顔がいいと言われることがあり、多分自分の魅力は他に無いのか?という事を気にしていたと思います。
そんな時、片想いの相手・井元にも同じことを言われ、半ばヤケになり関係を持ってしまう。
でも、男相手にノンケが顔だけで相手出来るわけもなく、井元も御山のことが好きだったというお話です。
あっさりしていますが、単純にハッピーエンドが嬉しかったです。
同時収録作2編もなかなか面白く、私はアパートの隣人同士のお話が好きでした。
恋心を自覚して、し過ぎていて。挙動ってしまう大人たちをテーマにしたモダキュン・ラブの短編集です。再読するまで、すっかり内容を忘れてしまっていたので、またしばらくしたら忘れてしまって…、新鮮な気持ちで読めるかと思います。苦笑。それくらい、スルリとしています。それでも表題作が一番好きかなぁ。きっちりスーツを着こなしたリーマンたちがまず麗しいですし。ノンケの筈の井元がアッサリ陥落してるのも可笑しくて。独占欲が強くて、構いたがりで、彼はきっと最初っから御山に惹かれてたんだとは思うんだけど、なんだか子供っぽい。それはこの後に収録された作品にも言えることだけど。それぞれが短い物語なので、ちょっと物足りない、というか、心情の変化も丁寧に描くいとまが無いので、もぅこれは最初っから好きだよね、と。読み手側は思うしかないです。
表題はゲイだけど遊びの関係ばかり繰り返す御山と、そんな御山を心配する世話焼きな同僚井元のお話です。
御山は井元が好きだけどノンケだからと諦めていて、遊びの関係ばかりを繰り返しています。
ノンケの友人に恋して諦めている設定はスタンダードだけどせつなくてすごく好きだなーと思います。でも肝心の井元のほうが何だか何を考えてるかがわかりづらく、あともう一歩惜しい作品でした。
こういうお話は最後には「俺も・・・」てなるとは思うのですが、井元というキャラは途中から押して来たり引いて来たりどう思ってるのかわからない、御山がゲイだと知ってるのに、ぺたぺたしすぎじゃないかなあとも思うし、、お見合いをすすめられてる御山にいい機会だからお見合いしたら?と進めたかと思えばお前は女と結婚してもうまくいかない、とか、どっちなの?て思います。
前からかわいいと思ってた、と言ってくれるのですが、読んでるこっちはちょっとふわふわしたキャラに思えてしまいました。
でも告白のシーンは素敵です。何より中田さんの絵が素敵なのでリーマンで同僚ものがお好きなかたにはおすすめです。
中田アキラさんはいい感じのゴリゴリリーマン描かれますよね素敵だと思います。あまり過去作品を漁ったりはしていなかったのですが、数作読んでいてどれも面白いと思えたのでこの機会に読んでみようと思います。
「独り占めの条件」
フラフラしてるゲイの御山と世話焼きな井本の話。
実は井本が昔から御山のことが好きでキスマークなどを残してくるのに嫉妬してとやかく構っていたということが、中々手を出せないもどかしい恋が良かったです♡
試しに井本に抱かれたり抱いたりする時は大抵両思いでこうでもしないと相手に気づいてもらえない、いつまでも進展がないからこその行動だと思うんですけど、まあ友人と軽〜い気持ちでそんなことする機会なんてあるものなんですかね?笑
御山の好きなタイプの条件にそれ俺じゃん!なんて言う勇気にも乾杯です笑
「俺のトリセツ」
私はあまりホストモノと言うのが好きではないのですが、なんと言うかあのぴょんぴょんした髪型とチャラチャラした格好が許せないんですよね笑
この話は割ときっちりした(?)スーツだったので読み易かったです。
この作品もですがクール攻めのわんこ(系)受けがお好きなのかな?
私基本的にワンコ受け嫌いであまり得意としないのですが、中田アキラさんのわんこ受けはきゃんきゃんするだけではなく言い返すしツンツンするので苦手な人でも読めると思います^ ^
中田アキラ先生のキャラクターは目力がすごいですよね、受けもこんな眼光に見つめられたら反らせないです✋
あと個人的に細身〜よりかは少し筋肉質な方が好きなので腕とか背中が広くてゴリゴリしてる絵柄ですのですごく読んでて興奮します♡
攻めが受けに執着してるのも良いポイントだと思います。