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2冊の本に断片化されて「くっついてから」しか見る事の出来なかった
君さえいれば…を全部読むことができて光栄です。
初見の部分の謙二郎のワンコっぷりが本当にかわいらしくて、
これは本当に二十代なんだろうかと思うくらい無邪気無垢な笑顔が…
かといってそれに対比するように耕造が大人なのか?というとむしろ大人げない(温泉卓球で炎を背中に背負ってるシーンとか)所もまたいいなーと思うのです。
当時としては斬新すぎたオヤジ受け、リバーシブルですが、
今なら時代が追い付いてくれてる気がします。
現実的な結婚問題のような結構ハードな障害を越えなければいけなかったりする
さすが麗人、な所もあるんですけど(麗人って妙にBLファンタジー度は薄いです)
これがあればもう旧版はいらないですね…
一緒についてたのはあんまり好みじゃなかったんだこれが。
随分懐かしい作品なのに古さを感じさせない、内容もオヤジ受けあり年下責めかと
思いきや、リバもので禁忌の関係も含んでる。
でもその禁忌関係も実はオヤジの亡き娘と婿養子の謙二郎との合意があってのこと。
ちょっと親子の切ない愛情も覗かせていて、エロや年の差だけで終わらない。
禁忌の関係に無見込む戸惑い、オヤジの哀愁、若い情熱、かと思えば吹っ切った後は
エロに積極的なオヤジの姿、そしてリバなのでその逆もしかり。
個人的にはオヤジが喘ぐ姿は好きじゃないけれど、鹿乃さんの作品は
受け攻めの極端なひ弱さやガタイの良さでの区別が無いので違和感もないし、
結構安心して読んでいられる。
書き下ろしもたっぷりあるし、内容が充実しているので、既読でも楽しめました。
なかなか良かったです。
オヤジものあんまり好む方ではないですが、いい具合にオッサンなのになんか可愛い性格のオッサンなので結構好きです。結構昔の作品なので絵が最初歴史を感じますが最後の読み切りで現代の絵と比較するのもまた楽しみの一つになると思います。
話の流れがなんかリアルな作品です。元々課長と一緒になりたくて課長の娘の婿養子になったけんじろうとか、まあ既に籍は一緒ですから養子縁組しなくてもすでに家族ですしね。カムアウトもして…て、なんか良い意味で現実的です。
最後ブルとコラボしててなんか、おぉ!ってなりました(笑)
1998年〜2001年に描かれた作品なので絵柄が今どきではない難点はありますが(私個人はこの時代のしうこさんの絵柄が男臭くて好きなんですけどね)、オジサマBLが盛り上がっている今こそ布教するタイミングなんじゃね?!と読み返して思いましたのでレビューします(^o^)/
年の差19歳の上司部下でなおかつ義理親子モノ。なおかつ【リバ】です!
しうこ作品はだいたい設定がモリモリすぎで渋滞を起こしがちですが、本作も然りw
モッリモリです!
しうこさんのこういうTHE関西人気質なとこ、私も同じ関西人なので嫌いじゃないです♡
一般的に女性が好きな【オヤジ】というといわゆる“オジサマ”=ジェントルマンかなと思うので、そういう意味ではちょい違うかもしれない。
個人的には、男なんぞ何歳になろうがガキだからしょうがねぇわって感じの姉御肌タイプにオススメしたいと思います。
耕造(45歳/やもめ)と謙二郎(26歳)は、同じ会社の上司部下で、義父と娘婿という間柄。
え、これでBLってドロドロインモラル系?となりそうですが、そこはしうこ先生ですからインモラルのイの字もないコミカルテイスト。「お父さんを僕にください」と娘さんに土下座するシーンから始まります。
娘の奈々子は自分がもう後何年も生きられないと知っていたので、耕造が見舞いに連れてきた部下・謙二郎が父親に片想いしていると知って、自分が死んだ後の耕造を謙二郎に託そうという算段で謙二郎と夫婦に。お話は奈々子がすでに亡くなっていることろから始まるので、娘さんの目を盗んで背徳感たっぷりに・・・みたいな展開は一切ありません。
この作品の私的萌えポイントはズバリ、
耕造が受けかと思ったら攻めだった…!・・・と思ったらリバったーーーッ!!!
っていう二段オチなところ!
リバった後も固定せずに上下左右自由自在でいてくれるのも◎
オヤジが攻めたり攻められたり♡はぁ〜なんて美味しいんでしょ♡♡♡
今読むと今どきの45歳はこんな老けてないべ?って感じのいかにもな親父風情ではあるんですが、これはこれでおっさんらしさが滲み出てるので良いかなと思ってます( ´艸`)
20年前の作品だしね。20年前の「課長」のイメージはまぁこんなでしょ。
攻め時の耕造のエロオヤジくささがツボです♡
ストーリーもしっかり濃い〜です。
謙二郎の家族(ママン、兄、弟)も登場して、1話1話がページ数以上の読み応えになってます。
長男、次男が揃って男とくっ付き、孫を抱かせてくれる唯一の息子となった三男は17歳でデキ婚。ママン(みつ子/53歳)・・・ガ、ガンバレ!(T ^ T)
「ケンジロウと歩けば… ~副音声ver.~」は、主人公が飼い犬の散歩中に次々と別の相手と致していく笑撃の総受けBL「ブルと歩けば…」とのコラボショート。
モラル60%offのブル・ワールドは【借りは体で即返す】が決まりなんだそうでw
郷に入っては郷に従えってことで、散歩中にブルにいきなり噛み付かれた耕造を助けた借りを体で即返してもらう謙二郎なのでした。(=公園での青姦)
ちなみに「ブルと歩けば…」はマジで衝撃かつ笑撃なので、これも宜しければぜひ読んでほしい!
惜しむらくは、この完全版がもうすでに中古でしか手に入らないことなんですよね。
電子で配信されているのはオリジナル版の方なので、本編を全話読むには初田しうこ名義の「懺悔」と鹿乃しうこ名義の「君さえいれば…」の2冊を買う必要があります。
「ケンジロウと歩けば… ~副音声ver.~」と「町田家再び」はこの完全版じゃないと読めません。
電子版だけでも完全版を配信してくれたらいいのになぁ。竹書房さん〜〜〜!
98年の『懺悔』に導入の1話のみ、それから表題作が01年。
シリーズとして1冊の完全版というのは、古い本を買い損ねた身には大変嬉しい企画です。
古い作品だと感じるのは作者さんの絵の変遷も勿論ですが、作者さん自身におやじ萌えというものがあまりなくて、初めてのチャレンジだったのでは?と思えるような事が単行本当初の後書きと、13年の後書きを読むとそれが見えるのです。
この話に注目するのは、娘婿とその義父という26歳と45歳という歳の差で一人の主人公が正真正銘のオヤジであるということと、2話目からリバの関係になるというところ。
ここでの親父=耕造は45歳にしては50歳代にみえる外見の枯れぶり。
しかし、おやじ萌え という自分的観点からはこの耕造はちょっとキャラクター的にはずれているような気がするのです。(あくまでも自分のおやじ萌え部分からです)
それは自分には、義父と義息という関係である以上に上司と部下の関係性の部分が強く感じられ、「おやじ」というのは外見だけのような気がするからです。
義父と娘婿という設定は、二人の関係性をすすめるのにとても進行しやすい設定だとおもいます。何より耕造が若干流されヘタレタイプなので。
なので、かえっておやじ萌えのない読者に受け入れられやすい主人公達であると思うのですよ。
リバが発生することからも対等の関係であることが見てとれるのは大変に好ましいです。
コアなおやじ萌え読者の自分からは、キャラ萌えはないけど話的にはとても上手くつくってるなと、そんな評価です。
ちょっと厳し目ですみません。ベテランの作家さんだけにちょっと厳しくなるのと、オヤジ萌えにはちょっとウルサイのです(汗)
しかし、ストーリーなどとても惹きつけるものがあり、いかにもな耕造の外見さえ受け入れられれば万人受けするおやじ作品だと思います。