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①君さえいれば
『懺悔』に収録されている短編の続編。
亡くなった一人娘の婿で、会社の部下でもある男と、男寡の恋物語。26歳と45歳という歳の差で、リバありなので、読む人を選びそうです。
今作は社員旅行に親への挨拶とイベントもたくさん。
②ライトハンドマン
憧れのお兄さんに催眠?をかけられて、知らないうちにオナニーでしかイケないカラダにされていて、彼女と続かないDKの話。
恋愛描写は薄めですが、甘めの両片想い。
1998年〜2001年に描かれた作品なので絵柄が今どきではない難点はありますが(私個人はこの時代のしうこさんの絵柄が男臭くて好きなんですけどね)、オジサマBLが盛り上がっている今こそ布教するタイミングなんじゃね?!と読み返して思いましたのでレビューします(^o^)/
年の差19歳の上司部下でなおかつ義理親子モノ。なおかつ【リバ】です!
しうこ作品はだいたい設定がモリモリすぎで渋滞を起こしがちですが、本作も然りw
モッリモリです!
しうこさんのこういうTHE関西人気質なとこ、私も同じ関西人なので嫌いじゃないです♡
一般的に女性が好きな【オヤジ】というといわゆる“オジサマ”=ジェントルマンかなと思うので、そういう意味ではちょい違うかもしれない。
個人的には、男なんぞ何歳になろうがガキだからしょうがねぇわって感じの姉御肌タイプにオススメしたいと思います。
耕造(45歳/やもめ)と謙二郎(26歳)は、同じ会社の上司部下で、義父と娘婿という間柄。
え、これでBLってドロドロインモラル系?となりそうですが、そこはしうこ先生ですからインモラルのイの字もないコミカルテイスト。「お父さんを僕にください」と娘さんに土下座するシーンから始まります。
娘の奈々子は自分がもう後何年も生きられないと知っていたので、耕造が見舞いに連れてきた部下・謙二郎が父親に片想いしていると知って、自分が死んだ後の耕造を謙二郎に託そうという算段で謙二郎と夫婦に。お話は奈々子がすでに亡くなっていることろから始まるので、娘さんの目を盗んで背徳感たっぷりに・・・みたいな展開は一切ありません。
この作品の私的萌えポイントはズバリ、
耕造が受けかと思ったら攻めだった…!・・・と思ったらリバったーーーッ!!!
っていう二段オチなところ!
リバった後も固定せずに上下左右自由自在でいてくれるのも◎
オヤジが攻めたり攻められたり♡はぁ〜なんて美味しいんでしょ♡♡♡
今読むと今どきの45歳はこんな老けてないべ?って感じのいかにもな親父風情ではあるんですが、これはこれでおっさんらしさが滲み出てるので良いかなと思ってます( ´艸`)
20年前の作品だしね。20年前の「課長」のイメージはまぁこんなでしょ。
攻め時の耕造のエロオヤジくささがツボです♡
ストーリーもしっかり濃い〜です。
謙二郎の家族(ママン、兄、弟)も登場して、1話1話がページ数以上の読み応えになってます。
長男、次男が揃って男とくっ付き、孫を抱かせてくれる唯一の息子となった三男は17歳でデキ婚。ママン(みつ子/53歳)・・・ガ、ガンバレ!(T ^ T)
「ケンジロウと歩けば… ~副音声ver.~」は、主人公が飼い犬の散歩中に次々と別の相手と致していく笑撃の総受けBL「ブルと歩けば…」とのコラボショート。
モラル60%offのブル・ワールドは【借りは体で即返す】が決まりなんだそうでw
郷に入っては郷に従えってことで、散歩中にブルにいきなり噛み付かれた耕造を助けた借りを体で即返してもらう謙二郎なのでした。(=公園での青姦)
ちなみに「ブルと歩けば…」はマジで衝撃かつ笑撃なので、これも宜しければぜひ読んでほしい!
惜しむらくは、この完全版がもうすでに中古でしか手に入らないことなんですよね。
電子で配信されているのはオリジナル版の方なので、本編を全話読むには初田しうこ名義の「懺悔」と鹿乃しうこ名義の「君さえいれば…」の2冊を買う必要があります。
「ケンジロウと歩けば… ~副音声ver.~」と「町田家再び」はこの完全版じゃないと読めません。
電子版だけでも完全版を配信してくれたらいいのになぁ。竹書房さん〜〜〜!
会社の上司の娘は心臓が悪く余命あとわずか。
主人公は娘さんの病室で頭下げながら、「お父さんを僕に下さい」「あ、お嬢さんでした」って言ってるんだけど娘さんが主人公の妻となってすぐに亡くなってます。
上司で義父とは今も一緒に暮らしていて、義父に「お父さんを僕に下さい」は嘘じゃなかったとか…。
え、それってお父さんに好かれるために病気の娘さんと結婚したんですか?
って思ってしまうんですけど…。
たとえ、娘さんの協力があったとしても娘さんの存在が可哀想過ぎます。
娘さんは本気で好きな人と結婚出来ずに亡くなってしまったわけだし…。
BLに女は要らない派だけどどんな理由があってもこの扱いは酷いです。
BLなんだから、二人がくっつくのはわかるけど娘さんの件はどうなんでしょうね。
旧版を持っていなかったので、よろこんで購入した作品でした。鹿乃先生は同じカップルの話があちこちのコミックスに収録されていることが多いので、もしかしたらこれからも『完全版』が出たりすることがあるかもしれませんね。すでに読んだ作品でも書き下ろしとかあると、ついつい買ってしまうんだろうな^^;
「お父さんを僕に下さい」という謙二郎の土下座から始まるこのお話。同性の壁も義理の親子と言う関係も、BLならではの展開でサクッと乗り越えてしまうんですが、この作品が面白いのはここからなんです!ずっと男やもめだった課長は、ノリノリで謙二郎に乗ったり乗せたりして心も体も満足しながらも、あまり深くは考えていない、いい歳して子供みたいな人です。そんな課長が「『町田』を出ます」(別れます)という謙二郎に、はらはらと涙を見せるんです。謙二郎がいついなくなってもいいように感情をコントロールしていたと。この涙が綺麗なんですよ!真面目(そう)なオヤジには興味のなかった私ですが、この涙にはやられました。謙二郎が課長を好きになったきっかけも『課長の涙』なんです。オヤジの流す綺麗な涙とリバースされてのオヤジ受け、恐るべしです!
謙二郎の兄と弟も出て来て、兄は不思議ちゃんで理解不能なんですが、弟がめっちゃ可愛くて好みですー。だけどノンケでしかも出来婚するというオチ。う~ん残念(笑)
謙二郎の言うことを本気にしない母に「謙二郎君を僕に下さい」という課長の土下座が、冒頭の謙二郎のマヌケな、だけど本心だった土下座に繋がって、読み切りだったはずの作品が素敵な完全版になっています!
あらずじだけ読むとテーマが重く感じますが、あちらこちらに笑えるコマがあり、さすが鹿乃先生だなぁと思わされます。Side Bの最後のページの『もう逃がさない・・・・そして寝かせない』が大好きです(笑)
高橋真●子さんのfor you...がふと思い浮かぶオヤジBLです。厳密にはオヤジリバBLでしょうか。
今のBL界ならばなんら疑問に思わないオヤジリバでも、当時はそんなことなかったのだろうなと鹿乃先生のあとがきから読み取ることができます。キャッチコピー「お父さんを僕にください!!」なんて、新鮮ですよね。
内容としてはどうしても義理の親子ということから、世間のことや親族のことを考えると心にズレが生まれてしまうのですが(せめてもの救いがガチ親子でないところです)、ふたりが収まるところに収まってこのまま幸せに過ごすのかなぁと感じられるところで完結しています。
いくつかのエピソードのなかで個人的にときめいたのは、もちろん「謙二郎君を僕にください」もありますがなによりは初のオヤジ受けシーンです。謙二郎がホモセクシュアルであるからこその展開ですよね。タチもネコもいけます! 両方楽しめます!
ここで町田課長が拒まないあたりも好きです。きっと相手が謙二郎だったからなのでしょうね、というか課長わりと流され型ですから(笑)後半展開が進むにつれてずるずると若さに圧倒されている感は否めませんヨッ!
エロティックなベッドシーンとギャグコマの織り交ぜ具合も絶妙ですし、安定した作画は鹿乃先生ならでは(作品が前のものですから、ある程度の古さはありますけれどもね)ですし、とにかく非常に安心して読み進められる一冊です。
過去に刊行されたものをきちんとまとめているからこそ、楽しめたお話だと思います。
描き下ろしで今のふたりが覗けるのもまた幸せですね。ケンジロウ含めて3人で結婚式あげたらいいじゃない!