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表題作青春ギリギリアウトライン

野球部のエース 檜山大成 高校2年生
クラスメイト 渡島北斗 高校2年生

その他の収録作品

  • 青春カウントダウン
  • 描き下ろし

あらすじ

意味深な視線をよこすクラスメイトの檜山から告げられたのは、「愛してる」という告白だった! !
予想していた言葉に驚きつつも、男同士の恋愛なんて信じられない渡島は、当然の如く拒絶する。
だが、めげない檜山。その一途な想いに次第に檜山を気になりだす渡島だが、素直になれない自分がいて……
友情?それとも恋?二人の関係は変化していき――! ?

作品情報

作品名
青春ギリギリアウトライン
著者
えのき五浪 
媒体
漫画(コミック)
出版社
イースト・プレス
レーベル
AZ comics
シリーズ
青春ギリギリアウトライン
発売日
ISBN
9784781610917
4

(57)

(22)

萌々

(17)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
224
評価数
57
平均
4 / 5
神率
38.6%

レビュー投稿数13

攻め様頑張りました!

初読み作家さんです。
この作家さんはお2人で活動されているようで、原作をえのきさん、絵を五浪さんが担当されているそうです。
まさに青春!高校生!という作品でした。
学校でのエピソード満載で、学ランや部活動シーンが沢山登場します。
絵柄も素朴でスッキリとしていて見やすいです。
この作品で一番印象的だったのは、攻め様の粘り強さでした。
野球部のエースで女子からもモテモテなのですが、受け様一筋、すげなくあしらわれても粘り強く頑張りました。
ほんとにギリギリのラインだったと思います(笑)。
受け様はなかなかやんちゃな所があって、リアクションも男子高校生らしい。
ツン度も高めだと思います。そのせいでデレになった時とのギャップ差が大きくてキュンキュンしました。

一つ気になったのは、ストーリーには余り関係ないところだったのですが、修学旅行の旅行先。
京都に行ったのは明らかなのですが、鹿に餌をあげてるシーンがあって、その直後に自由行動の時間になってみんなで観光しているのですが…
京都で人に慣れてる鹿に餌をあげれる所はないと思うので、きっと奈良も行って京都も行ったんだ!と思う事にしました(笑)。
この修学旅行シーンも学生らしくて良かったです。

0

THE王道の高校生LOVE

新装版を購入しました。
高校生同士の王道ストーリーなので、BL初心者でも安心して読めると思います。
いきなりの「愛してる」発言など、硬派っぽい見た目に反してワンコ属性全開の攻めでした。
野球部エースなのに、野球より断然受けが大事って言い切っちゃうのは苦笑いでした。
ただあの出会いだけで、あそこまで受けに心酔しちゃうのも不思議ではありましたが。。
とはいえ、普通の元気男子な受けは可愛いし、細かいことは気にせず高校生同士らしいわちゃわちゃ騒がしい恋模様を楽しめます。

0

野球部萌え!

とにかく私は野球部が好きなので私と同じく野球部が好きな方にはとにかくおすすです!
野球部の話がそこまででてくるわけではありせんが攻めのユニフォーム姿を見ることができて私的には凄くよかったです!
受けの子はとにかくかわいかったです。
ツンデレ?っぽい感じが凄く私的に萌えました。
2人で旅行に行くという学生設定ではなかなかないシチュエーションも見れて凄くよかったです!
とにかく受けの子の事が大好きな攻めがなんともかわいいです!

2

掛け合いのテンポがいい

男女共学高校にもかかわらず、モテモテ男子にロックオンされちゃった中の下男子君のお話。
高校2年生のクラス替え、見知らぬ男子にいきなり友達になってくれと言われて以来、熱い視線で見つめられ続けて、「なんだよ、はっきり言ってみやがれ」って啖呵きったはいいけれど、いきなり抱きしめて「愛してる」は、いくら何でも、ムリだろう。
って、この一連の流れの掛け合いがとってもテンポよくって笑える。
その先も、お約束のように体育倉庫に閉じこめられてみたり、修学旅行じゃ元カノと偶然会っちゃったりと、高校生らしいエピソードが続く。
好き好き言っていても、いきなりガツガツエチになだれ込んだりせず、本編ではキスや触りっこどまりで、初エッチが、書き下ろしの福引きで当たった温泉旅行てところも好感もてる。
高校生物としてはこんな感じが一番好きだな。
欲を言えば、檜山がもっとがっしりと男っぽくてもよかったのに。
野球部期待の2年生エースで、女子にしょっちゅう告られているモテ男感がもうちょっとはっきり伝わって欲しかったな。

2

可愛くって王道フレッシュな高校生BL

悩みも恋も望みも願いもすべてが青々としていて爽やかな一冊です。
年頃の男の子だからこその迷走や悶々とした気持ちが描かれているのでひたすらに可愛い!

思わず感心してしまったのは攻めである檜山の押しの強さ。男同士なら黙っているだけじゃあ恋愛始まりませんものね、押しも強くならざるをえないのかな。
渡島に対して一生懸命に想いを伝えようと努力していて、非常に好感が持てました。(あのまっしぐらっぷりはひとつ間違えると嫌われるコースですが、それもこれも若気の至りで可愛いのです)
野球部のエースうんぬんを除いても、こういったストレートで分かりやすい性格だからこそ女性にもモテるんじゃないのかなぁ。だから渡島も檜山を拒絶しなかったのかな、と感じます。
お勉強は苦手なようですが、檜山は<一般的な理想の男性像>みたいなものを兼ね備えているように思いました。……あとがきでも書かれていますが、渡島すきすきで残念なコ、というのも可愛いポイント!(笑)

渡島もまた可愛い子でした。檜山の押しと情熱によってずいぶん悩まされている様子でしたが、その苦悩を読者目線で見るのはとても楽しいものです。
檜山はストーリーがはじまったときから渡島のことをスキスキでしたが、渡島はゆるやかに彼に惹かれていくので、どうしても序盤は温度差を感じずにはいられません。
でも次第に嫉妬したり煩悶としたり渡島の心にも変化が見られ、ああこのふたりの恋愛は甘酸っぱいなぁ~と覗くこちらは照れくさくなっていくのです。青春、青春だわーと何度口にしたことか!
また描き下ろしでは渡島から檜山へきちんと「好き」を伝えていて安心しました。ツンデレくんですから、これはずっと甘々ターンないんじゃないのか!? なんて思っていましたので…!
石狩くんの理解も得られ、少しずつながらもふたりの関係は進展していって、そしてそのまま甘酸っぱいふたりが大人になるのかなぁとほっこりします。

評価を中立にしたのは個人的な感情でして…。檜山、強い野球部のエースピッチャーなのに、練習を仮病で休んだり試合前のときに旅行行ったりそういうのイイのかなーとどうしても納得できなかったのです。メインがラブストーリーなのは重々承知ですが、この引っかかりが大きかったため中立といたしました。

ですが爽やかで好感の持てる作風は確かなものです。
カバー下のおまけ漫画も色々な可能性を秘めていて実にいい! 渡島がオフェンスをこなす日は果たしてくるのかしら…!? アリだと私は思います!

3

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