ためらいと恥じらい(!?)が交差するオフィスラブ

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きっと恋に違いない

kitto koi ni chigainai

一定是恋爱没错

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表題作きっと恋に違いない

リーマン 二課の課長 佐々木(受攻未確定)
リーマン 一課の課長 牧野(受攻未確定)

同時収録作品おまえのいちばんイイ顔を 前・後編

AV(ゲイビ)男優 河瀬 
省庁勤務 課長  柏木雅則

あらすじ

偶然のぞいた同期の牧野のパソコンに大量に保存されていた自分の写真。そういえば出張土産を俺だけにくれたり……もしかして俺のこと好きなのか? 佐々木の戸惑いの日々が始まった――。

作品情報

作品名
きっと恋に違いない
著者
西田ヒガシ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
ISBN
9784592720645
4

(68)

(24)

萌々

(23)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
273
評価数
68
平均
4 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数16

すき

表題作がすごく好きです。
大それたことは起こらないストーリーですが、読んでいて凄く楽しかったです。
なんとも言えない絶妙なテンポと空気でした。コミカルだけどコミカル過ぎない丁度いい塩梅。会話も絵も絶妙で、二人とも可愛かったです。

起きていることはわりとくだらなくて、主人公(佐々木)が同僚(牧野)のパソコンを借りたら自分の写真が大量に保存されていて、牧野は俺のことが好きなのか? と困惑してんやわんやする話です。

金曜の夜に牧野と飲んでから土日挟んで月曜になる数ページが個人的にめちゃくちゃ好きです。
牧野の存在が佐々木の心に染み入ってしまう……。
めちゃくちゃ展開が早いのですが、このシーンの余白の取り方が上手すぎて、ウワ〜染み入ってる〜!! って感じでした(そこまでの流れも良かった)。
落ちる瞬間では無いんですよね、元々知っていた魅力を改めて噛み締めているような、そんな感じ。

全体的にセリフ多めでモノローグも結構喋りますが、騒がしくありません。本当に絶妙なトーン。

基本はコミカルですが絶妙な間合いで真面目になります。
モノローグ込みで常に何か喋っている主人公が急に静かになるんですよね……本当に絶妙に心地よい作品でした。
キャラクターも二人とも可愛かったです。

0

価値観の激変ストーリー

2作品収録

「きっと恋に違いない」
ふとしたことからの勘違い、それがどんどん膨らんで…
これは一体何なんだ? 恋か?恋なのか⁉︎
ジタバタ、ドタバタ。そして。
きっと恋に違いない。と。
このお話のおかしみは、2人が10代でも大学生でも新入社員でもなく、2人とも課長さんのところ。
きちんと仕事をしている2人が、おかしな精神状態に振り回されちゃうところ。
表紙絵の、2人向き合って汗タラリ、がピッタリ。
ことの起こりは佐々木の勘違い。ヤバイぞ俺はその気持ちを受け止められない!なんて思ってたのに、いつの間にかときめきみたいになってきて、それが牧野にも伝染った?
普通「佐々木、お前何やってんだ⁉︎」ってなる。
のになぜか俺を避けないでくれ!になるなんて。ね。
まだ始まってない。いや、もう始まってる?
2人のこれからを妄想妄想。

「おまえのいちばんイイ顔を」
クールというには冷たすぎる官僚サンが垣間見る異世界。
冷たい、というのは仕事に関して。妹さんにはアツくなる。
だがこの妹さん。バカなのか?友達の借金でAVに出ると連絡してくる。
撮影場所に飛んでいくと、お兄さんが出てくれたら妹さんは帰すよと言われ。
自分がゲイAVに出るのよ。妹〜!オマエのせいよ。
官僚さんはエリートだから、借金するヤツもAVを作るヤツも出るヤツも、皆んなクズに見える。
見えるから口にも出してののしる。だけど。というお話。
これ、展開も結末も好きだけど、やはり言葉が過ぎてるところが読んでてキツいかな。
でも今後、きっと彼は丸くなれるでしょうね!

0

気付いたら気になってしょうがない?

この方の描く人物は体型がちゃんと現実的でいいですね。

どこをいつどんなふうに好きになったのか、はっきり描かないのも作風なのかな?

なんだか意識するようになっちゃって、いつも彼のことで頭がいっぱいになって。
どうこうしたいわけじゃないし、男同士どうするのかわからないけど、どうしても気になる感じ?

おまえのいちばんイイ顔を
官僚のお兄さんが強気ですね。偏見や差別意識が次第になくなっていって。
こちらはなぜそうなるのかよくわかりませんでした。

0

コントみたいな面白さ

表題作はまるでコントのような恋の始まり。
否定したい気持ちと期待してしまう気持ちが入り交じり、空回る佐々木がすごく面白かったしなんだか可愛かった!
結果的にくっついたふたりだけど
お互いそういう雰囲気で盛り上がったのか
はじめから好きだったのか…?
牧野は佐々木のことをどう思っていたのかはちょっと気になりました。
勘違いしてチョロチョロする佐々木がツボで…
思わず笑ってしまいました。

同時収録作品もシリアスとギャグが入り交じったようなストーリー展開で面白かったです。
途中ハラハラするようなところがありながら、最後は盛大に笑わせていただきました。
素敵なカップルが誕生してよかったなと思います。

1

オチがくだらなすぎwww

表題作は同期リーマン2人の話。
ほのぼのほほえましかった。
途中、佐々木の気持ちや行動の進み方(変化)が唐突に感じることがあり、ん?何が起きたん?となったけど、私が想像力なく展開についていけていないてことかなと

もう一編のお話は何とかついていけたw
カワセのもう一つの顔が意外だったし、こちらがきっと素なのねと。
オチがくだらなすぎて(柏木も言ってる)ビックリ!ww
絶対笑わなさそうな柏木が「ぎゃはははは」爆笑していてこちらは目が点状態なったw
その後〜ラストでオールオッケー

1

恋に陥る過程は複雑

◆きっと恋に違いない(表題作)
 勘違いから始まるいい歳した男同士の恋、可愛かったです。自分の写真を大量に会社のPCに保存していたのを見てしまい、牧野に惚れられていると思い込んだ佐々木。本当はちゃんと理由があったのだけど、それを知るまで彼は勝手に牧野を意識してしまうことを止められなくて。そんな佐々木を見ている内に、牧野の方もなんだかそわそわするようになってしまう。攻め受けが予想と逆だったところも含め、2人の掛け合いが最後まで楽しい展開の作品でした。

◆おまえのいちばんイイ顔を
 AV男優と省庁勤務の官僚という両極端な組み合わせが面白かったです。妹思いなんだか世間体を気にしているだけなのか、いかにも官僚らしいお堅い柏木が、河瀬の手によって乱れるのがいやらしくて。途中までは互いに相手に本気で嫌悪感を覚えているところも良かったですね。実は河瀬に似顔絵という特技があり、一旦会わなくなってから似顔絵をきっかけに再会して、2人で大笑いするシーンが気持ち良かったです。

1

唯一無二

西田先生だなぁ
西田先生の作品てハードボイルドなのと、ほっこりするのがありますけど、どっちも西田節のおバカ加減が絶妙なんですよね。

先に同時収録の話
◾︎ おまえのいちばんイイ顔を
西田先生の作品にままでてくる真面目で融通がきかないところが滑稽で笑いを誘う人、な柏木(総務省の床から自然発生した人)が主役です。自分は柏木に近いので…というかまともに生きてる人は大体そうかもしれませんが…柏木の苛立ちにシンクロしてほんとにイライラしてきます。でもそれだけイライラした分ね、最後の開放感も同じぐらい得られるところが良い!!このタイトルが効いてくる〜

◾︎表題
◾︎佐々木×牧野 会社の同期で課長同士,30代
早々にサラッと女を口説くBL漫画がかける西田先生ってすごい。テンポよくコメディで展開しながら、かと思いきや牧野が無言で佐々木を見つめて微笑むような1ページ半も混ぜてくる。最終的には全然見えない星を見る2人に、雨まで降ってくるのがちょっと笑えて心に染みる作品が描ける西田先生ってすごい。
唯一無二ですよ、先生は。

1

安定の西田節

好きだー
これは好きな西田作品だ!
コミカル過ぎず、男同士のもだもだラブがとても可愛かった^^


【きっと恋に違いない】
課長同士の佐々木と牧野。
牧野のパソコンの中に自分の写真フォルダがある事を知った佐々木は、牧野は自分の事が好きなのでは?と思い、意識していくーーという展開です。
男同士でも相手が自分を好きなのかも?って思ったら意識しちゃうっていうのは同じなのね^^
勝手に悩んで勘違いして、月曜日を楽しみに待っちゃう佐々木が可愛すぎるじゃないか!
結局、写真は広報用のもので、それを知って一人傷つく佐々木……切ない。

しかし、牧野も佐々木のことが好きでーーという感じで両想いなのですが、その後もHについて悩んでうだうだする。
そんな様子も可愛くて、おじさん達何やってんの?って感じで、終始ニヤけてしまいました( ´∀`)


【おまえのいちばんイイ顔を 前・後編】
これも不思議な魅力のあるお話でした。
すごい深層心理が表現されていると思うんです。
魅力ある謎の男×妹思いのツンデレ官僚
こちらも男同士という感じでグッときたなぁー


やっぱり西田先生はすごい!
それを実感した一冊でした‼︎


3

どんでん返しのカップリング

「きっと恋に違いない」、
私の、初めて読んだ西田東先生の作品でした。
きましたリーマンもの、私の大好物です。
内容はよくある思い込みから、恋に発展する話です。
西田先生の作品は、出てくる受けのキャラクターが女性っぽくなくて、
それに会話も男性が話していそうな口調でリアルです。
私的にはこのカップリングは、この二人は作品の中で最後まで致していないので
リバかなと思ったり、いや結局佐々木は受けではないのか?と
思っています。
なので、それぞれ読む人によって攻め受けが誰か、変わっていくと私は思います。

1

恋に悩むリーマンの可愛いお話(^_^)

最近西田東さんにはまって、今回も作者買い。
表紙からはあんまり好みじゃないかなと思いましたが、
面白かったー!!
恋ってどこから始まるか解らないですね。

2つのお話が入ってます。
1つ目は勘違いから恋が始まってしまう
リーマン2人の話。
モノローグのように、
「なんでだ?…いやいやそんなはずは…でもやっぱり…」
と心の声?から始まるのですが、
それが本当面白い。
可愛い。
西田さんの絵は、「目、デカすぎ!」とかいう漫画漫画した絵ではなく、
(時々そういう絵が鼻につくタイプなので)
急にギャグ画になるっていう落差ある絵ではなく、
(そういうの嫌いではないんですが)
そういう、なんというかあんまり絵で説明する感じでないタイプ。
なのに気持ちがすっごい解るんですよね。
むちゃむちゃカッコいい表情したりとか、
せつない…の表情したりとか。
後、言葉もいいんですよね。
泣けてしまうわっと言いたくなる台詞だったり、
クスッと笑っちゃう台詞だったりで
読んでてすごく心地いい。
今回ももう気持ちがあっちゃこっちゃになっちゃってるのを見て、
むちゃむちゃ楽しめました。
1話目、もう可愛すぎるわー。
本当可愛かった!

2話目はちょっと無理があるかなーという設定にも思いましたが、
でも面白かった。
騙されてAV撮る事になった妹のお兄ちゃんが、
妹を庇って自分がAVに出る羽目になって、
その男優さんと…という話。
お兄ちゃんは公務員、バリバリのエリート。
相手は路上で似顔絵描きながらAVもやってますという
落差カップル。
私はそこまで男優さんに好感がなかったので、
ちょっと…と初めて読んだ時は思いました。
読み返したらちょっと好感持てましたけど。
でもお話は面白かった!!
良かったです。

西田さんの作品は本当好き。
初めて読んだ時はあんまりいいと思わなかったんですが、
読めば読むほどはまります。
絵も勿論そうですが
なんだろ、ギャグ?センスも。
書き下ろしとか読んでていつも思いますが、
「え、そこ?でも解る解る、解るわ〜笑」と思う、
ふとした笑いのセンス、
むちゃむちゃ面白いです。

今回もおすすめです!!


2

もだもだオフィスラブ

西田さんと言えばリーマン!
今作もやっぱりリーマン。
例え顔や髪型が初期から変わっていなくても、
初期からずっと読み続けている作家さんです。
なぜかフルコンプしている作家さんです。
多分この独特の、味のある画風や、
テンポや、案外良い話を描かれたりするところが好きなんだと思います。
昔の作品とか、ペーパーとか肩の力抜きすぎなヤツもありますが、
そんなヤっちまってる、
放し飼い的な感じも好きです。

表題作の「きっと恋に違いない」は、
リーマン×リーマンで、
もだもだと恋愛が進むお話でした。
良い年した二人のどたばたが面白かったです。
エロはありません。
妄想のみです。

同時収録作はAV男優×エリートリーマン(公務員)のお話でした。
こちらは西田東さんの萌えポイント?でしょうか、
ちょっとワイルドでアブナイ感じのするAV男優でした。
割とやくざとか、ワイルド系のキャラもお好きですよね。

表紙が全体がピンク刷りで、
しかもキャラの二人が見つめ合ってほほをピンクに染めてるし、
ちょっとポップな感じがいつもと違う印象を与えましたが、
内容は安定の西田東さんでしたw

3

ほ、ほっぺがピンク!?

やっと読めた~。ちょっとこれまでにないタイプの話で新鮮且つ面白かった。
何とも思ってなかった同期の男が自分に好意を抱いていたと偶然知ってしまい、動揺する佐々木と一緒になって騙されてたなあ私も。
西田さんてほんとに心理描写がお上手で、も~~まいっちゃう。
ちょっとずつ進む二人にこっちまでドキドキしちゃいました。

もう一本のお兄ちゃんものはいつもの感じなんだけど、これまた仕掛けがあって、ページ戻して見に行っちゃった。
ラフな絵の効果絶大ですね。今回はお約束4コマがあって嬉しい。
カバー下のプリクラにも大爆笑w

3

笑った

あ~面白い。初の作家さんでした。
ひょんな事から意識し始めてひとりで悶々と突っ走っていく様が滑稽で笑えつつ、ちゃんと最後は落ち着かせてくれる大人のコメディって感じです。
これからも時々開いて読みたくなる話になるなってわたし的には好みでした。
若いのように勢いだけではどうしようもない大人たちに
たまにはバカになってもいいかもね~って思わせてくれる(大袈裟かヽ( ̄▽ ̄)ノ)
いや~、癒しとなりました。週明けからまた頑張ろっと。
ほかも作品も読んでみたくなりました。

2

勘違いから? うちの課長ら 仲良すぎ♪

いや~これはもう、ジャケ買いです、正直言って。
向かい合って冷や汗かいてるリーマン見たら、買わずにいられませんでした!
リーマンもの、しかも同期でお隣の課長同士ってい~な~。
ふつう隣の課なんてライバル意識して仲悪かったりするのに。
この二人が妙~に仲良すぎて可笑しいのなんのww


簡単あらすじ
自分のパソコンを修理に出している最中の佐々木課長。
隣の課の部下に承諾を得て、外出中の牧野課長のパソコンを借りて仕事をしていた。
ふと何気なく開いたフォルダーには、自分の写真が沢山保存されている!
どうして?もしかしてあいつ…俺の事…?
その日から、妙に意識してしまう佐々木課長。
二人で同じ仕事の情報を交換したり、一緒に出張する事になったり。
なにかと関わる事の多い二人。
ふとした瞬間意識してしまうと、妙な行動をしたり想像ばかり膨らむ佐々木課長は…?


もともとそんなに特別仲が良いわけでも悪い訳でもない二人。
佐々木課長の思い込みから、話はどんどんややこしいけど面白い方向に転がり始めます。
いや~これ、本当におもしろい!
佐々木さんもいいですが、牧野さんもどんどん佐々木ワールドに飲み込まれておもしろいのなんのってwww

西田先生の描くリーマンは、本当に面白くてエロいですね♪
とはいえ、これ、キスからなかなか進展がないんですが。
そのもどかしさも最高に楽しい♪
素敵なキャリアウーマンも出てきたりしますが。
この女性も超カッコいいんす♪
このお話、是非とも続編が読みたいなぁ!

6

笑える大人のスローラブ

 課長×課長。勘違いから生まれて初めて同性を意識し、余裕ぶりながら焦&汗な2人に、笑いが止まりません。牽制しあいながらの三十路男らしいいちゃいちゃに萌え。まだ一線を越えずにいる2人の今後が楽しみです。

◆同時収録「おまえのいちばんイイ顔を」
 エリート官僚の兄がフリーターの河瀬につかまって。
乱れるエリート萌えですが、河瀬が胡散臭すぎるので、兄をよろしくお願いしますとは言えないです。兄には今後いろんな人と経験を積んでもらって、華やかに開花してもらいたいです。

4

ホッとする(-。-)

2つのお話が入ってます。
表題作は、だいたいあらすじ以上でも以下でもなく、
H度も少なめというか、ナシと言ってもいいんじゃないかと思うくらい、キスまでです。
(少なめじゃなかった、ナシでした。<(_ _)> )
「好きだよ、おまえが」「ああ、うん、俺も」と気持ちを確認しあったあとはベランダで一緒に星なんか見ちゃって、エチをする踏ん切りがつきません。
(こういう感じになれるかどうか)と妄想までもいかない想像のエッチのヒトコマがあるだけです。

もうひとつ〝おまえのいちばんイイ顔を〟
友達の借金のとばっちりでAVに出るという妹を止めるために撮影現場に乗り込んだ省庁勤務の受け(だと思う、だってはっきりやってないんだもん)。
妹を助けたいならお前がやれと言われて自慰を強要され、でもそこの〝お手伝い〟してくれた男優が気になってだんだん惹かれていくというようなお話です。
Hも、この自慰の場面と、事後なのか事前なのか、裸で抱き合ってベッドに横たわっているところくらいです。

と、こう書くと、しゅみじゃない かと思いきや、そこは西田センセイ、萌えるのです~。
それなりの年齢の男性の照れたりとまどったりする会話や表情、
セリフのない視線だけのコマから伝わる心の動きとか。

あるレビュアーさまの言葉を借りれば、まさに安心・安定の〝The・西田劇団〟です。
優しい読後感です。

8

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