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友人に勧められて手に取ったこちら。最初からラスト直前まで、なんとも言えない物悲しさというか、孤独な気持ちがずーっと漂っていて切ない気持ちがついて回るお話だと感じました。元彼伸二からの突然の別れ宣言、惹かれた朔太郎には「友人」の域を超える事ができないという拒絶を感じるつぐみ。
合間合間に朔太郎の病気に関する『もしかして?』が描写されていて、こちらもえも言えぬ不安な気持ちが膨らんでいきます。
病気のせいでこれからの事も忘れてしまうかもしれない朔太郎が、それでもつぐみと一緒に居たいと願ってくれた時は最大級の幸福を感じました。
そして最後のSS。
こちら幸せな二人のその後が書かれているんだ……とニコニコ読んでいたのですが、読みながらどんどん様子が変わっていく叙述トリックにもう……涙が止まりませんでした。
賛否両論あるかと思いますが、朔太郎がつぐみとの約束をずっと守ってくれた事、彼の頭の中、そして『朔太郎さんのこと』には若いままのつぐみが今も生きている、ということを感じ、二人にとって幸せで穏やかな時間が過ごせたんじゃないかな…と思います泣
素晴らしかったです。
作者様の作品を少しずつ読んでいます。
不朽の名作、まさにその通りの作品でした。
言葉にうまく表現できないくらい感動して、泣いた。
こんな素晴らしい作品に出会えて、本当に良かったです。
朔太郎もつぐみも、2人とも孤独を、先の不安や恐怖を抱えていたからこそ、互いの気持ちが手にとるように理解でき、相手のために身をひき、互いのために強くなりたいと決意し、数年間離れていたときも、ずっと想いが途切れなかった。
最後のSSが読めて、2人のその後を垣間見ることができて、ほんとに良かったです。
つぐみを置いて先に逝かないと交わした約束を朔太郎が守ることができたこと、記憶障害の進行はあるけど、つぐみの名前は覚えていること、記憶はだんだん薄れていくけどつぐみへの愛が変わらないこと、、、最後まで深い愛を感じることができました。
おじいちゃんも素敵でした。朔太郎のこと、見守っていてくれてありがとう……
涙で目が腫れるから、少し時間をおいて、何度も読みたいと思います。
素敵な作品をありがとうございました。
何度目かの再読です
読み返すたびに、感動と新しい気づき
そして涙
違った意味ではあるけれど、孤独な二人のお話
朔太郎さんに起こってしまった、想像もできないほどの孤独感と不安に、心が痛くて
お互いに求め合っているのに、お互いを思い合いすぎて動けなかった二人
その優しさがもどかしくもあり
その優しさが救いでもあって
二人の幸せを願いながら
最後のツグミとの約束を守ってくれた朔太郎さん
嬉しくて、少し悲しくて
きっと、これからも何度も読み返す
そして、何度も泣きたい
辛いけど優しくて、あたたかい
途中から涙が止まらなくてずっと泣いてしまった。つぐみの寄り添いたい気持ちと朔太郎の気持ちが切なすぎてたまらんかった。つぐみの紡ぐ言葉が優しくて心に響いている。タイトルもそういう事なんだなって見てるだけで泣けてきちゃう。最後のSS私は好きだった。2人で人生をつないで、最後まで寄り添い続けたつぐみと何度かその事を思い出しては忘れてしまう朔太郎の物語。
シリーズ3冊目。
裏表紙の解説で「記憶障害」ってあったから覚悟はしてたんだけど。
記憶喪失と勘違いしていて、自分が思っていた展開と全く違っていて。
1作目、2作目と繋がってはいるんだけど、どれも全然違う方向性で精神持ってかれました。
ようやく、ようやくまとまって、はぁ良かった…本編からの、SS。
あとがきで凪良先生も書いてらしたけど、意見はわかれるでしょうね。
単にハッピーでは済まないけど、確実に心に残る一冊となりました。
読んで良かった。