表題作きらきら *琥珀色のなみだ 番外編*

都を離れ山里に暮らす武士
琥珀
鐵が山中で拾った子狐で狐神様

その他の収録作品

  • 琥珀と水菓子と鐵の悪夢
  • 嘘の薬

あらすじ

商業誌「琥珀色のなみだ」の番外編でJ庭新刊同人誌です。
琥珀と鐵がまだあばら家で暮らしていた時のお話です。

作品情報

作品名
きらきら *琥珀色のなみだ 番外編*
著者
成瀬かの 
媒体
小説
サークル
ひみつの、はなぞの。<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
3.6

(3)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

琥珀ちゃんは健気だね

14/3,J庭新刊で「琥珀色のなみだ」の番外編です。
無料配布したSSペーパーと商業誌の字数オーバーで没にした短編を収録。
「琥珀と水菓子と鐵の悪夢」と「嘘の薬」の2篇入っています。

「琥珀と水菓子と鐵の悪夢」
二人があのあばら家で暮らしていた時の話で、狐神として里村に供物を
もらうことがある琥珀はその中でも桃が大好きなのですがあばら家に
あった桃は全て琥珀が食べてしまい無くなってしまったけど
また食べたいなと思っていたら、鐵に里村へ桃を貰いに行くと言われ大喜び。

大好きな桃を鐵に剥いてもらい、鐵にも食べさせたけれど何故か鐵の様子が
おかしくて、鐵は亡くした弟を思い出し、甘い桃など食べさせたことが
なかったと憂いているのです。
憂いていると言うより激しく悲しんでいると言った感じでしょうか。
何やら切ないショートでした。

「嘘の薬」
これは琥珀の精一杯の健気さを感じつつも鐵がお気の毒だと思えるショート。
風邪でダウンした鐵の為に、前に月白と鐵が話していた百薬の長の薬を
琥珀が思い出し、寝込んでいる鐵のために里村へ小さな琥珀が一人で
薬を貰いに行く話です。
結局は里村へ着く前に寝込んでいた鐵が琥珀がいないことに気がつき
琥珀を探してきてしまい、里村で倒れてしまうのですが、
小さな琥珀の健気な思いが微笑ましいショートです。

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