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表題作ゆるふわ王子の恋もよう

西脇円華,学力おバカで運動芸術の才能が高い,18才
ユーリ,賢いけど素直じゃない大学生,18才

その他の収録作品

  • ワガママ大王の溺愛
  • あとがき

あらすじ

ゆるふわ天然で、頭の中身はからっぽのオバカちゃん・保は、バリのリゾートホテルで小学生の頃一緒に遊んだユーリと再会するが…。

作品情報

作品名
ゆるふわ王子の恋もよう
著者
妃川螢 
イラスト
高宮東 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
雪のマーメイド
発売日
ISBN
9784344831094
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

天才と何かは紙一重と申しますもの

「シンデレラの夢」の続編スピンオフで、前作の受け主役玲の可愛いけれど
ちょっとおバカな教え子円華がなんと攻め主役で登場します。
前作でタイ旅行で出会っていた子供たちがスピンオフの主人公で登場するし
前作の主役二人も出てきてにぎやかに明るく楽しめるストーリーになっていました。

それに今回の主役二人のそれぞれの両親のお気楽能天気な雰囲気も楽しいのですが、
こんな両親がいたら子供は輪をかけて能天気になるか逆に反面教師的にしっかりするか
今回の主役たちは見事にそんな風になっていたように思います。

賢くてしっかり者だけど意地っ張りなユーリとよく言えば天然ゆるふわ好青年だけど
かなり頭のネジが緩んでいるように思えるアホの子円華。
その二人が今度はバリ旅行で再会し恋になる。
でもその恋は円華の性格ゆえか、ありがちな甘く切ない恋とは違うかも知れません。
円華は大学進学を控えている18歳、でも頭の中はお花畑でも咲いているがごとく
裏表の無い素直なお子様。

そんなお子様の恋は周りを唖然とさせる行動はするし言動もヤバイかも。
円華のお相手になるユーリとは再会ですが円華はそのことを忘れているのですが、
先生大好きな円華がユーリ相手に初めから追い掛け回す。
これは記憶がなくても過去の楽しかった気持ちが自然と行動させているのかと
動物的な感じで面白いのです。

ユーリは円華と再会出来て嬉しいのですが、初恋でもある円華が未だに先生べったりな
様子に面白くなくて円華が思い出しても意地を張り続けるツンデレさんです。
恋愛と敬愛、友愛と家族愛、それぞれの愛の違いがわからない円華がユーリとどんな恋を
展開していくのか、読んでいると恋と言うより動物的本能なのではとあきれる展開で
1番まともなユーリがなんだか可哀想になってしまうことも。
恋愛と言うよりホームコメディーな気がするけれど、何故か楽しい気持ちにしてくれる。

8

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