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山下瞬介の趣味はセックスだ。
そんな言葉から始まるコチラの本。
この山下くん(受け)はノンケの大学2年生で、セックスはもちろん女性と。
ほとんど相手は年上、最近は人妻が多く、今まで49人の女性と関係をもったという。
そして、最初の3ページちょっとはその説明と女性とのセックスシーン。
苦手に思う読者も多そう~~そう思いながら読み始めた本でした。
読み進めるとなかなか面白く、ページをめくる手がどんどん進んでいきました。
受けは大学の友人の兄、28歳のいかにも普通~というサラリーマン(攻め)と出会い、
からかうような言い方をされてカチンきて、
最初は一緒にいた女性を攻めの彼女と思い込んで誘惑~~。
それが思い違いと分かり上手くいかないと、
ギャフンと言わせるために、今度は攻め本人を堕としにかかる。
しかも、
8歳も年上のノンケの攻めを自分に夢中にならせ「抱いて欲しい…」
そう言わせようと(そして振ろうと)画策!
受けは格好よさをアピールしてみたり、弟路線で責めてみたりと躍起にw
その奮闘ぶりと、
大人な攻めにはてんで通用せず、どんどんドツボにはまっていく様子が可笑しいです♪
女性下着メーカーの社長で、
性にサバけた母親と受けとの親子関係の描写もよかった。
大きく影響をうけ、尊敬もしているけれど、
母を好きなゆえに本心を隠し無理をしている受けの姿がいじらしく、
攻めの存在により、親子関係にも良い影響が出て行く様子が素敵でした。
そう、
良かったところ、楽しいところはいっぱいあったんですよ。
なんですけど、最後の展開が個人的にはなんとも後味が悪くってーーーー
この本の受け、
攻めを好きになっても、付き合い始めても、女性とセックスしようとします。
それ自体もあまり気持ちよくなかったのですが、
それよりも、そういう事をしたのが攻めにバレた後の、
受けの態度やその後の展開の描き方がとても好きじゃなかったです…。
反省や攻めへの謝罪の気持ちは見られず、受けは逆ギレ。
これがいくら初めての恋と言っても、
相手の気持ちを考えるのは基本だよ~自分の気持ちばっかり優先~?
そう思ってしまって、
そんな受けに「かわいい」を連呼し、そのエロさに陥落してしまう攻めが、
素敵に見えなくなっちゃった~~
一生一緒に…途中にはそういう流れもあって、
深い愛情を感じさせてくれるお話しなのかなぁと思っていたら、
最後に浮気騒動、でもエッチして気持ちよくなってそれでハッピーエンド♪って、
単に恋の始めで盛り上がってるだけなんじゃ!?と思えて、
ものすごーーく一気に気持ちが萎えてしまいましたー……
はぁ~~すみません、
なんか溢れる気持ちのまま、ぐあーーって書いてしまってます…m(__)m
タイトルごめんなさい、批評したいわけじゃないんです…!
ただ自分の中で1番しっくりくる表現といいますか…汗
後書きで月村さんご自身がおっしゃられていたように金太郎飴作家、どの本もなんとなく似たようなキャラクターの性格、ストーリーの流れなように感じますが、私個人としてはそれがいい、毎回安心して読めると思っています。
今回のお話も容姿良し、お金持ち、モテモテで不遜な王子受けと、平凡で人当たりもいいんだけど一筋縄じゃいかない歳上攻めという、どこかでみたような、あっ、cherryのあの二人みたい(笑)
鼻持ちならない主人公が始めての恋に陥落めろめろになって、必死にツンツンを保とうとするんだけどその度、暴走してレ◎プしようとしたり、浮気しようとしたり、、、
正直どうしてそうなるの〜と突っ込みどころ満載ではありましたが、おばかなところもかわいいかなぁと受け入れることができました
月村さんの書かれる受のうじうじ悩む描写、たまにやりすぎて読んでいくのが疲れてしまうこともあるのですが、今回は許容範囲でした!
なんだかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、私はこのお話好きです!
月村さん好きの方、特にcherryがお好みだった方はぜひ読んでみてください♪
ヤリチンと童貞は紙一重だとは思うけど正しく瞬介の事だなぁ〜としみじみ。それにしても何てウブで可愛いんだろう、健がハマるのも納得です。アホでビッチなのに純情さが空回っていつも天邪鬼な態度を取る愛すべきキャラが好きなので大いに楽しめました。砂原糖子「センチメンタル・セクスアリス」がかなりツボなのでこれくらいのビッチは可愛いし、何より一途な純愛こじらせただけなので我が儘や困らせてやろうとか全く以って子供染みたところがツボります。きっと両想いになったのに浮気敢行しようとするおバカさや仕事優先した健への意趣返しとか色々と受付けない人もいるだろうけど、(受)おバカさんのが可愛くて好きな人にはたまらない一冊だとおもいます。コメディ風味も良いけど痛切ないエピがあれば尚、良かっただろうなと思いました。
読み始めはクールなイケメンだけどセックスが大好きな女癖の悪い主役が
本当の恋に目覚めていくストーリーかと思って読んでいたのですが、
受けになるヤリマン瞬介の攻めになる友人の兄である一之瀬への態度や行動が
次第にイライラしちゃいましたね。
突き詰めれば母親に愛されていないのでは?愛される為に気に入られる息子像を
必死で作り上げて、セックス大好きといいながら年上の女性ばかり相手にしてる時点で
マザコン具合が重度だと感じます。
男はみんな大なり小なりマザコンとは言いますが、自分をバカにしたと思い込んだ
一之瀬をギャフンと言わせようとあの手この手で接触するが全て思い通りにならず
仕舞いには母親に好きの反対は嫌いではなく無関心と言われ嫌いだという気持ちが
実は好きだと同義だと自覚してパニクル瞬介はチョイ苦手キャラでした。
物凄く子供じみた感じのひねくれ方がとことんまで落ちると今度はやけに素直になる。
この辺は面白いけれど、49人相手にしていても実はどこかで乙女思考の運命の相手を
探していたりする。
その50人目が男だったりするから恋だと気がつくまでかなり捻くれた行動三昧。
マザコンだけでなく、実は父親の姿に憧れるファザコンの気もあるのかと
感じてしまう内容で、どうも私にノリ切れずに読み終わってしまいました。
軽くてコミカル。
月村先生の典型的なネガティブ受けより
キャラとしては、こういう俺様だけれど実は可愛いという受けが好きかも。
セレブで美魔女な母を持つ瞬介は、ご本人も美形でモテモテ、
お相手に不自由することなく20歳にしてすでに49人切り(笑)
恋なんてくだらない物に振り回されたりしない、と思いながら
実は密かに運命の恋人を夢見ちゃっていたりする。
そんな彼が気になって仕方なくなっちゃうのは、大学の友人の兄・健。
瞬介からすれば、単なる凡人なはずだったのだけれど……
カッコ良くクールに決めているようでいて、瞬介は実は温もりが恋しいお子ちゃま。
生まれて初めて気持ちがときめいて、どうしていいか分からなくなって、
意地を張って、三段跳びでトンでもない方向にすっ飛んで行く様は
呆れるしかないオバカさだが、なんとも可愛い。
健が繰り返し「かわいいね」と囁かずにいられない気持ちがわかるわ〜。
自分が突っ込む方!って頑張っちゃっているのも可愛い、
後半その決着はつくけどね。
『Cherry』がお好きだった方は、
結構彼が気に入るんじゃないかな?と思うけれど
ただ、文字通りチェリーボーイだった直希と違って、
こちらは心は初でも身体の経験だけは豊富で、
そっち方面でもアホなことをしでかすので
その辺りで好き嫌いは分かれるかも。